カイはこの国から出る前に協会に来た。沢山の冒険者などがいて、かなり賑わっている。カイは受付に行った。
「こんにちは。どのようなご用件でしょうか?」
「二年前に登録したカイですが、会員証を受け取ってないんですよ。発行してもらえますか?」
「カイさんですね、これをどうぞ。会員証になります。」
「ありがとうございます。」
「それは会員証兼自分の能力の一覧表となります。」
「わかりました。」
受付を去り、自分のステータスを見てみた。
●レベル 03 自分のレベル。上がる度にステータスが上がる。
●攻撃力 24 自分の攻撃力。高いとダメージアップ。
●防御力 13 自分の防御力。高いと耐えられる。
●知識 44 自分の知識。高いと魔法の威力アップ。
●体力 74 自分の体力。高いと死ににくくなる。
●力 35 自分の力。高いと魔法を何回でも撃てる。
●運 21 自分の運。高いと命中率が上がったり、ドロップ率が上がる。
カイはこんなもんかと思って、会員証兼自分の能力の一覧表を懐にしまい、協会を出た。
カイは正門を出て平原にでた。この平原はかなり広くて、敵がそんなに強くない。この国の初心者冒険者はこの辺でレベ上げをしている。街道もあり、魔法の国マジジクに続いている。間に樹海があるが、街道を沿って行けば絶対にたどり着く。
カイは街道を沿って歩いている。心地よい風が吹いている。たまに、初心者冒険者がそこら辺の
歩いていたら目の前になにかが見える。あれは…女の子?カイは気になったので少し近づいた。すると、女の子が棍棒を持った三体の
「コノニンゲン、ヨワイ。コロセ!」
「た、助けてください!」
カイは銃を構えてゴブリンを狙い、撃った。頭に当たり、ゴブリンは死んだ。残りの二人もあっさりと倒した。
「…大丈夫?」
「はい、一応ですが。」
「…それでは。」
カイは魔法使いらしき人を助けた。その場を去ろうとしたその時だった。
「待ってください。私を仲間にしてください。お願いします!」
手を捕まれた。女の子の顔を見ると、切実な顔をしている。
「…何でだ?」
カイはとりあえず理由を聞くことにした。
「私、かなり弱いんです。この辺の敵でさえこの有り様です。だから仲間にしてほしいんです。お願いします!仲間にしてください!」
「…なるほど。目的はあるか?」
「目的ですか?ありますよ。爆発と水系の魔法を極める、これが私の目的です。」
「…そうか。いいだろう。今から俺の仲間だ。よろしく。」
「ありがとうございます!よろしくお願いします。名前はリンと言います。魔法使いでレベル9です。使える魔法は水系と爆発系の基本魔法の一部です。」
「俺の名前はカイ。狙撃手でレベル3。」
「カイさんの目的はなんですか?」
「…魔王軍を滅ぼす。」
「へぇーそうなんですか。大きな目的ですね。」
「…行くぞ。マジジクに行く。」
「私の故郷ですね。着いたら案内しますよ。」
リンは立ち上がり、カイについていった。カイは無表情、リンは満面の笑みを浮かべ、マジジクに続く街道を歩いていった。
樹海に入ると木々が生い茂っていて、少し暗い。所々に看板が設置されていて、街道がら逸れるな死ぬぞと書かれている。
「ここ、少し暗いですね。」
「…うん。」
しばらく街道を歩いていると
「…ここは頼んだ。」
「やってみます!」
返事をすると、魔法の詠唱を始めた。
「宙に舞いし粉塵よ、爆発するがいい。ダストエクスプロージョン!」
グリーンスライムを中心とした小範囲が爆発した。爆発音は樹海に響いた。グリーンスライムは跡形もなく消えた。どうやら倒したようだ。カイは見たことのない魔法に少し驚いている。
「どうでしたか?私の魔法は。」
「…凄い威力だ。」
「褒めてくれると嬉しいです!」
「…とりあえず、行くぞ。」
「はい!」
しばらく歩いてもう樹海から出ようとしたその時だった。突然、鳥みたいな鳴き声が樹海に響いた。カイは予想がついたバジックスだ。カイは一年前にバジックスの鳴き声を聞いたことがある。
「…逃げるぞ!」
「え、ちょっと、なんでですか!?」
「バジックスだ!ここでは戦えないから樹海を抜けるぞ!」
「戦うんですか!?無理ですよ!」
「やってみなきゃわからないだろ!」
「わかりましたよ、戦います。」
「よし、全力で走って樹海から抜けるぞ!」
「はい!」
二人は全速力で走っていった。しかし、バシックスは追いかけてきている。
「そろそろ樹海から出られるぞ!」
樹海を出るとそこには平原が広がっていた。二人はとっさに武器を構えた。数秒後にバジックスが出てきた。その姿は、上半分がバジリスクで下半分がフェニックスだ。鳴き声はフェニックスだ。
「あいつの足を撃つから怯んだら、水系の魔法を撃て!」
「はい、わかりました!」
カイはバジックスの足を狙った。何発かは外したが、よろめいた。
「今だ、撃て!」
「はい、アイスパイル!」
バジックスに氷の杭が刺さった。だが、まだ死なない。カイはバジックスの頭を狙って撃った。暴れていたため、ほとんど外したが頭に当たり、死んだ。
「…やった。」
「やりましたね、カイさん!」
「…とりあえず、ドロップ品を回収して行くか。」
今回のドロップ品は、鶏冠と足の鱗二枚と心臓だ。ドロップ品を回収して二人は街道を歩いていった。
次回に続く
今回も見ていただきありがとうございます!基本的に短いですが、そこは許してください。そんなに書けないんです。次回もお楽しみに!それでは!