本当にお待たせしました。
この作品を読んでくれてる方には本当に感謝していますm(__)m
あと、今回は近藤がキモくなってます。
もうね、自分で書いててキモッてなりましたからね...
それでも良ければどうぞ
「やめてェェェェェェェェ!!?来ないでかけないで近づかないでェェェェェェェェェェ!!?」
「待ちなさい!ワルゴールドの手先、『ゴリゴリゴリクソン』!!」
「ゴリゴリゴリクソンってなに!?なんでゴリ増えてんの!?」
近藤は硫酸片手に追っかけてくる与次郎から逃げていた。
「おかしくない!?なんで公園入ったら女子中学生とリアル鬼ごっこしなきゃなんないの!?人生ハード過ぎるよ!?」
「もういい加減諦めなさい!今なら命は助けてあげるわ!」
「そんな物騒なもん片手に追っかけてくるやつを信用できるか!?」
近藤が必死に走っていると
「あれ!?行き止まり!?」
どうやらめちゃくちゃに逃げ回っていたせいで逃げ場の無いところに来てしまったようだ。
「さぁ、観念してこの世界から立ち去るのよ」
「いや立ち去れるなら今すぐにでも去りたいよ!?その為の道が無いんだって!?」
「あくまで混沌を呼び起こすまで帰らない訳ね。なら私が送り返してやるわ!」
ビッと決めポーズを決めて近藤に近寄る。
(くっ!ここまでか...!)
対策の無い近藤は天を見て3Zの事を思い出す。
(すまねえなぁトシ、総悟...俺ぁここで作品リタイアするみたいだ...後の事は任せたぞ...)
そして内ポケットから一枚の写真を取り出す。
(お妙さん、貴女の近藤はこんな時でも貴女を忘れてた事はありません...だからせめて、死ぬときは看取ってください...)
「さよなら...お妙さん」
そして覚悟を決めて身を委ねていると
「?誰その写真の人?」
それに与次郎が興味を示し、近藤からサッと奪い取った。
「あっちょ!?」
近藤は慌てて取り返そうとする。
「この写真の人、何処かで...あっそうだ!」
お妙の写真を見て与次郎は何かを思い出す。
「この人はワルゴールドの妃 『暗黒物資女王(マタークイーン)』だ!」
「えっ?」
近藤はそれを聞いて呆ける。
(え?なに『暗黒物資王女(マタークイーン)』って?お妙さんそんな二つ名持ってたってけ?)
等と近藤が困惑していると
「これは重要な手がかりだわ!これでワルゴールド打倒に一歩近づける!」
そう勢い付く与次郎とは別に近藤は別のことを考えていた。
(待てよ?この子がお妙さんに会いに行く?こんな殺人じみた事してくるやつが?そしてお妙さんを探す理由は恐らく俺と同じ目的...ということは、こいつはお妙さんを...!)
「こうしちゃいられない!早速こいつを探しだして「待てよ」ん?」
お妙を探しだしに行く与次郎の肩を掴み止める。
「何?私忙しいんだよ?貴方は見逃してあげるからひっそりと暮らしなさい」
興味が無くなったように冷めた目でみる与次郎を近藤は
「てめえ、間違ってもお妙さんに手を出そうなんて考えてねえだろうな...?」
そう言いながら睨み返した。
「手を出す?違うわ!私は成敗しに行くの!そして二度とこの世界に来ないよう改心させてやるわ!」
そんな近藤の態度など意に介さない様に言う与次郎に近藤は一息置いて、
「仕方ない...たとえ女子供であろうとも、お妙さんに危害を加える輩を放っておけはせん」
「じゃあ何?私と戦おうというの?止めなさい。私は正義を愛する者、敵であっても無駄な争いしたくないの!」
まるで自分が正義の味方のように言う与次郎に対し
「なら俺は悪になる。そうすりゃ俺は君を邪魔する大義名分が出来るわけだ。悪は正義の邪魔してなんぼだ」
「流石はワルゴールド手先!正義の邪魔するなんて最低の極みだわ!」
再度近藤に興味を示し、今度は硫酸と鉄パイプのセットで構える。
「なんとでも言え。愛する女性を傷つける正義を止めれるならワルゴールドでもゴリゴールドでも手先だろうがなってやるさ」
そう言いながら懐に手をのばす。
(何を出すの...?武器?バナナ?それともスキル?)
そして取り出した物は...
「...え?」
見るなり与次郎は呆気にとられた。
何せ近藤が取り出した物は...
「遂にこれを使うときがきた...」
リコーダーだったからである。
(リコーダー?ハッ!?まさかワルゴールドから与えられた魔神の笛(ギガンテス・フルート)!?だとすればあれを止めって笛に何か文字が...)
与次郎は目を凝らして見るとこう刻まれていた。
『志村妙』と
「いや人のォォォォォォォォォォォォ!!!?」
これには与次郎も驚かざるを得ない。
何せ切り札のように出した物が自分のでもなくましてや魔神の笛(ギガンテス・フルート)でもなく
他人の、それも女性の物であろうリコーダーなのだから。
(何こいつ!?懐から他人のリコーダー取り出したんだけど!?あれ持ち歩いてたの!?そしてあれを何に使うつもり...)
と、与次郎が驚愕の真実に困惑していると近藤は
パクっ
(くわえた!?何の躊躇いもなく!?)
それを見た与次郎はその光景に吐き気さえ覚える。
まあゴリラが急に女性のリコーダーくわえた光景を目にすれば当然の嫌悪感なのだか...
(うっ!?あれ私のじゃなくて良かっ)
等と思っていたら
ピィ~ヒョロロロ...
(吹いた!?しかも凄い真剣な顔で吹いてる!?しかも口モゴモゴいって...まさか舐めてる!?笛吹きながら口の中でものっそい舐めてる!?)
まさかの追撃をくらい胃の物が喉のところまで上がってくる。
(うぷっ!?ダメ...!私にはあれを相手取るなんて出来ない...!)
吐かないよう堪える与次郎に対し近藤は
「ガーハッハッハッハ!どうやら俺のお妙さんへの愛に敗北したと見える」
豪快に笑いながらリコーダーを吹く。
実際こんなの見せつけられれば誰だって気持ち悪くなるだろう。
しかもそれに気づかないとなるともう近藤が悪と言っても誰も疑わないだろう。
だがこんなことでは近藤のお妙への愛情?は止まらない。
「君にはお妙さんを二度と手を出せないよう、俺がお妙さんの素晴らしさを教え込んでやろう!」
そう言うと今度はリコーダーをひたすら吹き始めた。
それも、とてもリコーダーから出るとは思えない不協和音で。
「うああああああああああああああああ!!!?」
あまりの音に与次郎は立っていることもままならない。
(くっ!?なんて音なの!?これが暗黒物資王女(マタークイーン)に魅せられた者の力...!そして私には見える!ゴリクソンから発せられる邪悪な波動が...!)
与次郎は深く近藤のオーラを読み取り、その根源を叩く...という設定で倒そうするが、
ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー ラヴィラヴィラヴィニュ ラヴィンニュー
「って何これェェェェェェェェェェェェェ!!!?」
読み取ったらこれである。
ラヴィンニューが無限の如く発せられ、その中心にはでっかい文字で「お妙さん」と。
「どんだけ執着してんの!?もう一種の呪いじゃない!?ストーカーもビックリの一方的愛情表現だよ!?」
もはやラヴィンニューという言葉が精神攻撃呪文にしか聞こえてこないくらいである。
「こんなんもう世界書き換えるほどの...!?」
そこで彼女の妄想内で新たな設定が出来上がる。
(あのラヴィンニューは全身のオーラを口に収束して出している。だから口を塞げばなんとか...いや、そんなことをしたらゴリクソンの体が持たなくなり周りにオーラが放出、最悪世界がラヴィンニューに侵食されてしまう...!)
どんどん設定が出来上がり脳内で納得していく何とも出来た頭脳である。
(でも私には...どうしようも...)
自分の無力さに歯痒さを覚える与次郎。
(サヨナラ、世界...せめて私の代わりに誰か彼を...)
そう考えていると
「ホレ、立てるか?」
誰かに手を差し伸べられた。
与次郎が見上げると
「えっ...」
そこには先程のオーラが嘘のように消え去った近藤がいた。
「いや~ホント、大人げないとは思ってたけどな~。お妙さんのことになるとどうにも...」
頭をガジガシと掻きながら言った。
「な、なんで私を...」
与次郎が聞くと近藤は
「なに、このくらい笑って流せる様でないとお妙さんとは釣り合わんからな!」
そう言って豪快に笑ってのけた。
「おっと、そろそろ行かねーと」
そう言って与次郎の手を引っ張り、立たせると
「そんじゃ、またいつか」
そう言って走り去っていった。
というか、それが出来てもお妙は振り向かなそうだが。
その代わりといっては何だが...
(キュン...)
こっちは効果があったようだ。
与次郎はぶつぶつと呟きながら考えて
「ということはゴリクソンはワルゴールドにゴリラの呪いを掛けられた異国のお忍び王子様というわけね!」
そう結論ずけた。
「なら話は簡単ね!」
与次郎は天を見上げ、
「私が妃になって聖なる力で元の姿に戻してあげるわ!!」
ガッツポーズをして高らかに宣言した。
近藤勲。
この作品のバトルシーン?の第一号でもあり、
恋愛フラグを建てた第一号でもある。
今日の敵は明日の恋人(とも)
前から誰にフラグ建たせようか考えてたんですが。
その時にこのネタが浮かんだのでこうなった訳です。
まさか近藤から建てるとは思うまい!ってな感じで。
そんなわけで13話でした。