あと今回は少し長いです。
サンシャインの曜ちゃんかわいい...かわいくない?
「ごごごごごごめん!!!!!」
そう言って手を離し、横からすり抜けるように離れる。
「え、ええ!ごめんなさい!」
だが思い出して欲しい。
この部屋は電気を消して真っ暗なことを。
「うわっ!?...いてぇ!?」
何も見えない状態で急に立ち上がったため、またカバンに足を取られる。
このカバンは策士だ。俺とツバサちゃんの足を取るとは...
...そして足を取られたためふらつき、そのまま机に頭を強打。
ただ単に痛い。
「ちょっと!?すごい音が聞こえたけど大丈夫!?」
ツバサちゃんが俺に声をかける。
幸い意識を失うなんてことはなかった。
「大丈夫だ...。痛いけど。」
そう言ってベッドへ戻る。
だいぶ目も慣れてきたので、難なく戻ることが出来た。
...カバンよ、残念だったな。
「ごめん、俺がしっかり片付けときゃ良かった...。」
「そんなに落ち込まないでよ...。
...それに...悪い気はしなかったし...。」
「えっ?」
「あっ!?今のナシ!!」
ラノベの主人公のように聞こえなかった、ということはなかった。
...悪い気はしなかった...ってことは...。
「...でも聞こえてたのならしょうがないわよね...。」
そう言ってツバサちゃんは少し赤くなっている...。
これは...!
そして俺は。
滅茶苦茶寝た。
「んん?」
重い瞼を開く。ツバサちゃんはまだ寝ているようだ。
「あっ、そうだ。理事長に聞いとけって言われたんだっけか...。」
予め、理事長からわからないことがあれば連絡するように、と電話番号を渡されていた。
そこに電話をかけてみる。
『もしもし?』
「あっ、理事長。おはようございます、相沢です。」
『あら、相沢くん。どうしたの?』
「少し質問がありまして...その...かくかくしかじかということでして...。」
我ながら適当だ。申し訳ないな。
『あら?別にいいわよ?』
「いいんかい!」
『委員会?』
「違います!!」
あっさりOKを貰えたものだから理事長に対してツッコんでしまった...。
しかも委員会てあんた...。
「そんなの、本当にいいんですか!?」
『ええ、いいわよ。彼女たちは学生。
色々ストレスが溜まりやすい時期よ。
しかも、自由にさせてあげたいのよ。』
「自由に...とは...?」
『これから彼女たちはアイドルに拘束されてしまう。それほど拘束してしまっては、持たないと思うのよ...。』
...なるほど。
一理ある。のだが...
スクールアイドルが流行っている今、そんなことを世間が許さないのではないか。
『プロのアイドルではないのだから、そこまで言う人もいないんじゃないかしら?』
「適当ですね...。」
『そんなものよ。制限をし過ぎると、彼女たちは壊れてしまうかもしれないわ。』
「うぅーん...。なんか腑に落ちない...。」
『あら?他のスクールアイドルはそんな子達ばかりよ?』
「出来ればその言葉最初に言って欲しかったです。」
一気に安心したような...。
恋愛していても、マスコミや雑誌に堂々と取り上げられていないしな...。
「わかりました。すいません、こんな時間に...。」
『いえいえ、大丈夫よ。私も理事長仲間と一緒に飲みに行って、帰ってきたところだから...。」
...理事長仲間ってなんだ。
しかも遅すぎないか...?今10時だぞ...。
「そ、そうですか...。(理事長仲間って...)ボソッ」
そう小声でこぼした時、衝撃の事実を知る事になる。
『ええ、理事長仲間よ。近くにある音ノ木坂学院の南さん。』
「へぇ〜。音ノ木坂...ん?南さん...?」
...なんかとても嫌な予感がする。
知り合いに1人。そのうえうちの理事長に似ている人が...。
『えぇ、南さん。グレーの髪の女性よ。』
やっぱりな。
...レスリングじゃないぞ?
「あぁ...やっぱり...。」
『南さんがあなたの過去も話してくれたのよ〜。
確か...。』
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「初めまして、駿くん。私はこの子、ことりのお母さんよ。」
「ことりちゃんの?お母さん?」
「ええ、そうよ。ことりと遊んであげてね?」
「うん!ことりちゃん大好き!」
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『あなたも罪な男よね〜。』
「何言ってんのアンタ。しかもあの人もあの人で何話してんの。」
『そんなキミには〜...じゃん!
ことりちゃんの連絡s』ブツッ
なんか色々おかしかったので切った。
今度理事長に会った時、電波が切れたとでも言っておこう。
「色々話してたわね?どうだった?」
「ほんと急だよな君。なんか...OKらしい...。」
「やったーーー!!!」
そう言い俺に突進してくるツバサちゃん。
...見切った!!
「はいはい。」
「なんでー...。」
彼女の頭に手を添え、止めている状態。
...俺の勝ちだな。
長い戦いだった...。
だが当のツバサちゃんは、頭に手を置かれていると勘違いしているらしく...
「えへへ...♪」
照れている。
まぁ...いいかな?
その時、携帯が鳴る。
「あ、ちょっと待っててくれ。」
そう言ってツバサちゃんの頭から手を離す。
不機嫌な顔をしていたが気にしない。
「メール...。大輝から?」
ふむふむ。遊びに行こうという誘いのメールか。
...ツバサちゃんにも聞いてみるか。
「ツバサちゃん、大輝から遊ぼうって来たんだけど...。
一緒に行くか?」
「ごめんなさい、今日は英玲奈たちと出かけるのよ。」
「あ、そうなのか。ならとりあえず出ますか。」
大輝にメールを返し、着替える。
「それじゃ、また夕方あたり?」
「ええ、そうね。じゃあ!」
家に鍵をかけ、指定された集合場所の秋葉原駅へ。
秋葉原駅
「相変わらず人多いなぁ...。」
ここが集合場所で良かったのか...。
まぁ...ちょうど秋葉原に見に行きたいところがあったから好都合だけど...。
「おっ、駿ちゃーーん!」
「おっす、大輝。」
「待った?」
「何を求めてんのお前。」
ボケを冷静にツッコミ。
このやり取りにも随分慣れてきたな。
「それより、どこ行くんだ?俺は行きたいとこあるんだけど...。」
「お?駿ちゃんも?じゃあせーので言おか!」
「今日どうしたんだお前?まぁいいけど...」
「「せーの」」
ちなみに俺の行きたい場所はスクールアイドルショップ。
勉強しとかないと務まらないからな。
きっとこいつもそう思ってるんだろう。
と思ったが。
「スクールアイドルショップ。」
「金魚専門店!」
...金魚専門店?
なんで?
「なんで?」
そのまま声に出てしまった。
気になるのは確かだけど...
「いやぁ、この前駿ちゃんに「賢い金魚」って言われたやん?
ほんまにそんな金魚おんのかなぁーって!」
「類は友を呼ぶってか?」
「こらこら、誰が類や。」
「お前だよ」
はぁー、っと大きいため息をひとつ。
まあ...スクールアイドルショップはここから少し距離があるし...
先に金魚専門店に行くか。
「じゃあ行くか、金魚専門店。」
「おう!」
金魚専門店
「うわぁー、めっちゃおるわ!!」
「そりゃそうだろう...。専門店なんだし...。」
と言いつつ俺もビックリだ。
ここまでいるとは思わなかった。
(お?あの金魚こっち見てる。)
試しに手を小さく振ってみると...
金魚<フリフリ
「すげぇなこいつら!?」
なんと、胸ビレをこちらに振ってきた。
調きょ...ゲフンゲフン。教育されている...。
「ほら、このリングを飛び抜けるんや!!」
...なにやってんだあいつ...。
金魚はイルカじゃないんだぞ...。
金魚<パシャッ!
「おおおぉ!!通ったで!!」
「ダニィ!?」
今見てしまった。上に浮かべているリングを通り抜ける金魚の姿を。
お前...輝いてるぜ...。
そう思っていると。
「きゃああぁ、かわいぃぃ!!!」
そう言って水槽に頬をぺったりくっつける女の子が現れた。
水槽がかわいいと間違われるぞそれ。
ん?
なんか見たことがある...。
グレーの髪の毛...あのトサカっぽい髪型...。
...勘違いだよな、そうだよな。
「ほら、大輝、そろそろ行こうぜ。っとその前に...」
金魚に手を振ってみる。
また振り返してくれた。か゛わ゛い゛い゛な゛ぁ゛。
だが店を出るまでの道で。
ずっと顔を見られ続けていた。
「「「コソコソ」」」
先ほどのグレーの髪の女の子、オレンジの髪の女の子、
そして少し青の髪の女の子。
この3人が俺の顔をずっと覗き込んでいた。
いやん、恥ずかしい。
そこからは小走りで脱出したが...なんだったんだ...。
スクールアイドルショップ
「やっと着いた...。何だったんだあの子たちは...。」
「駿ちゃんモテモテやなぁ〜。」
「うるせぇ、ほら、早く入ろうぜ。」
すぐに店に入る。だって...。
「「「コソコソ」」」
まだいるんだもん、あの子たち...。
「これは...すごいなぁ...。」
「ふぉおおおおお!!」
「他人のネタをパクるんじゃない。」
「そうじゃないよ!?感嘆の声やで!?」
見渡す限りスクールアイドル。
流石だな...。ここなら情報収集出来そうだ...。
「これが最近人気のスクールアイドルか...。」
そしてその本に手を伸ばす...が。
「...あっ、それ...。」
「ん?」
後ろを振り返るとメガネをかけたブラウン髪の女の子。
「あ、これ欲しかった?」
「い...いえ、いいんです...。」
そうは言っているが...俯いてるんだよなぁ...。
...よし。
「じゃあ、貰っていくよ。」
「あっ...。」
やっぱりか...。
そう思いつつレジへ持っていき、購入。
そしてもう一回女の子のいた場所へ戻る。
お、いたいた。
「ほら、あげるよ。欲しかったんでしょ?」
「え!?そ、そんなの受け取れません!!」
「いや、大丈夫だよ。君見たところ中学生あたりでしょ?
お小遣いは大事にしなよ。
俺はまた別のを買うし。」
「あ...ありがとうございます...!」
「こらーーーー!!!!」
「ん?いてぇ!?」
...いきなり突進された。
しかも頭の部分が俺の肋骨を的確に捉えていた。
「かよちんをいじめるなーー!!」
「えぇ!?」
「凛ちゃん!?いじめられてなんかないよ!?」
かよちん、凛ちゃんと呼び合っていることから友達か。
凛ちゃん...はさっきの子と髪の色が似てるな...?
「この人は私の欲しかった本をくれたの!」
「その言い方はマズい!?」
犯罪者扱いされてしまう!!!
「犯罪者にゃああああああ!!!!」
「やっぱりいいい!?」
「犯罪者ジャナイヨォ!?」
しかもにゃーって!!
それどころじゃない!!あっ、大輝!!
「大輝!!」
「...うわぁ。」
「ドン引きしてんじゃねーよ!?お前が普段してることだろ!?」
「ボクの何を見てきたん!?」
このままじゃ、お巡りさんのお世話になってしまう。
それはまずい...!
「...あの!!この人は私を助けてくれただけなんです!!
犯罪者なんかじゃありません!!」
かよちんと呼ばれていた女の子が必死に叫ぶ。
その子は耳まで真っ赤。
なのに、俺を助けるために叫んでくれている。
...いや、俺は悪くないがな?
ナ-ンダ カエロ-ゼ ヨ-ソロ-!
...なんか今船乗りいたぞ。
この女の子が必死に弁解してくれたお陰で助かった。
立ち上がり、お礼を言う。
「ありがとう、助かったよ...。」
「いえ...あなたは私にこれを譲ってくださっただけですし...。」
「まぁ、確かにね。」
そう言って笑う。
すると先ほどのオレンジ髪の女の子に話しかけられる。
「あの...ごめんなさいにゃ...。」
「いや、いいよ。君はこの子を助けようとしたんだろ?
良いことじゃん!
それより、頭の方は痛くないか?」
「全然問題ないですにゃ!」
そう言って彼女はその場でクルッと一回転してみせる。
どうやら何にもないようだ。
「ならよかった!じゃあ、俺は行くよ。」
「...あの...!ありがとうございました...!」
「本当にごめんなさいにゃ〜!」
2人で意見が食い違ってて面白いな...。
さて...!
「おい大輝...。」
「ひっ!?駿ちゃん!これ買っといたで!?」
その本は人気グループの特集が組まれた雑誌だった。
「だが断る」
「何が!?」
「部屋の隅でガタガタ震える準備はOK?」
「省略しすぎ!?あっ、ちょっ!!!」
助けてええええええええ!!!!
「はぁ...疲れた...。」
「お前あれはひどくないか?」
「ごめんやん...。お詫びにその店で何か買ってあげるから...。」
「しょうがねぇな...。」
だがその店、とても老舗感がある。
看板を見ると...穂むら...?
「大輝、ちょっとま「失礼しまーす」おい!!」
早い、なんでこういう時だけ早い。
しかも俺の記憶じゃ穂むらって...。
「いらっしゃ...!!」
「あっ!?あの時の!?」
そこにいたのは高坂さん。
そして先ほどの3人ともう1人、赤みがかった髪の女の子。
...じゃあさっきの3人って!?
「穂乃果ちゃん、海未ちゃん、ことりちゃん!?」
「「「駿くん(なの)(なのですか)!?」」」
はい、いっぱい出てきました。
後々のキーパーソンにするため、出演させました。
まだ地震続いておりますね...。
お気をつけください...。