東方心闇録   作:ゆっくり祐一

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なんとか投稿できました。

多分これからまた再び不定期ですが今後ともよろしくお願いします

魔「就職試験前日に何やってるんだか・・・」

作「だ、だだだ大丈夫だ、も、もももも問題ない」

それでは本編スタートです!


第8話 吸血鬼との遊び―VS咲夜―

「さて・・・どうしたものかね・・・」

 

ああいった手前、正直面倒以外の何物でもなかった。さっさと終わらせて家に帰って寝たいところだ。

 

「んじゃ・・・【爆閃・魔の4】イオグランテ!」

「っ!?」

 

先手必勝と言わんばかりにスペルを発動する。あたり一面を巨大な爆発が包み込んでいく。

 

「あ、やべ・・・火力間違えたわ」

「・・・今、聞いてはいけない言葉が聞こえた気が・・・」

 

中国コスが俺に聞こえるようにそう言葉を発していた。それに補足するように俺は、

 

「・・・火力間違えたから多分この辺吹き飛ぶな。ちなみにいうが普段は火力抑えてるんだが・・・今イライラしてるから多分配分間違えたんだな。そうに違いない」

 

そう単調に言い放ってやった。正直こんな目に悪い建物なんざ壊してしまえばいい。そう考えていた数秒後、

 

ドーーーーン!!

 

紅魔館全体をイオグランテが包み込んでいき、大爆発を引き起こした。

 

「フハハハハ、見よ! 紅魔館がゴミのようだ!!」

「唐突にネタを入れないでくださいよ! というかゴミはひどくないですか!?」

 

後ろで中国コスがうるさいが気にすることはない。

 

「俺は無性にイライラしている。それを鎮めるためには多少の犠牲はつきものだ」

「――そう。なら、死ぬ覚悟はできてるでしょうね?」

「・・・広範囲に爆発をしたつもりだったんだがな」

 

俺は咲夜を中心にイオグランテを放ったのだが、なぜこいつは傷一つ付いていないんだ?もしや、瞬間移動系の能力?

 

「・・・もう少し探りを入れるか」

 

そういいながら紅魔館だった場所を見てみると、爆発の被害で紅魔館は半壊状態になっていた。いや、こっちも全壊するつもりでやったんだけどな・・・。腕が鈍ったか?

 

「今度はこっちから行かせてもらうわ、【幻世】ザ・ワールド!」

「っ!?」

 

―咲夜視点―

 

お嬢様の命令で神崎祐真と戦う事になったのだけれど、何かしら・・・この感じ、嫌な予感がするのは・・・

 

「んじゃ・・・【爆閃・魔の4】イオグランテ!」

「っ!?」

 

彼がそう言葉を発した瞬間、あたりを閃光が包み込みその数秒後巨大な爆発が襲った。だがその前に、

 

『急いで回避しないと!!』

 

私は自身の能力でその場を回避し、何とか攻撃を受けずに済んだ。しかし、私の能力が相手に知られるのは時間の問題だろう。

 

「今度はこっちから行かせてもらうわ、【幻世】ザ・ワールド!」

 

だが、気づかれる前に倒してしまえばどういって言うことはない。だから私は勝負に出た。私の能力は、時間を操る程度の能力。すべての時間は私の物。さっきの攻撃もこれで回避をした。

 

「さて、貴方には悪いけど・・・ゲームオーバーよ」

 

そういってナイフを投擲していく。彼の目の前には数多くのナイフが雨のように降り注ぐ形で止まっている。

 

「チェックメイトよ!」

 

そこで私は勝ちを確信した。

 

「果たして、それはどうだろうねぇ~」

「っ!?」

 

だがそれは、聞き覚えのある声によってあっさり打ち砕かれるのだった。そして、

 

「甘いな・・・【暴風・魔の4】バギムーチョ!!」

 

彼の放ったスペルによって、私が投擲したナイフの全ては地面に落ちていく。私は驚きを隠せなかった。

 

「な、なぜ・・・動けるの? ここは時間が止まっている世界、動けるのは私だけ・・・」

「まさか自分だけが時間の止まった世界で動けるとでも? 甘いな、時間の止まった世界なんてのはすでに経験済みだ!」

「っ!」

 

彼の攻撃をかわしつつ、自分はこの戦いには勝てない。と心の中で思ってしまっていた。

 

 

―祐真視点―

 

まさか時間を操る系統の能力者だったとは・・・そういえば、以前にも同じ感じの奴と戦ったことがあったな。確か、タイムマスターだっけ。あの時は色々大変だったな。同じ時間の繰り返しと言う地獄・・・確かそんなのアニメでもあったな、何だっけ?涼宮○ルヒ○憂鬱だっけ?

 

「さて、手の内を知ってしまった以上後は楽なんだが・・・どうする? これでもまだ戦うのか?」

「・・・いいえ、やめておくわ。私がどんなに頑張ったとしても、貴方には傷一つつけられなそうだし」

「賢明な判断だな」

 

そんな受け答えをしていると、次第に時間が動き始めていく。そしてすべての時間は元に戻っていった。

 

「さて、実力も分かってもらえたことだろうし・・・今度こそ俺は帰らせてもらうぞ? 眠くて仕方ないんだから」

 

そういって踵を返して家路につこうとした。

 

「あら、帰らせると思っているのかしら?」

 

また背後から声が聞こえた来た。今度は幼そうな感じの声だった。

 

「・・・マジでやめてくれよ。家に帰って寝たいんだからこれ以上面倒事はやめてくれ」

「人の館を半壊させておいて、這い返しますっていう馬鹿はいないでしょ?」

「元々はそっちの所為だろ?! 俺は巻き込まれただけの一般ピーポーだ。だったらそっちの自業自得だろ? 俺は知らん」

「・・・・・・」

 

恨みがましい視線を送られて、面倒になって後ろを振り返ってみた。そこにいたのは背中に蝙蝠の羽が付いたロリだった。あっ、一応いっておくが俺はロリコンではないぞ?

 

「紅魔館の主がどんなやつかと思えば、チビか」

「口の利き方に気をつけなさい、小僧」

「小僧、ね・・・さしずめどっかのスキマみたいに年食ってるタイプか。まあ、どうせそう奴に限って見た目に合わない年してるんだよな」

「察しがいいわね。私はこれでも500年は生きてるのよ」

「じゃあロリ婆ね。ということでサヨナラ」

「っ!!」

 

再び踵を返して立ち去ろうとしたとき、今度は木の幹に一本の槍のようなものが刺さった。俺はそれに驚きはしなかったが、相手を威嚇する物だということは理解した。

 

「・・・初めてだわ。ここまで馬鹿にされるとは」

「さいですか。じゃ、帰りますんで」

「いいわ! そこまで言うなら徹底的にお前を痛めつけて血を吸って殺してやるわ!」

「・・・俺に拒否権は?」

「私を侮辱している時点でそんなものはないわよ」

 

ねえ、ここの住人ってもしかして全員こんな感じなの? 俺面倒になってきたんだけど。イライラするわ・・・何かポケットにないか? おっ、飴玉あった。俺はおもむろにそれを口に運ぶと・・・

 

ガリッ!!

 

「あー、飴玉噛み砕いてもイライラ収まらねぇ・・・もういいわ。このイライラ、目の前にいる吸血鬼BBAに八つ当たりして二度と俺にちょっかいかけられないようにしてやる!」

 

今俺の表情がどうなっているかは知らんが、恐らく鬼のような形相で睨みつけているだろう。その証拠に吸血鬼BBAは一瞬ひるみながらも、

 

「来なさい、ぶっ殺してあげるわ!」

「望むところだ!」

 

第二ラウンドが始まろうとしていた。

 




誤字脱字等があれば報告お願いします。

次回「吸血鬼との遊び―VSレミリア―」

次回もゆっくりしていってね!!
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