少しの間投稿できなくてすみません...
今回はお見舞いです。
そして少し進展が...?
「ふぅ...。」
高坂さんから頂いたほむまんを手に提げながら病院への道のりを歩く。
もう空には夕日が昇っている。
今日も一日、色々あったなぁ...
3人組にストーキングされ...犯罪者扱いされ...
金魚が手を振ってくれる。
最後重要だよ?わかってる?
一言で言うと、波乱万丈な1日だった。
穂乃果ちゃんたち...懐かしいなぁ...。
「また遊びに来て...かぁ...。」
帰り際に穂乃果ちゃんが俺にかけた言葉だ。
...ずっと覚えている。
俺がまだツバサちゃんと出会っていない時、穂乃果ちゃんの家へよく遊びに行った。
やはり記憶は頑丈だ。
...そう思う反面、事故で記憶喪失になることもある。
...記憶は脆い。
...ツバサちゃんのように。
「...はぁ...。あの話を聞いてから...すげー悲しいな...。」
頑丈なのか脆いのか。
そのことも分からぬままに歩く。
そして何故か俺の目頭が熱くなる。
「...だって...失うモンが多すぎるだろ...。」
そう。
"アイツ" は失うものが多かった。
兄、元の...ツバサちゃん。
そして...。
愛情。
母からの愛情。
「...クソッ!!」
考えれば考えるほど心が複雑になる。
そして前をしっかり見る。
「あれ?もう着いてる...。」
これ程までに悩んでたのか...。
まぁ...早く病室に行くか...。
そう...思っていると目の前が真っ暗に。
「だーれだ?」
「...声でモロバレだぞ?ツバサちゃん...。」
「えー...。面白くないじゃない...。」
そう言って彼女が俺の前に立つ。
「どうしてここにいるの?」
「母さんのお見舞いだよ。」
...そういえば何故彼女はここにいる?
別の場所へ遊びに行った筈なのに...。
「え!?」
ツバサちゃんが口元をおさえ、驚いた表情を見せる。
なんかあったのか?
そう思いつつ、お互い黙ること数十秒。
「...私も行っていいかしら...?」
「...は...?」
病室
「あら!駿!いらっしゃい!
ゆっくりしていってね!!」
「あんたの家じゃないぞ...。」
「こんばんはー!」
「あら...?駿、この子は?」
「あぁ...。この子は綺羅 ツバサちゃんだよ。」
「初めまして!綺羅 ツバサです!」
「あらあら!!あなたがツバサちゃん!
かわいいわねぇ〜!」
「えっ!?...そんな...」
「...いじめてやんなよ...。」
そう零しつつ、机にほむまんを置く。
すると母さんは食いついた。
「ほむまんじゃない!?買ってきてくれたの!?」
「いや、高坂さんがくれたよ。余り物だから〜って。」
わー、嬉しい!と言いながらほむまんを頬張る母さん。
...まあ確かに美味いんだよな...これ。
「あっ、ツバサちゃんもどうぞ?」
「ありがとうございます!いただきまーす。」
そう言ってツバサちゃんもほむまんを頬張る。
...両手で饅頭を持ち、小さくかじる。
...食べ方もかわいいなぁ...。
「...!おいしい!」
「でしょ!私が作ったのよ!」
「息をするように嘘を吐くな...。店で買ったやつだよ。」
そう言うとツバサちゃんはへぇ〜、と声を漏らす。
そして2人ともほむまんを頬張っている。
すると母さんが、
「それで、2人はいつくっつくの?」
「はっ?」
「えっ?」
爆弾を投下。
「そそ...それは...そのぅ...。」
「ほら!ツバサちゃんが困ってるだろ!?」
「いいじゃない!ツバサちゃん、夢はある〜?」
「...し...駿くんの未来の...」
割とマジで聞こえない。
だんだんと声が小さくなっていったからな...。
「へぇ〜...。駿をよろしくね?」
「え...えっ!?ここっ、こちらこそ!!」
...えぇ...。
俺の知らないところで話が進んでる...
...悔しい!!!
「俺にも教えてくれよ?」
「「嫌だ!!!!」」
「なんで!?」
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「あっ、そろそろ帰るよ。」
「あら!もうそんな時間なの。また来てね!
ツバサちゃん、またね?」
「はい!またお邪魔します!」
「邪魔なんかじゃないわよ〜。むしろ駿が邪魔。」
「実の息子だぞ。言い過ぎだろ。」
「はいはい、出てって出てって!」
「適当か!?」
そして追い出される。
「...いいお母さんね?」
「...そうなのかなぁ...?」
そしてツバサちゃんが廊下をご機嫌で進んでいく。
...なんでこんなご機嫌なんだ?
「ちょっと君...。」
「はい?」
そう言って振り返る。
...白衣を着ている...医者かな?
「相沢...駿くん...だよね?」
「えぇ...そうですが...。」
「私だよ。覚えてないかな?君のお母さんも担当しているのだが...。」
「...あっ!?西木野先生!?」
そう。脳外科医の西木野先生。
この西木野総合病院の院長だ。
...首吊りは脳への酸素供給が極端に少なくなり、気絶...又は死亡する。
先生は、酸素供給の治療をしてくれ、母の面倒まで見てくれている。
...頭が上がらないよ...。
「おぉ...思い出してくれたか!」
「もちろんですよ!!ほんとに...ありがとうございます!」
「そんなこと...。これが仕事だからね。
...それと、少し時間があるかな?」
先生がそう言うとは...。
「えぇ...ありますが...。」
「よし。なら私について来てくれ。」
「...?」
疑問に思いつつ、彼について行くことにした。
...母が危険な状態とかか...?
診察室
「よし、ここに座ってくれるかな?」
「はい...。」
言われるがままに椅子に座る。
...これから言われる事に想像もつかないまま。
するとケータイがなる。
「今どこにいるの!?」
...ツバサちゃんか。
放って来ちゃったしな...。
「先に帰っといて、と。」
「わかった!」
そう返信が来たのを確認した後、西木野先生に話を切り出す。
「あの...話があるんですよね?」
「...あぁ。」
「...母が...危ないんですか...?」
俺は不安げにそう聞いた。
「...いや。私が言いたいのは...。」
言いたいのは...?
「...綺羅さんの事だ。」
「...えっ...?」
...なんで...ここでツバサちゃんが出てくるんだ...?
「彼女は...記憶喪失でね。」
「知ってます...。」
あの時...。アイツから聞いたからな...。
「彼女は今、とてもいい調子だ。脳細胞の数も段々と増え、脳のダメージも少しずつマシになってきている。」
「...良かった...!」
本当に良かった...!
これで...アイツのことを思い出すんじゃないか...!
「だがな。」
「...だが...?」
「彼女の記憶が戻ったとすると...。
君の事を忘れてしまうかもしれない。」
..................え..................?
わ
す
れ
る?
彼女が?
俺を?
最後が衝撃ですね。
長らく更新できなくてすいませんでした...。
あとツイキャス時々やってます!
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「過去と今」の初期プロット、裏設定も話しますよー!
あとはゲームとか!アニメとか!
気軽に遊びに来てくださいね!
あと最後のはあくまでも可能性です。
現実にもあります。
失くした記憶を取り戻し、少し前の記憶を失くすこと。
どうなるんでしょうかね?()
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