悪魔城ドラキュラ Dimension of 1999 作:41
悪魔城調査報告書3
引き続き城内の施設、仕掛け、怪物について記す。
◆施設
地下水脈
悪魔城地下深くに存在する洞窟。ごつごつとした岩肌が複雑に入り組む天然の迷路であり、物陰からの奇襲に注意が必要。明かりの類はほとんど無いが、苔や岩に含まれる鉱物が自然発光しているため照明が無くても進軍には困らない。
また水脈というだけあり巨大な地底湖や川が先へ進もうとする者の行く手を阻む。途中の地底湖にはゴンドラ型のボートを操る渡し守がおり、何かしらの対価を渡せば対岸へ渡してくれる。金額や必要な通行証は時と場合によって変わるようだ。
ただこの渡し守には不可解な点も多く、場合によっては対岸以外の場所へ連れていかれるなどあまり信用がおけない。出来るならば携帯ボートなど他の方法、別のルートを探したほうが賢明と思われる。
◆トラップ
滝、水流
いずれも天然の地形でありトラップと呼べるほどの物では無いが念のため記す。
地下水脈はおおむね緩やか、かつ浅い川がほとんどだが、一部深い川や急な流れの物があり、うかつに足を踏み入れると一気に押し流される。見た目に騙されず慎重に河川を確認する事が望ましい。
また水脈に存在する大滝は落差約100メートル、傾斜角度ほぼ90度、水量7程度の直瀑であり、飲み込まれた場合まず助かる見込みは無い。前述の急流と合わせ水にはみだりに足を踏み入れるべきではない。万が一落ちた場合は速やかに岸へ向かって泳ぐ事。
◆モンスター
危険度は
低 C<C+<B<B+<A<A+<S<S+<S++<EX 高
の順。
No.33 ワージャガー 危険度A
その名の通り豹の顔を持つ獣人で、前述したワーウルフなどと同じ系統の魔物。
ワーウルフは蹴りや爪を主体に戦うが、この魔物は主にパンチ、特にストレートを多用してくるらしい。危険な魔物ではあるのだが、生息域が狭い洞窟なのでその素早い動きを生かせているとはいえず、銃火器で弾幕を張るなどすれば比較的対処はしやすいと思われる。
亜種に虎の獣人である”ワータイガー”なる魔物がいるらしいが、自分は確認していない。こちらはワージャガーとは違いアッパーを主体に戦うそうである。
No.34 キラーフィッシュ 危険度B(水中で戦う場合はA)
魚のスズキをそのまま巨大化させたような大型の肉食魚。全長は1m~2mほど。魚だけに水辺に生息し、水中に落ちた獲物に対し執拗に攻撃を加えてくる。城には淡水域しかないが海水でも生存できるのかは不明。
これといった特殊な攻撃をするわけでも無く、せいぜい噛みつきや体当たり程度の攻撃しかしてこないが、水中ではこちらの攻撃、移動が制限されるためそれなりに手ごわい敵となる。水辺に近寄らない事が最善だが、どうしても倒さなくてはならないのなら鋭い槍などで刺突するのが最も効率がいいと思われる。
なお自分は食べていないが肉が美味いらしい。緊急時の食糧には良いかもしれない。
No.35 ジャイアントワーム 危険度B+(毒を持つ個体はA+)
その名の通り巨大化した芋虫で、見た目はモンシロチョウの幼虫に近い。
大きさは体高1m強、体長は3~4mほど。
その巨大さに違わず相応にタフだが同時に動作は緩慢で、オカルト的な力も持たないため通常の銃火器、特に炎がよく効く。視覚的な不気味さを除けば対処しやすい部類のクリーチャーである。
ただし不意に天井から落ちてくる事もあるため洞窟などでは上部への警戒を怠らない事。またまれに紫色の個体がおり、そのタイプは強力な毒を持っている。決して近寄らず、撃破した後の体液にも絶対に触れない事。
この状態が成虫なのか、それとも何かしらの別形態に変態するのかは不明。
No.36 スライム 危険度A
ファンタジー小説やゲームなどに出てくるゲル状の生命体。ただし城に住み着いている物の見た目はどちらかと言えばミジンコやクラゲなどの水生生物に近い。大きさは直径2m弱の半球状。
ぶよぶよとした体で侵入者を取り込み、消化しようとしてくる。またその体表は強化ゴム並みに弾力があり、通常の弾丸や刃物、打撃ではほとんどダメージを与えられない。しかし炎に対しては全くの無力で、火炎放射器などがあれば楽に駆除できると思われる。
一方でその無機質な形状ゆえ思考、感情、行動が全く読めない。また捕食の際の動きはそれなりに素早いのでなるべく近寄らず、一定の距離を保ちながら対処する事。
No.37 ウネ 危険度C
地面から突然生えてくる吸血植物。やや質感は異なるが、見た目、大きさともにアロエなどの多肉植物に近い。
積極的に攻撃はしかけてこず、伸びる葉で傷をつけるか、足を絡めて転倒を誘発させるくらいである。ただ放っておくと周囲に種子をまき散らし仲間を増やそうとするので、火炎放射器で焼くか、刃物で切り刻んで駆除するのがいいだろう。
No.38 アルラ・ウネ 危険度A
前述のウネが大量の血を吸い巨大化した魔物で、突如地面から出現し不意打ちを仕掛けてくる。
背丈は前述のウネよりもはるかに大きく、およそ3m以上。しかもどういう訳か中心に巨大な花が咲き、めしべの部分が人間大の女性になっている。また元になったウネに比べ好戦的で、地面から無数の鋭いつるを生やしたり、棘を飛ばすなどして攻撃してくる。
とはいえあくまで植物なので出現した場所からあまり動く事は出来ず、炎にも弱いので火器があればそこまで恐ろしい魔物では無い。狭い場所で遭遇した場合は戦うしか無いが、開けた場所で出会った場合はいっそ逃げた方が無難だろう。
ただし戦う場合は植物だけに生命力が強いため、相応に労力がかかる事は考慮すべし。
No.39 ミノタウロス 危険度A+
ギリシャ神話に出てくる牛の顔を持った獣人の魔物。巨大な槍斧を軽々と振り、直接の斬撃や衝撃波、地面を削り飛ばし岩石をぶつけるなどの攻撃をしてくる。身長は3.5mほど。
強力な魔物ではあるが霊的な力は持っていないため、現代兵器でも何とか対処は可能。むしろ巨体で動きが遅い分、ワーウルフなどよりも与しやすいと思われる。ただしタフさと制圧力は他の獣人の比では無いので完全に沈黙するまで油断はしない事。
No.40 デーモン 危険度S
巨大な翼と体躯を持った上級悪魔。大きさはおよそ4~5m。
その肉体を生かした格闘は勿論の事、不気味な妖術まで操り、種類によっては炎や電撃、果ては冷気まで繰り出す者もいるという。
幽霊という訳では無いので銃火器もある程度は効くが、空中を縦横無尽に飛び回るため狙いをつけるのが困難。しかも性格は執念深く、逃げようとしてもどこまでも追跡してくる。
逃走はほぼ不可能なので出会ったら全力で迎撃する事。弾丸の節約などを考えたが最後、あっという間に死体の山が出来上がるだろう。
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