叶え、俺の夢!
(ツバサちゃんといちゃいちゃしたい)
「ッ!?!?」
「...これは...本当の気持ちよ?」
...そう言って、何回も見てきた、なのにいつまでもこちらがドキドキするような笑顔を浮かべた。
「...そそそそそ、そっかぁ↑!?」
いきなりの事態に驚き、声が上ずる。
俺の大好きな人によって、唇にキスをされたのだから仕方がないよね。
...と言っても恥ずかしいな...
「...ふふふっ♪」
上ずった声からか、ツバサちゃんが笑い出す。
あんまり男を舐めるんじゃないぞ。
俺だってその気になれば押し倒...
せないな、うん。
「ヘタレだもんね?」
まるで思考を読み取ったかのようにそう言い、今度はいたずらっぽく笑う。
また尻に敷かれてるような..,
「...もうそろそろ風呂沸いてるから入ってきて!↑」
そしてまた上ずる...
穴があったら入りたい...
「クスッ...はいはい、入ってくるわね?」
そう言い、俺の部屋を後にする。
「...まさかツバサちゃんがなぁ〜...」
そう零し、ベッドに項垂れる。
ガチャ
「ごめんなさい、私の部屋に忘れ物したから取りに行ってくるわね。
やっぱり駿くんからお風呂入って?」
「わかったー」
右手だけ上にあげそう答える。
そうしてツバサちゃんは家を出た。
...さぁ、じゃあ入ってしまうか...
「...計画通りね...」
「ふぃーー...」
リラックスしながら、身体を洗っていく。
皆はどこから洗う?
ちなみに俺は首から洗う。
ガチャ
「背中流すわよ♪」
「アイヤーーーー!?!?」
なぜツバサちゃんが風呂に!?
「...なに?その怪しい驚き方...」
ジト目でこちらを見ている...はずだ!
ツバサちゃんの方は見ないぞ!?
「ってかなんで入ってきてんの!?」
「背中流す、って言ったじゃない♪」
「出てってくれよ!!」
シ-ン...
あ、あれ...?
「...そこまで...言わなくてもっ...いいじゃないっ...!」
「すいませんすいません流してください泣かないでください」
「ならよしっ♪」
「嘘泣きかいっ!!!!」
...だが実際、ツバサちゃんに背中を流してもらったが...
...気持ちよかった。
悔しいけど、感じちゃう...
「じゃあ今度は私の背中流してね?」
「アイエエエエエ!?!?」
「今度はニンジャ?」
なんかツバサちゃん詳しい。
ってかツッコミが的確だなこの子...
そこからは目をこれでもか、という力で閉じ...
背中を流してあげた。
俺は変態じゃないから襲うようなことはしないの。
...我ながら信じれないな、これ。
「じゃあどこで寝ましょうか?」
「俺は床で寝るよ、ツバサちゃんはベッド使って。」
「それはダメ。床で寝るんだったら一緒にベッドで寝ましょ?」
「...じゃあリビングのソファ「ソファーで寝るんだったらベッドで寝てもらいます。」...」
「じゃあ敷布団「ベッドで寝てもらいます。」選択肢が少ないよ!?」
「いいじゃない、昔はこうして寝たじゃない?」
「...寝た覚えないんだけど?」
「...さぁ何のことやら(すっとぼけ)」
ツバサちゃんは何が何でも俺をベッドで寝かせたいらしい...
ん...?ツバサちゃんとベッドで寝る...?
...プレシャスエクスペリエンス。
なんでネイティヴ出てきた。
「ダメだ!俺は床で「おやすみ♪」え?って、あれ!?」
いつの間にかベッドに引きずり込まれていた。
何だこの子。テレポートの能力者か?
ジャッジメントなのか?
ここまで来たら腹を括ろう。
...一回頬をパチン!と叩き、煩悩を飛ばす。
さよなら、俺の煩悩。
あ、おかえり、俺の煩悩。
...すぐに帰ってきた。
なんだかんだこいつらも親が恋しいんだな(意味不明)
理性を保たせ、苦しんでいると。
「...駿くん、さっきのは...私の本当の気持ち。」
「...うん。」
いつか来るだろうとは思っていた。
「久しぶりに会って初日で、ここまで好きって気持ちが膨れ上がるとは思っていなかったけど...」
「私は、あなたが好き。大好き。」
...これ程嬉しいことがあるだろうか。
...でも、これから先...俺はこの子を救えるのか?
「...情けないと思うけど、詳しい返事は...後日でいいかな?」
「ええ。どんな結果でも、しっかり受け止める。」
「...わかった。明日も学校あるし、早く寝ようぜ?」
「ええ。...おやすみなさい。」
「ああ、おやすみ。」
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「僕は、相沢 駿。君は?」
...懐かしい光景。
あれが、新しい運命の歯車だったのかもしれない。
「...綺羅 ツバサ...」
...そうだったな。
ツバサちゃんは教室に閉じ込められていて...
「「すぐに鍵を取ってきて、ここを開けるから!」って言ったんだったな...」
そして鍵を開けて教室へ入る小さい頃の俺。
それにつられて俺も入る。
試しに話しかけてみる。
「なぁ、君たち。」
「「...?」」
2人ともこちらを向く。
「お兄さん...誰ですか?」
「俺は相沢 駿、君と同じ名前みたいだな?」
そう言って笑ってみせる。
「えぇっ!?そうなの!?」
そう言って驚く小さい頃の俺。
なんだか変な気分だな...
「そして...ツバサちゃん...だったっけ?」
「...はい...?」
「君は...いじめられてるのか?」
すると小さい頃のツバサちゃんは頷く。
知ってるからこそ...余計に辛い。
「だけどな、君にはヒーローがいる。
...すぐ近くにな?」
そう、ほのめかす。
「だから安心しろ。...人生、悲しいことばっかりだ。
でもな...そのヒーローが...きっと助けてくれる。
君はもう..."1人じゃない"。」
小さい頃のツバサちゃんは少し微笑んでいる。
「そんで、駿くんよ?
...君、守りたい人がいるんじゃないか?」
「!?...うん...」
「自分は助けることが出来ないとか思ってんのか?」
「...うん...」
はぁ...
頭に手を置き、語りかける。
「大丈夫だ。人間って、誰でもヒーローになれる。
その人を守りたい、その心があればな。
だからしっかり守ってやれ?お前の夢を叶えろ!」
「...!!うん!」
「...2人とも、仲良くな。」
「ありがとう、相沢くん?」
「ありがとう、僕!」
!?
バレてる!?
「あぁ!未来ってのはお前らが思ってるよりも
ずっと明るい!
希望を持って、どんどん歩いていけ!」
すると彼らは後ろを向き、歩いていく。
その小さい背中は、とてつもなく大きく見えた。
それを見ていると、自然に涙がこぼれる。
「...俺が泣いて...どうすんだよ...」
大丈夫だ、絶対に守れる。
やっと決意ができた。
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「ん...?」
朝6時。変な時間に目が覚めた...
そして隣で寝ていたツバサちゃんも起きる。
「...おはよう...駿くん...」
「ああ、おはよう。」
「...?...!?駿くん!泣いてたの!?」
「え?」
頬のあたりを指で触ってみる。
...確かに濡れていた。
「泣いてない泣いてない。実はさっき顔洗いに行ったんだよ。」
「そ...そう?なら良かった...」
歯を磨き、朝食を食べ、制服に着替える。
ツバサちゃんは自分の家へ着替えに帰った。
ピンポ-ン
おっ、来たみたいだ。
ドアを開ける。
「駿くん!早く学校に行きましょ?」
「ああ、わかった。...っとその前に...」
「えっ?...んんっ!?」
ツバサちゃんの腕を引っ張り、家の玄関に引きずり込み
キスをした。
「...えっ!?ええーーーー!?」
「行こっか。」
「きゃあーーーー!!!!」
真っ赤にしながらツバサちゃんが先に行ってしまう...
「おいおい...」
そして俺も家を出て、ドアを閉めようとした時。
「...!」
「...決意...したんだ?」
「...ああ!」
「...頑張ろうね、僕。
ずっと、応援してる。」
「...ああ、頑張れよ、俺。
俺もずっと、応援してやる。
...立派になったな?」
...彼らは、とても綺麗な笑顔を浮かべていた。
ん?
もう"1人じゃない"?
それでは、聴いてください。
「もう1人じゃないよ」
ご愛読、ありがとうございました!
頭文字Fの次回作にご期待ください!
...嘘です続きますごめんなさい。
お願いしますからその握った拳をなおしてください...
この溢れ出る最終回感。
嫌いじゃないけど好きじゃないよ?(大嘘)