ラブライブ! 過去と今   作:頭文字F

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1日で3話連続投稿とかこいつすげぇ変態だぜ?(ドン引き)

2話の続きです。


第3話 理由

 

 

「...もう私と関わらないで」

 

...え?

 

彼女は今何と言った?

 

「...え...どうして...」

 

「...どうしても...」

 

「せめて理由を教えてよ!」

 

俺は必死になって叫んでいた。

 

だって...だって、せっかく仲良くなったんだ!

 

初めて話して、単純かもしれないけど好きになって、一日で関係が壊れるのは嫌だ!

 

(理由があるはず...理由が!)

 

「...うっとうしい(・・・・・・)の。」

 

彼女は冷酷に、そう言った。

 

うっとうしい(・・・・・・)、彼女は確かにそう言った。

 

「...そっか...うん、ごめんね!

君の気持ちもわからずに自分ばっかり仲良くなったと思ってた...

...ッ!ごめん!じゃあ!」

 

俺はその場から逃げるように家へ帰った。

 

泣いてしまったから。彼女に涙を見せたくなかった。

理由は単純だ、初恋の人に涙を見せたくなかった。

 

「...ただいま...」

 

「おかえ...何かあったの?」

 

母が気づいたのか俺に聞いてきた。

 

でも、心配をかけたくなくて...

 

「...ううん、何もないよ」

 

「そう...」

 

何かを察してくれたのか、母はこれ以上聞いてくることはなかった。

 

そして、すぐに自分の部屋へ行く。

 

ガチャ

 

「...くそ...くそ!!」

 

ランドセルを乱暴に床に叩きつけ、ベッドに身を投げた。

 

「...なんでなんだよ...」

 

それから30分ほど泣いてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「...ん...?」

 

泣き疲れたのか寝てしまっていたみたいだ

 

今の時刻は大体7時半。なかなかの時間寝ていたみたいだ。

 

寝たからかわからないが、今は心が落ち着いている。

 

そして綺羅さんが言ったことを思い出す。

 

(...彼女はなんであんなことを言ったんだろう...?)

 

俺はいくら考えてもわからなかった。

 

言ってしまえば、心を開いてくれたのは彼女の方だ。

 

(明日...無理やりにでも聞いてみよう...)

 

...情けない話だとは思うが、俺は諦めきれなかったんだ。

 

俺の初恋だったのだから。彼女が太陽のように見えたのだから。

 

そこからは夜ご飯を食べ、風呂に入り、すぐに寝た。

 

(絶対に理由を聞く!)

 

...そんな思いを抱きながら。

 

 

 

翌日

 

 

 

「行ってきます!」

 

「行ってらっしゃーい!」

 

母に見送られ、家を出る。

 

「あっ...」

 

「...」

 

絶対に理由を聞く、と言ったのはいいものの、いざ目の前にすると怖さが出てくる。

 

(頑張れ、僕!)

 

「お...おはよう。」

 

「...」

 

彼女は挨拶を返すこともなく、どんどんと進んでいく。

 

(これはダメージがでかい...でも!)

 

彼女の隣にわざと行き、こう話しかけた。

 

「今日の放課後、話したいことがあるから一緒に帰ろう!」

 

「...」

 

「...校門で待っててね。信じてるから。」

 

わざとプレッシャーを与えるような言葉をかけ、念を押しておく。

 

「...」

 

依然、綺羅さんは黙ったままだ。

 

そして、綺羅さんと一緒に登校した。

 

 

 

 

 

一度も綺羅さんと話すことなく教室に着いてしまった...

 

俺たちが一番早かったらしく、教室には誰一人いなかった。

 

だが、

 

「おーっす!駿!早いな!」

 

「あっ、加藤くん、おはよう」

 

すぐに智樹が来た。

 

「さっさと席について色々話そうぜ!」

 

「えっ?ちょっ...!」

 

無理やり席に連れて行かれた。

 

ちなみに俺の席は綺羅さんとは真反対の場所にあった。

 

そして智樹に無理やり座らされ...小声で話しかけられた。

 

「なぁ、駿。」

 

「ん?」

 

「お前、綺羅と一緒に登校してきたのか?」

 

「うん、そうだけど。」

 

「...危ないぞ、やめとけ。」

 

「...それって僕が次のターゲットになるかもってこと?」

 

「そうだ。いじめられているお前、もう(・・)見たくねぇよ...」

 

そう、俺は幼稚園の時いじめられていた。

 

いじめられていた、と言うより、仲間外れにされていたのだ。

 

そんな俺を助けてくれた救世主がいた。

 

それが、智樹だ。

 

これについては後々話すとしよう。

 

「いいよ、ターゲットになっても。」

 

「!?何言ってんだよ!」

 

「だって、僕は彼女を助けたい。

あの日、加藤くんが僕にそうしてくれたように。」

 

「...あの時の俺は何もわからず誘っただけだけどな...」

 

「それでも、だよ。僕が救われたっていう事実に変わりはないからね。」

 

「...そうか。お前、いつの間にか立派になってんな?w」

 

「でしょ?」

 

「調子に乗るな」

 

「急に真顔でそんなこと言わないで、後そういう空気じゃなかったの!?」

 

「お前なんか立派じゃねぇよ!!」

 

「手のひら返し!?」

 

なんてやりとりをしていた。

 

 

 

 

「綺羅〜、お前また学校来たの?

そろそろ消えろよ。」

 

「...」

 

「なんか言えよ!!」バンッ

 

「...!」ビクッ

 

(綺羅さん...)

 

彼女は未だ、いじめられている。

 

 

 

 

 

 

 

やっと6時間目が終わった。

 

「さあ、校門に行くか。

加藤くん、今日は先に帰っておいてくれる?」

 

「わかった!またな!」

 

そしてすれ違いざまに

 

(頑張れよ...)ボソッ

 

(...!うん!)

 

そして智樹の背中を見ていた。

 

(僕は絶対綺羅さんを助けてみせる!)

 

 

 

 

 

「とは言ったものの、綺羅さん遅いなぁ...

まさか、また...」

 

「...おまたせ」

 

「どっせぇぇぇい!?」

 

綺羅さんが「なんだこの驚き方」と言いたそうな顔をしている。

 

なんでわかるかって?

自分がそうだから。

 

「...大丈夫?」

 

「え!?う、うん!大丈夫!」

 

「...それで、話って何?」

 

 

絶対に、はっきりさせる!

 

 

 

 




ぬわあああぁぁん、疲れたもおぉぉぉん!

この辺にィ、綺羅さんのおうち、あるみたいっすよ!
じゃけん今から行きましょうね〜


第3話終わりです。

お気に入りしてくれたかた、ありがとうございます!
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