ダンジョンに夢を求めるのは間違っているだろうか   作:虎神

6 / 27
第6話

『ごおぁ!』

 

「うるさい!」

 

シルさんの店の手伝いを終え僕はダンジョンに来ていた。先日おった怪我はもう痛みを感じない。

 

『グア!』

 

「っは!」

 

そして僕は今、ゴブリンの相手をしている。ゴブリンは飛びかかってくるが僕はそれを避け距離をとる。

 

『グアアアア!!!』

 

ゴブリンがいきなり叫んだ。

....嫌な予感しかしないんだけど

そして僕の予感は的中し僕の後ろから2階層から4階層にかけて出現する『ダンジョンリザード』というヤモリ型のモンスターが2体現れた。

 

「なんで種族違うのに!?何、友達かなにか!!?」

 

『『『ゴアァア!!』』』

 

前にはゴブリン後ろはヤモリ昔の僕だったら絶望的なのだが

 

「....今は、お前達でためさしてもらうよ」

 

そういい僕はゴブリンの方に弾丸のごとく特攻する。ゴブリンは先ほどと同じ飛んできたが今の僕が食らうわけもなく逆に飛んできたところを横腹を蹴り飛ばす。

 

『グギャ!』

 

ゴブリンは声をあげ壁に叩きつけられた。そして僕は後ろから飛びかかる二つの影を確認しナイフを振り返りざまに投げる。もう一体はしたから殴りつける。2体のヤモリはどちらも地に伏せる。

 

「じゃあね」

 

僕はゴブリンの首を思いっきり蹴る。首からボキッと音がしゴブリンは動かなくなった。頭にナイフが刺さったダンジョンリザードがまだ動いていたため刺さってあったナイフを掴み頭から背の方に切り裂いて行った。

 

『グギャア!』

 

残っていた奴が地を這って突進してくる。それを僕はジャンプし空中で回転しながら(・・・・・・・・・)首を持っていたナイフで斬りとばした。

 

「ふぅ〜終わったぁ....にしても」

 

僕はナイフを後ろに直し持っていた手をギュッと握りしめる。

 

強くなっている。

 

僕はそう思った。

今まででもゴブリン程度なら五体いけたこともあったが今回はタイプの違うモンスターを複数相手しても勝てた。

 

確実に強くなっているそう思うと嬉しいな....

 

そろそろドロップアイテムなどが袋いっぱいになってきたので本日4度目の換金のため地上に向かい歩いていく。今いる階層は4なので1階層まで登っていく。

 

「にしてもしんどいなぁやっぱり何度も地上に行くのはサポーターでも雇えればいいんだけどお金ないしな」

 

サポーターとは、言えば荷物持ちである。自分が持てる魔石などは限度があるため代わりに持ってもらう。しかし噂では、サポーターは冒険者に嫌がらせなどを受けることが多いらしい。同じダンジョンに潜る者同士なのに...。

 

「あ、ついた」

 

歩いていると1階層の大広間《始まりの道》についた。ここは横幅がとてつもなく広くモンスターなどがいない安全地帯だった。ここにき僕は先ほどまであった体の重りをとった気分になった。

周りには、僕の装備とはレベルが違うエルフやドワーフの冒険者がいて改めて自分の装備に顔が引きつった。そしてその奥に大きな箱などが積まれておりそこに大きな檻のような物がある。恐る恐る中を覗いてみると

 

『グルルルルル....』

 

「んな!?」

 

そこにいたのはここにいるはずのないモンスターだった。しかしなんでモンスターが閉じ込められて...

 

「今年もやるのか、アレ」

 

怪物祭(モンスターフィリア)ねぇ」

 

「あんな催し飽きずに続けて、意味あんのか?」

 

「バン!と見世物だろうな」

 

そのような話し声が聞こえた。....怪物祭?

聞いたことがない単語があり僕は首を傾げた。ならこのモンスター達はその祭に必要なモンスターってことなのだろうか?そして僕と同じくこの光景を見ている見知った顔があった。

 

(あっ.....エイナさんだ。周りには他のギルド員もいるし仕事かな?)

 

見る限り忙しそうだし話しかけるのはよそう。

そう思い僕はそのまま換金所に向かい換金を済ました。神様そういえば少しの間帰ってこないんだっけ?僕は、今日どこで食べようか悩み換金所を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おお、貧乏神...ゴホン武神のタケミカヅチさんじゃないかw」

 

「おお、久しぶりだな武神...ゴホン貧乏神のタケミカヅチさんw」

 

「お、お前ら...」

 

ところかわってここは大きな会場。壁には悪趣味な像の絵が描かれその他は白い壁で統一されている。

ここは【ガネーシャ・ファミリア】の本拠地、今日ここではボク達神のパーティーが開かれていた。

 

「まったくうるさいな。ボクは、忙しいっていうのに...「あら、ヘスティア」ん?あ、ヘファイストス!」

 

声をかけてきたのは右目に黒い眼帯髪は炎のように赤く長さは腰ぐらいの長さの女性だった。

彼女は、ボクの天界からの親友ヘファイストスここ下界で【ヘファイストス・ファミリア】という鍜治専門のファミリアの主神である。

彼女のファミリアの武具は最高級品ものばかりで手練れの冒険者達には大人気らしい。

 

「ヘファイストスちょうど君に会いたかったんだよ!」

 

「そう、私はもう少しマシな(・・・)姿をみたかったけれどね?」

 

そういい彼女はボクの持っているものを見た。

 

「な、何がだい?ボクはまったくもってふつ...「あんたのその手に入っている料理いっぱいのタッパが普通なら私は涙が出るよ」...う、こ、これはもし残るのならボクが有効活用と...」

 

「はぁ、何が有効活用よ。まったく...それより私に会いたかって?言っとくけどもう1ヴァリスもあんたには貸さないわよ?」

 

「う...ボ、ボクが親友の懐をあさる女に見えるのかい?」

 

「ええ、見えるわよ」

 

即答した!?

確かに僕はここ下界に来たばかりの頃はヘファイストスのとこで....うんまぁーいろいろと迷惑はかけたけどだからって即答はないだろう!!?。

 

「ふふ...相変わらず仲が良さそうね?」

 

ボクが内心結構傷ついていたとき横から声をかけられそちらを向くとそこには『美』がいた。宝石のように輝く銀髪で水のように下に流れ腰下まで伸びておりおそらくおよそ女性が考えうる完璧な体の黄金律で、顔のパーツも整いすぎている女性がそこにいた。

 

「げ....フレイヤ」

 

「コラ、ヘスティアげとは何よげとは」

 

「ふふ...いいのよヘファイストス久しぶりね」

 

彼女はフレイヤ見た目どうり『美』を司る神であり、ここオラリオで

最強の一角のファミリア【フレイヤ・ファミリア】の主神である。

まさか、彼女に会うとは....

 

「ヘスティアも久しぶりね?」

 

「う、うん...でもボク君のことが苦手なんだ」

 

そうボクは彼女が苦手なのだ自分でもなぜだかわからないがしいて言うなら何を考えているかわからないというところだろうか?

まぁ一番苦手というか気にくわないあいつがいないからい....「おーい!ファーイたーん!フレイヤー!ドチビー(・・・)!」

 

「まぁ、ボクにはもっと苦手どころじゃない奴がいるけどね!」

 

「あら、それは穏やかじゃないわね」

 

そこには朱色の髪と朱色の瞳をした女神が大きく手を振りながら走ってきた。

 

「あら、ロキ」

 

「おーうファイたん久しぶりやなぁ〜...あ、ドチビそこにいたんか背が小さくて見えんかったわ」

 

こいつはボクに喧嘩を売っているんだな?よし買ってやろうじゃないか!

 

「へぇー、さっきドチビーって言ったのにここに来た瞬間ボクが見えなくなったのかい?物忘れと老眼....ッブ!まったく一度医者に行った方が良くないかい?」

 

ブチ....ロキから何かが聞こえた。

ヘファイストスの方はまたか...と頭を抱えフレイヤはいつも通り微笑んでいる。

 

「おう、そりゃえらい悪いのうでも安心してな私の見えないのはへから始まるドチビで貧乏でおまけにパーティーやのにドレス一つ来てこない駄女神だけやから気にせんといてド・チ・ビ!」

 

((ウゼェぇぇぇぇぇぇぇぇ))

 

「なんだまたロリ巨乳とロキ無乳か?」

 

「いいぞーもっとやれ!」

 

「ロリ巨乳が勝つに10000ヴァリス!」

 

「ロキ無乳が最後に泣きながら帰るにソーマ一本!」

 

「ならそのロキ無乳を俺が抱き寄せ慰めるに全財産!」

 

「「「「「賭けじゃないだろうが!」」」」」

 

他の野次馬どもは何か言っているが今は気にしない今気にするのはこの目の前に立つ無乳(ロキ)のみだ。

 

「ふん、どうせボクがここに来るのを聞いてきたんだろうがまったく暇なことだね?本当まったく...わざわざ自分の無乳(コンプレックス)を見せにくるとわなね!」

 

「んな!?」

 

「本当少し嫌いは分けてあげたいよ。こんなの持ってても肩がこったり重いだけだからね!」

 

そういいボクは自分の胸を腕で持ち上げる。

 

「大体その母性0でいったい何人の男を絶望させてきたんだい!?絶壁で絶望とか君は笑いのセンスがあるね!あ、今ボク上手いこと言った?」

 

「全然上手くないわボケェェェェェェェェェェェェ!!」

 

「ウギュううううっぅぅぅぅぅぅ!!?」

 

ついにロキがつかみ掛かってきた。

ロキはヘスティアの頬を縦横と引っ張る。ヘスティアも抵抗するが自分の短い腕では、ロキまで届かない。しかしその時にヘスティアのアレは揺れる。ロキの目の前で揺れる。ロキはそれを見目が揺れる。

 

「う...きょ、今日はこれくらいにしといたるわ!」

 

(((((めっちゃ動揺してるな)))))

 

だれの目から見てもロキはあたふたとしながら出口に向かう。そして最後に....

 

「もう二度とボクの目の前にそんな貧相な(もの)見せるんじゃないぞ!!」

 

「おぼえとれよぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

ヘスティアの一撃で幕を下ろした。

 

「にしてもほんと変わったわねロキ」

 

「そうね昔は暇つぶしによく他の神に戦争ふっかけていたものね?」

 

天界時代のロキはそれこそめちゃくちゃで「暇やなぁ〜...よし!誰か〜戦争しようや〜」みたいな奴だったが

 

「きっと子供たちが変えてくれたのね。そういえばヘスティアあなたのとこに一人入団したそうねいったいどんな子なの?」

 

フレイヤがとうとつに聞いてきた。

 

「ほんとにベル君はいい子だよ!兎みたいな子でね髪は白くて目が赤いんだよ!ね?兎みたいだろう!!」

 

僕は、フレイヤに顔を近づけてそう言い放った。

 

「そうなの...よかったわねヘスティア絶対に大切に(・・・・・・)しなさい?」

 

なんだ今フレイヤの目が...気のせいか?

 

「もちろんだよ!」

 

「ふふ....そろそろ私は帰るわね。聞きたかったことも聞けたし」

 

「あら、もう帰るの?それじゃあねフレイヤ」

 

「じゃあねフレイヤ」

 

ボクとヘファイストスは、フレイヤに手を振って見送った。

 

「で、聞きそびれたけどあんたの用っていうのは?」

 

そう言われ本来の頼みごとをヘファイストスに言う。

 

「ヘファイストス...ボクの子に武器を作ってくれないか!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。