悪魔城ドラキュラ Dimension of 1999 作:41
「くそ!今度はビクともしない……一体どうなってるんだ!」
ラングが混沌の門を思い切り蹴り上げる。ほんの数分前まで大口を開けていた扉は、今は頑なにその双鋼を閉ざし、叩こうが蹴ろうが一切の反応を示さない。
念のため裏側に回っても見たが、当然灰色に澱んだ混沌がある筈も無く、いかめしい彫刻の彫られた門の裏側があるだけだった。やがてそんなラングを見かねたのかアルカードが告げる。
「落ち着けラング……仮に扉が開いた所で俺達にはどうする事もできん、混沌の中で活動できるのは城の主であるドラキュラだけだ」
「だがドミナスとやらが城に奪われたんだぞ!?そいつを取り戻されたらとんでもなくヤバイ事になるんだろう!?落ち着いていられるか!」
「…………」
ラングがアルカードに食って掛かる。だがアルカードからの返答は無かった。常に冷静沈着で、何かしらの策を持っているであろう男の沈黙……。それだけで今がどれだけ危機的な状況なのか理解できる。
「すまん…………」
「かまわん……ひとまずユリウス達の所へ戻ろう」
やむなく……二人はユリウス達のいる庭園の入り口まで戻ることにした。
◆
「…………………………?…………あた……し」
「おう……起きたか」
ようやく目を覚ましたハルカに、ユリウスがいつも通りの調子で素っ気無く声をかける。
「ユリ……ウス、その顔……!」
ユリウスの姿を見てハルカの表情が見る見るこわばっていく。ユリウスはシャツも、コートも、衣服のあらゆる場所が切り傷だらけ、おまけに全身至る所が生々しい赤茶けた血に染まり、それとは対称的に顔は普段の血色が見る影も無い……青白い肌のやつれた半病人の様だった。
「なーに、怪我なんていつもの事さ……こんなもん肉食えばすぐに治……」
ユリウスが言い終わる前に、少女がユリウスに飛びつく。
「ごめん……なさい、ごめんなさい……!」
ハルカは何かの箍が外れたように泣きじゃくり、ユリウスへ謝罪の言葉を吐露し続ける。ユリウスはしばらく黙って頭を撫でてやっていたが、ハルカが落ち着き始めたのを見計らって静かに口を開いた。
「俺の方こそ……悪かったよ。お前の気持ちも考えないで無神経な事言っちまってさ……」
「……無神経なのは……いつもの事じゃん、無神経じゃないユリウスなんてユリウスじゃないよ……」
「へっ……そうかよ……」
ハルカの言葉にユリウスが力無く笑った。
「大体お前素直じゃないんだよ……少しは反省しろ」
「……うん……」
「今度からは俺達の事ちったあ頼れよ?」
「うん……」
「それとな……お前」
「……うん?」
「少し……血生臭いぞ?」
”ゴンッ”
ヴェルナンデスの杖がユリウスの頭に振り下ろされた。
「だれのせいでこんな事になってると思ってんの!?意識無いからって人の頭の上からドバドバ血かけて!!」
「ああ!?それ位で文句言うな!!誰のおかげで助かったと思ってやがるッ!」
さっきまでの神妙な空気は何処へやら、血まみれの青年と少女の二人が、突然取っ組み合いの喧嘩をおっ始めた。血を流していない分、戦いの趨勢はやや少女有利なようだ。
「……何やってんだ、お前ら……」
ふと気付くと、門の調査を終えたアルカードとラングが、呆れた様な顔で二人を見下ろしていた。
◆
「ラング……さん、アルカードさん……」
ハルカが申し訳なさそうな表情で二人を見上げる。
「取り合えず無事なようで安心した。…………だが、
「お……おい」
ハルカをかばおうとするユリウスをおしのけ、いつになく厳しい表情のラングがハルカの眼前に進む。ハルカはその小さな体をこわばらせ、思わず目を瞑る。
”ぺチンッ”
暗闇の中……おでこに軽い衝撃が加わる。ハルカが目を開けると、目の前にはこちらをじっと睨むラングの顔があった。
「知り合って間もない俺が言えた義理じゃないが……二度とこんな真似はするな!解ったか!」
「!……はい」
ハルカの返答を聞いてラングの顔が普段の穏やかな物に戻る。
「アルカードにも言ったが……少しは仲間を頼れ。それともユリウス達が本当に信用できないのか?」
ハルカがブンブンと首を振る。その様子を見てラングがポンポンとハルカの頭を叩く。
「ならこの話はこれで終わりだ」
「え……でも……」
ハルカが何か言いかけたのをわざと無視する。
……正直な所、少女がしたことは許されることでは無いのかもしれない。だが……今更この小さな少女にどうしろというのだ。彼女の肩にのしかかった現実は、子供にはあまりに重過ぎる物だったのだ。仮に裁くというなら彼女を利用しようとしていた大人達はどうなるのだ。この少女を裁く権利など、例え神にもありはすまい。
「……俺の時とは随分違うな?」
ふいに二人の様子を見ていたアルカードがラングに話しかける。
「子供は間違いを犯すものだ。お前は俺よりずっと年上だろうが」
「……プッ」
ややシニカルなラングの答えに、ユリウスが思わず吹きだす。寒々しかった庭園の空気が、少しだけ暖かくなった気がした。
「アルカードさん……私……」
ハルカがまだふらつく足どりで今度はアルカードの前に出る。その瞳は自悔の念で溢れていた。だが当のアルカードは別段普段と変わらぬトーンで答える。
「謝る必要は無い……お前に何もしてやれなかったのは事実だ」
「そう!それだ!!」
アルカードの言葉にそれまで腰を下ろしていたユリウスが突如立ち上がる!が、極度の失血状態では立つ事もままならず、逆によろよろとアルカードにもたれかかってしまった。
「……何がしたいのだお前は……」
「う、うるへー……!お前……ハルカの事知ってたな!?何で俺に言わなかった!」
もたれかかりながらもアルカードをにらみつけるユリウス。だがアルカードは淡々と青年に話し始めた。
「……ハルカ自身が回りに話さないのだ。俺が言う訳にいくまい。大体知った所でどうする。ハンターとして半人前だった頃のお前にそんな余裕など無かっただろう」
「うぐ……ッ」
アルカードの理詰めの説明にユリウスは思わず口を噤んでしまう。だがこの程度で引き下がる訳にはいかない。
「だったら……なんでハルカを放っときやがった!こいつはずっと一人で背負い込んで……!」
「それは誤解ですな」
と、ここで今まで嘘の様に黙りこくっていたサンジェルマンが唐突に口を挟んできた。
「ああ!?何だ急に!お前なんかに何が解る!」
「解りますとも。恐らくその御仁は忙しい仕事の合間をぬって必死にその魔物を探していた筈です。ですがそやつはこの私ですら正体が掴めぬ程のあやかし、方々手を尽くしたが尻尾を掴む事すら出来なかった……違いますかな?」
サンジェルマンが涼し気な視線をアルカードに向けた。
「そう……なのか?」
ユリウスの問いに、アルカードが沈黙で答える。
「だったら何故それをハルカに言わない!」
アルカードの煮え切らない態度に憤るユリウス。しばしの沈黙ののち、アルカードが観念したように口を開いた。
「サンジェルマンが言っただろう……”何の手がかりも掴めなかった”と……、淡い期待を抱かせ、ぬか喜びをさせる事など出来ない」
「な…………」
アルカードの口から零れたその言葉に、ユリウスは力が抜けたようにその場にズルズルとへたり込んでしまった。不器用な男なのは知っていたがまさかこれ程とは……。
アルカードも悪気があった訳では決して無い、だがもう少し……あとほんの少し言葉が足りていれば……それぞれの歯車があとほんの少し噛み合っていれば……ここまで面倒な事にはならなかったのかもかもしれない……
「その……何だ……お前はもう少し愛想良くしろ……いや、ホント……マジで……」
「…………善処する」
抑揚の無いアルカードの返答に、ユリウスの体からは益々力が抜けるのだった……
◆
「ふむ、どうやらわだかまりも溶けたようでなにより。そんな皆さんに私からのプレゼントです。この中では……マドモワゼルが適任ですかな」
突然サンジェルマンが懐から何かを取り出し、ハルカに手渡す。……それはドラキュラの魂が入っていた賢者の石……の抜け殻だった。
「伯爵の魂は抜けてしまいましたが石自体の魔力はまだ多少残っています。治癒魔法を使う際にお使いなさい、幾らか治癒力を高めてくれる筈です」
サンジェルマンがハルカの眼をじっと見つめながら、石を握る手に”グッ”と力を込めた。何もかも見抜いている様なその瞳に、ハルカは若干の薄気味悪さを感じる。
「大事な石が無くなったってのに……随分あっさりしてるじゃねえか……
お前……まだ何か隠してるんじゃないのか?」
あれだけ拘っていた賢者の石をあっさり手放すサンジェルマンの行動を不信に思い、ユリウスが疑いの視線を向ける。だが髭の紳士はおおげさなボディランゲージを交えながら取ってつけた様な様子で答えた。
「そんな……質実剛健、清廉潔白をモットーとする私が、あなた方正義の使途に嘘をつく訳があるはずないではないですか!」
『――嘘つけ!!』
――その場にいる全員が同じ気持ちになった瞬間であった。
「ま、実際どうやった所で石は戻ってきませんからな、それなら早いうちに気持ちを切り替え、前を向いた方が何ぼかマシです。それに仲間を思うあなた方の姿を見ていたら久方振りに熱いものが込み上げてきまして、何か手助けをしたいと思ったまでで」
「……この分ならきっと
皆さんの御武運を祈っていますよ?それでは、
この城に来てから幾度となく聞いた音を弾かせて、謎の怪紳士サンジェルマンは拍子抜けするほどあっさりと4人の前から姿を消した……
「あ!服が!」
ふと気付くとサンジェルマンの仕業だろう、血だらけだった顔や服が何事も無かったかのように元通りになっている。
「…………あいつは一体何者なんだ……」
ユリウスが一人ごちる。
「……放っておけ。奴は歴史の傍観者。敵では無いが味方でも無い。気にするだけ時間の無駄だ」
アルカードが達観したような口ぶりでユリウスを諭す。だがその説明を受けても、歯に物が挟まったような何ともいえないむず痒さがユリウスに残った。
「ユリウス……」
ふと、賢者の石を持ったハルカがこっちを見上げている。よく解らないが、石を使って怪我を治してくれるらしい。
「いや俺はいい、ポーション飲んだから傷自体は治ってんだ。俺よりもアルカ……いでッ」
不意に頭を小突かれ咄嗟に振り返る。心底落胆した様子でラングがこっちを見ていた。
「いきなり何すんだバカ!」
「バカはお前だ!治してくれるとハルカが言っているんだから素直に治して貰え!」
いつになく強気なラングの態度にユリウスは思わずたじろいだ。アルカードも冷ややかな視線をこっちに向けている。……ユリウスはしぶしぶ腕を捲くり、ハルカに差し出した。
「……ごめんねラングさん、後でそっちも治すから」
ハルカがラングに感謝の意を示し、そそくさと治癒魔法の準備を始める。ユリウスは仏頂面でされるがままに身を委ねた。
「おい、やるならさっさとやれよ。いつまで詠唱に時間かけてるんだ…………おい、ハルカ?」
腕をまくりじっと待っていたが、一向に治癒魔法の暖かい波動が感じられない。不思議に思ったユリウスがハルカの顔を見ると、少女は青ざめた顔で小刻みに震えている。
「魔法が……使えない…………!」
◆
「そんな……!何で!?何で魔法が使えないの!?精霊の姿も見えない!声も聞こえない!何で!何で!?」
「落ち着けハルカ!とにかく落ち着け!」
涙を流しながら錯乱するハルカをユリウスが必死になだめ、落ち着かせる。
一体何故……?突然起こった予期せぬ事態に、ハルカ以外の三人も動揺していた。
……だが……その答えは明白だった。
「ドミナスを使えば、ハルカ嬢は必ず何かを失う」
サンジェルマンの言葉がユリウスの脳裏を掠めた。ジョーンズはドミナスを使った事で視力を失っていた……という事はハルカは……
……数分後、ハルカはようやく落ち着きを取り戻したが、その瞳は光を失い放心している。その憔悴しきった様子に、ユリウスも、ラングも、もはやどう声をかければ良いのか解らない。するとアルカードがハルカの下に跪き、優しく語りかけ始める。
「ハルカ、魔力以外に何処か異常はあるか?」
アルカードの問いにハルカが首を横に振る。
「よし、失った魔力が永続的なものか、一時的なものか、まだ解らん。どちらにせよ此処では診断も、治療も出来ない。とにかくお前達は一旦ダンスホールへ戻れ。……フェアリー」
アルカードの呼びかけに、虹色の羽根をはためかせながら、先程の妖精が再び現われた。
「この妖精の後をついて行け、最短距離でホールまで帰れる。ハルカ、自分の足で歩けるな?」
ハルカがコクリと頷く。
「よし、俺は扉の封印をした後ですぐに後を追う。……ラング、二人を頼んだぞ」
ユリウスを背負ったラングが「了解」の敬礼をする。3人は妖精に導かれながら、空中庭園を後にした……
◆
◆
◆
今や殺風景な廃墟となった空中庭園に一人残ったアルカード。だが彼は扉の封印もそこそこに、明らかに別の物……自身の背後に意識を集中させていた。やがて完全にユリウス達の気配が遠のいたのを確認すると、後方の半壊した柱に向かって静かに呼びかける。
「…………いつまで隠れているつもりだ。……出て来い」
「……おや、お気づきでしたか」
柱の影から今しがた立ち去った筈の紳士がひょっこり顔を出す。
「……呼ばれて飛び出てサンジェルマ~ン!ハイ、貴方の隣人サンジェルマンですよ~♪はてさて本日の御用の向きは……」
「………………」
アルカードが無言のままサンジェルマンを睨む。
「…………おや、外しましたか?割と自信があったんですが……ま、いいでしょう。で、わざわざ残ってまで私めに何の御用事ですかな?」
「ハルカのアレは……やはり父の力の影響か」
「う~ん……確証はありませんが、まあ十中八九そうでしょうな」
「……治る見込みは?」
「さあ……?如何せん原因であるドミナスは今や城の手の内、調べようもございませんので」
「ならばハルカの姉を襲った魔物は何処にいる?」
「存じ上げません」
「…………………………ピク」
サンジェルマンの事務的な回答に、アルカードの眉がピクリと動いた。だが当の紳士は何処吹く風、飄々とした態度を崩さず話し続ける。
「お話しは以上で?私も何かと忙しい身の上、用が済んだのならこの辺でお暇させて……」
サンジェルマンがアルカードに背を向ける。だが帰途につこうとする紳士に向かって、アルカードは何か小さな物体を投げつけた。サンジェルマンは別段取り乱しもせず、背面のまま事も無げにその”何か”をキャッチする。
「……それはお前の仕業だろう」
サンジェルマンが手を開き中の物体を確認する。それは細かな羽根の装飾がなされた、ガラス製の小瓶だった。
「おや!これは、”
サンジェルマンがガラス瓶を見回しながら大げさに驚く。だがアルカードはそんな紳士の態度を無視して続ける。
「……その薬といい、先の助太刀といい……歴史への干渉を禁じられているお前が、その禁を犯してまで一体どういう風の吹き回しだ」
アルカードが鋭い眼光を発しながら切り出す。
「ふむ……先程申し上げたとおり仲間のために奔走する若人の姿に、年甲斐も無く感動した……
ではいけませんかな?」
はぐらかすような笑みを浮かべサンジェルマンが答える。だがアルカードの灰色の瞳は一切揺らぐ事無く目の前の男を見据えている。
「…………」
「…………」
「……………………」
「……………………コホン」
長い沈黙の後 ”この男の前では道化は通じない”と思ったのかどうかは定かではないが、サンジェルマンは咳払いをひとつすると、普段より一段低いトーンでアルカードの問いに答え始める。
「友人をね、楽にしてやりたいのですよ……」
「友人……だと?」
サンジェルマンの発した意外なフレーズに、アルカードが訝しむ。
「はい、友人です。愛する者を失った悲しみの余り道を違え、やがて狂気に取り付かれてしまった哀れな友人……」
「彼は敬虔な神の信徒でした。ある時は勇敢な騎士として、又ある時には真理を探究する錬金術師として、彼は誠心誠意神に尽くした」
「だが……それが彼の不幸だった。それまでが従順だった分、闇に堕ちた際の反動も大きかったのです。彼が騎士団として遠征に出ている間、最愛の伴侶が病で帰らぬ人となった」
「……神に裏切られたと考えた彼は悪の首塊たる魔王となり、殺戮の限りを尽くします。例え一時的に倒されようとも、他者の悪意を吸い取りまた蘇る。何度も、何世紀も同じ事の繰り返し……」
「彼に自分の意思などという物はありません。いや、もはや彼自身が他人の勝手な願望によって作られた存在なのです。例えるならばそう、身勝手な支配者が作り上げたガス抜きの為の
「………………」
「人は彼の事を悪鬼羅刹の様に語ります……ですが私はそうは思いません。私には彼が憎しみという鳥篭に囚われた、か弱い小鳥にしか見えないのですよ……」
サンジェルマンの瞳が一瞬はるか遠くを見た。――それは果たして魔王の鎮座する城主の間か、はたまた数百年も前の郷愁なのか、それは解らないが…………
「ま、あくまで私の勝手な妄想ですがね?」
さっきまでとは一転、ケロリとした表情でサンジェルマンが言い放つ。さすがのアルカードもしばし面食らう。
「まあ私の目的などどうでもいいではないですか。
「…………」
「それにさっきも言ったでしょう?あなた方の行動に感動したのは嘘ではないですから……」
サンジェルマンは人差し指をピンと立て、満面の笑みでウインクをした。
「……礼は言わんぞ」
「フフフ……別に礼を言われる事など何一つしていません。さて、今度こそ本当にお暇するとしましょうか。伯爵の打倒と城の封印、供に成功を祈っていますよ、
深々と頭をたれ、礼を取ったかと思った次の瞬間、もうそこにサンジェルマンの姿は無かった。後に残されたのは赤い薔薇の花弁と、甘ったるい香水の残り香だけであった……
◆
◆
◆
「俺は……間違っていたのか……」
ホールへの帰り道、ユリウスが隣を歩くハルカにも聞こえない程小さな声でラングに囁いた。
ラングはしばらく何も言わずに歩いていたが……やがてゆっくりと口を開く。
「…………解らない…………だが」
「だが……?」
「お前が間違ってるなら……俺も同罪さ」
「…………!…………へッ、お前とお揃いなんて嬉しくもねーや……」
ラングの答えに悪態をつくユリウス。だがその顔はさっきまでと比べて、ほんの少しだけ和らいでいた……