東方心闇録   作:ゆっくり祐一

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はい、皆さんどうも。ゆっくり祐一です。

今回から第2章 ~心闇異変編~がスタートします。

正直文章力がないのでうまく書けないところもありますがご了承ください。youtubeにあげてる茶番劇とは微妙に内容が違います。なのでそういう違いを見ていただくのも面白いかもしれません。

それでは本編スタートです!


第2章 ~心闇異変編~
第16話 異変始動 狙われた祐真


俺が幻想郷にやってきて丁度2か月がたった。最初は色々戸惑っていたが、現在はすっかりこっちの生活にも慣れ、人里で買い物をしながら暇を持て余していた。

 

「さて、人里で買う物は大体こんな感じでいいか」

 

久々にピザでも作ろうと考えているのだが、如何せんかまどがなく作るのですら一苦労だ。外の世界のピザ屋でよくあるような機械があれいばいいんだが・・・

 

「今度香霖堂にでも行ってみるか。もしかしたらあるかもしれないし」

 

もしかしたら閉店した店の物が流れ着いている可能性だってあるだろうし。

 

「それにしても・・・」

 

不意に足を止める。ここ最近、俺の周囲が何やら騒がしい。普通に魔理沙たちがいて騒がしい、というわけではない。なんかこう、俺の周囲を嗅ぎまわっているっていう感じ。変な気配を感じるのだ。それに人里も心なしか活気がない気もする。

 

「そろそろ幻想郷にもやってきたのかねぇ。不景気が」

「いや、そんなものではない」

 

冗談交じりにつぶやいた言葉に反応が返ってきた。振り返ってみると、そこには慧音がいた。

 

「だろうな。不景気にしては店員の態度が普通だったし。なんか、何かにおびえている・・・っていう感じだったな」

「・・・一目見ただけでそこまでわかるのか。そうなんだ、実は最近人里であるうわさが広がっているんだ」

「噂?」

 

確かに、こういった場所では噂話一つでかなり信用したりするケースがあるな。前に異世界でも同じ経験があったし。

 

「んで、どんな噂なんだ?」

「・・・自分と同じ人物がその辺をうろついているんじゃないかっていうんだ。それにそいつらに出会うと死んでしまうっていう噂だ」

「・・・ドッペルゲンガーか? その辺もう少しkwsk」

「いや、噂自体はこれが全てなんだ。ただ、それと重なるように人里の外で里の人間の死体が見つかったんだ。誰かが言った噂が本当に起きたと信じ込んでしまってな。ほとんどの人間が家に閉じこもってるんだ」

 

確かに、それじゃあ普通の奴なら信じ込んでしまうな。ただ、

 

「・・・俺には意図的に起こったようにしか思えない。偶然にしては出来過ぎている気がするんだ」

「・・・私もそう思っている。だから私なりにも調べてはいるんだがうまくいかなくてな。それと私の方でも問題があってな」

「ちなみにそっちの問題は?」

「・・・ルーミアが最近寺子屋に姿を見せないんだ。チルノ達に聞いてもここ最近見ていないと言ってな。一教師としては心配なんだ」

「それも重なって中々うまく調査しきれてないと・・・」

「・・・恥ずかしながらな」

 

ふむ、一見関係ないような問題かもしれない。だが、一つの可能性としては人里での問題とルーミアの問題はつながっているというのもあるな。

 

「・・・わかった。俺の方でもこの問題は調べてみる。ついでにルーミア見つけたら慧音の事話しておくから」

「そうしてくれると助かる。では、私はこれから寺子屋の仕事があるから失礼する」

「ああ」

 

そういって慧音は寺子屋に向かっていった。そんな後姿を見ながら、

 

「・・・んで、お前はこの問題をどう思う? 紫」

「あら、気が付いていたのね」

 

俺の隣の空間がパックリ開いた。その中から八雲紫が姿を現す。

 

「当り前だ。そっちも何か話したそうな視線を向けてただろ」

「ええ、あなたには話しておいた方がいいいと思ってね。恐らく、あなたも気づいているでしょう?」

「・・・それはあれか? 最近変な気配を感じるあれか?」

「その通りよ」

 

やはりか。まあ、コイツの事だからしっかりと調べているだろう。

 

「結論から言うわ。最近大妖怪を中心に付近から変な気配を感じるっていう話をよく聞くわ」

「・・・大妖怪だけか? もっと広がっていると思っていたが」

「私も気になって魔理沙や霊夢に聞いてみたけど、そんな気配はない。勘違いじゃないかって言われたわ」

「じゃあ、何で俺にはわかるんだ?」

「・・・それはあなたも薄々わかってるんじゃないの?」

 

無作為にするんだったら既に周りには知られているはず。しかし、大妖怪と俺にしか気配を感じさせていないということは・・・

 

「何が目的かは知らないが、敵は大妖怪と俺に用事があるということか」

「ええ。恐らくは」

「・・・・・・・・」

 

しかし、これは面倒なことになったものだな。敵の目的が分からない以上、下手に不意を見せるわけにはいかなくなったな。これからは周囲に気を配らないといけないとかマジ・・・ん?

 

「・・・・・・・・」

「祐真? どうしたの?」

 

急に無言になった俺に紫がそう話しかけてくる。

 

「そういえば紫、ちょうどいいところに来てくれた。ちょっとこれを俺んちにおいてくれ」

「・・・はぁ?! い、いきなり何よ! 大体あなたも同じ――」

「―――――」

 

紫の言葉を遮るように、耳打ちをする。そして少ししてから、

 

「そ、そうだったわね。わかったわ。けど、後でちゃんと報酬はもらうから」

「あーはいはい。昼飯の一割やるから」

「それでいいわ。それと、それ置いたら竹林まで来てくれないかしら?」

「・・・竹林? 何でまた」

「いいから」

「・・・わかった」

 

うなずくと、紫がスキマを開いてくれた。そこに荷物を入れて家に送った後、紫はスキマの中に消えていった。

 

「さて、じゃあ俺も竹林に行くか」

 

重い足取りで俺は竹林を目指した。

 

 

―三人称視点―

 

人里のとある路地の一角、そこにある人物の行動をマークしている人影がいた。

 

「・・・なるほど、竹林ですか」

 

その人物は八雲紫の何らかの理由で竹林に呼ばれたようだった。その人影はそれを好機と見た。

 

「絶対に逃がしません。必ずあなたをこっちに引き下ろします。待っていてください――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「―――祐真さん」

 

 

その人影――魂魄妖夢の姿をした何かは、ゆがんだ笑顔を浮かべながら高らかに笑っていたのだった。幻想郷で今までにない大きな異変が起こり始めようとしていた。

 




いかがでしたか? 基本的に茶番劇での1話の内容を何分割かして投稿していくと思います。

これから先の投稿ペースは本当に不明ですが、気長に待っていただけると嬉しいです。でも、なるべく早く投稿するようには務めます。

次回「竹林の戦い 侵攻する闇」

誤字脱字等があれば報告お願いします。

感想、アドバイス等もできればお願いします。

次回もゆっくりしていってね!
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