ラブライブ! 過去と今   作:頭文字F

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第1話です!
まずはプロローグから始まります。


第1章 回想
第1話 どうしてあの子が


俺はあの日、ある出来事を通して人生で初めて "決意" をした。

 

あれは俺、相沢 駿(あいざわ しゅん)が小学校6年生の時のことだ。

 

 

キーンコーンカーンコーン

6時限目の授業がやっと終わった。

 

「なあ、駿!今日さ、運動場で遊んでいかね?」

 

こいつは友人の加藤 智樹(かとう ともき)、とても元気で明るく、クラスのムードメーカー的存在。こいつの明るさに助けられた奴も俺のクラスに数十人居るほどだ。

ちなみに、幼稚園からの仲だったりする。

 

 

「いいね!何のスポーツするの?っていうか、僕なんかが入っていいの?」

 

「何言ってんだよ!友達だろ!!」

 

その時の俺は、人見知りで、友達も少なかった。

このことから、人を呼ぶ時は苗字に、「くん」や「さん」をつけていた。

当時は、友人の智樹でさえも苗字で呼んでいた。

そして、智樹がいってくれたこの時の言葉は、今でも記憶に焼き付いている。

 

(あぁ、やっぱり加藤くんは優しい。人を馬鹿にすることもないし...)

 

「じゃあサッカーしようぜ!...あっ!駿はサッカー苦手だったっけー?」

 

(速攻前言撤回だ...わざと馬鹿にしてる...)

 

「馬鹿にするなー!」

 

「ごめんごめんw さ、さっさと運動場行こうぜ!」

 

「うん!」

 

そして智樹は運動場の方へ走って行った。

俺も追いかけようとする。

 

...が。

 

「お前いい加減うざいんだよ!」机バンッ!

 

「ひっ...」ビクッ!

 

「ちょっと可愛いからって調子乗ってんじゃねーよ!」

 

「ごめんなさい...」

 

(あの子...クラスの女子たちにいじめられてる女の子...)

 

教室を出る時、虐められている女の子が一人。

そこにはには三人、彼女を囲み込んでいるいじめっ子の姿があった。

 

だが情けないことに、その時の俺は怖くて助けることができなかった...。

心の底から湧きあがってくる怒りを、無理やり恐怖感で鎮め、逃げるように運動場へ走った。

 

 

 

 

 

 

2時間後...

 

 

 

 

「おーい、駿!そろそろ帰ろうぜー!」

 

現在の時刻は、午後5時。

カラスも山に帰るころ...なのか?

智樹はピンピンしつつ、俺に "帰ろう" と提案をする。

...一方俺は...。

 

「はぁ...はぁ...うん...」

 

...あり得ないほどに息切れをしていた。

何故ここまで息切れをしているのか。

それは単純だ。...体力が無さ過ぎた、それだけだ。

 

それを馬鹿にするかのように、智樹は辛辣な言葉を畳み掛けてくる。

 

「ほんとサッカー苦手だよなーw」

 

「はぁ...しょうがないじゃん....」

 

俺がそう言うと智樹はハハっ、と笑い、荷物がある方へと走り出す。

...それに付いていく余裕すら、俺には無かった。

ここからどれほど体力が無いか、お分かりだろう...。

 

「まあいいや!さっさと荷物まとめて帰ろうぜ!」

 

俺もいそいそと帰る準備を始めた...だが、何かを忘れているような気がする。

 

「うん!...あっ、手提げ袋教室に忘れちゃった!

先に帰っといて!」

 

手提げ袋を忘れていたのだ。...天然だと思った人は安心してほしい。

俺は一回、ランドセルも忘れたのだ。記憶から抹消したいが、恥ずかしい記憶ほど脳裏に焼きつく。まさに焼印を頭に直接押し付けられたかのように。

 

そして先に帰ってほしい旨を伝えると。

 

「おう!じゃあまたな!」

 

快く承諾。彼を待たせて、遅くなるわけにもいかないと判断した結果だ。

 

「うん!また明日!」

 

ここで俺と智樹は別れた。

 

智樹が「友達だ」と言ってくれたことに喜びを感じながら教室へと歩いていく。

 

「あれ、鍵がかかってる...今日は先生が会議で先に職員室に帰ったから、クラス委員の人が鍵を閉めたんだよね...

鍵は多分もう職員室に届けられてるのかな?」

 

そう思い、職員室へ行こうとしたその時

 

「...グスッ...グスッ...」

 

(!?...誰かの泣く声...?」

 

声をかけることにした。

 

「...誰か...いるの?」

 

「...!?...誰?」

 

「僕は相沢 駿(あいざわ しゅん)、君は?」

 

「...綺羅 ツバサ...」

 

彼女は泣きながらそう答えた。

 

そして恐る恐る、どうして泣いているのかを聞いてみた。

 

「なんで泣いてるの?...っと、その前になんで鍵が閉まってる教室の中に君がいるの!?」

 

今、思い返すと気付くのが遅すぎる。

だが、あの時の俺は、これ...どっかのバーローがよく言う密室トリック!?

...といった具合にちょっとテンションが上がっていた。

 

不謹慎極まりない...どっかのバーローもさぞお怒りだろう。

 

「...閉じ込められたの...」

 

そうだ、クラス委員はこの子をいじめているグループのリーダーじゃないか。

閉じ込めるのなんて簡単なはずだ。

 

「なんで窓から外に出ないの?」

 

当然の疑問だ。だが...

 

「..グスッ...だってここ....3階じゃない...」

 

あ。

 

「あ。」

 

「...気づかなかったの...?」

 

ヤバイ、扉越しにも綺羅さんがドン引きしているのがわかる...

 

「き、気づいてた気づいてた!...まぁとりあえず!

少し待ってて!すぐに鍵を取ってここを開けるから!」

 

「...うん...」

 

そして俺は職員室へ走り始めた。

 

(僕は綺羅さんを助けたい...!

あの日、智樹が僕にそうしてくれたように...!)

 




最初ということで導入から始めました!
読みにくい文章で申し訳有りません!

感想や評価、アドバイスなどを頂けると幸いです!

あと全国のツバサちゃんファンの皆様、もうしわけありません...
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