カイ達は門を出るとそこには平原が広がっていて、快い風が吹いているので快適である。辺りを見回すとスライムやゴブリンがいて、冒険者が戦っている。
カイ達はビスマス鍾乳洞に続く道を歩いていった。
途中、リンはカイに質問をした。
「カイさんが装備している銃、カッコいいですね。どこで買いましたか?」
「…父の形見だ。」
「えっ、カイさんのお父さん死んだんですか?」
「…そうだ。二年前死んだ。俺をかばってな。」
「二年前のガンシブ…あっ…(察し)」
リンは知ってしまった。あの事件の死者はカイのお父さんだってことを。リンは気まずい雰囲気になる前に話を変えた。
「話題、変えませんか?」
「…構わんが。」
「カイさんの故郷の銃器の国ガンシブってどんな国ですか?」
「銃器の生産が盛んで特産品は火薬。一応軍はある。あと、世界に店舗を置くS&Gとエリートガンの本社がある。」
「なるほど。ちなみに私の故郷である魔法の国マジジクは、魔法の管理と古代書の解析、新しい魔法の生成をやっていますよ。特産品は野菜全般です。」
「…」
こうして会話していると、ニトロ山が見えた。結構でかい山でそこまで斜面が急ではない。登山コースもあり、たまに登山客もいる。だが、道から逸れると魔物が襲ってくる。今回の目的地であるビスマス鍾乳洞は登山コースから大きく逸れている所にある。
「あれがニトロ山ですね。結構でかいですね。」
「…そうだな。」
しばらく歩いてニトロ山に入った。カイは立ち止まり、ポケットから筒みたいなのを取り出した。
「それは何ですか?」
「…サプレッサー。」
肩に掛けていたTD-7を手に持ち、サプレッサーを取り付けた。スコープを覗かない発射の構えをして一発だけ大空に向かって撃った。音はかなり抑えられていた。
「…よし。」
カイ達は登山コースを歩いていった。しばらく歩いて登山コースから逸れた。またしばらく歩いているとビスマス鍾乳洞の入り口が遠くで見えた。
「…ここで偵察する。」
「わかりました!」
カイはその銃に標準装備されているバイポッドを展開し、地面に伏せてスコープを覗いた。
スコープを覗くと、そこには20人ぐらいの盗賊団のメンバーがいる。そのうち何人かはおしゃべりをして笑っている。他の奴らは武器の練習をしていたり、寝てたりしている。
しばらくすると、一人がビスマス鍾乳洞へ入っていった。またしばらくすると、鍾乳洞から10人ぐらい出てきた。その中に一際目立つ格好をした奴がいる。恐らくボスだろう。
カイは思った、あいつどこかで見たことあるな、と。なんとなく持っていた指名手配書を見てみた。なんと、指名手配書に描かれていた人物像とそこにいるボスらしき奴と一致した。カイは思わず頷いてしまった。そこの岩に座っていたリンは質問した。
「どうしたんですか?」
「…別に。」
あっちでは集会をしているようだ。カイは偵察をやめて帰る支度をした。バイポッドをたたみ、銃を肩に掛けた。
「…報告しにいくぞ。」
「はい!」
カイ達は来た道を戻っていった。途中、敵に遭遇したが問題なく突破した。そして、マジジクに到着した。そのまま協会に入り、クエストの報告をした。
「お帰りなさい。クエストの報告をお願いします。」
「敵は30人ぐらい。そこまで強くない。指名手配犯を確認。」
カイは指名手配書を見せた。そいつの名前はケンジンだ。冒険者だったが、殺人の容疑で指名手配されている。
「なるほど、わかりました。明日来てください。討伐クエストを貼ります。事前参加しますか?」
「…当然だ。」
「わかりました。それではしておきますね。」
カイ達は協会から出た。
「あ、そうだ。この国の店とかを案内しますね。付いてきてください!」
「…わかった。」
リンはカイをこの国の店とかの位置を案内した。ついでに自宅へ連れていった。一軒家だ。
「ただいま!」
「おかえりなさい。随分帰ってくるの早いわね。そちらの方は?」
「ああ、昨日助けてくれた人。この人のパーティに入ってるんだ。」
「あら、そう。うちの子がお世話になっています。」
「この人、カイさんって言うんだよ。しばらくの間泊めてもいい?」
「いいわよ。カイさんの部屋はリンの隣です。」
「…ありがとうございます。」
カイはここでしばらくの間泊まることになった。次回に続く!
今回も見て頂き、ありがとうございます!次回投稿はいつになるかわかりませんが逃げません!これからも応援してください!お気に入りされるとかなり嬉しいです!