悪魔城ドラキュラ Dimension of 1999   作:41

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舞踏館
結界完成・・・?


 パペットマスターが消滅した事で、役目を果たした暁の軍団は元居た世界へと還っていった。もっとも女魔術師だけはまだ暴れたりなかったのか、なかなか帰ろうとせず最後までブーたれていたが……

 

 

 

 

「う、う……ん……」

「ハルカ殿、目を覚まされましたか」

 

 瞼をこすりながら目を開けると、逆さまになったマキの顔が目に飛び込んできた。それと同時に頭の後ろから柔らかい感触を感じる。どうやら自分が眠っている間、マキが膝枕をしてくれていたらしい。

 

「ハルカ、立てるか?」

 

 横からアルカードの声が聞こえた。正直な所ハルカはもう少しこのまま甘えて居たかったのだが、子供っぽく見られるのも嫌だったので、見栄を張ってすぐに体を起こした。

 

 

 

 

「……おおまかな話はマキから聞いたが……本当に体は何ともないのか?」

 

 アルカードが少女に体の調子を尋ねる。にわかには信じられないが、マキの話が本当なら今ハルカの体の中にはハルカ本人と姉、二人分の魂が入っている事になる。

 

「え?う、うん!大丈夫!何ともないよ!魔力も戻ったし、前より調子良いくらい!」

 

 ハルカはその場で飛んだり跳ねたり……ある意味彼女らしくない溌剌とした言動で自身の健在振りをアピールした。確かに傍目には何の問題も無いように見えるが……

 

 

――1人分の体に二人分の魂を入れて問題が無い訳がないだろう――

 

 アルカードは一人心の中でつぶやく。

 

 

 いくら表面上取り繕っていても、その小さな体にかかっている負担は相当な筈である。恐らく少女は今にも崩れようとする体を、賢者の石の治癒力で無理やり繋ぎとめているのだ。

 治癒のスピードが崩壊のスピードを上回っている内はまだいい、だがもし治癒力を超える程のケガを負ってしまったら……?その時こそ少女は一貫の終わりだ。

 

 

 魔力が戻ったとはいえ、この先の戦いにハルカを連れていくべきか否か……アルカードはこの少女の扱いについて思案にくれた。

 

 

 ふと、隣にいるラングも何か思いつめた顔をしている。どうやらこの男も自分と同じように悩んでいるらしい。庭園でのユリウスの忠告もあり、アルカードは自分一人で決めるのではなく仲間の意見も聞いて見る事にした……のだが、

 

 

 

 

 

「アルカード……俺を殴ってくれ!」

 

「…………何?」

 

 唐突なラングの発言に、思わずアルカードが眉をひそめた。マキもハルカに通訳してもらい、その発言の内容を知って驚きの表情を見せる。

 

 

「……お前はいきなり何を言っているのだ……」

 

「ラングさん……薄々感じてはいたけどやっぱりそっちの趣味が……」

 

「そんなんじゃない!俺は……正直自惚れていた。皆のおかげでここまで死なずにすんでいた事を自分の実力と勘違いしていたんだ!」

「もしハルカ達が来てくれていなかったら今頃俺のミスで二人ともあの世行きだ!時計塔であんなに偉そうな事をお前に言っておきながらざまあない!」

 

「……いや、今回の事は俺も想定外だった。そこまでお前が気にやむ事は……」

 

「それだけじゃない!さっきの戦いもそうだ!ハルカは犠牲者を救うため必死に考えながら戦っていたのに、俺はただ敵を甚振るのを楽しんでいるだけだと思っていた!仲間を信じられないなんて……俺は海兵隊失格だ!」

 

「あ――……、うん、それは半分くらい当たってるというか、なんというか……」

 

 立て続けに自分を責めるラングに、多少呆れながらも擁護するアルカードとハルカ、だがそれは結果的にラングの火に油を注ぐだけであった。

 

 

「アルカードも、ハルカも、こんな俺にありがとう。だがこれはけじめだ!アルカード!思い切り殴ってくれ!」

 

『…………えぇ……』

 

 ラングがアルカードにじりじりとにじり寄る。

 

 

「そっちの気が無いのは安心したけどラングさんも面倒くさいなぁ、というか暑苦しい」

「そうですか?男同士の友情という感じで私は好きですが」

「アンタ物好きねえ、やっぱり同姓同士の友情は禁断の花園、女子高が最高よォん!」

 

 自分たちに関係ないのをいい事に、二人と一匹は好き勝手に井戸端会議を始めた。

しかしそんな事はおかまいなしにラングはアルカードに詰め寄る。正直このまま此処にいたら色々面倒くさそうだったので、わざとらしい大きな声でハルカが呼びかける。

 

「ま、二人にしか解らない事情もあるようだし、私達は鏡を置いて来るよ!行こ!マキ!」

「え!?あ!かしこまりましたハルカ殿!ではお二人ごゆっくり!」

 

「お……おい、まだ話は……」

 

 心なしか哀願するような瞳のアルカードを置いて、ハルカとマキはそそくさとその場から逃げだす事に成功した。

 

 

 

 

 

 

 部屋の最奥……直方体のガラスケースに、今は抜け殻となった人形達が無数に収められている。その中に一つだけ、何も入っていない空白のケースがあるのをハルカは見つけた。

 

「ハルカ殿、これを!」

「!」

 

 マキが手に持った鏡をハルカに見せる。鏡はこれまでの時と同じ、いやそれ以上に光り輝いている。どうやら設置場所はここで間違いないようだ。

 

「これで……結界の準備が完成する……」

 

 無意識のうちにゴクリと息を飲む。この鏡を設置さえすれば、後はドラキュラを目指すだけだ。正直ハルカにとって結界の作成はそこまで重要な事柄では無かったのだが、いざ完成を目の前にすると妙に緊張する。

 

「では、ハルカ殿……」

「う、うん……」

 

 マキが震える手でハルカに鏡を渡す。ハルカは鏡を受け取ると、落として割ったりしないように細心の注意を払ってケースの中に置いた。

 

「おお!遂に!」

「これで……!」

 

発光する鏡に照らされた二人の顔、やがて鏡は二人の輪郭すら解らなくなるほどその輝きを強め……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………る事は無かった。

 

 

「……」

「……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………何も起きないね」

「…………はい……何も起きませんね……」

 

 鏡は淡く発光してはいるものの、別段代わり映えもせずケースの中に納まっている。

 

「特に何も起きないけど……こういう物なの?結界はもう完成してるの?」

「え!?いや……私もこんなに大掛かりな神事に参加した事は無いので何とも……、

でも何も変化が起きないなんて事…………あるのかなあ?」

 

 ”5つの鏡全てを設置したら何かとんでもない事が起きるのではないか”と、ちょっと期待していたハルカだったが、何の変化も起こさない目の前の鏡に少し、いやかなり拍子抜けしてしまった。

 東洋の祭事には疎いので神官であるマキに尋ねた訳だが、マキも剣術以外は疎いのかしきりに首をかしげるばかりだ。

 

 

「お前たち、いつまで時間をかけている!」

 

 その時後ろからアルカードの声が聞こえた。どうやらラングから逃げてきたようだ。

 

「いや、鏡は置いたんだけど……」

 

 ハルカとマキはアルカードにも見えるように、ケースの前のスペースを開けた。鏡は淡く発光し、ケースの中に静かに鎮座している。

 

「これ……は、どういう事だ?」

 

 特に何の変化も示さない鏡に、アルカードが珍しく気色ばむ。

 

「忠守の話では5つの鏡全てを設置し終えると、中央に向かって光の道が伸びるはずだが……何故何も起きていない?」

 

 アルカードがマキの顔を覗き込む。慌ててマキが「自分は解らない」と首を横に振る。

 

「場所や向きが微妙に違うんじゃないか?」

 

 いつの間にか来ていたラングが意見する。

 

「そんなはずは……置く前は今までと同じように光ってたし、他に置く場所なんて……」

 

 ハルカが答える。これ見よがしに一つだけケースの中身が空いていたのだ。ここ以外に考えられない。その時、アルカードが何か思いついたように言葉を発した。

 

「考えられるとすれば……何者かの妨害…… ――ッ!」

 

「――ッ!」

「――ッ!」

「――ッ!」

 

 

 アルカードが言いかけたその時、その場にいた四人全員が、背筋にゾワリとした不気味な波動を感じた。

 

「な……何だ今のは?俺でもやばいのが解ったぞ!」

「私も感じました。間違いなく今戦った木偶人形よりも強い……ッ」

 

 不意に感じた気配に狼狽するラングとマキ、だがアルカードは二人以上に危機感を感じていた。たった今感じた波動が身に覚えのある物だったからだ。

 

「この波動は……まさか!?いやそんなはずは……」

 

 考え込むアルカード。その時ハルカが気になっていた事を話しかける。

 

「ねえ……いま気配が来た方向……ひょっとしてダンスホールじゃ……」

 

『!!!』

 

 ハルカの言葉に全員の顔色が急変する。

 

「忠守達が危ない!!」

 

躊躇する間もなく、四人は新たに出現したワープホールへ飛び込んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『な……何者だ貴様!』

 

 日本の神官、教会関係者、助け出された軍人、その全てがダンスホールの中央、祭壇の上に突然現れた男を注視していた。

 

 男は紫色のローブに赤い司祭帽をかぶり、その手には緑色に光る水晶玉を持っている。一見死神と見紛う不気味な容貌だが、その顔はしわがれた人間の老人だった。

 だが普通の人間は空など飛ばないし、闇の波動を放ったりもしない。目の前の老人は間違いなく魔王ドラキュラの配下、闇の眷属の一員なのだ。

 

 謎の男が発する強者のオーラに、それなりに場数を踏んでいるはずの教会関係者や神官が身動き一つとれない。だがその中に一人、男の前に一歩あゆみ出る者がいた。――忠守だ。

 

 忠守は大きく息を吸い込むと、自分を見下ろす闇の者に対し戒めの言葉を投げかける。

 

 

「聞け闇の者よ!我が名は白馬神社当主”白馬忠守”!貴様が何の目的でこの場に現れたかは知らぬが、お前の足下にあるその石は霊峰より削られし神聖な水晶。悪しき者が足蹴にして良い物では無い!即刻この場から去れ!」

 

 得体のしれぬ闇の者を前にして、忠守の声は一切の震えも無い。しかし件の男は忠守の一喝を一笑にふすと、酷くしわがれた声で逆に恫喝する。

 

 

「図に乗るな……東洋の蛮族共が……ッ」

 

 瞬間、宙に浮く男から脅しともとれる衝撃波が発せられた。経験の浅い何人かの者は、それだけでホールの壁面に叩きつけられる。その圧倒的な力にホールが静まり返ったのを見計らい、老人は高らかに名乗りを上げた。

 

 

「聞け愚かな人間共よ!我が名はシャフト!!暗黒の神を奉り、伯爵様に仕える暗黒神官よ!!」

 

「シャフト……だと!?」

 

 

 忠守や一部の教会関係者はその名に聞き覚えがあった。何百年も昔、魔王ドラキュラを崇拝し、人間ではなく闇の者達に味方した邪教の集団がいた。その教祖の名がシャフトであった。

 

 だが聞いた話によれば、シャフトはアルカードとの戦いに敗れた末、自らの魂をドラキュラ復活の生贄にして完全に消滅したという。ならば目の前の男は一体……?

 

 困惑する忠守達をよそに、シャフトと名乗る老人は眼下の忠守を睨みつけ、叫ぶ。

 

 

「貴様……私にここから去れと言ったな?消え去るのは貴様らだ!何の断りも無くこの悪魔城にあがりこみ、あまつさえ伯爵様を倒そうなどと、思い上がりも甚だしいわ……!」

 

 シャフトは忠守達の行動を相当忌々しく思っているようだ。そして持っていた水晶玉を目の前に翳すと、聞き取る事すらはばかられる不気味な言語で暗黒魔法の詠唱を始めた。

 

「まずい!皆かかれ!!」

 

 尋常ではない魔力を察知した忠守が、配下の神官に号令する。神官たちはすかさず懐から式神の札を取り出すと、シャフト目掛け放った!

 白い紙片だった式神はみるみるうちにその姿を変え、純白の羽を纏った勇壮な鷹となってシャフトに襲い掛かる!だが――

 

「――ぬるいわ!」

 

 式神がシャフトの体に触れる直前、突然まばゆい閃光がシャフトから発せられ、式神の群れは一つ残らず燃え尽きてしまう。

 

「フハハハ!なかなか面白い大道芸だ。東洋の遊戯、しかと堪能させてもらった。

では……次はこちらが披露する番かな?」

 

 シャフトはそう言うなり、中断していた詠唱を再開する。ただでさえ強大だった闇の波動が、

もはやホールには収まりきらぬ程膨れ上がった。

 

「下賤な石ころ諸共、この悪魔城の糧となれィ!!」

 

 練りに練った暗黒の波動を放出せんと、シャフトが頭上に水晶玉を掲げた!忠守をはじめ幾人かの神官は少しでも被害を押さえるべく、防御の印を結び始める。が……

 

 

 

「グゥッ!?」

 

 シャフトが突如苦痛に顔を歪める。その手の甲を、銀色に光るナイフが貫いていた。

 

 

 

 

「……ペチャクチャうるせえんだよおっさん、おかげで目が覚めちまったじゃねえか……!」

 

 

――シャフトの視線の先、実にかったるそうに立ち上がる赤髪の青年がいた。圧倒的な闇の波動に呼応するように、現代に生きる最強のヴァンパイアハンターが眠りから目覚めたのだ。

 

 

「この波動は……ベルモンド!?何故貴様がここに残っている!結界のため城の外郭に向かったのではなかったのか!?」

 

「知るかバカ!てめえン所の御曹司に聞きやがれ!」

 

 ユリウスはひとしきり悪態をぶちまけると、教会の商人から半ば強引にもぎとった聖書を天に掲げた。ユリウスの魔力をうけた紙束は規則正しい列をなし、宙に浮くシャフトへと伸びる一筋の道を形作る。

 

「な!?聖書を足蹴にするなんて!」

 

 教会関係者の悲鳴をよそに、ユリウスは聖書の階段を一気に駆け上がる。そしてシャフトが態勢を整える前に鞭の射程に捉えた!だが今まさに攻撃を繰り出そうという瞬間、予想外の事態がユリウスを襲った。

 

 

「ヴァンパイアキラーが……無い!?」

 

 

 ユリウスの顔が一気に青ざめる。今まで何万回と繰り返してきた行為、手を伸ばし、掴み、振る。いちいち確認せずとも行えるはずの動作が出来ない……あるべき場所にあるはずの手ごたえが無い!

 

ユリウスは思わず腰のホルダーを見直した。やはり鞭の姿が影も形も、何処にも見当たらない!

 

 

「何処を見ている!隙だらけだぞ!!」

 

「やべッ!!」

 

 さすがにここまでまごつけば、敵も反撃の準備は整う。ユリウスは咄嗟に腕を十字に組み、間一髪でシャフトの放った水晶玉の攻撃をガードする。だがその衝撃は凄まじく、ユリウスはそのままホールの床まで吹っ飛ばされてしまう。

 

「ぐううッ!くそ!何で無いんだよ!!」

 

 思わず顔をしかめるユリウス。シャフトの攻撃の痛みももちろんだが、それ以上に行方知れずのヴァンパイアキラーの事が気にかかる。もっとも今この場にヴァンパイアキラーがあったとして、穢された鞭がシャフトに通用するかは甚だ疑問であったが……

 

 

「くそ!何か、何かないか!?」

 

 兎にも角にもこのままではまずい、ユリウスはシャフトの繰り出す攻撃を避けながらも、何か使える物が無いかとホール中を探し回った。

 

軍人の拳銃―――――こんなモノ奴には効かない……!

神官の刀――――――自分は剣はろくに使えない……!

教会の魔導書――――俺に魔術の才能は無い……!

 

”鞭”という変則的な武器に特化したベルモンドの弊害か、辺りを探しても使えそうな武器がろくに見当たらない。そうこうしている内に、ユリウスの変化にシャフトが気付く。

 

「……そうかそうか。何故かは知らぬがベルモンド、貴様聖鞭を持っていないようだな?」

 

「――!」

 

 ズバリそのままを指摘され、動揺がもろに顔に出てしまう。

 

「フハハ……これはいい、聖鞭の無いベルモンドなど翼を失ったハーピーにも劣る!これはまたとない好機。二百年前の先祖と同じように、我が軍門に下れィ!!」

 

 反撃手段が無いと見たか、それまで部屋の中央から動かなかったシャフトが、とうとうユリウス目掛け襲い掛かってきた!

 

「くそ!」

 

 やむなくユリウスは先ほど教会の商人からかっぱらった退魔道具を取り出す。ヴァンパイアキラー程ではないにしろ、闇の眷属である奴には確実に効く筈だ。

 

 

「死ねィ!ベルモンドッ!!」

 

 水晶をかざしたシャフトが眼前に迫る!ユリウスは投擲用の斧に手を伸ばすが……!

 

 

「ユリウス殿!これを!」

 

 その時忠守がユリウスに向かって何かを放り投げた。咄嗟に空中で掴み、向かって来るシャフトに向け無我夢中で振るう!

 

 

”バチィィィィッ!!”

 

「ヌウウウッ!?」

 

 途端両者の間に白い火花が散った。忠守の助力によりどうにかシャフトの一撃を凌ぐ事が出来たようだ。とりあえずユリウスは一旦シャフトから間合いをとると、忠守のくれた武器の形状を確認したが……

 

 

 

「――紙!?」

 

 ユリウスは自身の手に握られている武器を見て仰天した。それは木の棒に蛇腹状の紙がつけられただけの物……日本の神官がお祓いなどに使う大幣(おおぬさ)だった。

 

「グゥゥ……そんな玩具で……!!」

 

 シャフトが再び突貫し、力まかせに大幣を引きちぎろうとする!しかしさっきと同じ様に、電撃が走るような衝撃に見舞われ、その手を弾かれてしまう。

 

「やはり……!」

 

 忠守は確信した。奴とは二言三言言葉を交わしただけだったが、そのやり取りの間奴からは生命の波動を一切感じなかった。闇の者とはいえ肉体があれば多少なりとも生の波動は感じる。それが無いという事はつまり……

 

「ユリウス殿!そやつは肉体を持たぬ霊体!その大幣で十分戦えるはずです!」

「マジかよ!?」

 

 忠守の檄に、もう一度手の中の大幣を見る。本当に何の変哲もないただの紙だ。

 

 

「やるしか……ねえか!」

 

 例え頼りない紙製の武器でも、何もないよりはまし。ユリウスは腹をくくると、忠守から託された紙の鞭を握りしめ、再びシャフトへ向かって突撃した……!

 

 

 

 




何年か前に初めて東方紅魔城伝説の動画を見た時、そのクオリティに随分びっくりしました。ここ10年の同人ゲームの進化は本当凄いと思います。



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