ビーラビットも異世界から来るそうですよ? 作:shin-Ex-
此度は問題児と私の好きな作品であるPandoa Heartsをクロスさせるとどうなるのかと思い、筆を走らせてみました
今後どうなるかわかりませんがどうぞよろしくお願いいたします
それでは本編どうぞ
オズ・ベザリウスとアリス
運命に翻弄され、苦痛を味わい、絶望を知りながらも想いを、意思を貫いた二人
再会の奇跡を夢見て、一度消えていったが・・・・・運命とはまことに面白きもの
二人の物語は、まだフィナーレとはいかなかった
オズとアリス、二人は今・・・・・
「ちょ、待って待って待って!これどういう状況!?」
なぜか空中に身を投げ出され、重力に従って急降下していた。
(どういうこと!?俺消えたよね?消滅したよね?それなのになんでこんなクライマックスな状況に陥ってるの!?)
あまりにも唐突な状況に慌てふためき冷静さを失ってしまったオズは、状況も理解できぬままただただ混乱していた。
「お、おいオズ!!これはどういうことだ!説明しろ!」
オズと同じように消える宿命にあったはずの少女、アリスもまた自分の身に起きているこの状況を把握できずに、オズに怒鳴り散らす。
「俺だってわからないよ!というかわかってたとしても説明できる状況じゃないから!このままじゃどう考えてもマズイから!」
ひとまず状況の把握、及び打開の為に周囲を見渡すオズ。周りに自分やアリスと同じように落ちている少年少女が合わせて3名の姿を捕える。
次に落下先に視線を移すとそこには湖があった。硬い地面よりはまだましとは言え、それでもこの高度から落ちれば致命傷ものであろうことは明らか。
現在の状態からこの状況を打開する術は残念ながらない。となると・・・・・オズの取る行動は一つであった。
「アリス!」
オズはアリスの手を掴み、抱き寄せて湖に対して背を向ける体勢を取った。
これではオズへのダメージはより大きくなってしまうが、それでもアリスへのダメージは和らげることができる。
「オズ!貴様何をしている!それではお前が・・・・」
「大丈夫だよ。この体結構丈夫だから」
「ッ!?この馬鹿がっ!!」
「あははっ、まあ否定はしないよ」
安心させるような優しい笑顔を見せるオズと、そんなオズを案じるように心配そうな視線を送るアリス。
そして二人の身体は・・・・・湖に飲み込まれた。
「・・・・・・あんなにカッコつけておいて怪我一つ無いって逆に締まらないんだけど?」
背中から湖に叩きつけられたオズであったが、その体に怪我は一切無かった。
というのも、どうやら衝突直前に緩衝材の役割を果たすであろう水膜が貼られており、その効果もあって無事だったのだ。
「怪我がなかったのならそれでいいだろう。それとも怪我したかったのか?」
「いや、俺Mじゃないからそれはないんだけど・・・・なんていうか複雑なんだよ」
「む・・・・よくわからんな」
まあ、あれだけカッコつけておいて怪我がないのだから先程オズ自身が言っていたように確かに締まりのない話ではある。そんなオズの心境はあまり理解できないようで、アリスは小首を傾げていた。
「それよりもオズ、ここはどこなんだ?私達はなぜ消滅していない?」
アリスの疑問は最もだ。オズもアリスも本来なら消えてしまうはずだった。それなのに突然見知らぬ地に放り出されてしまうのだから意味がわからないであろう。
「それは・・・・・俺にもわからない。情報がなにもない状態だからね。とりあえず今は向こうの人達に話を聞くっていうのが一番なんだろうけど・・・・・」
オズは自分達と同じように湖に落ちた三人へと視線を向ける。
「信じられないわ!引きずり込んだ挙句に空に放り出すなんて!!」
「右に同じだクソッタレ」
「・・・・大丈夫?」
湖から浮かび上がってきた3人の少年少女のうち、上品な黒髪の少女とヤンキー風の金髪の少年は文句を言い、栗色の髪の大人しそうな少女は自身が連れ添っていた猫に心配そうに声をかけていた。
「石の中に呼び出された方がまだ親切だな」
「え・・・・・?石の中も十分に危ないわよ?」
「俺は問題無い」
「あらそう。身勝手なのね」
ヤンキー少年の言動に、黒髪少女は呆れた声を出した。
「ちょっといいかな?」
オズは3人へと声をかけた。
「あ?なんだよ?」
「まあ、色々と聞きたいことはあるんだけどとりあえずあがらない?このままじゃ・・・・」
「クッシュ!」
「・・・・・風邪ひいちゃいそうだし」
「・・・・・まあ、そうだな」
流石に全身ずぶ濡れでさらに湖に浸かったままでは体も冷える。アリスがくしゃみするのを見て、ヤンキー風の少年はオズの言うことに同意し、一同は湖からあがった。
「それにしても・・・・ここどこだろう?」
「さあな。世界の果てっぽいのが見えたし、どこぞの大亀の背中じゃぁねえか?」
猫を抱えた少女の問いかけに先程まで濡れた服を絞っていたヤンキー少年が髪をかき上げながら答えた。
「さて、まず間違いないだろうが一応確認しておくぞ。お前達にも変な手紙が?」
「「手紙?」」
手紙という言葉に、オズとアリスは首を傾げた。
「なんだ?お前達のところには来てなかったのかよ?」
「私達はあの手紙を呼んでこの世界に来たのだけれど・・・・」
「・・・・・あなた達は違うの?」
「少なくとも俺は心当たりないけど・・・・・アリスは?」
「私も知らん」
どうやらオズやアリスと他3人とではこの世界に来た経緯が異なっているようだ。
「どうやらお前達二人は俺達とは状況が違うようだな・・・・・」
「そうみたいだな・・・・・お前達3人はその手紙とやらを読んでここに来たのか?」
「まあそうだけれど・・・・・ちょっといいかしら?先に自己紹介をしておきましょ。名前がわからないと不便だわ」
黒髪の少女の提案で、ひとまず自己紹介をすることとなった。
「それじゃあまず言いだしっぺのお前からな」
「・・・・・・その言い方少しムカつくけれどまあいいわ。私は久遠飛鳥よ。そこの猫を抱えた貴女は?」
黒髪の少女、飛鳥が名乗り、次に猫を抱えた少女に尋ねた。
「・・・・・春日部耀」
耀はそっけなく名前だけを答える。
「そう。よろしく春日部さん。野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」
「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれ」
(・・・・・なんか気が合いそうだなぁ)
ヘッドホンの少年・・・・十六夜はにやりと笑みを浮かべて答えるのを見て、オズは直感的にそう思った。
本来、面白いことやいたずらが好きなオズからしたら十六夜はどこか通じるものがあるようだ。
「取扱説明書をくれたら考えてあげるわ十六夜君」
「マジかよ。今度作っとくから覚悟しとけお嬢様」
十六夜と飛鳥・・・・・二人の間に火花が飛ぶ。
「・・・・・あなた達の名前は?」
そんな十六夜と飛鳥を尻目に、耀がオズとアリスに名を尋ねる。
「アリスだ」
「俺はオズ。オズ・ベザ・・・・」
そこまで言って、オズは口を噤んでしまった。
それはオズの中で果たして自分が『ベザリウス』を名乗っていいのかという迷いがあったからだ。
「・・・・どうしたの?」
様子のおかしくなったオズに、耀は首を傾げて問う。
「なんでもないよ。それよりも・・・・・・」
オズは飛鳥と耀、二人に対して交互に視線を向けていた。
「どうしたのかしらオズくん?」
「・・・・・・君達、俺とどこかで会ったことない?」
「「え?」」
唐突にオズからそう告げられ、飛鳥と耀は疑問の声をあげる。
そしてどこかでオズと会っているのではないかと自らの記憶をたどる二人であったが・・・・・・全く心当たりはなかった。
それもそのはずだ・・・・・なぜなら二人はオズと会ってなどいないのだから。
ならなぜオズはそんなことを言いだしたのか?それは・・・・・
「あ、そうか。思い出したよ。どこかであったことがあると思ったら・・・・・・夢で会ったね」
・・・・・ただの口説き文句だからだ。
ものすっごいいい笑顔で誑し込もうとするオズ。まあ、飛鳥と耀といった可愛い部類に入る二人を目の前にしているのだから女の子好きのオズならば口説きにきてもおかしくはない。
ただ・・・・・それを面白くないと思う人物もいるのだが。
「・・・・・オズ」
「ん?なにアリ・・・・・って、いったぁぁぁぁぁ!!」
名を呼ばれ、振り返るオズであったが・・・・・突然アリスに頭を噛まれてしまった。
「ちょ、アリス!痛い痛い痛い!これシャレにならないくらい痛いから!なんでいきなり噛み付いてくるの!?」
「うるさい!私の所有物の分際で勝手なことをするオズが悪い!」
「所有物!?俺アリスの所有物なの!?」
「そうでなければなんだというのだ!二度とつまらん真似出来んように躾てやる!」
「いだだだだだ!!わ、わかった!わかったから噛まないでアリス!!」
躾と言い、オズに思い切り噛み付くアリス。あまりの痛さに涙目になるが、どこか嬉しそうなオズ。
その光景を見て・・・・・
(((・・・・・・イチャついてるようにしか見えない)))
十六夜達3人はそう思った。
まあ実際、アリスの行動は嫉妬によるもので、オズもそのことが完全とはいかないがなんとなくでわかっているため二人のやりとりはイチャつき、はたまたじゃれあいであることは間違いではないであろう。
「・・・・・これどうする?」
「しばらく放っておこうぜ。見てる分には楽しいからな」
「そうね」
お楽しみの最中なのだからと、3人は邪魔をせずにただただオズとアリスのやりとりを眺めていた。
(う、うわ~・・・・あれは痛そうです・・・・)
5人から少し離れた茂みの影から、兎耳をはやした女性が冷や汗を流しながら隠れて伺っていた。
(・・・・・そもそもお呼びしたのは3人だけのはずです。あの二人は一体何者なのでしょう?)
ウサ耳の女性はイチャつき合っている・・・・・呼んでいはいハズなのに召喚されてしまったオズとアリスに視線を向け、そんな疑問を抱いていた。
あとがきお茶会のコーナー!
今回はオズくんと進めて参ります!
「よろしくね」
はいよろしくお願いします!それではお茶会ということで何か用意せねば・・・・・無難にアールグレイでいいですかね?
「いいと思うよ」
それではこちらどうぞ。
「ありがとう。それにしてもこの小説も始まっちゃったね・・・・・先のこと何も考えてない無計画な状態のくせに」
うっ・・・・
「この先ちゃんとやっていけるの?絶対にグダるよね?絶対に躓くよね?すっごいそうなる未来が見えるんだけど」
ぐぎぎ・・・・・
「というかさぁ・・・・・主は今自分が連載いくつ抱えてるのか把握してるの?」
・・・・・これ入れて8本です
「なんでそんなに自分を追い込むの?馬鹿なの?Mなの?死ぬの?」
やりたかったからしょうがないでしょうよ!というか本編であんなだったからってあとがきでSに並んでくださいよ!
「あんな言うな。あれだってそもそも主のせいでしょ。そもそも俺のキャラあれでいいの?」
・・・・・・タグにキャラの再現度に難アリってあったでしょう?
「タグつけておけば許されるわけじゃないでしょ」
・・・・・ごもっともです。
「まあ、まだ1話だから何とも言えないだろうけど、読者がどう思うかとかはちゃんと向き合いなよ?」
・・・・・はい
「さて、説教はここまでにして・・・・・とりあえず気になることあるんだけどいい?」
なんですか?
「タグにある死亡キャラ登場っていうのはどういうこと?」
それはまああれですよ。Pandora Heartsの原作内で残念ながらお亡くなりになってしまったキャラが登場するって意味です。
「・・・・・とりあえず俺の脳裏に二人ほど思い浮かんだんだけど」
きっとその二人は登場することになるでしょうね。
「嬉しいような不安なような・・・・・」
まあそこはおいおいとね。
さて、それじゃあ今回はここまでにしましょう。
それでは・・・・・・
「「次回もまたお楽しみに!!」」
「・・・・・というかこれお茶会っぽくない気がするんだけど?」
・・・・・それは言わんといて