カイは銃を構えて戦う姿勢をとっている。モートは腕を組んで余裕の表情を浮かべて立っていた。
「さあ、初めようではないか。」
「かかってこい!」
バトルが始まり、先制攻撃をしたのはカイ。モートを狙って撃ったが、当たらなかった。もう一発撃とうとしたその時だった。
カチカチッ
トリガーを引いても撃てないのだ。
「どうした?撃てないのか?」
カイはとりあえず動き、父さんに声をかけた。
「父さん、撃てないよ!」
「ボルトハンドルを握り上げて、引いて押してハンドルを倒すんだ!」
「ありがとう、父さん!」
周囲の観戦者はカイをクスクス笑った。カイは少し恥ずかしかった。それでカイは言われたことをやった。すると、空の薬莢が出てきた。そして、トリガーを引いた。
「なにッ…?!」
なんと、弾がモートの右足に当たったのだ。かなり素早く動いていたモートだったが、かなり動きが鈍った。
「我が右足を狙うとは…お主、中々やりおるな。」
モートは右足を引きずっている。撃たれた所は血が大量に出ている。
「だが、こんな程度では我を倒すことはできぬ!」
「次で仕留めてやる!」
「さあ、この魔法を避けてみよサウザンドブレイズボールアンドアイススパイク!」
モートの上空に大量の炎の玉と氷の棘が召喚され、カイに向かって飛んできた。カイはほとんどのやつを避けたが、最後の氷の棘が自分に飛んできた。カイはさすがに避けられないと思った。その時だった。
「…!?」
なんと、父さんが自分の前にいるではありませんか。急いで父さんを受け止めた。氷の棘が心臓を貫いて刺さっている。傷口からかなりの血が出ている。
「父さん!」
「すまない…息子よ。俺はこの出血…ぐふっ、では死…ぬ。モートを倒…して…く…れ…。」
父さんはゆっくりと目を閉じた。そして、涙を流して頭が落ちた。
「父さん…!しっかりしてよ、目を開けてよ、父さん…!」
しかし、カイの声は届かず死んでしまった。怒りと悲しみの感情が高ぶった。
「よくも…よくも俺の父さんを殺したな…!許さん…許さんぞ…!」
カイの表情は泣いているけど怒りの表情も出ている。
「ふん、たかが一人死んだだけで泣くとはな。これだから人類は…」
「覚悟しろ、モート。お前を殺す。」
「くるがいい。お前の本気を見せてみよ!」
カイの体に不思議な力が込み上げてきた。その不思議な力は一ヶ所に集まった。そこは次の弾だった。排莢をして、狙いを定めた。モートの心臓を狙った。
「食らえ、魂の一撃、メテオショット!」
カイはトリガーを引いた。弾はモートへ真っ直ぐ飛んでいき、見事に心臓を貫いて命中した。傷口から大量の血が出ている。
「そんな…バカな…我が負けるだと?あり得ない…あり得るわけがない!嘘だ!」
「父さん仇だ。死ね。」
排莢をしてモートの頭を狙って撃った。当たってモートは死んだ。冒険者などは喜んでいた。母さんも一応喜んでいたいたが、あまり喜べなかった。カイはその場で倒れた。何人かの冒険者は駆け寄ってきてカイを自宅まで運んでいった。父さんの死体はいつの間にか消えていた。
二年後
あれから二年が経った。あの戦いはこの国の伝説の一つとなった。カイは18歳になり、お気に入りの店を見つけて、一人で旅に出ることにした。母さんはその事に関しては何も言わなかった。
「母さん、旅に行ってくる。」
「気をつけて行くんやで。」
「…うん。」
家のドアを閉めて旅に行った。この先にどんな出会いなどが待っているのだろうか。次回に続く!
読んで頂きありがとうございます!これからもがんばりますのでよろしくです。