ビーラビットも異世界から来るそうですよ? 作:shin-Ex-
まあ原作とは違う展開にはなりますがね。
それでは本編どうぞ。
ゲーム当日、"フォレス・ガロ"の居住区前にて。
「・・・・黒ウサギ、"フォレス・ガロ"っていうのは自然愛護団体のコミュニティなの?」
「い、いえ・・・・決してそんなことはないんですが」
オズの問いかけに黒ウサギは動揺を隠しきれない様子で答えた。
オズが問いかけるのも黒ウサギが動揺するのも無理もない。なぜなら"フォレス・ガロ"の居住区画はうっそうと木々が生い茂っているのだから。
「"フォレス・ガロ"の居住区画はもっと普通だったはずなのに・・・・・」
ジンは近くの木の枝を手で触れ、訝しげに見つめた。
「・・・・皆こっち。"
飛鳥は外壁に貼られていた
ギフトゲーム"ハンティング"
プレイヤー
久遠 飛鳥
春日部 耀
オズ・ベザリウス
アリス
ジン・ラッセル
クリア条件
ホストの本拠内に潜むガルド・ガスパーの討伐
クリア方法
ホスト側が指定した特定の武具でのみ討伐可能
指定武具以外は"
敗北条件
降参かプレイヤーが上記の勝利条件を満たせなくなった場合
指定武具
ゲームテリトリーにて配置
宣誓
上記を尊重し、誇りと御旗の下、"ノーネーム"はギフトゲームに参加します
"フォレス・ガロ"印
「これは・・・・まずいですね」
ジンは契約書類ギアスロールに目を通して表情を曇らせる。
「このゲームそんなに危険なの?」
「いえ、ゲーム自体は単純なんですが・・・・・」
「問題は指定武具以外で傷つけるのは"
オズが契約書類ギアスロールの該当部分を指差していう。
「はい・・・・・このルールのせいで皆さんのギフトは通用しません」
「なに?私の鎌でも斬れないというのか?」
「斬るどころか傷つけることもできないでしょう」
「ルールは絶対っていうことか・・・・何かしてくるだろうとは思ったけどこれは厄介すぎるね。自分の命をクリア条件にしたことで五分に持ち込むなんて」
「迂闊でした・・・・・あの時にルールもその場で決めておけば」
単純な力比べておいのならば"ノーネーム"が勝つ確率は相当高かったはずだ。だがこのルールでは勝率はガクンと落ち込む。
これは経験不足によって引き起こされた事態といってもいい。
「だけどその指定武具に関してヒントぐらいはあるんだよね?でなければゲームとしての正当性は損なわれる」
「はい!オズさんの言うとおりヒントがなければルール違反で"フォレス・ガロ"は反則負け!この黒ウサギがいる限り反則は許しません!」
黒ウサギは力強く言う。
"
「黒ウサギもこう言ってるし大丈夫だね」
「ああ。ハンデがろうとなかろうと、奴を八つ裂きにすることには変わらんからな」
「そうね・・・・・それじゃあ行きましょう
オズ、アリス、飛鳥、耀、ジンは門をくぐり・・・・新生"ノーネーム"初のギフトゲームが始まった。
「う~ん・・・・・」
木々に侵食された居住区を進んでいく一行、その中でオズは顎に手を当てて何かを考え込む仕草をとっていた。
「どうしたオズ?」
「ちょっと考え事をね。例えば指定武器とか・・・・」
「・・・・もしかしてなにかわかったの?」
耀が期待のこもった視線をオズに向ける。飛鳥とジンも同じような目をしている。
「ううん、残念ながら。流石にヒントがないとなんと何とも言えないよ」
だが、どうやらその期待には答えられないようだ。
「"ハンティング"というゲーム名から猟銃が真っ先に思い浮かんだんだけど・・・・・流石にそんなに単純じゃあないだろうからね」
「そうですね・・・・・わざわざ指定武器を用意していることから特殊な武器なのだと思います」
「おかげで俺達のギフトはガルドに対してほぼ無力・・・・・本当に厄介なことこの上ない」
はあ、と大きく肩をなでおろしながら溜息を吐くオズ。
「というよりそのルールとやらは絶対なのか?試しに一回蹴ってみなければ私は納得できないんだが?」
「ア、アリスさん・・・・・まあ気持ちはわかるけども」
「
「黒ウサギってそんなに審判として優秀なの?」
「月のウサギですからね。審判としての能力は箱庭においても最高峰です」
威厳や風格はともかくとして、黒ウサギの審判としての信頼度は高い。ゆえに指定武器でしかダメージを与えられないというのは絶対であろう。
「普段はあんななのに黒ウサギって意外と凄いのね」
「あんなってなんですか!」
聞こえるはずのない甲高い声が一同の耳に聞こえて来る。声のする方に振り返ると・・・・・そこには黒ウサギがいた。
「黒ウサギ!?どうしてここに?」
「はい。審判として皆さんに伝え忘れたことがありましたのでそれをお伝えに・・・・・・・」
「「嘘をつくな」」
「「「なっ!?」」」
飛鳥、耀、ジンの3人は自分達の目を疑った。オズとアリスが・・・・・大鎌で黒ウサギの身体を切り裂いたのだ。
「ちょっ!?何をしてるんですかオズさんアリスさん!どうして黒ウサギを・・・・・!!」
「落ち着いてジン。こいつは黒ウサギなんかじゃないよ」
「まったく。まさか箱庭に来てこれに会うことになるとはな」
「え?」
「どういうことオズくん、アリスさん?」
「そいつをよく見てみろ」
アリスに言われ、黒ウサギ
そこにいたのは・・・・
「くそ~・・・・よくもやってくれマチタね」
鉤爪の付いた蜘蛛のような足を生やした巨大な赤ん坊の首であった。先ほどの斬撃で顔には二本の切り傷の線ができている。
「な、なにこれ・・・・気持ち悪い」
「これは・・・・"
「ジンくん、アレを知っているの?」
「100年程前から現れるようになったというギフトゲームにルールを無視して乱入する異形の者達のことです。まさかこのタイミングで出てくるなんて・・・・・」
「違うよジン。こいつは
オズは鎌で赤ん坊の首を差しながらいう。
「チェイン?それってオズくんと同じ・・・・?」
「オズとは違う。こいつは"
「下級とは言ってくれまチュね。でも・・・・これから君達がそんな下級チェインに殺されるとなるとそれはそれで面白いでチュ!!」
「私達を殺すだと?
「悪いけどお前はここで倒させてもらうよ。個人的に
「やれるものならやってみなチャい・・・・だけど相手は僕だけじゃないでチュよ?」
「トランプ・・・・・ザコチェインがぞろぞろと。貴様らごときが数いたところで私を倒すなど不可能だ」
「そうだね・・・・・皆、ここは俺とアリスに任せて」
「え?二人だけで?」
「こんな連中に一々全員で時間を使う必要もない。貴様らは私達がこいつらを蹂躙している間に指定武器とやらを探してこい」
「大丈夫・・・・・なんですよね?」
「うん。この程度なら・・・・なにも問題ないよ」
オズは身近にいたトランプにチェーンを飛ばし、突き刺しながら言う。
「・・・・わかったわ。私達は先に行かせてもらう。二人もそいつらを倒したらすぐに追ってきてちょうだいよ?」
「ああ」
「当然だよ」
「行くわよ春日部さん、ジンくん」
「うん・・・・・気をつけてねオズ、アリス」
「お二人共ご武運を」
飛鳥、耀、ジンの3人はその場をオズとアリスに任せて去っていった。
「さて・・・・・それではやるぞオズ。足を引っ張るなよ?」
「あははっ。わかってるよ」
鎌を構えて、オズとアリスはチェイン達に斬りかかる。
その光景はまさに蹂躙と言って差し支えないほどに圧倒的であった。
あとがきお茶会のコーナー!
今回はオズさんとジンくんの二人と進めてまいります!
「よろしくね」
「よろしくお願いします」
それでは今回のお茶、アップルティーをどうぞ。
「ありがとう。それにしてもとうとう"フォレス・ガロ"とのゲームが始まったね」
「そうですね・・・・・ここまで長かったですね」
・・・・・すみません。15話もかかって本当にすみません。
「まあ俺はいいんだけどさ・・・・・それにしてもチェインが出てくるなんてね」
「あの
「うん。まあ
その2体に原作一巻で結構苦しめられてますけどねオズくんは。
「うっ・・・・・しょうがないでしょ。あの時はまだ普通の人間と変わりなかったんだから」
「まあ一般人があれと出会ったらたまってものではないですもんね」
特に
「まあ・・・・あれはアリスに騙されたようなものだけどね」
「一体その時なにがあったんですか?」
「・・・・色々だよ」
知りたかったら原作一巻を読んでみてくださいって感じで。
「そ、それって宣伝では・・・・」
まあそうともとれますね。
さて、今回はここまでにしましょう。
それでは・・・・・
「「「次回もまたお楽しみに!!」」」