では、本編スタート!
俺が幻想郷に来て早くも二週間が経過した。その二週間はあまりにもハードスケジュールだった。
まず、歓迎会が終わった翌日は・・・酔いつぶれた妖怪やらが一室に群がっており、その光景を見た俺は見るに堪えられなくなり
「【自然災害】津波!」
思わずスペルカードを唱えてしまい、あたり一面に大量の海水をまき散らすことになり家主の霊夢に叱られてしまった。だが、この一撃がなければしばらくはあの状態が続いていただろう。だから俺は悪くない。
その二日後には、魔理沙がおすそ分けで持ってきたキノコ(猛毒)を食べて死にかけ、永遠亭と呼ばれる病院みたいな場所で治療された。その後魔理沙は霊夢にボコられたそうな。
その後は主に魔理沙が弾幕ごっこを申し出てきて、その申し出のすべてを俺が圧勝と言う結果で終わらせた。そして、
「次こそは絶対に勝つんだぜ! 首を洗って待ってろよ~!」
そんな捨て台詞を吐いて、魔理沙は自分の住んでいる場所(魔法の森と呼ばれる場所)に戻っていくのだった。
そして今日、いつまでも霊夢の家にお世話になるのもどうかと思ったので、どこか住める場所がないかと思い、人里に赴いていた。
「えーっと、上白沢さんのお宅は・・・っと」
人里の守護者と呼ばれる上白沢さんのお宅を探しているときだった。
「私に何か用か?」
「・・・あなたが上白沢さんですか」
俺の背後に買い物を終えたのであろう上白沢さんと思しき女性が立っていた。
「ああ、私が上白沢慧音だ。君は・・・つい最近やってきた外来人か?」
「まあ、そんなところです。ところで上白沢さん・・・」
「呼びやすいように慧音でいいぞ・・・確か、神崎祐真君。だったな」
「ええ、神崎祐真です。よろしく、慧音」
そんな感じで軽いあいさつを交わすと慧音が、
「ところで、私に何か用があったのか?」
「・・・ああ、実は・・・」
俺はこれまでの経緯を説明した。と言っても人里に空き家はあるか?と聞いただけなのだが・・・
「空き家か・・・まあ、あるにはあるぞ?」
「マジか!?」
「ああ、つい先日そこに住んでいた老夫婦が亡くなってしまってな。引き取り手がいなかったんだよ、そこでよければ譲渡するが」
「いや、そこでいいよ」
以外にあっさりと空き家を入手することができた。その後俺は、慧音によって空き家となった場所に案内された。
「基本的な家具等はそのままだから、後は少し掃除をするだけで問題はないだろう。何か困ったことがあったら遠慮なく行ってくれ」
「ああ、困ったことがあったら頼りにさせてもらうぜ」
そういうと俺は慧音と別れた。空き家が見つかってそこに住むことを霊夢に伝えに行くと、
「たまにでいいからお賽銭持ってきなさいよ。あ、小銭じゃなくてちゃんとお札ね? そうね・・・野口からで妥協してあげるわ。お賽銭持って来ればお茶をご馳走するわよ?」
いや、賽銭する金額とお茶一杯は釣り合わない気が・・・とか心の中で考えてたりなかったり。
???
「咲夜ー」
赤く染まった館の中で、名前を叫ぶ一人の少女。
「如何為さいましたか? お嬢様」
その声が聞こえた直後にやって来るメイド服姿の女性。その女性に少女が、
「例の少年、ここに呼んできて頂戴。久々に面白いことになりそうだし」
「わかりました・・・・・・レミリアお嬢様」
そういうと、十六夜咲夜はその場から消えた。そして、そこに残った少女・・・レミリア・スカーレットは小さく笑みを浮かべていた。
「さて、面白くなることを期待するわ。神崎祐真」
その日の夜、神崎祐真の家に一通の招待状が届くのだった。
少し短い気もしますが、今回はここまでです。
誤字脱字等があれば報告お願いします。
次回「吸血鬼との遊び」
次回もゆっくりしていってね!