ラブライブ! 過去と今   作:頭文字F

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26話です。
題名の通りですね。

そしてまだまだ、活動報告の方で案を募集しております!!

では本編!


第26話 用事の正体

 

 

皆さんは、「トラウマ」という言葉をご存知だろうか?

...大きな精神的ショックなどで出来る心の傷のこと。

では大きな精神的ショックとはどんなものだろうか?

それは...

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

俺は今ダイニングの席についている。

...何故かって?

 

 

「はい、お待たせ!」

 

彼女は料理が乗った皿を持ち、こちらへ持ってくる。

皿の上にある料理はハンバーグ。

 

「おぉ、うまそう...。ありがとな、ツバサちゃん。」

 

彼女は俺が退院した、それだけで退院祝いを開いてくれたのだ。

お見舞いにも来てくれて、退院祝いもしてくれる。

本当に感謝しているのだ。

 

...そんな気持ちを込めて言ったこの言葉は。

 

「良いのよそんなの...。退院祝いだし!」

 

...退院祝いの一言で一蹴されてしまう。

...だが、お見舞い等をしてくれたこちら側としては、何としても感謝を伝えたかった。

 

彼女にとっては小さなこと。だが俺にとっては大きなこと。

...だから何度も言わずにはいられないのだ。

 

「本当に、ありがとう。」

 

少し微笑み、またお礼を述べる。

すると彼女は観念したのか

 

「...いいえ、どういたしまして!」

 

そう、満面の笑みで返してくれた。

その顔はまるで太陽のようだった。

...初めて会った、あの日の顔のように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ〜...美味かった...。」

 

「お粗末さま!片付けてくるわね?」

 

「あ、手伝うよ!」

 

そう言って席を立ち上がる。

その時

 

 

 

ピロリン

 

 

 

「ん?メール?」

 

すぐにケータイを開き、メールを確認する。

...発信者不明、件名なし。

本文は。

 

 

 

「外に出てこい。」

 

 

 

...暗がりの中に迷い込んでしまったような、なんとも言えない不安がこの身を襲う。

外に出て何がある?何をする?

 

それ以前に。

 

 

 

 

こいつは誰なのか?

 

 

 

...正体や意図を知るためには、外に出て確認するしかない。

不安感や恐怖感で立っていた鳥肌を、撫でて少しでも治める。

 

「ツバサちゃん、ちょっとだけ外に出てくる。」

 

「?...うん、待ってるね。」

 

彼女は俺の顔を覗き込むと、何かを理解したような表情を見せ、そう言った。

焦りから、ズカズカと音を鳴らしながら玄関までの道のりを歩く。

そして玄関にあった鏡を覗き込むと...

 

 

 

 

別人のような顔をした、俺が映っていた。

眉間にはかつてないほど皺が寄り、冷や汗をかいている。

...鏡に映ったその姿は、俺を不安感のどん底に突き落とすには、十分なものだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

...外に出た今も、まだ顔が強張っているのがわかる。

出てきてしまってはもう後戻り出来ない。

殴られるわけでも、刺されるわけでも。

 

 

 

殺されるわけでもない。

 

なのに、身体は硬直している。

全くと言っていい程動かない。

 

だが、警戒は続ける。

身体が硬直している今、何も出来ない。

だが精神で負けてしまえば、全てに負けてしまう気がしたから。

 

「ノコノコ出て来たか...。」

 

「!?」

 

突然の声に驚く。

...だが自分が何より驚いているのは...。

 

 

 

「声が何処から聞こえたかわからない」こと。

 

それほど不安や緊張を感じているのか。

それとも...。

考えれば考えるほど、恐ろしい。

その考えを途切れさせるように声がする。

 

「綺羅 ツバサは...どうなるかな...。」

 

「!?...ぉ...。」

 

やっとの思いで声が出た。...だがそれも、ほんの僅かな声。

何故俺は、声を出せないまでに恐怖を感じている?

 

「...これから楽しみだね。」

 

「...ッ誰だ!?」

 

声を何とか絞り出し、後ろへ向く。

そこにいたのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「会うのは...初めてだね。相沢くん。」

 

「...?...ッ!?うわあああああああ!?」

 

何故だかわからない。

わからないのに、俺は無意識のうちに悲鳴を上げていた。

驚いて悲鳴が出たのとはワケが違う。

...何かトラウマのようなもの。

 

「...ほんと、この前は残念だった...。」

 

「はぁ...はぁ...。...この...前...?」

 

今度は放心。

...どうやら俺はこいつに、何か異常なものを感じている。

 

何も怪しいところのない、只の中年の女性。

...なのに、まるで "殺人鬼" でも見たかのような感覚に襲われる。

 

それに、何かがひっかかるのだ。...その原因を探すのは、実に簡単だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この前は残念だった」。

...コイツは確かに、そう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

皆さんは「トラウマ」という言葉をご存知だろうか?

...大きな精神的ショックなどで出来る心の傷のこと。

では大きな精神的ショックとはどんなものだろうか?

それは...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

身の危険をかんじたとき

 

 

 




ホラーテイストですね。

「I'm scared」というフリーホラーゲームの笑い声と合わせてみると、尚怖いのではないのでしょうか()

次は一つ目のお気に入り300記念を投稿いたします!

あっ、そうだ(唐突)
8日のスクフェス感謝祭、参加します。
何処にでもいる普通の人なのでバレないバレない、ヘーキヘーキ。

...連絡くだされば合流できるかも()
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