『迷宮都市オラリオ』
ここはダンジョンと呼ばれる地下迷宮の上に建てられた都市である。そのダンジョンを管理する中核がギルドと呼ばれるものだ。僕たちヒューマンその他の種族
「はぁー、二千ヴァリスか...いつも通りって言えばいつも通りだけどこれくらいのお金じゃ、新しい武器も買えないな」
そして僕、ベル・クラネルは小さい頃から育ててもらった祖父に"男ならハーレムを目指さなきゃな!"と言われ一年前に祖父が死んだ後に残ってあった財産を持ち自分の村を出た。
もともと僕は、お伽話に出てくる英雄などが好きでよく祖父に読み聞かせられた。そしてその話の中で英雄達の可愛い女の子との出会いをもっともよく覚えていた。そうしてなんだかんだで僕は、祖父が今まで聞かせられた話のように英雄になって可愛い女の子達とイチャラブしよう!と夢を追いかけてきたのだが....
「神様のご飯今日なににしようかなあんまりお金を使わないようにしないと」
この通り毎日生きるので必死なのである。人生思うようにいかないものだとよくわかった。
そして細い道を歩いていくと、目の前に錆びれた教会が建ってある。...そう、これが僕の....いや、
僕は、教会の中に入り一番奥の地下に続く階段を下りそこにあるドアを開けた。
「神様、帰ってきましたー!ただいまー!」
そこは、パッと見ては地下だとはわからない生活感の溢れる少し広めの部屋そしてそこにある紫色のソファーに寝転がっていたのは黒い髪で僕より身長が低く自分の妹だ。と、言っても十分通用する女の子だ。
「やぁやぁお帰りー。今日はいつもより早かったね?」
「あはは...実はダンジョンでリアルな鬼ごっこをして死にかけまして...」
あんな鬼ごっこ二度とごめんだ。
「おいおい、大丈夫かい?君に死なれたらボクはかなりショックだよ。柄にもなく悲しんでしまうかも」
いや、柄にもなくって結構柄にもあっていますよ?
少女は怪我はないかい?と言いながら僕の体を触ってくる。
「大丈夫ですよ。神様を置いて死ねませんから。というか僕が死んだら神様餓死しそうですし」
「失礼な!ボクだって料理くらいできるよ!!.....たぶん」
たぶんできる料理をやらないでください。すごいものができそうだから...。
この先ほどから僕が神様と呼んでいる少女、見た目はどこから見ても美少女だ。綺麗な黒い髪が耳を隠すほど伸びており横からはツインテールが作られ腰ぐらいの高さまである。
そして、白いワンピースのような服からでもわかる背丈には似合わない大きな胸につい目を持って行かれてしまう。
ちなみに僕が少女を神様というのは見た目が可愛いからじゃない正真正銘少女は、《神》なのだ。
僕達とは、位...いや次元が違う存在
「それじゃあ今日の稼ぎはあまり見込めないのかな?」
「いえ、ドロップが多くて稼ぎはいつもくらいですかね」
「う....ま、まあいいさ。これを見るんだベル君!」
「そ、それは!!」
そこにあったのは、そう伝説の....
「露店の売り上げに貢献したってことで大量のジャガ丸くんを頂戴したんだ!今日は、パーティーだぜベル君!!」
そう、伝説の中はジューシー外はサクサク何種類もの味がある老若男女に人気がある。ジャガ丸くんだった。
「神様すごい!」
実は、このスゴイお方はヒューマンのお店で普通にアルバイトをしているのだ。
では、なぜそんなスゴイ神様がここにいるのかというと実は、もっといっぱいこのオラリオに神様はいるのだ。神様達が暮らしていた『天界』そこは、僕達が浮かべるような楽園らしいが神様達がその『天界』に飽きてしまったらしい。そして、あることを考えた。
「あ、なら下界に降りればいいじゃん!」
下界つまりは、僕達が住む世界に降りてきた。そして子供達と同じ地位かつ同じ能力で、彼らの視点に立つ。という自らが完璧すぎるゆえに僕達不完全な者達に興味がわいたのだ。
そして、僕達のご先祖様はどうぞどうぞとこっちの世界に招き入れたらしい。
「にしても、僕達の【ファミリア】に入りたいって人いませんかね?」
「うん、どこの【ファミリア】でも、授ける『恩恵』はいっしょなんだけどなー」
【ファミリア】
これは、言えばその神の派閥だ。僕の場合は、目の前の神ヘスティアだから【ヘスティア・ファミリア】。アイズ・ヴァレンシュタインさんが所属する【ロキ・ファミリア】だから神ロキがいるということになる。
そして、神様達はこの下界にて力を使うことを禁じられている。しかし、ある一つの力だけ使うことを許されている。それは...
「神様、今日の【ステイタス】更新してください!」
この【ステイタス】というものこれは、神様達の【ファミリア】に入るときの儀式みたいなもので、これを受けると自分の力が上がりそれはダンジョンなどいろいろなことで上がる。
攻撃すれば筋力。魔法が使えれば魔力。ずっと走れば敏捷などといったものが上がる。というかこれを受けて初めて神様の【ファミリア】に入ったということになるのだ。
「うん、そうだね。でもごめんね?こんなポンコツな神で」
「何を言っているんですか。神様が声をかけてくれないと僕はのたれ死んでましたよ。僕は、神様と会えて幸せですよ」
「べ、ベル君!君ってやつは...なんていい子なんだい!!よし今日も張り切って【ステイタス】更新いってみよー!」
二人でオオーといいながら笑いあった。まったく本当にいい神様だ。
そして、僕はそばにあったベットに上を脱ぎ背中を上に寝転んだ。【ステイタス】は背に書き込むらしい。最初は、恥ずかしかったが今xはもう大丈夫。
「そういえば死にかけたといっていたけどいったい何があったんだい?」
「ああ、実は...」
今日の出来事を神様に話すと
「はぁー、出会いを求めて下層にって...君はダンジョンにほんと何を求めてるんだい?あんな巣窟に君の望んでる生娘なんかいるはずないのに」
呆れられため息をつかれた。
「いや生娘って.....というかいきなり僕の夢を壊さないでくださいよ!?エルフだって自分の認めた人以外肌を触らせないっていうくらいだし!」
いきなり子供の夢を破壊しようとしてくる神様に少し涙目になる。
「それにその、アイズ・ヴァレンシュタイン、だっけ?そんなに強くて綺麗なら他にも男が言いよっているはずだ。一人や二人くらいお気に入りがいるだろう」
「んー...あの人の場合確かに綺麗で強くてスゴイんですけどなんていうか憧れ?の方が大きいと言いますか...」
「ふぅーん...まぁ、【ロキ・ファミリア】って時点でヴァレン何某とかいう女とは婚約できないけどね」
「......」
前言撤回この神様は、以外と意地悪だ。だって何度も言うが全力で子供夢を壊しにくる。
「まぁ、ベル君そんな一時の気の迷いなんて捨ててもっと身の回りを確かめてみな?きっと君を包み込んでくれる優しい人がみじかにいるはずだよ?」
「そんな人がいるのなら早く会ってみたいですけどね...」
「むー、はい、終わり!まぁ、そんな女のことなんか忘れてすぐ近くの幸せを探してみなよ」
「酷いな神様...」
てかなんで怒っているんだろう?
そして、僕の【ステイタス】が書いてある紙を渡された。
ベル・クラネル
Lv.1
力:I82→I91
耐久:I26
器用:H138→H140
敏捷:H150→H175
魔力:I0
あぁ、絶対にあの牛に追いかけられたからだ敏捷の伸びがスゴイ。
これが、僕の【ステイタス】基本アビリティー『力』『耐久』『器用』『敏捷』『魔力』の五つに分かれている。
そしてSからA、B、C、D、E、F、G、H、Iの10段階に分かれており、この段階が高ければ高いほど僕達冒険者の能力が強化される。
そして『レベル』。これは何か偉業を成し遂げれば上がるらしいが、とにかく上がればメチャクチャ強くなるらしい。
「はぁー、敏捷以外はあんまりだな」
「まぁ、まだまだ伸び盛りだ。もっと頑張っていきなよベル君」
「はい....ん?神様このスキルスロット何か消しましたか?」
「え?あーいや、少し間違ってね。いつも通りだよ」
そういい神様は、ベットから背を向けた。
うんわかってたけどね!でも、少しは期待してたんだよ!?
僕は、もう一度ため息をつくとキッチンの方に夕飯の支度をしに行った。
ヘスティアは、うなだれていた。先ほどからベルの【ステイタス】のせいだ。
(....あーいやだいやだ。彼が他人の手で変わってしまうことが)
そう思いながら自分の黒い髪をかき乱す。そして先ほどのベルの【ステイタス】が書かれた背を思い出した。
ベル・クラネル
Lv.1
力:I82→I91
耐久:I26
器用:H138→H140
敏捷:H150→H175
魔力:I0
《魔法》
【】
《スキル》
【
・早熟する。
・
・
【
・
・
・
まったく最初のやつだけで謎なのに後のあれはなんだい?
そう考えながらも今はベルに伝えるのをやめておいた。