東方心闇録   作:ゆっくり祐一

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ハイどうも、皆さんお久しぶりです。

今年一発目の投稿です。相変わらずの亀投稿ですが、気長に待っていただけると嬉しいです。

さて、では本編スタートです。

あっ、お気に入り10件になってました。素直にうれしいです。


第13話 剣士VS戦士

「・・・・・・・・・・・・は?」

 

 そんな間抜けな声が発せられるまでの時間、わずか3秒。その間に、俺は回れ右をしてきた道を引き返そうとした。

 

「ちょ!? 何で帰ろうとするんですか!? ここは普通戦う流れでしょう?!」

 

と、後ろで騒ぎたてる女の子。

 

「五月蠅い、お前の普通と俺の普通は違うんだ。他人に自分の価値観を押し付けるんじゃねぇ。それに俺は“あの”スキマ野郎に“無理矢理”連れてこられたんだ。俺の意思でここに来たわけじゃない。なら俺がここにとどまる必要性を感じない。そうだろ?」

 

所々強調して言った俺に対して、納得したような顔をしている女の子。これは好機だ、

 

「じゃ、そういうことで帰るわ」

「・・・・・・はっ! 帰らせませんよ!!」

「・・・・・・チッ!」

「舌打ち!? 今舌打ちしましたよね!?」

 

チッ、なんかうまいこと言ってそのまま納得させた隙に家に帰ろうとした作戦が失敗してしまった。何で気づくんだよ」

 

「本音ダダ漏れですよ!」

「・・・・・・あ、そうだ。今日は魔理沙と約束があったんだーすぐ帰らないと」

「紫様から特に予定はないだろうと伺っています」

「そ、そうだ。今日は人里でセールが」

「ありませんよね?」

「・・・」

 

祐真は逃げ出した。しかしまわりこまれてしまった。状態じゃないか、ふざけんなよ全く。俺は家に帰って睡眠を貪りたいんだよ!

 

「・・・・・・・はぁ」

 

駄目だ。どうやっても逃げられそうにないな。仕方ない。本当に仕方ない。

「ようやくあきらめましたか」

「大変不本意だが戦ってやるよコンチクショー」

 

はぁ、こうなったのも全部あのスキマBBAの所為だ。こいつ倒してさっさと家に帰って寝てやる。今度あいつが出てきたら鉄拳制裁+O☆HA☆NA☆SHIをしないといけないな。

 

「さあ、構えてください!」

 

女の子はそう言って剣を二本握って構えの姿勢をとった。それを見た俺も剣を握る・・・

 

「・・・貴方は巫山戯てるんですか?」

 

怒気を含ませながらそういった女の子。俺の手に握られているのは剣ではなく、そこら辺に落ちていたであろう木の棒(檜の棒と命名する)だからだ。

 

「俺はこれで十分だ。剣を使うような相手でなさそうだからな」

「っ!!!」(ブチィ!)

 

まあ、8割がた嘘なんだが。正直剣を握るのが面倒というのが主だった理由。残り2割は本当にそう思っただけ。ただ盛って言っただけである。その言葉を聞いた女の子は今の言葉が相当癪に障ったらしい。

 

「・・・いいでしょう。そこまで私をコケにしたんです。後で後悔しても知りませんよ!」

「言葉一つで乗せられる奴ほど弱いもんさね。あれだ、弱い奴ほどよく吠える?」

「」(ブチブチブチブチ!!!)

 

女の子はさらに怒りを増していく。なんか後ろから変なオーラ的なものを感じるが、別に気にするほどの物でもないだろう。

 

「どうやら本当に死にたいようですね。なら・・・魂魄妖夢、参る!!」

 

そう言い、正面から突っ込んでくる女の子改め妖夢。俺はそれを軽々かわす。そして、

 

「はい、まずは一本」

「っ!?」

 

持っていた檜の棒で妖夢の首元すれすれに攻撃をする。当の本人は驚きを隠せないようだった。

 

「甘いなぁ・・・詰めが甘い。そんなんじゃ俺を倒すなんて夢のまた夢だぞ?」

「くっ! 今のはまぐれです!」

 

そういって距離をとる妖夢。恐らく次の攻撃を思案しているところだろう。

 

「どうした? 攻撃してこないのか?」

「そっちこそ、攻撃をしてきたらどうですか?」

「そうか、なら・・・・・・・行かせてもらうぞ」

 

挑発に挑発で返す妖夢に対して俺は、お言葉に甘えて一気に距離を詰める。

 

「っ!?」

 

余りの速さに、妖夢が凄く驚いていた。そして、

 

「くっ!?」

 

持っている二本の剣で俺の攻撃を防ぐ。しかし、防ぐので精一杯と言ったような感じだった。

 

「おいおい、あんなに大口叩いていた割には大したことないな。せめて傷の一つくらいはつけられると思っていたんだが」

「まだまだです! というか、何でただの木の棒が切れないんですか?! 普通は金属と木製じゃ明らかに金属の方が強いでしょ!?」

「そういう仕様なんだ。それにこいつの攻撃力なんてせいぜい1だ。というかそこに突っ込んだら終わりだ」

 

さらに檜の棒に力を籠める。だんだん防ぐことができなくなり、妖夢は防ぐことをあきらめその場から後退する。だが、

 

「はい、また一本」

「っ!?」

 

再び距離を詰め、今度はわき腹に檜の棒を突き立てる。これが本当の剣だったら妖夢は二度死んでいることになる。

 

「ま、まだまだ・・・これからです!」

「・・・もうやめておけ。俺とお前じゃ経験の差が違うんだ」

「それでも、私は・・・」

「・・・はぁ、言っておくが俺は今まで戦士、魔法戦士、バトルマスター、パラディンなど、剣を扱う職業を経験してきたんだ。お前がどんなに剣で俺に挑もうが、剣を扱うことでは年季が違うんだ。あきらめろ」

 

再び立ち上がる妖夢、攻撃を繰り出すがそれは呆気なく避けられる。攻撃をしては避けられ、俺に一本を取られることの繰り返し。そして妖夢は、

 

「なら! 【人鬼】未来永劫斬!!」

「っ! おっと・・・」

 

スペカを使ってきた。正直スペカを使ってきたことには驚いたが、あのスキマBBAやフランのスペカほどではない。

 

「ふむ・・・なら俺もスペカを使おうではないか。【我流・壱の太刀】風斬り(カザキリ)!!」

「っ!? キャアアア!?」

 

檜の棒が輝き、その状態で居合の動作で攻撃をする。刹那、檜の棒と同じ輝きの衝撃波が妖夢を襲う。そして妖夢は近くの灯篭に激突し、そのまま意識を失った。

 

「やべ、やりすぎた」

 

と言っても、全体の1割も出していないのだが・・・恐らく先の戦闘でかなり体力を消耗しており、この攻撃に耐えられなかった・・・と、俺は思っている。

 

「取り敢えず、このままにするのもあれだし・・・な」

 

仕方ない。あそこに見える建物まで連れていくか・・・てか、これ絶対あのスキマの手の上で踊らされているような気がしてならない。なぜならこうだ。

 

スキマで無理やりここにつれてこられる

コイツ事妖夢と戦闘。俺が勝つ(確信)

俺がこいつを見捨てないということを理解している(あくまでもあいつの予想)

視界に見える建物に連れていく

目的達成

 

こんな感じだ。恐らくあそこの建物に俺を連れていくように仕向けたんだろう。面倒なことをする・・・

 

「はぁ、なんか癪に障るが仕方ない。さっさとこいつ置いてさっさと帰るか」

 

そういって妖夢を背中に乗せ、先にある建物に向かって歩き出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、これ飛んだ方が早いわ」

 

結局空を飛んで目的地まで向かった。

 




今回は妖夢をかなり煽った回ですね。後悔も反省もしません。妖夢好きの方には申し訳ないです。

誤字脱字等があれば報告お願いします。

次回「亡霊姫との出会い」

次回もゆっくりしていってね!

問題児の方も投稿しないとな・・・
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