一色いろはは夢を見ただけだった   作:kakikaki

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ふと、思い付きで書きましたのでw


一色いろはは夢を見ただけだった

「わたし!!先輩が好きです!!」

 

どうもこんにちわ、総武高校二年で生徒会長の一色いろはです!今日は卒業式で三年生葉山先輩や雪ノ下先輩は卒業してしまいます・・・そして、比企谷先輩も・・・わたしは先輩を好きになってしまった。理由をあげれば数えきれない気を合わせたり、無理をしてキャラを作るなんてしなくてもいい。素の私を見せられます。周りからの評価よりも自分の欲求が勝ってしまったのは初めてで・・・もぉう!!とにかく好きなんです!!!そんなわけで告白をしてみたのですが・・・

 

「あのな、卒業式にこんなドッキリは趣味悪いぞ一色」

 

フラれ?た?いや。そういうわけでもないだろう。

 

「どうせドッキリ大成功とかあるんだろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

「比企谷君!何やかんやで三年間同じクラスだったね!!結構悪くなかったよ!」

 

「お、、俺、俺も・・・」

 

二へらと不気味にわらい引かれた

 

「え、あーうん。じゃあね」

 

 

 

 

 

 

「みたいな感じでいい思いをさせられたな・・・」

 

「・・・もういいですよ!!先輩なんて知らない!!!!」

 

私はその場から逃げ出した。必死に思いを伝えたら、嘘って思われちゃった。そんなのだったら堂々とフってくれてよかったんじゃないの?先輩のバカ・・・バカバカバカバカ・・・

 

「私の・・・ばか」

 

生徒会部屋に戻ってわんさか泣いた。目が少し赤くなってる。そうだよね・・・先輩には迷惑ばっかかけてたし・・・今回もあざといだけって思われちゃったのかも・・・それにわたしに敵わない雪ノ下先輩や由比ヶ浜先輩だって好意を寄せているし・・・

 

「・・・・・・片づけないと」

 

卒業式の片づけをしなければならないが、うまく足が進まない・・・先輩に会う勇気がない。だがそういう言わけにもいかないのでそのまま会場へ向かう。

 

「おう一色」

 

「せ、先輩!?」

 

目の前には比企谷が立っていた。たぶんだけど、探しに来てくれたの?でも、どうなんだろ・・・考え込んでいるとその場にいられなくなって駆け出した。

 

「おい!」

 

呼ばれたが無視した。廊下を全速力で懸けそして階段を下りようとするが、足がもつれてしまう。

 

「え?」

 

追ってきた先輩が必死に手を伸ばしてくれたけど・・・届かなかった・・・

 

そして私はそのままの勢いで階段を転げ落ち、意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・」

 

目が覚める。意識がはっきりしない・・・そっか、私階段から落ちて・・・あれ?なんか体がおかしい?自分の手や足を見てみるがいたって健康だ。外傷ではない・・・耳も聞こえるし、目も見える、感覚にも違和感はない。

 

「目を覚ましました!!!」

 

ナースの声にはっきりと意識を戻す。そして体を起こして、あたりを見渡す・・・病室?

 

純白の病室であたりを見渡す。

 

「今ご家族に連絡しますね!!先生にも見てもらうのでお待ちください!!」

 

あ・・・いろんな人に迷惑かけたな・・・卒業式とかどうなっちゃったんだろう・・・後で、謝りに回らないと・・・

 

「いろは!!」

 

勢いよくドアが開くとそこにいたのは意外な人物だった。

 

「せん・・・ぱい?」

 

さっきから迷惑かけてばっかだったけど、正直嬉しかった。先輩が来てくれるなんて思ってなか・・・

 

 

ギュ・・・

 

「いろは・・・心配したぞ・・・」

 

「!!!!!!!?!!?!」

 

いきなり抱き着いて・・・それにいろは!?!?!?名前で呼んで!!??!?

 

「ちょ、ちょっとッ離れてくださいよ先輩!!」

 

バンと突き飛ばしてみるが・・・正直顔がにやける・・・だめ、この顔見せらんない・・・

 

「先輩って何懐かしい呼び名になってるんだよ?」

 

「え?」

 

「いろは?」

 

「なんで名前なんですか?わ、私がいつ許可して・・」

 

「本気で大丈夫か?後遺症とか?」

 

「でも・・・卒業式の後とかどうなって・・・」

 

「卒業式?どの卒業式だ?」

 

「え?先輩に決まってるじゃないですか!」

 

だが、彼からは全く予想もしない言葉が飛び出してきた。

 

「大学を卒業したのは・・・五年前だな・・・」

 

「え?大学?」

 

何かおかしい・・・まさか・・・

 

「私が眠ってから何年たちましたか?」

 

「いや、今日、交通事故で病院って聞いたけど・・・」

 

え?そういうのじゃないの?眠ってから何年かたったとかそんなのじゃなくて・・・そしてまた信じられない言葉がナースから言われた。

 

「先生お連れしました!あっ、旦那さんですね!奥さん無事でよかったです!」

 

へ?

 

「では、比企谷いろはさんは少し検査を受けてもらいますね」

 

へ?

 

「だってさ、行って来い、いろは」

 

ええええええええ!!??

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「記憶障害?」

 

「ええ、いろはさんが言うには八幡さんの卒業式に気を失ったといっていまして・・・ここ数年の記憶はなくしてるそうなんですよ」

 

診断の結果私はそういうことになった。でも、ここで何か言ってもわたしはおかしい子になる。だから何も言わなかった。そして自分の姿にも驚いた。少し大人びている。髪も伸びてるし・・・

 

「少しずつ思い出していくしか・・・」

 

「そうですか・・・」

 

あ、先輩ショック受けてる・・・さみしそうな表情を浮かべてる。ごめんなさい。

 

「でもいろはが一番混乱してるんですよね、なら、俺がしっかりしないと・・・」

 

 

 

 

 

 

そして、私は家・・・我が家?になるのかな?に向かった。マンションの賃貸らしい。

 

「これが俺たちの部屋だ。なんか思い出せるか?」

 

そこには今までに見たことのない部屋だった。先輩の色気のない部屋に加えて・・・その中には

 

「このカーテンとかお前が選んだんだぞ」

 

私の好みのがらや色のものも置いてある。

 

 

「・・・これって」

 

テレビの上にある写真盾を見る。そこには・・・

 

「これは、俺たちの結婚式の写真だ。雪ノ下も由比ヶ浜も祝ってくれた・・・お前のウェディングドレスは・・・まぁ、その・・・綺麗だったぞ・・・」

 

頬をポリポリと掻きながら目をそむけえる。ふふっ、先輩っぽい・・・デレた。

 

「その、私は先輩のことなんて呼んでたんですか?」

 

「まぁ、あなたとか」

 

え、わたしそんな恥ずかしいこといって・・・

 

「あ、あなた?」

 

「おう、なんだ嫁」

 

「よよよ嫁!?!?!?」

 

そっか、私いま、先輩のお嫁さん・・・だめだ、顔がまたにやけちゃう。それに、大人びた先輩も素敵・・・目は相変わらずだけど・・・

 

「ま、少しづつでいいから思い出してくれ」

 

なんだろう?少し違和感を感じる?なんで?でも・・・まいっか。

 

「久しぶりにいろはの料理が食べた・・・って、一色のほうがいいか?」

 

「いえ、いちおー嫁なので!!」

 

それに、いろはって呼んでもらえるのうれしいので・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん、うまい」

 

「よかった・・・」

 

本当に緊張した・・・先輩に食べさすのなんて初めて・・・じゃないのか、先輩からしたら普段食べなれて・・・でもなんか複雑な表情して・・・

 

「いろは・・・どっかでかけないか?」

 

「はいせんぱ・・・あなた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

車で向かう。先輩車の免許もとったんだ。そしてついた場所はデスティニーランドだ。

 

「ここ覚えてるか?」

 

「はい、わたしが・・・その・・・」

 

葉山先輩にフラれて、先輩に慰めてもらって・・・

 

「・・・ま、行くか、どれ乗りたい?」

 

「では、パンさんのバンブーで」

 

雪ノ下お気に入りのパンさんの乗り物はすいていたのですぐに乗れた。

 

「あ、あのパンさんかわいい」

 

「そうか」

 

「・・・・・・」

 

私は思いました。正直言ってあまり先輩が楽しんでないことを・・・隣で見てて、何か違う・・・

 

「どうしたいろは?」

 

「何でもないですよ」

 

そう、わかってる・・・この後はジェットコースターに乗ってパレードも見たし、そして、デスティニーランドの宿泊ホテルに行った。

 

「ここで、俺はプロポーズしたんだ・・・」

 

「そうなんですか・・・」

 

先輩も結構ロマンチックなんだなー。夢と魔法の国でプロポーズなんて・・・窓から見たらお城見えるし、こんな素敵なことなんて・・・

 

「そして・・・」

 

「きゃ!」

 

先輩は私を押し倒した。ベットにごろんと寝転がる・・・あれ?これって・・・

 

「ここで・・・した」

 

そんな真顔で・・・観ないでほしい・・・結婚もしたから、したのはわかっているけど・・・でも、先輩と・・・

 

「・・・そうなんですか」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

お互いに見つめる。あと少しで唇が当たるだろうというときに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・やっぱダメだ」

 

先輩は私から離れて、後ろを向いた。

 

「お前は・・・いろはじゃない」

 

「え?」

 

「わかってるんだ。お前はいろはだ。俺の奥さんで俺が愛した・・・いろはだ・・・でも・・・いろはじゃない」

 

「そう・・・ですね・・・」

 

私は一色いろはだ。でも、この先輩にとっては、奥さんのいろはではない・・・卒業式でフラれたような感じになってしまった。わかってる・・・でも・・・

 

「ごめんな。一番お前がつらいはずなのに・・・」

 

先輩・・・ごめんなさい・・・

 

「そうですね。先輩はいつもそうです」

 

「え?」

 

「もう、私も先輩のお嫁さんってうのもわかんないので私も気を使わないで行きます・・・というかこうしないと先輩が求めていた本物ではないですもんね」

 

「いろは・・・いや、一色」

 

「なんですか?先輩」

 

「本物のことは言うな、恥ずかしい」

 

「だって、心動かされちゃったんですもーん。ね?セーンパーイ!!」

 

「あざとい」

 

「ふふ・・・こんな偽物の私にはもうサヨナラしてください・・・」

 

「一色」

 

「じゃあ最後に一つだけ・・・先輩は・・・一色いろはのこと女性として好きですか?」

 

「・・・ああ」

 

「そっか、じゃあ先輩ーーー」

 

「・・・好きです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んぅ?」

 

また目を覚ますと、そこは保健室のようだ。そしてそばには

 

「おはようございます先輩」

 

「おい、無理すんな起きたばっかなんだから」

 

「いいんです・・・ねぇ先輩・・・」

 

ギュ・・・

 

「!?!?!?!?!??おい一色・・・」

 

「先輩には今日からいろはと呼んでもらいます!!」

 

「は??」

 

「先輩・・・知ってるんですよ・・・このころから私のこと好きなの・・・」

 

「え・・・」

 

「先輩、改めてですけど・・・聞いてくれますか?」

 

本日?二回目?ってわけではないけど私はまた・・・

 

「私先輩が好きです」

 

「ああ・・・俺もだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?あなた?どうしたの?」

 

「・・・いろは?」

 

「ここってデスティニーランドのホテルって・・・なんですか?ここでするっていうんですか?なんか全然覚えてないんですけど睡眠薬でも盛ったんですか?」

 

「いろは・・・好きだよ、愛して・・・」

 

「知ってますよ。私の旦那様・・・私も愛してます」

 

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