ここからは心置きなくシリアスなしで...グヘヘ...
第1章で鬱になりそうな方も大丈夫、なはずです。
第2章から新キャラも登場します!
第1話 帰ってきました!
「...ふぁぁ...眠...」
ドーモ=ミナサン。
相沢 駿です。
突然だが、俺は今新幹線に乗っている。
「...それにしても、なんでこいつもいるんだよ...?」
「...zzz」
横で爆睡してるのは
小学6年のときに大阪へ引っ越し、大阪にある中学校へ通った。
その中学校での初めての友達が、こいつだ。
初めて話したのは席が隣になった時。
「なあ、キミ、名前は?」
「え?...相沢 駿...だけど...」
「じゃあ駿ちゃんやな!これからよろしくな〜。」
こいつは大阪の生まれらしい。
それゆえこんなにフランクなんだろう。
中学校時代には、こいつに何回も助けられた。
知らない場所 "大阪" で知っている友達もいない中、こいつは手を差し伸べてくれた。
人は助け合って生きていくんだね。(格言)
そのおかげで、色んな人と友達になった。
こいつと接していくうちに、昔の暗い性格はどこへやら。
明るい性格にどんどん変わっていった。
このように、中学生活はとても充実していた。
...卒業式で泣いたほどには。
俺を充実感で満たしてくれた大阪。
そして、高校を受験、無事合格して1ヶ月ほど。
このまま大阪で高校生活を送ろうと思っていた。
だが...
「...なぁ、駿。」
「ん?どうしたんだ父さん?」
「...1年に1度、長期休暇中に東京へ、母さんに会いに行こうって提案したが...いつも行くのは俺1人だ。
...なんで行ってやらない?」
「...」
そう、俺は小学6年の時を境に、母さんに会いに行っていない。
なぜなら、
あの時、父さんに守ってくれと頼まれたのに守れなかった。
ずっとその罪が、俺の中で消えずにいた。
だけど...いつか向き合わなければならないのはわかっていた。
父さんは俺が行かないと言っても、ずっと黙っていた。
黙っていたのに、今日は俺が母さんに会いに行かないことについて触れてきた。
なら、これは父さんからのゴーサインのはずだ。
どうしてそう思うか。
父さんは、どんな時も母さんのことを考えていた。
だからこそ俺に母さんを守ってやってくれ、などと言ったんだ。
父さんがそう言ったのなら。
俺は向き合い、母さんを今度こそ守ってみせる。
「...うん、わかったよ。父さん。」
「...!そうか!!」
「俺は東京の高校に行くよ!!」
「おう!!...ん?
...んん!?」
父さんは驚く。
そりゃあそうだろう。
長期休暇中に会いに行くと思っていたはずなのに、東京の高校へ行くと言い出したのだから。
「お前、東京まで授業を受けに行って大阪に帰ってくるのか!?」
何を言ってるんだこの人は。
ブラック企業もびっくりのハードスケジュールっぷりだ。
「俺ももう高校生だぜ?一人暮らしくらい出来るよ。」
「あぁ...そういうことか...」
...どういうことだと思ったんだ。
「なら、家を借りる手続きもしないとな?
...あ、あとどの高校に行くんだよ?」
「うーん...あ!」
「ん?どの高校だ?」
「テレビにも映ってた、UTXに行きたい!」
「おー、そうk...って、えぇ!?」
父さんもUTX自体は知っているみたいだ。
とても高く、近未来的なデザインのビル。
それが学校だという衝撃から、父さんも知っていたのだろう。
「まさか自分の息子が話題の学院に行くなんて...」
「まぁまぁ...取り敢えず、他の高校に編入したい、ってことで学校にも言うよ。」
そして父さんの協力もあって、UTX学院への編入が許可された。
試験は自分の力だけど...危なかった...
「父さん、じゃあ、またね。」
「おう!元気でな?」
父に別れを告げると、俺は駅の方へ歩き出した。
新大阪駅
自分のチケットを確認しつつ、新幹線乗り場を探す。
「えーっと...こっち?あ、こっちか?
...どっち?」
自分でもびっくりするほどに、方向がわからない。
「広いよー...迷うに決まってんじゃん...」
誰に言うわけでもなく、愚痴をこぼす。
すると
チョンチョン
肩に何かが触れた。
「おう!駿ちゃん!」
きっと幻覚だな。
とりあえず歩けば着くかな?
「ちょっ!無視はひどいんちゃう!?」
「なんでここにいるんだよ...大輝、学校は?」
「え?ボク、編入先で準備しなあかんから...」
「大輝も編入なのか!?どこに編入すんの?」
「今話題の!UTXやでー!!」
「やっぱ幻覚だわ。じゃあな。」
「幻覚!?しっかり存在してんで!?」
こいつもUTXなのか...
...でも、ちょっと安心かな。
知り合いがいれば心強い。
...よし!
「じゃあ行くぞ大輝!
ほら、さっさと新幹線乗り場まで連れてってくれよ!」
「わかったわ〜...扱い酷いなぁ...」
んで、今に至るってわけだ。
気がつくと、もう東京駅に着く頃だな。
「おい大輝、起きろよ。もう着くぞ?」
「...んー?もう着くん?」
大輝は大きく欠伸をする。
「...寝てるボクに悪戯してないやろね?」
「やっぱ寝てろお前。」
「やっぱ扱い酷いよね!?
最初に会った時はそんなんちゃうかったやん!」
「え?アゼルバイジャン?」
「どう聞き間違えたん!?」
間も無く東京駅、東京駅です。
「ほら着いた。荷物持てよー。先に降り口行っとくぞー。」
「えー!?待ってよー!!」
また新しい環境。
だが今度は不安じゃなく、希望に満ち溢れている。
こいつも、母さんも、智樹も。
...ツバサちゃんもいるんだから。
2章始まりです。
あー、さよならは言わないけどやっぱ悲しいです。
ファイナルライブ。
行けなかったんですけど!(半ギレ)