班行動でイルカを見終わった後のことだった。飲み物が欲しいと誰かが言い出し、ここは男子がと杉野が申し出たことで僕とカルマも自販機まで駆り出された。
『ねぇ、どーいうこと?』
カルマがそう英語で尋ねてきたのは。
『誰のことだ?』
僕は面倒くさそうにそう返す。誰のことだかすぐに分かったが、わざわざ英語で話してくる会話だ。聞かれたくないのだろう。
「えええ…………」
杉野はいきなり僕らが英語で話し始めたことに固まり、あたふたしている。少しなら習っていて分かる英語ではあったが、完全に雰囲気に置いていかれてしまっているようだ。
『渚ちゃんのことに決まってるじゃん。最近ずっと気まずい感じだったのに、この前普通に話しかけてきてしかも恋話になって』
カルマは杉野に構わず、早口の英語で続ける。むしろ杉野が分からないようなスラングを混ぜているようだ。しかし途中で言いにくそうに押し黙った。
『それでどうしたんだ?』
『カルマ君ってモテそうだよね。好きな人いるのって言ったんだ』
渚がどんな表情で言ったのか、何となくだが想像出来た。ほんの少しの微笑を浮かべ、ただの世間話のように気軽に言ったのだろう。告白されたことなんてすっかり忘れて。
『そうなったか』
渚がカルマ君と呼ぶのは別に本人が名前を気に入っているからではない。何てことない、渚がカルマと一周目で親友と呼べる関係だったからだ。本人から聞いた時はおかしな組み合わせだと思ったが、これで確信した。そんな親友に告白され、渚は相当悩んだのだろう。ここが重要なのだが、僕が洗脳の時に渚は自分の消したい記憶を自ら封じ込んだ。この消したい記憶というのに親友から告白された記憶も入っていたに違いない。
『何をしたのか知らないけどさ、そういう非人道的なことやるの止めたら?』
『非人道的か。正しいがお前に言われるとは思ってもみなかったよ』
くっと笑いを堪え、カルマを見据えた。彼は拳を握りしめて僕を睨みつけている。滅多にないことだが、カルマは本気で怒っているようだ。
洗脳に近い催眠をしたことをカルマが知るはずもない。それなのに渚の一言という少ない材料で、僕が非人道的な何かをしたと瞬時に判断したのは賞賛に値する。ここまで頭のキレる奴は早々いないだろう。
有能な駒になりそうだ。
『手に入れたいのは分かるよ。だったら何でE組監視役を止めるわけ?』
核心を突く発言に僕はわざとらしくやれやれとため息を吐いた。
『五英傑が決めたことだ。仕方ないだろう』
『あいつら操ってんの学秀君だろ』
こいつに嘘は通用しないか。だが、利用する価値はある。
カルマは
ならばするべきことは真実を伝えた上で利用すること。
自販機で飲み物のボタンを押す杉野が目に入った。こちらの話を聞いている様子はない。話しても問題ないだろう。
『……実は脅されているんだ』
『は、誰に?』
『それは言えない』
『それと渚ちゃんのこと、関係ある?』
カルマは如何にも疑っている表情で訊く。
そいつから守るためだ。
僕は心の中で返答した。しかし今はそれを言うことができない。今話してしまったら無駄になる。
『……今は言えないな』
『それ後々になっても言わないって顔じゃん』
どんな顔だと心の中でツッコミを入れる。
『渚にもしものことがあったら頼む。今はお前以外誰も信用できないんだ』
『言われなくてもそのつもりだよ』
「いつものことじゃん」とカルマが日本語に戻り呟く。それは鷹岡の時のことを言っているのだろう。
『喧嘩早いお前のことだ。すぐ相手に殴りかかろうとするのは目に見えている。だがその前に目を閉じてみろ』
『何のアドバイスだよそれ』
『敵に遭遇した時に絶対に役に立つ必勝法だよ』
カルマは「敵?ふざけてんの」と笑い飛ばした。冗談でも何でもないのだが、嫌に記憶力が良いこいつのことだ。その時になったら
「アドバイスとして受け取っとくよ」
カルマが日本語でそう言い、会話が終了する。
「ごめん、俺どうすればいいの?」
両手に飲み物を抱えた杉野が困り顔で言う。カルマはその内2本を、僕は3本の飲み物を受け取った。そうすると自然に2本の飲み物が杉野の手元に残される。
「あ。杉野さ、神崎さんに告れば?」
とカルマは思いついたように杉野に遅れて返事をするのだった。
*
班別暗殺はいつも通り失敗した。殺せんせーを追いつめるために各班は徹底していたはずだが、何しろ相手は超生物。行動が突飛過ぎて僕にも想像がつかない。
「いや〜、先生さすがに疲れましたね」
あれだけはしゃげば殺れるか?!
ナイフを握りしめて後ろを振り返る。真っ黒い頭が目に入り顔をしかめた。
「浅野君、殺意がバレバレですよ」
そのブラックホールのような黒い顔から声が出たのだからもう驚くしかない。そっちが正面だったのかという意外性に殺意が鈍り、仕方なくナイフをしまう。日焼けするとこんなに黒くなるのかというぐらい真っ黒である。
「これじゃあどこが顔かも分かんないよ。紛らわしいからどうにかして」
片岡さんの意見に周りは「そうだそうだ!」と賛成する。まさかこんな機会が来るとは思っていなかったので皆心の中でびっくりしているのだろう。L1NEのクラスグループでプランBに変更することを伝えた。
「ヌルフフフフ。皆さん何か忘れていませんか?」
殺せんせーは真っ黒い顔の表面を破り、一瞬にして黒い膜から抜け出した。その間たったの1秒。
しかしカッコつけ過ぎたせいか、肝心なことを忘れている様子である。
「月に一度の脱皮……月1の奥の手なのでなかなか使わないんですが______________にゅやっ」
自信満々に説明していた先生だったが、途中で自分で気がついて顔を覆う。
「暗殺前に自分で戦力下げてんの」
「何でこんな馬鹿いまだに殺せないんだろ」
天才と馬鹿は紙一重というが、今のは酷すぎる。マッハじゃなければすぐに殺せたんだろうな、恐らく。
上手く誘導できたことに皆が顔を一瞬見合わせた。
視界の端に疲れ切った三村と岡島が現れた。2人とも訓練中も船にいる間もずっと映像作りに没頭していた映画製作組だ。
「三村、例の映像は完成したんだろうな?」
小声で尋ねると、三村はニヤリと映画監督らしい顔つきになった。
「あともう一歩だな。夕食の時抜け出して最後の仕上げにかかる。任せとけよ、浅野。暗殺の前に立派な映画を見せてやるから」
「ふっ、楽しみだ。ドキュメンタリーは初めてだからな」
ウィンクする三村に今度は彼の作る自作映画のファンとしてコメントした。彼の監督としての才能は光るものがある。物事を客観的に見ることに優れ、しかしあくまで目立たず、戦場で陰ながらにスパイでもさせたら一流だ。日常ではあまり役に立たない才能だが、いつか存分にその才能を発揮させてやりたい。
三村は横の岡島を一瞥してため息を吐く。
「1つ気がかりなのがな……」
「何だ?」
「いやー下手したらビッチ先生に殺されそうだなーと」
ん?と一瞬はてなマークが浮かぶ。殺せんせーの恥ずかしい映像とビッチ先生の関連性は今の所見当たらない。少しして三村の言葉の意味に気がついて冷や汗をかく。
「…………使ったのか、あの映像」
「あんな面白いネタ使わない方がおかしいだろ〜」
岡島は妄想をしながらだらしなく顔を緩めている。その頭を思わず叩いた。
「おい、浅野!今のは痛いぞ!」
「すまない、あまりにイラッと来たからつい」
クラス全員がいきなりの暴力行為に1度沈黙し、僕と岡島君を見やる。
「岡島君が浅野君に叩かれた」
と国語の教科書の一文を読むように淡々と岡野さんが述べる。
「どーせまた何かやったんでしょあの変態」
片岡さんの反応もとても冷めたものだった。
「それよりさっきさ______________」
「みんな俺の扱い酷くね?!」
「日頃の行いだろ」
三村が肩をすくめた。
「そーいや浅野、渚ちゃんの私服可愛いな」
「あーそれ俺も思った」
男子達の視線が白ワンピースを纏った渚に向けられる。彼女はいつもは邪魔だからと結ってある髪を下ろし、学校とは違う雰囲気を醸し出していた。夏らしく程良く露出された白い肌が男子の目には眩しいようで、彼らは目を細めていた。まるで本物の天使でも見ているような視線である。
僕は呆れて「おい」と口に出し、文句を言いかけた。しかし、彼らの反応に文句は口の中で消えていった。
「見たことなかったのか」
と僕は少し意外に思う。よくよく考えたら渚は女子達とはよく出かけているようだが、私服で男子と出かけることはあまり無さそうだ。あっても勉強会ぐらいか。
「何というかエロい__________ぐおぁ!!」
不適切な発言があったのでその発言者の口は物理的な意味で速やかに塞いだ。
「岡島に二撃目のダメージ」
と女子の誰かが言ったものの今度こそ誰も興味を示さなかった。岡島はさらに精神的なダメージを負ったようだ。
「今のはどう考えても岡島が悪いな」
菅谷が僕の行動に賛同した。男子たちの視線の先を目で追い、指で四角い枠を作った。どんな絵を描こうかと考えているような様子で。そこで首を傾げ、彼は違和感に気付く。
「渚ちゃんといえばさ、何かあった?微妙に雰囲気変わった気がするんだよな」
「へえ。どんな風に?」
鋭い奴というものは何人もいるようだ。これは特に観察眼の問題じゃないのだろう。渚をどの程度見ているか。彼女を絵のモデル対象にする菅谷なら気づいてもおかしくない。
「何ていうかな。女っぽくなった」
「それは
菅谷を睨みつけるが、彼に他意は無いらしい。どうやら純粋に絵を描く対象として渚をそう感じたようなのだ。
「天使ちゃんって呼ばれてるだろ。初めて聞いた時なるほどなって思ったんだよ。まあ、俺が天使ちゃんをモデルにしたいと思った1番の理由でもあるんだけど」
「なるほど?」
何が一体なるほどなのかと疑問に思う。渚が天使らしいというのは殆ど皆に共通する意見ではあるが、こんな風に納得する意見は初めて聞いた。
彼は「ほらさ」と彼の描いた天使の絵画をスマホで見せる。
「天使は両性具有だっていうから」
スマホの中の天使は中性的で、男とも女ともとれる。そんな存在だった。
*
「さて、何をしてもらうんでしょうねえ?」
夕食後、殺せんせーはナプキンで口を拭きながらわくわくを隠しきれない様子で尋ねた。
「では殺せんせー。ディナーの後は三村監督の映画をお楽しみください。暗殺はその後で」
磯貝がクラスの代表として言う。水上の小屋に案内され、殺せんせーを1番前にして生徒たちは席に着いた。席に着いたといってもそれは格好だけ。実際は触手を勝ち取った8人以外は他の作業をする準備に追われていた。それを小屋を行き来するふりをすることで誤魔化す。
『東京都内某所。椚ヶ丘中学、3年E組。あろうことかここの担任は暗殺のターゲットである。今回我々E組調査隊はこの謎の男の生態に迫る__________』
BGMと共に流れる三村の声は出だしから視聴者を惹きつける。掴みはバッチリだ。殺せんせーも真ん中の席でニヤニヤしながら見ているし、準備をしている生徒たちも映像を全て見れないのを残念がっているようだった。
それは殺せんせーにとっては良いことだろう。何せ今から流れるのは殺せんせーの恥ずかしい映像なのだから。
『我々調査隊に極秘調査を提供してくださった方々にお越しいただきました。お話をいただく前に続きをご覧ください』
調査隊として画面に表示されるのは意味深な表情で頷く岡島、前原の2人。
『殺せんせー。
買収は失敗した』
殺せんせーがカブトムシの変装でエロ本を読む姿が映し出され、生徒たちは思わず「うわっ」と軽蔑の声を出した。
「失敗したーーーー?!?!」
『最近のマイブームは熟女OL。全てこのタコが1人で集めたエロ本である」
「違っ、ちょっ、岡島君たち!!皆に言うなとあれほど言いましたよね?!」
周りに助けを求めるも、皆はそれをニヤニヤして無言を貫いた。その反応ほど精神的にくるものはないだろう。
『お次はこれだ。女性限定デザートビュッフェに並ぶ巨体。誰であろう。奴である』
『殺子よ』
殺せんせーがかつらとメイクを駆使した女装がアップで画面に映った。顔に凹凸が無いのとデカさで全く誤魔化せていない。
『バレないと思ったのだろうか?女装以前に人間でないとバレなかったのが奇跡である』
「あーあ。エロ本に女装に恥ずかしくないの変態?」
追い討ちをかけるように狭間さんが言い、殺せんせーのライフは削られていく。
『ここに巷で話題になった貴重な映像がある』
「そ、それはまさか________!!!」
『監視カメラで撮影されたビッチ先生お手入れの一部始終をご覧いただこう』
『ヌルフフフフフ……』
画面の中でビッチ先生に向かい合う殺せんせーが映し出された。中学生にはまだ早い映像が見えそうになった瞬間、僕は隣にいる渚の目を覆う。
「学秀?どういうこと?」
怒りが垣間見える声に僕はうっと声を詰まらせる。渚は僕がその映像を監視カメラで撮り、ネットに晒したことを知っている。いくらビッチ先生とはいえ、それを生徒の前で公開することに対して渚は怒っているようだった。
「にゅやっ、先生死ぬ!先生社会的に死にますから!!!!」
一方タコは顔を真っ赤にして叫び声をあげていた。
1時間後。
チーン。
葬式でなるような音が聞こえた気がした。殺せんせーはぐったり、というか死んだように動かなくなっている。今なら殺れるんじゃないかと周りが顔を見合わせる。寺坂がナイフで殺せんせーを刺そうとした瞬間、殺せんせーは飛び起きた。
「危ない危ない。危うく魂持って行かれるところでした」
どうやら本当に死にかけていたらしい。
『ところで殺せんせー?何かお気づきではないだろうか?』
「?!」
殺せんせーはハッとした顔で床を見た。そこには足________触手が浸かるほどの水があり、触手は水を吸って少しだが肥大化していた。更に水が床にかかったことで菅原が上に施したコーティングが取れ、対先生繊維で出来た床が姿を出す。
「俺らまだ何にもしてねーぜ。船で酔って恥ずかしい思いしてよ、随分動き鈍ってきたんじゃねーの?安心しろよ。俺らがちゃんと殺してやるから」
寺坂が銃を殺せんせーに向ける。それに合わせて村松、吉田、イトナの3人も銃を準備する。
「寺坂の癖に臭い台詞だね〜」
カルマは余裕気に両方の手で銃を構える。
「あとで恥ずかしい思いするわよ」
狭間さんがくっくっと笑いながら両手で銃を持つ。
「言うね〜狭間さん」
と中村が続ける。
未だに僕に小さな怒りを向ける渚は少しの間僕を睨みつけていたが、すぐに両手に体の大きさに反した大きな銃を装備した。
顔に殺気は微塵も出さない。満面の笑みで殺し屋たちは対象を見つめる。
律が言った。
「さあ、暗殺開始です」
それは合図だった。
銃声の音が九つ鳴る。殺せんせーは約束通り触手を撃たせた。
4隻のボートが小屋の枠組みを一気に剥がしていく。それと同時に運動神経の良い生徒たちがフライボードで殺せんせーを囲んだ。
突然の環境の変化に弱いことは今までの暗殺で既に証明済み。だからフィールドを木の小屋から水圧の檻に変える。
倉橋さんの協力の元、イルカが周りを囲うように飛び跳ねており、外に出るには動物を傷付けなくてはならない。メルの一件で対象にそれが出来ないことは確認済みだ。
「射撃を開始します。照準・殺せんせーの周囲全周1m」
律と僕含む一斉射撃チームは殺せんせーを囲む射撃を行う。その目的はあくまで「囲む」のであって、「当てる」わけではない。マッハ20のスピードを持つ殺せんせーは弾を撃たれると避けることで解決しようとする。だから一斉射撃は敢えて殺せんせーを狙わない。
その弾幕の中を天使が通った。誰にも違和感を悟らせず、仲間である僕たちですら欺いて自然に殺せんせーに歩み寄る。
彼女の視線、動き、表情。全ては殺せんせーを誘導するために行われた。彼女のナイフが殺せんせーの触手を一本切り取っていたことに、殺せんせーは目を見開いている。滑稽なのが、それが僕らからすれば殺せんせーが殺られに行っているようにしか見えなかったことである。
今更のように後退りする殺せんせーに渚は「あれ、忘れてた?」と呟いた。
「わたしはまだ触手を2本しかもらってない。
約束だよ、殺せんせー?避けないでね」
渚は妖艶な笑みを浮かべた。
殺せんせーは顔を強張らせた。渚のやり方は僕が提案したものだ。皆が一斉射撃をした時に触手を貰う権利を全て使わず、敢えて残しておく。そうすれば殺せんせーは教師として約束したため、渚に触手を切り取らせなければならない。更に奥の手である脱皮が消えたことで渚が近くにいる時にマッハで動き回ることも出来なくなる。
それを提案した時、渚が危険な目に遭うのにいいのかと周りに言われた。奥の手を封印した状態ではあまりにも自殺行為だとも。だが、それらは完全なる愚問だ。
それは僕が殺せんせーは生徒を傷付けないと信じているからではない。
今の渚が最強の暗殺者だからだ。
渚は弾が撃たれる方向を全く見ていないのにも関わらず、囲われた銃弾を歩きながら避け切った。途中で立ち止まり、ふふっと笑う。ビッチ先生よりあどけない、それでも大人っぽい笑みだ。殺せんせーに向かう予定通りな銃弾の位置を渚は全て把握していた。囲われた銃弾から逃げ切るルートの先に渚が居たとしても、殺せんせーはそれを選ばざるを得ない。
対先生ナイフが触手を綺麗に斬った。殺せんせーが最も衝撃を受け、意識がナイフに向いたその瞬間に撃たれる銃弾が2つ。
速水さんと千葉の弾が心臓を目掛けて殺せんせーを狙う。イトナからの情報によりクラスメイトは全員殺せんせーの心臓が1番の急所であることを知っている。
更にここで僕が圧力光線を取り出す。これで殺せんせーは身動きが取れない。つまり避けきることも不可能。
ここまで全て計画通り。
その次の瞬間、超生物の全身が閃光と共に弾け飛んだ。
原作からの変更点
・カルマに1000のダメージ
・杉野告れば?
・鋭い菅原
・ビッチ先生の黒歴史追加
・天使の避けられない暗殺
殺せんせーは死にました。ということで次回最終回です(大嘘)
渚ちゃんから殺せんせーがマッハなのに避けられない現象は一応意識の波長の応用です。ちなみに殺せんせーはちゃんと避けようとしています。
次回、名探偵現る。