長い間更新できず、申し訳ございません...。
なかなか作者のリアル事情が()
ちなみに今回は少し少なめ...になっちゃいます、ごめんなさい。
今は、ただ暗い道を歩いている。
夜の暗さに相まって、心の暗さまでもが目の前を闇で覆う。
暗くて前も見えないほどなのに何故か足が自然と動いてしまう。
心の暗さの原因。それは...
「...これから話す事は全部本当だ。」
...そんな前置きから始まった、あんじゅの叔父から語られる、あんじゅの過去だった。
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あんじゅは元々、3人家族だったという。
その家族はとても仲良く、喧嘩なんて無かったそうだ。
...だが、ある日。
全てが狂ってしまったそうだ。その理由は。
...判明していないそうだ。
ただ、その運命の日に分かったことは。
...母親、父親が死亡してしまっていたこと。
「...え!?死亡...!?」
「...ああ。...死因も...ハッキリしていない。」
だが、あんじゅはその事をずっと知らないそうだ。
あんじゅの叔父によると、あんじゅには本当の事を知ってほしくなかったそうだ。
...あんじゅが傷つき、これからの人生に影響が出るのではないか。
そう、恐れた結果だという。
...その時、一通り話し終わった叔父が懺悔者のように俺へと言葉を紡ぐ。
何故懺悔者のように見えたのか。
「...あの娘は...許してくれるだろうか...。...私には分からなかったんだ。
...知った方が残酷なのか、はたまた...知らない方が残酷なのか...。」
...俺に許しを請うように、その言葉をぶつけてきたからだ。
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「...どうすれば良いんだろうな、ホント...」
真っ暗な道で1人、ポツリと呟く。今までそんな人と出会ったことがない...かと言って、自分が経験したわけでもないのだ。
...だからこそ、どうしていいのか分からない。きっと彼女の叔父もそうだったのだろう。
"その事実" を話すべきか、話さないべきか。
「...はぁ...」
大きいため息が自然と一つ。
...それに呼応するかのように、後ろから鋭い声が。
「智樹くん!!」
その声の主は...
「...あ...あんじゅちゃん...」
優木 あんじゅ。正に今、智樹を悩ませている張本人だった。
「...」
「...」
2人は今、公園のベンチに座っているのだが...
「...」
...いかんせん、会話がない。全くと言っていいほどに。
ただ...ピリピリとした空気だけが、2人のそばを吹き抜けていた。
そんな空気があんじゅの痺れを切らせたのかは分からない。
が、あんじゅは心の全てを吐き出すかのように口を開き始める。
「...ねぇ...智樹くん。」
「...ん...?」
だが、その心は...。
「...叔父さんから、話は全部聞いたわよね。なら、事実を教えて欲しいの。」
「...は...?」
智樹が予想だにしなかった、どす黒い "モノ" だった。
あんじゅは壁一つあるキッチンの奥へと入り込んでいったはずだ。
...こういうと分かりづらいと思うので、分かりやすく言い換える。
"聞こえる筈がない" のだ。
なのに、何故聞こえていたのか。そんな考えに頭の中を貪られてしまう。
...それなのに。
「...ねぇ、早く教えて。」
あんじゅは、鋭い視線で智樹を射抜き、さらに重圧をかける。
意図的に智樹を押しつぶしに行くようにも感じられるほどに。
だが智樹は、叔父の言っていたこと。そして智樹自身の考えをつなぎ合わせ...抱き合わせる。
...その結果。
「...ごめん、俺にもわからないんだよ。あんじゅちゃんの叔父さんも、そこまで教えてくれなかった。」
...この嘘は、 "優しさ" なのか。それとも、 "逃げ道" なのか。
...今の時点では、わかる筈もなかった。
そう、今の時点では...。
「...そう。
...あなたも嘘をつくのね。」
そう言ったあんじゅの目には。
"軽蔑" 。そのものが、明らかに含まれていた。
あんじゅの中の、智樹への "信頼" が。
...今、崩れ去った。
いかがでしたでしょうか。
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喜び死にします。
あ、そうだ(唐突)
作家さんの誕生日回などを書きあげています。
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ことりちゃんメイン×2と、にこちゃんメイン×1です。