まあ、原作をなぞりつつも違う、電子精霊二人を連れていくデート・ア・ライブ、楽しんでくれたらなぁと思います。
攻略順序変更のタグ付けたけど、あれって鞠亜と鞠奈いるからなんですよ。二人は原作途中参加ですから。でも、デート・ア・ライブ原作キャラは順序変更するつもり無いんですよね。タグ…つけてて大丈夫かな?
で、原作読み直してやっと思い出したんですが、五河家って両親いるんですね。本編でろくに見ないから忘れてた。電脳世界で失踪してる時、どうしてたんだろうか…
よく出張いってるらしいし、きっと家を開けてたんだろうね!
タイトルは始まりの時を刻にして、平仮名を削っただけ。安直だね
「士道、起きてください。朝ですよ」
鞠亜の声を聞き、徐々に意識を覚醒させる。
「ああ、おはよう、鞠亜」
寝起きの頭でぼんやりとしながらも、返事を返し、ふわぁ、とあくびをする。
そんな、いつもどうりであった今日は、非日常へと移り変わる――
鞠亜に起こされて目を覚ました士道は、服を着替えて階段を降り、リビングへと向かう。鞠亜と鞠奈は向こうの家に住んでいるのだが、毎朝毎朝どちらかがこうして能力を使って自分を起こしに来てくれるのだ。ありがたいことではあるのだが、顔が近かったなーとか、寝起きの頭では理解出来なかったことをのちのち思い出し、恥ずかしくなってしまう。まあ、そのくらいにはまだまだラブラブなのであった。特に頼んだ訳でもないので、別に構わないとは話したのだが、「これは私達がやりたくてやっていることですから」「そういうことだから、気にしなくていいわよ」と、二人して言われたので、士道もまあいいか、となっている。
リビングに降りれば、琴里がテレビを見ていた。毎朝確認している星座占いと血液型占いを待っているのか、退屈そうに画面を眺めている。
『―今日未明、天宮市近郊の―』
流れてくるニュースを聞き流しながら朝食を用意していると、聞きなれた街の名前が発せられつい意識をそちらに向ける。
そうして少し離れた場所からテレビの画面を見てみれば、そこには滅茶苦茶に破壊された街の様子が映し出されていた。
建造物や道路は崩落し、瓦礫の山と化している。
まるで隕石でも落ちたのかといいたくなる惨状だった。
「空間震、か」
以前の自分であれば、うんざりしていたのだろうかなんて思いつつも、関わったことで多少思うところのある士道は考え込むようにその災害の名を呟く。
曰く、空間の地震と称される、広域振動現象。
はじめはユーラシア大陸で確認され、数多くの死傷者を出し、そしていまでも規模こそ小さいものの無数に確認されるそれ。一時期収まったもののまた起こり出したのだ。もちろん人々はそれにされるがままではなく、兆候を観測し、自衛隊は僅かな期間で修復をできるようになった。
―と、世間の人々は信じているのだろう。
しかし、それは
鞠亜や鞠奈からの伝聞であり、士道自身は確認したことはないが、それは精霊と呼ばれる、本来この世界に存在し得ないモノ。それがこちらに現れる際に、本人の意思とは無関係に起こる災害こそが空間震なのだ。そして、そんな精霊を排除するべく、
これは一部の人々しか知り得ないことであり、士道も鞠亜達がいなければ死ぬまで知らなかったかもしれない。しかし、士道は、偶然か必然か、それを知っていた。そして、自らの意志とは関係なく起こる災害故に命を危険にさらされる精霊を救いたいと思ったのだった。
とはいえ、自分に出来ることはそうないわけで、今日も今日とて学校へ向かうべく、朝食前にお菓子を食べる妹を注意してから料理を再開したのだった。
「二年――四組、か。二人はどうだったんだ?」
「あたしも鞠亜も二年四組よ」
「士道と同じクラスになれますように、と一人で神社にお祈りに行ったかいがありましたね、鞠奈」
「ちょっと! どうしてそれを知ってるのよ!」
「さて、どうして知ったのでしたか忘れてしまいましたね 。二人とも、一年間よろしくお願いします」
「ぐぬぬ…。もういいわ、一年間よろしく」
琴里と昼食の約束をして鞠亜、鞠奈と共に学校へ向かった士道は、貼り出されたクラス表を確認していた。
空間震に備え、様々な最新技術のテスト都市として開発された東京都南部から神奈川県の空間震の被災地でもあるここに立つ都立来禅高校は、最新のものが多く入試倍率もそこそこに高かったりする。で、そんな学校に満点で合格した主席二人と、先生が驚くレベルの高成績で入学した一人の合わせて三人がいれば、それは目立つわけで。
「お、おい、俺達二年四組だってよ」
「これで体育祭はもらったな…」
「学年偏差値もこっちが一番だろうな…」
いろいろと言われているのであった。
元から勉強が苦手というわけでもないが、それほど得意という訳でもなかった士道は、来禅高校を受験するにあたっては苦労するかに思われた――のだが、鞠亜、鞠奈という二人の優秀な家庭教師により、驚くほどの高得点で合格したのだ。ちなみに二人は満点合格だった。
そしてそれが何故か生徒達の間に知られ、学校の定期テストなどでもそれが確かなものだと――鞠亜、鞠奈は全国テストですら満点をとってしまっていた――知れ渡り、こうして有名人扱いされているのであった。
加えて、日頃から電脳世界にて訓練を詰む士道は、運動神経も学生としてはなかなかのものであり、そういった面でも有名なのだ。
そんな周囲の反応にもなれたためあっさりとスルーし、クラスへ向かう。
まだホームルームまでは時間があったが、結構な人数が揃っていた。座席表を確認してみれば、少しだけ見知った名前がある。鞠亜と鞠奈は自分の両隣のようだ。というか、何故か毎回の席替えで鞠亜と鞠奈は士道の周囲にくる。原因は不明だ。
「―五河士道」
不意に、背後から声をかけられる。呼び方としては鞠奈も似たようなことがあるが、抑揚がなく、聞き覚えのない声だ。
そこには、細身の少女がたっていた。髪は肩にかかるかどうか、人形のような顔に無表情という所が特徴だろうか。しかし、自身にこの少女と話した記憶などはない。
「俺か?」
こくりと頷かれる。
「覚えて、ない?」
「……?」
特に会話を交わした覚えもなく、頭を捻るも出てこない。
「そう」
士道が言い淀んでいると、少女は落胆らしいものも見せずに、窓際の席に歩いていった。そのまま分厚い技術書のようなものを読み始める。
「し〜ど〜う〜」
「士道、先ほどの方は誰なのでしょうか?」
もう1度振り向けば、起こり顔の二人。
「い、いや、俺も知らないんだって。本当だから!」
少しばかり怒った二人を宥めるのに、ホームルームまでの時間を全て費やすこととなった。途中で「元気そうだな、五河」と知り合いの声が聞こえた気もしたが、後で確認してみれば、周囲に人影がなかったので気のせいだったのだろう。そういえば友人の殿町宏人が悲しげに机に伏せていたが何かあったのだろうか。
先ほど声をかけてきた少女――休み時間に殿町に聞いたところ、永久凍土だとかいろんな呼び方をされてるらしい、もし士道や鞠亜、鞠奈がいなければ学年トップというほどの成績の天才少女らしい。士道に迫るほどの成績のようだ。その少女は自分の後ろの席だったようで、よく理由もわからないままに背後からずっと視線を向けられたままなのだった。
それからおよそ三時間後。
「五河ー、どうせ暇なんだろ、飯いかねー?」
始業式を終え、帰り支度を整えた生徒達が教室から出ていく中、カバンを肩掛けにした殿町が話しかけてくる。鞠亜や鞠奈との中も良好で、よく昼食を共にする中ではあるのだが、あいにくながら今日は予定がある。今日は予定があるんだ、と断ろうとした瞬間
ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーー
サイレンが鳴り響く。
「な、なんだ!?」
殿町は、窓を開けて外を見る。
電脳世界で訓練するうちに、俺にはあるものを察知する力が身についた。あるものとは霊力であり、つまるところ、このサイレンは空間震を告げるものだと確信する。
と、サイレンについで、聞き取りやすさを重視したためか、言葉を一泊ずつ区切るようにして機械越しの音声が響いてきた。
『これは訓練では、ありません。これは訓練では、ありません。前震が、観測されました。空間震の、発生が、予測されます。近隣住民の皆さんは、速やかに、最寄りのシェルターに、避難して下さい。繰り返します―』
―やはり、空間震警報。
静まり返った生徒達が、一斉に息を呑む。
「おいおい…まじかよ」
殿町は額に汗を滲ませながら、乾いた声を発する。
だがまあ、最新設備はあり、昔から訓練は繰り返されてきたこともあってみんな落ち着いている。
焦っている先生を見つつ、そして周囲の生徒達と共に避難を始めても、士道には嫌な予感が感じ続けられていた。
携帯を取り出し、琴里に電話――してみるも繋がらない。ならばGPSなら、ちゃんと避難しているのか確認できるのではないか――。
そして士道は、朝の約束を思い出す。
昼帰りになる今日の昼食をどうするかと尋ねれば、琴里はファミレスのデラックスキッズプレートが良いと言い、確か――『絶対だぞ! 絶対約束だぞ!
その言葉を思い出した瞬間、士道は避難する方とは逆に走り出す。
GPSが表示された画面を見てみれば、やはりというべきか、琴里の位置をしるす点がファミレスのそばにある。
「どうしたのですか、士道」
「キミってば唐突に走り出すんだから…」
士道の行動をどうしたのかとに思いつつもついてきた二人に携帯を渡し、話すことなく状況を察してもらう。
二人を巻き込むのは正直すまないとは思うのだが、一緒にいてくれる方が心強いのも事実だ。
「すまん、一緒に来てくれ」
「あたりまえでしょ。むしろついてくんなーって言われてもついていくわよ、この馬鹿」
「もちろんです、士道」
こんな時でも暖かい二人に感謝しつつ、人影のない町並みを士道達は駆けていった。
原作一番はじめのところ、カットするつもりだったんだけどかっこいいから書きたくなった作者です。でも、精霊について知ってて、この人が…くらいしか追加でかけること思いつかなかったんでやめました。残念。
前話で士道が霊装を身にまとった際には目を閉じていたので書けませんでしたが(忘れてただけ)、士道の目の色は赤く(というか琴里と同じ色)変わっていました。
ランキングの話は二人の性格考えたら書けませんでした。もちろん士道は恋人にしたいランキング一位、鞠亜と鞠奈は二人とも同じ票数で一位です。腐女子のランキング? ラブラブな二人がいるためランキング入りしなかったそうですよ。
元AIの二人は完全暗記能力ばりにすごいのである。
そして士道を起こすために使われる災厄扱いの精霊の力である。
原作のセリフ割と拾いつつ、鞠亜と鞠奈を絡ませてはみたものの。
そんなに変わった気がせんでもない今回でした。次回とかは流れから変わってくはず。てか、原作のセリフそのまま載せるのが割としんどい。かなり削ってたりします。
というか次回、少しばかり悩みごとありだったり。
何かといえば、士道が戦うかって事なんだよね。精霊を救いたいわけだから攻撃こそしないにしろ、自己防衛のために霊力を使って自分守るかはたまたその前にラタトスクが見つけて回収したことにするか悩んでます。
後者が思い浮かぶいいパターンなんだけど…せっかく強化したい戦わせたいなぁ…なんて思ってます。どうなるかは不明。
日曜日…かけたらいいなぁ。でも平日忙しい以上、日曜日書かなきゃ来週になるよなぁ…でもあそびたいなぁ…。無事投稿できるのでしょうかね…?