城の中の吸血姫   作:ノスタルジー

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五話目。初めて感想いただきました。うれしい。

ノスタルジーの口調?が「城」の主人公に似ているのは異様です。間違えた。仕様です。
実は主人公がこれを書いてるという設定とかはありません。意味とかもありません。
もしうざかったら言ってください。笑。
こんな書き方しませんから(笑)

四話少し改定しました。一、二、三も投稿してから改定しましたが。数文字です。四話は比べて激しめ。話は一緒です。数文増えました。


これからと吸血鬼

 魔法の研究をしよう。頭の中で小さな私が大喜び。最初に読んだ本を、思い出す。『子どものための初級魔法』。地べたに置きっぱなしではないか。おいおいおい、誰だいったい。だらしのない人間もいるものだとはしゃぐ、吸血鬼。

 それによれば魔法とは術式を描き、呪文を唱え、魔力を発し、発動体を使って魔力を大気中の精霊に与え、与えた魔力をほとんど使わせ、その術式通りに魔法を表してもらうというのが基本らしい。術式はプログラム。呪文はその説明書。魔力はエネルギー。つまり魔法を速く撃つには簡単なプログラムを組むか、わかりやすい説明書を用意するかどちらかかという推測。おそらく難しいとされる魔法は必要魔力量が多いか、プログラムや説明書が難解なのだろう。もしや人間だけでなく、精霊も躓くから難しいとされるのか。

 魔法の定義がこれなら日本のお札などのアイテムに頼るものは魔法とは違うのか。例外か応用か。ふむ。保留。

 そうか。精霊に片足だか半身だかを突っ込んでいる吸血鬼が自らの体だけで魔法を放てるのはこの基本故ということか。理解。また精霊が与えた魔力を全て魔法の発動に使わないのは、ずばり賃金。魔法使いがもし瀕死でも。取っていくのだろう。鬼畜。

 

「始動キー」は必ずしも必要というわけではない。「始動キー」とは魔法の発動をより円滑に行うためのもの。精霊に対する呼びかけ。これから魔法を使いたいのでちゃんと反応してねという意味らしい。つまり「始動キー」=「私の呪文を聞けー」。ここで大事なのはタイミング。いつ魔力を与えるか。理論上、一番多く反応が返ってくるときに魔力を与えるのがいい。上級の魔法使いはこれを省略しても魔法を発動できるが、省略しないほうが魔法の効果が高い。省略すると精霊が魔力を取りこぼし、十全な魔法が発動しないから。ほんの少し弱くなる。下手をすれば失敗。速さを取るか威力を取るか。適切な判断が必要だ、と。

 

 いやはや。素晴らしい本だ。わかりやすい。

 ふむ。作者。予想通り。

 

 ふと。現状。落ち着く。魔法の学習をするという方針。しかし原作はどうするか。結局、考えていなかった。魔法の習得といつか来るであろう真祖との接触を待つ以外、何をすればいいのだ。いったい。

 よし。これまでに分かったこと。現状確認。1400年くらい。「ネギま」であろう世界の世界樹の目の前。城。始祖の吸血鬼。真祖は海の向こう。主要なことはこれくらいか。これだけか。いや。他にもあった。色々。本当か。いやいやあったではないか。ふざけるなと頭の中の天邪鬼に鉄槌。で、どうするか。

 吸血鬼のこの身。600年後に来るであろう原作本編。その時まで生きてはいるだろう。自殺しない限り。暇死。他殺されない限り。先代(暫定)によると、これはまずないのだったか。ならば。退屈は人を殺す、か。気を付ける。頭の中で誓う。

 正直、原作に関しては大した興味がない。子ども先生。だから何か。こちとら始祖の吸血鬼だ。世界に一体だ。レア。女子中学生。だから何か。この体もそれくらいだ。顔は知らんが。そういえばどうなのか。まぁいいか今は。しかし男が女になったのだったか。おかしい。女になったのにテンプレートな展開にならないのだが。もしや意識までか。男。男。男。死ね。忘れた。のちにわかるか。保留。

 

 そういえば戦争があるのだった。あったのは覚えている。いつ、何故起こったのだったか。不明。ネギが10歳と仮定。少なくとも原作10年前。原因。知らん。登場人物。紅き翼。読み方はアルハブラだったか。何でもいい。ネギの父親。でかいの。日本人剣士。重力優男。タバコスーツ。タカミチ。あとはいたか。知らん。他。あぁ、母親がいたな。姫。王女だったか。違いは知らんと先も。敵陣営。白髪。似たようなやつ×数人。ローブ。創造主。最後のやつはラスボスだったと思うが。そもそも名前は創造主であっていたか。まぁいい。何でも。関係、ない。

 

 ふむ。戦争か。しかしここは麻帆良だろうからこれも関係はない。あれは魔法世界だ。それより重要なことがあるぞと赤いランプと警告音。麻帆良なら、学園が建つはず。いつ。知らん。だがここに住み続けるならほぼ確実に、何か起こる。まず間違いない。どうする。移住するか。この城は。放置。正直、城はどうでもいい。だが書庫は惜しい。情報は大事だと自分で言ったではないかと説教。どうする。考える。ここにいて問題があるのか。立ち退き要求。そもそも吸血鬼は迫害対象だったか。ならブルドーザーで城ごとプチっとされるのか。何台要るのか。ここにいるとまずいのではないか。この身は最強(未確認)とはいえ、出来る限り戦いは避けたい。魔法は使いたいが、戦闘がしたいわけではないのだ。血など流したくはない。痛い思いはしたくない。自分が一番大事なのだ、私は。

 いまのところ。この城を持つメリットは住居としての家。書庫。だけ。これなら学園が出来るまでか、学園関係の人間が現れるまで書庫の本を全て読破すればいいのでは。そして去る。完璧。自身の聡明さに驚きを隠せない、吸血鬼。

 

 意気揚々。順風満帆。

 魔法の知識も少しだが得た。これからの方針も決まった。魔法の知識を深めるのもいいが、この城の中をまだ巡っていなかったことに気づく。もしかしたらこの書庫より重要で、有用なものがあるかもしれない。それによってはここを手放すかどうかも変わるのでは。聡明な自分にも間違いがあったか。いやそもそもここにきてから間違いだらけかと、振り返る。消す。過去に縛られない少女。本を下に置き、立ち上がり、歩き出す。扉。何も、思わなかった。

 

 廊下を歩く。目に入った扉は、全て開ける。色々な部屋。その中に一つ。その今だ色のわからない目を引いた部屋。執務室というべきか。学校の校長室のような部屋という感想。味のある木製の机。

その上。本と。

 手紙。




オリ設定。いやオリ解釈ですか。いやいや。やってしまった。

次の六話まで話は思いついてます。
七話からはまた未定に。

あらすじをちゃんとしたものに変えたい。
適当すぎる。あれは。

名前。いやいっそのこと名前なしとか。そういう小説ありますし、ね。
タイトル「吸血鬼。名前はまだない。これからもない」。
いけるか。

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