ラブライブ! 過去と今   作:頭文字F

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前回の金魚が欲しいです(願望)

そういえば明日、真姫ちゃんの誕生日なんですよね。
ちょっとだけ絡みがあったし書こうかな?


第16話 幼馴染...?

 

 

 

今の状況を説明しよう。

 

「「じー」」「...」

 

「...ダレカタスケテ...」

 

...穂乃果ちゃん、ことりちゃん、海未ちゃんに至近距離で見つめられている。

あと、穂乃果ちゃんとことりちゃん、声に出てるぞ?

 

あまりにも近いので後ろへ5歩ほど下がる。

 

その瞬間!

 

「駿くうううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅ

 

穂乃果ちゃんが飛び込んできた。

フッ...ツバサちゃんで鍛えられてるからな...

避けるのくらい容易いんだよ...。

 

こう、左にステップしてやるだけでいい。

 

ぅぅぅぅううううううん!!!!」

 

「ん?」

 

なんか...離れたように聞こえた声がどんどん近く...?

 

「いてぇ!?!?」

 

「駿くーーん!!久しぶりだねーー!!!」

 

...一度左に避けたよな...?

避けたのに飛び込まれた。

なんだこの子は。ホーミング機能でも付いてるのか...。

 

そして彼女は抱きつきつつ、ずっと服に顔を擦り付けている。

 

「ちょっ!?離れろって!!」

 

「やーーーだーーー!!!」

 

「なんで!?!?...あ!そうだ!」

 

突然閃いた。算段はこうだ...。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「海未ちゃん、助けてくれ!」

 

「こら!穂乃果!」ポカッ

 

「いたいよぉ...うみちゃぁん...。」

 

「やったぜ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

よし、これで行こう!

 

「海未ちゃん!助け...。」

 

「いいのですか...?貰ってしまって...。」

 

「いいのよ!余っちゃった物で申し訳ないんだけど...。」

 

「いえいえそんな!!ありがとうございます。」

 

「あれれー」

 

海未ちゃんは穂乃果ちゃんのお母さんに「穂むら」の名物、「ほむまん」を貰っていた。

俺も欲しい。食べたい。

...じゃなくて!

海未ちゃんはダメか!!

ならことりちゃん!!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「助けて!ことりちゃん!」

 

「うんっ!穂乃果ちゃん、駿くん離してあげよ?」

 

「...うー...。ことりちゃんがそういうなら...。」

 

「やったぜ。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

よし...完璧だ...。

行くぞ!!!!

 

「ことりちゃん!助け「駿くんだぁ♪」ダキッ あぁ〜^」

 

脳がとろけるぅ〜^...

腕に抱きつかれて柔らかいものが当たる。

ダメージが2倍でもっととろけてしまう。

 

「...じゃない!!!離れろよ!!!」

 

半ば強引に2人を引っぺがす。

 

「えー!!」「駿くん...ことりのこと嫌いなの?」

 

「そうやって精神を抉るのやめろ!?」

 

穂乃果はぶーぶーと文句を垂れているだけだが...。

ことりの言い方は卑怯だろ...。

 

「...嫌いじゃ...ないけど...。あと穂乃果、文句言うな。」

 

「えー!?構って欲しいんだもん!!」

 

「お手」

「わん!」

 

「おかわり」

「わん!」

 

「パトラッシュ!」

「わん!!」

「違うだろ?」

「クゥ-ン...」

 

パトラッシュじゃないのにパトラッシュを名乗る。

これはいけない。

あとクゥーンってなんだ。

 

「何をやっているのですか...。」

 

「あ、さっき助けてくれなかった海未ちゃんじゃん。やっほー。」

 

「なんで半ば投げやりなんですか。というか、いつ助けを求めていたんですか...。」

 

あ、あれ本気で気づいてなかったのか。

 

「穂乃果ちゃんに抱きつかれてる時だよ...。」

 

「多分助けようと思っても、どうにもできないような気がしますが...。」

 

...?

どういうことかわからぬままナチュラルに出口の方へ近づく。

...実を言うと早く帰りたいんだ...。

 

「...なんで?」

 

「だって、あなたは見たことがあるでしょう...?」

 

「...あー...。」

 

そうして過去を思い返す。

あれは確か、初めて遊んだ時のことだったな...。

しかも夏...。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「ねぇねぇ駿くん!見て見て!」

 

「なに?穂乃果ちゃ...えぇっ!?」

 

そこに見えたのは木にしがみついている穂乃果ちゃんだった。

 

「いくよー!!」

 

「なにが!?」

 

そう言いつつ少し期待をする。

穂乃果ちゃんは何をするのだろう!

そういった気持ちでワクワクしていた。

 

「みーんみんみんみんみーん!!!」

 

「...えぇ...」

 

登るわけでもなく、ただセミの鳴き真似。

しかも腹の底から声を出していた...。

その時俺はというと...。

 

「...」

 

硬直していた。

いきなりこんなものを見せられて硬直しない者はいないだろう。

だが数十秒経ったあと、我に返り、穂乃果ちゃんを木から引っぺがしに行った。

 

「ちょっと穂乃果ちゃん!いきなりどうしたの!!」

 

「みん?」

 

「みん、ってなに!?セミのくせに人の言葉わかるの!?」

 

「え...?穂乃果人間だよ...?」

 

「急に素に戻らないでよ」

 

呆れつつ、木から剥がそうとすると...

 

「みーんみんみんみん!!」

 

「まだやるの!?」

 

まさかのコンティニュー。

もうどうしようもないと諦めかけていた時。

 

「なにしてるんですかぁ!」

 

海未ちゃんが助けに来てくれたんだよな...。

これで助かる!って思ったのに...。

 

「海未ちゃん!穂乃果ちゃんが!!」

 

「みーんみんみんみん!!」

 

「わぁ!!セミです!!」

 

「ええええ!?」

 

何故か騙されたんだったな。

明らかに人間だから。しかも見慣れた人だから。

 

そこに救世主のごとく現れたのがことりちゃんだったんだ...。

もう...ほんとにかっこよかったなぁ...。

 

「どうしたの〜?」

 

「ことりちゃん!セミです!すごいです!」

 

「...」

 

「...ことりちゃん?」

 

「...ちゅんちゅん!!」

 

「わぁっ♪小鳥さんです!!」

 

「収拾つかなくなっちゃうよ?」

 

やっぱかっこよくなかった。

セミの次は小鳥。もうわからない...。

俺1人じゃダメだ、と思ったから海未ちゃんをこっち側に引き戻そうとしたんだったな...。

 

「海未ちゃん!よく見て!穂乃果ちゃんとことりちゃんだよ!?」

 

「え...?わぁっ!?ほんとです!?」

 

「なんでなの!?」

 

どうやら本気で勘違いしてたみたいだ。

...変なところで天然だったしなぁ...。

 

「駿くん!下ろしましょう!」

 

「う、うん!」

 

そうして剥がそうとしたものの...。

 

「離れません〜!!!」

 

...剥がれなかったんだよな。

お母さん達が晩御飯だと呼びに来てやっと剥がれて...。

 

まあことりちゃんの小鳥化は戻らなかったんだが...。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「...あったな。そんなこと。」

 

「ですが先程はよく剥がせましたね。お見事です。」

 

「嬉しくないことこの上ないよ。」

 

肝心の穂乃果ちゃんは「?」を浮かべている。

思い出さない方が良いこともあるんだぞ。

 

そしてチラッと時計を見ると結構な時間。

 

「そろそろ帰らないとな...。」

 

「えぇーー!?もう帰っちゃうの!?」

 

「ちゅん!?」

 

「ああ、俺も色々あるし。あとことりちゃん、無理しなくていいぞ?」

 

そして帰ろうとすると、穂乃果ちゃんのお母さんが俺を呼び止める。

 

「駿くん、ほむまんあげるわね。

お母さんと分けてちょうだい。」

 

急でびっくりしたが頂くことにした。

ちょうど食べたかったし...。

 

「ありがとうございます、今日持っていきますね。」

 

「お母さんによろしくね?」

 

「はい!お邪魔しました!」

 

そうして穂むらを後にした。

 

...何か忘れてるような...?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ!?駿ちゃん帰ったん!?」

 

...あ。

 

 




真姫ちゃん誕生日おめでとう!
かきくけこ!(省略)

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