冷たい風が部屋の中に吹き込んできた。
出入り口である扉が開閉された際に、廊下にあった冷気が入り込んだのだ。
最初、俺はそれを気のせいだと思った。
亡くなった父から相続したこの家には今、俺しか住んでいない。誰かが扉を開けるなんてありえない話なのだ。だから俺は、冷たい風を右半身に感じながらも、
マウスに乗せた手を動かして、画面に映った艦これの艦隊編成画面をホーム画面へと移す。旗艦の吹雪改が砲を構えて立ち、頼もしい言葉を投げかけてくるのに、頭の中でだけ返事をした。
集中的にレベリングをしている初期艦の彼女は、もう少しで再改造可能なレベルに達しようとしている。時間的に演習相手のリセットは終わっていることだろう。まずは演習で経験値を得るとしようか。
高レベル単艦放置とかがいればいいのだが、なんて期待を寄せつつ、彼女の改二化に協力してくれる随伴艦を選ぼうと、編成ボタンの上にマウスカーソルを移動させ――。
ふと、すぐ傍で人の動く気配がした。
ヘッドセットを外して右を見やれば、開け放たれた扉の前に、一人の少女が立っているのを見つけた。
――誰だ?
誰。
そもそも、一目見た時、俺はその少女の顔さえよく見えなかった。
ここに俺以外の人間がいるなど考えもつかなかったから、電灯の明かりが降り注ぐ部屋の中でさえ、その少女の顔に影がかかっているように見えたのだ。
見覚えがある気がする。
しかもそれは、つい数秒前まで目にしていた子だったような……。
それが誰か、に
「吹雪……?」
思わず、呟いた。
そうすると彼女も息を呑むみたいに小さな体を揺らして、一歩、こちらへ踏み出してきたのだ。
まさか。そんなはず。いやでも、現にここに。
彼女の足が床を踏むと、木板の軋む微かな音も、確かに聞こえた。床についた俺の両足に、ミリ単位での歪みが伝わってくる。その重みが、現実となって染み込んできた。足裏からじんわりと、足を伝って太ももへ、腹へ、胸へ、頭へ。
だからこそ、混乱する。
机に置いた肘が細い紐のような物を転がし、ブツリと音を立てて、イヤホンが抜けた。ゲームの音楽が漏れ出す。そんな事さえ気にならい程に頭の中がこんがらがって、それで、こんな言葉が口をついて飛び出した。
「まさか、ゲームの中から出て来たっていうのか……?」
どう考えればその答えに行きつくというのか。
学校帰りの女学生か、得体の知れない何者かに不法侵入されたと思った方がまだ現実的だ。でもだとしたら、こんな幼い少女がいったいどうやって、なんの目的でこの部屋へ踏み入って来たのか……何も、思いつかない……。
『提督に会うために、世界を越えて来ちゃいました!』
――先日読んだ二次小説の一文が脳裏を過ぎる。
荒唐無稽な発想は、そこからきていたのかもしれない。
これは現実なのか、それとも座りながらにして夢を見ているのか、それさえ曖昧になって、目をしばたたかせる。
不意に彼女がパソコンに目を向けるのにつられて、俺もモニターを見た。そこには吹雪の姿があって……顔を戻せば、それとまったく同じ容姿の少女が、俺の前にもいる……。
ああ、いったい何が起こっているというのだろう。
誰か、わかりやすい答えを与えてはくれないだろうか。
なぜ一人暮らしの俺の家の俺の部屋に、見知ってはいても初対面の少女が突如として現れているのか。
頭の中で質問を繰り返しても、誰も何も答えてくれない。当然だ。ここには俺と、黙ったままの吹雪そのものな少女しかいないのだから。
「…………」
「…………」
お互いが、何も言わない。
ただ見つめ合っていた。
息を吸う音、吐く音が、
間違いない。
結局俺が出した結論は、そんな現実的でないものだった。
そうだ、そんなのは非現実的だ。だがそうだと言うなら、目の前の少女をどう説明する?
家の戸締りはしっかりしていた。今日は外に出ていないから、玄関の鍵だって開いてなかったはずだ。なのにこの少女は家の中に入り込み、しかもこの部屋の扉を開けて入室して来たのだ。
そういった行動の理由もわからなければ、彼女の浮かべる表情もまた、俺にはよくわからなかった。
僅かに寄せられた眉。目の表面はうっすらと濡れて光に煌めき、小さな口はぴっちりと閉じられて、息が詰まっているかのような表情は、苦しげでもあった。
悲哀――何かを堪えるような悲しみがあるようにも見えるし、
それらは全て、一目見た俺の勝手な妄想に過ぎない。
実は彼女は何も考えていないのかもしれないし、今この瞬間、その胸には、大きな感情などないのかもしれない。
いくら考えても、目の前に立つ少女の思考や感情など推し量れず、それがますます生身の人間と相対していると俺に認識させた。
彼女が俺の妄想の産物ならば、その胸に流れる音楽だって聞けるだろう。
実際に聞こえてくるのは、僅かな身動ぎの音と、衣擦れの音だけだったが。
「…………」
翠玉のような綺麗な瞳が俺に向けられている。俺も何も言わずに、その瞳を眺めていた。
そうして見つめ合って、何秒くらい経っただろうか。
静かに、小さく口を開閉させ、すぅ、ふぅと微かな深呼吸をした彼女は、緩やかに右手を挙げ、揃えた指先を額に当てて敬礼すると、震える声で、こう言った。
「司令官……吹雪、来ちゃいました」
――どうやら。
どうやら……我が家に、吹雪がやって来たようだ。
◆
彼女が現れたのは、十二月も半ばを越えた、ある冬の日の事だった。
外は薄暗く、内と外を隔てる窓は白く曇っている。
本日の気温は1℃だったか……反して、部屋の中は空調が効いていて暖かい。廊下から流れ込んできた冷気も、扉が閉じてしまえば瞬く間に暖められる。
机の上に鎮座するノート型のパソコンも熱を放っているから、その真ん前に座る俺の体感温度も、結構なものだった。
『――ああ、そうだ。あの辺も確認しておこう――』
しばらく触れていなかった艦これ……パソコンから、吹雪の声が聞こえてきた。一定時間母港で動きを見せずにいると、特定の艦娘が喋ってくれる放置ボイスというやつだ。
それを左耳に受けて右耳へ通り抜けさせながら、俺は、半開きになっていた口を閉じて、目の前に立つ少女の上から下までを眺め回した。
柔らかな黒髪は肩より少し長いくらいで、吹雪ならばいつもは襟首の辺りで一つ結びにしているのだけど、今は解かれて、自然のままに流れている。頭頂部には、電灯の白い光によるエンジェルリングが浮かんでいた。
目鼻立ちは整っている。小顔にバランス良く配置された細い眉、垂れ気味の目、――青みがかった
肌は白く、張りがある。細い首に、手足……。身を包む黒いブレザーは睦月型の物だろうか。いや、現実で見覚えがあるような……。スカートから覗く白い足は、膝の下から伸びる黒いソックスとの間に眩しくあった。
体躯は相当小柄だ。身長は150あるかどうか。俺が立ち上がれば、彼女の頭は俺の鳩尾の辺りまでしか届かないだろう。座っている状態で結構目線があっている。
地味だが、美のつくだろう少女。見た目、小学生か中学生くらいの女の子が、腕を下ろして、俺を見つめていた。
「……本当に、吹雪なのか?」
口を開けば、掠れた声が出た。緊張で口の中が乾いている。なのに、膝に乗せた拳の内は、じっとりと汗ばんでいた。
信じられない。
いや、彼女が吹雪だというのは、信じられる。
仮にも好きな艦娘の言葉だ、否定はしない。
だがそれ以前に、彼女の存在が現実のものなのかが信じられなかったのだ。
「そうですよ、……司令官。私は……吹雪です」
ゆっくりと、彼女が肯定する。それがスローモーションのように見えるのは、それだけ俺が混乱しているからか。
少しの間落ち着こうと努力をする。事態を理解しようと試みる。
俺は、幻覚でも見ているのだろうか。これが夢ではないと確認するためには……とりあえず、話を聞くのが早いだろう。
「な、なんでここにいるんだ? どど、どうして、き、来たん?」
「おっ、落ち着いてください!」
頭の中では冷静にものを考えていられるのに、それを言葉にすると、予想外な動揺と緊張に阻まれてどもってしまった。うわ……格好悪いぞ、俺。
落ち着けと言われても、そんなすぐには落ち着けない。というか、吹雪に近付かれたせいで、余計に動揺が酷くなった。
これは、あれだ。例えば有名人と対面した時、例えば面識のない好みの女性と話す機会があった時、例えば、卒業生代表として壇上に立ち、数多の視線に晒された時……。
とにかく、そういった場面と同じ緊張状態に陥ってしまっている。
ごちゃごちゃな緊張と羞恥と焦燥がいっぺんに襲ってきて、頭がどうにかなりそうだった。
こんなに吹雪に近付いて良いのか。俺なんかが吹雪と話していて良いのか。吹雪に、さ、触ってみても良いのかな。
こんがらがった頭のまま、確かめるように彼女の肩を掴むと、彼女はびくりと体を跳ねさせた。
それで俺は正気に戻って、慌てて手を引っ込めた。細かった、などと考えている場合ではない。何をやってるんだ、いきなり触れるなんて。
彼女は、身を縮こまらせて俺の様子を窺っていた。怯えられている?
と、とにかくまずは謝らねば!
「す、すまん、いきなり触ってしまって」
「……ぁ、い、いえ、いいんです! ぉ、し、司令官なら……!」
あー……なんか今、凄い嬉しい事言われた気がする。
だが早まるな、
まず、いきなり触るなど失礼極まりない。しかも許可なく、だ。結果として許して貰えたから良いものの、これで彼女に嫌われたり、怖がられでもしていたら……うっ、想像したら辛くなってきた。
彼女を前に、大きく深呼吸をしてなんとか気持ちを落ち着かせる。これもまた、あまり格好良い行動ではないが、醜態を晒すよりはマシだろう。冷静になって、しっかりと受け答えをしなければ。
「いや、すまなかった。驚かせたな」
回転椅子を軋ませて吹雪に体を向け、両膝に手を置いて頭を下げる。きっちり、きっちりやろう。
常識的な行動を心掛けるのだ。さっきから鼓動が煩いし、心臓が爆発しそうだが、それを必死に宥めて、誠実な態度をとる。
どうやらこれは現実のようだから、ならばこそ現実に即した動きをするべきなのだ。舞い上がって気安くなるのは良くないし、かわいいからと撫でたりなんて論外だ。表情に出すのも厳禁。思い出せ、社会人だった頃の俺を。取り繕うのだ、大人としての自分を。
その第一弾として頭を下げれば、視界の外で黙りこくる気配があった。なんだろう……恐縮させてしまったのだろうか?
そういえば、彼女は俺を司令官と呼んだ。もし彼女が……俺がプレイしていたゲーム『艦隊これくしょん』の……我が鎮守府の初期艦の吹雪ならば、俺のこの態度は、彼女に取ってはたしてどう映るのだろうか。
上がそんな簡単に頭を下げるなと思うかもしれない。もしかしたら、俺の生活態度も知っている可能性もあるから、受け入れられるかもしれない。
だがどう転ぶかは正確にわからない。だから、顔を上げるのを躊躇ってしまった。どの道彼女の許しを得るまで頭を上げるつもりはなかったが。
「……怒ってませんよ…………司令官」
ゆっくりと、言い聞かせるような優しい声に、折っていた背を戻す。吹雪は、微笑んでいた。暖かな春を思い起こさせる、花咲くような笑みを浮かべていた。
「嬉しいです。こうして……司令官と触れ合えるなんて」
ドキッとした。
見た目子供を相手に何を、と思うかもしれないが、俺は、不覚にも彼女の笑みに目を奪われた。……それで、どうやら、心も奪われてしまったようだ。
俺は吹雪が好きだ。
でもそれは、ゲームのキャラクターとしての『好き』だった。恋心ではない。いわば、コレクションに対するもの。
だが、どうだろう。今感じているこれは、一つのキャラクターに向けるような感情なのだろうか。
先程とは別の要因で鼓動が激しくなる。お腹の前で手を合わせる彼女の、そんな些細な仕草にすら反応してしまって、頭の中のどこか冷静な部分では、ひたすら『落ち着け俺』と呪文のように唱えていた。
◆
「すまない、落ち着いた」
「はい」
三度程吹雪の放置ボイスを聞いた後だろうか、重なるように時報ボイス(一時間ごとに時刻を知らせてくれる台詞)が流れると、ようやく俺は完全に落ち着きを取り戻した。それでも、こうして吹雪の事を間近で見れば、少々緊張してしまう。
近くで見れば、こんなにもかわいく見えるものなのか、などと失礼な事を思ってしまう。ゲームのしばふ絵は素朴で、アニメ絵では綺麗な美少女で……だがこれ程とは。
ここにいる彼女は現実に即した三次元的な姿だが、吹雪の持つ芋っぽさというか、地味さとかわいさを併せ持つのは、現実に来ても変わってない。コスプレだと思えないのは……たぶん、髪を下ろしているのと、服装が違うからだろうな。
まるで芸能人みたいだ。アイドルとか、そういった華のある女の子。綺麗どころの女性の中に放り込んでも、たぶん見劣りはしないだろう。
絶世の、とか、世界一、とは決して言えないような辺りも、その
「ちょっと待っててくれ」
意味をなしてないヘッドホンを外して席を立ち、窓際にあるベッドの下から座布団を引きずり出す。それを軽く叩いて埃を落とし、部屋中央にある机の前に置いて、そこに座るよう促した。彼女は
お尻側のスカートに手を当て、膝に織り込みながら正座になった彼女が、俺を見上げてくる。お行儀が良いな。
……いちいち動作を見つめている場合ではない。俺も椅子に敷いていた座布団を持って、彼女の対面に移動し、腰を下ろす。……椅子の上からの対応で良いかと思ったが、それだと失礼かもしれないと思い直した。対面に座った方が良さそうだ、と、なんとなく思ったのだ。
「それで……」
「…………」
「どうやって、ここに来たんだ?」
俺は、彼女の事情を順を追って聞いてみる事にした。
なぜここにいるのか。どうやって来たのか。どういう事をしてきたのか。どうしたいのか。
これは、俺の頭の整理にも必要だから、どれも外せない重要な質問だ。
まずは、一つ目。
説明が難しいのか、
……こういう話……二次小説は、読んだ事がある。艦娘が現実に出てきて、提督をやっていた普通の男といちゃいちゃする話だ。今の俺と吹雪はいちゃいちゃするなんて雰囲気ではないが、彼女はなんらかの目的を持って、この俺に会いに来たのは間違いないだろう。なぜなら、彼女は最初に『来ちゃいました』と言ったのだ。不慮の事故や突発的な事象ではない。意思を持って、ここへ来た。来たくて来たなら、やりたい事も当然あるはずだ。まさか俺を一目見たいからなんて軽い理由で世界を越えてはこまい。
だが、どうやって?
いったいどうやって世界の壁を越えたというのだろうか。
考えられるのは……。
「
……ああ、それくらいしか思いつかなかった。
それを声に出すと、吹雪はきょとんとして俺を見つめた。なんだその『考えもつきませんでした』みたいな表情!
ま、間違ったか。ええい、格好つけたい訳じゃないが、答えを出そうとして失敗するなんて格好悪すぎだ。挽回せねば。しかし本当になんも思いつかんぞ……!
いや待て、思いついた、思いついたぞ。
「夕張製のトンデモ機械だな?」
「……」
……。
吹雪は、やがてゆっくりと頷いた。
ほーっと息を吐いて胸を撫で下ろす。
まさか、当たるとは思わなかった。俺もまだまだ捨てたもんじゃないな。
ていうか、機械系で思いついたのがその二人だったんだけど、世界を渡れるほどの物を作り出してしまったのか、彼女達は……。
「その……私が、お願いしたんです」
「お願い?」
「司令官に会いたいって。そうしたら、みんなが……」
「みんな、ね。みんながそういう機械を作ってくれた訳だ。……他の誰かは一緒に来なかったのか?」
ふと疑問に思って聞いてみると、吹雪は何かを思案しているような表情のまま、小さく首を振った。
……それって、他に俺に会いたいって思ってくれた艦娘はいないって事だよな。
……地味にダメージを受けた。
いや、いいんだ。俺にはこの吹雪がいる。彼女は俺に会いに来てくれたのだ。うおお、その想いに
「吹雪!」
「ひゃ、はいっ!?」
身を乗り出し、がっしと彼女の両手を掴むと、びっくりしたみたいで、身を跳ねさせた。だが手を振り払おうとはしなかった。……びっくりしていたから、離すという発想が浮かばなかっただけかもしれないが。
握った手はすべすべのなめらかで、それでいて柔らかく、冷たかった。俺の手の熱が彼女の手へと移っていくのを感じながら、その瞳をじっと見つめる。吹雪は、戸惑いながらも目を合わせてきた。
「必ずケッコンしような」
「は、はい! ――……はい?」
気圧されたように頷いた彼女は、しかし間を置いて、呆けた声を出した。
……。
やっちまった気がするが、いいや、今のは何もおかしくない。
俺は、『せっかく君も来てくれた事だし、いっそう身を入れて艦これをプレイし、吹雪を改二にまで昇華させ、Lvも99まで到達させて、ケッコンカッコカリまで漕ぎ着けるからな』と宣言しただけだ。
……説明不足過ぎるな!
そして舞い上がって無許可で触れてしまっている。駄目だ、どう振る舞えば良いのかわからん!
「そ、そういうのは、もう少し、してからで……」
「あ、ああうん、そう、そうだな! うん!」
頬を朱に染めてしどろもどろに言う吹雪に、こちらも照れてしまって、手を離し、さっと体を戻す。
彼女もまた照れているのか、重ねた両手を胸に押し当て、視線を外していた。それもまた俺の
にまにましながら彼女の恥じらう姿を眺めていれば、横目で俺を見た吹雪は、はっとして背を伸ばし、姿勢を正して、手で頬をぱたぱたやって赤みを逃すと、真剣な表情になった。
「私、司令官の事が知りたいです」
「……知らないのか? 俺の事」
吹雪の言葉に、俺は少し拍子抜けしてしまった。
俺に会いたいと考えるくらいには、彼女は俺の事を知っているはず。しかしそれは俺の思い違いだったのだろうか?
首を傾げようとして、すぐに理解した。今のは、言葉通りの意味なのだろう。
俺の事をもっと知りたい、と、そういうような。
事実、その後に続いた言葉は、予想した通りのものだった。
「私は、司令官としてのあなたしか知りません。だから……もっと、知りたいんです」
その瞳の奥で何を考えているかはやっぱり読み取れないが、真剣なのは痛いほど伝わってきた。
好きな子にこうも迫られては、否とは言えまい。
頷いて承諾し、頭の中で言葉を整理しつつ、彼女へ言うべき言葉を考える。
まずは、そうだな。しっかりとした自己紹介からいくとしようか。
TIPS
・艦隊これくしょん-艦これ-
18歳以上対象のDMM.comに登録する事でプレイできる、健全なブラウザゲーム。
タイトル通りかつての艦艇を集め、敵勢力『深海棲艦』を殲滅し、各海域の奪還を
目指す戦略シミュレーションゲーム。
特色は資材の管理だろう。意識して備蓄に励まなければあっという間に底をついて
しまう。
季節のボイスなど、声付きの台詞が多いのも特徴だ。
・轟沈
このゲームで艦娘のHP=耐久力が0になる事は、その艦娘のLOSTを意味する。
たとえそれが初めて出会った艦娘であっても、どれだけ思い出が詰まっていようと
も、二度とその艦娘は帰ってこない。
同じ名前、同じ容姿の艦娘とはまた出会えるが……。
・吹雪
世界を驚嘆させた特型駆逐艦、その一番艦。
ちょっと地味目だが華やかさがないではない。
艤装が無いと普通の女の子にしか見えない。