暇だからね、しょうがないね。
ここから少し話が動きます。多分。
「理由を、教えてほしいんだ。」
「...だから理由なんてないってば...」
「嘘をつかないでよ!!」
俺は怒鳴った。
彼女は自分から心を開いてくれたんだ。急に関わらないでくれ、なんて言うはずがない。
そう思いたかった。
「...本当の理由を教えてよ...」
「...し...ない.....!」
「え?「しょうがないじゃない!!」...!!」
そう言った彼女の目には涙が浮かんでいた。
「相沢くんは私を救ってくれたの...!そんな人を巻き込むことなんてできない!!」
救った?俺が?
泣きながら彼女は続ける。
「私はあのクラスでずっと孤独だった...!話しかけてくれる人もいなくてずっと寂しかった!
あなたがあの時教室から助けてくれてとても嬉しかった...!」
自分が知らない間に彼女を助けていた、という。
やった。智樹が俺を救ってくれたように、俺も綺羅さんを助けることができた。
だけど、まだだ。
彼女のいじめは、終わってはいない。
その根本を潰さなければ、彼女はまだ孤独のままだ。
「私に関わると、あなたまで孤独になるかもしれない!
それが嫌なの!だから絶対に私と関わらな...」
もう見ていられない。
俺が彼女に惹かれたのはあの眩しい笑顔だけじゃない。
"どこか自分に似ているんだ"
いじめではなかったと思うが、俺も確かに孤独だった。
孤独の辛さ、誰かを巻き込みたくない気持ちだって痛いほどよく分かる。
自分の分身を見ているような気がして、もう見ていられなかった。
それに彼女は優しすぎるんだ。
迷惑がかかるからと周りに助けを求めず、自分の中だけにいじめを留めている。
でも、僕はこの子の心に踏み込まなきゃ。「自分の分身」に。
そう思い、彼女の言葉を止めるように抱きしめた。
「!?なにしてるの!?」
彼女は戸惑っている。
「大丈夫だよ、綺羅さ...いや、"ツバサちゃん"。」
「え...?」
「僕が絶対に、君をいじめから解放してあげる。」
「え...!?どうやって!?」
「それはわからないよ、でも、君はすごく辛そうなんだ。
その証拠に、今も泣いてるじゃない。」
「...」
「泣きたければ泣けばいいよ。今まで辛かったよね。」
「...ぅわぁぁあああああ!!」
彼女は大声で泣き始めた。
俺は彼女を少しでも救うことができたのかな?
でも一つ、許せないことがある。自分に対してだが。
なぜ、"ツバサちゃん"がいじめられているのを知っていて、俺は放っておいたのか。
孤独の辛さを知ってるはずなのに、なぜ彼女を助けなかった?
そのことに対して、とても憤りを感じた。
「...落ち着いた?」
「...うん...ありがと...」
「大丈夫だよ、僕もツバサちゃんみたいな経験があるんだ。」
「え?いじめ...?」
「ちょっと違うけど、似たようなものかな。」
「そうなんだ...なんだかすごい偶然感じちゃうね?」
「偶然って...?」
「家が近かったり、同じような境遇だったり?」
「プッ、なにそれ!」
「ちょっ、笑わないでよ〜!?私は本当に思ってるんだから!」
そう言った後、彼女はまた眩しい笑顔を見せてくれた。
「ありがと!"駿くん"!」
顔がとても熱くなるのを感じ、すぐに顔を横に向ける。
...ツバサちゃんを少しでも救うことができたのかな...
...でも、まだだ。
まだ、ツバサちゃんへのいじめは終わっていない。
絶対に僕が終わらせる!!
テーマの決意がこれです。
「こんな先が読めるうっすいストーリーは中々ないぞwww」
って思った君、先生怒らないから出てきなさい。
俺も思うから(大暴露)
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ベースマンさん、イリさん、オペラーさん、町の工場屋さん(さん)、
緋炉さん、那須那須さん、sikitさん
ありがとうございます!これからも頑張ります!
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