デート・ア・ライブ 電子精霊達と共に   作:神谷 莢那

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 クリスマス後編です。クリスマスと打つとsimejiがナニソレオイシイノ?と予測変換を出してきて爆笑しました。

 鞠亜編ですが、鞠奈ほど長く書けるかすごく不安です。いや、だって前回の後書きに書いたけど鞠奈がそもそも半分くらいのつもりだったし、同じくらいのつもりをしていた鞠亜を長く伸ばせるかは……分かりませんね、ええ。

 ああ、それと友人に誘われてファイナルファンタジーのメビウスなんとやらを今日始めました。無料ガチャで虹色出してあーだこーだ言われたけど全く理解してない初心者にいろいろ言われてもなぁと苦笑してましたね。



【番外編】クリスマス後編

 「ということで次は私のターンです」

 「何が『ということで』なんだよ」

 

 喫茶店で待ち合わせ、ということでぼんやりと待っていたら鞠亜がやって来た。

 普段から白いものを好み、所持する衣類の殆どが白系の鞠亜にしては珍しい、カーキ色のコート。フードにはモコモコとしたファーがついている。膝上まであるコートのしたから覗くのは、これまた鞠亜には珍しいジーンズとブーツ。見慣れないその衣装に少しばかり付き纏う違和感と、それ以上の新鮮な可愛らしさ。

 

 「えっと……その、綺麗……だ……」

 「ふふ。士道、顔が真っ赤ですよ」

 「う、うるさい」

 「でも、褒めてもらえて嬉しいです。慣れないコーデでしたからね」

 

 なんて、本当に嬉しそうに笑顔で。正面から言われてしまって。そんな言葉のやり取りは何度もあったというのに、目を合わせるのが何だか恥ずかしくて顔を背ける。

 ふふふ、と楽しげに笑う鞠亜には耳まで真っ赤になっているのが見えてしまっているのだろうが、それでも顔を合わせるのは恥ずかしいのだ。

 

 「では、お昼ご飯を済ませてしまいましょうか」

 

 まともに返事を返せず、顔を背けたままこくりと頷いたら、また笑われてしまった。

 

 

 

 

 そうして、注文したものを食べ終えたのだが

 

 「えっと、鞠亜さん、これは……?」

 

 すっかり恥ずかしさも引き、食事を――少なくとも二人が注文した分は――終えた筈なのに運ばれてきたのは少しばかり小さなケーキ。

 

 「士道はこの店に先に来ていたのに見ていなかったのですか? この店では、クリスマス限定、男女ペアの客限定でケーキが無料で貰えるんですよ」

 「な、なぬ……?」

 

 ぼーっとしていたから全く気にしていなかった。

 

 「それじゃあ、このスプーンが一つしかないのはつまり……」

 

 食事に使った分の食器は既に下げられてしまっている。

 

 「ええ。食べさせあいっこしましょう、士道」

 「ん、わかった」

 「では、士道。お先にあーん、です」

 「ん…………。甘さ控えめって感じだな。鞠亜も食べてみろよ、ほら、あーん」

 「はい、では…………。本当、ですね」

 

 なんて調子で、お互いに顔を少しばかり赤くしながら食べさせあいっこをし、なんとか食事を終えたのだった。

 

 

 

 

 

 「はあ、恥ずかしい目にあった……」

 「私もとても恥ずかしかったです。まさかあれほどのものとは……」

 「全くだ。こういうことはやっぱり慣れないな」

 

 鞠亜とのデートで何度かそれに近いことはあったんだけど、その時から変わらない恥ずかしさがある。外でやるから尚更だ。

 

 「ところで、今日はどこへ行くんだ?」

 「鞠奈も言っていたでしょうけど、私達は必要なものを贈りあっていますので、私も今から用意する形にしようと思いまして。そこで、とある店に行こうと思います」

 「とある店?」

 「それはついてからのお楽しみというものです。それでは、ついて来てください」

 

 そう言って、手指を絡めて手を引かれる。

 楽しそうに笑いながら先導する鞠亜が振り返り、俺はそれに笑顔で返した。

 

 

 

 

 

 「…………なるほど。革を加工してものを作るのか」

 「その通りです。手作りというのもまた面白いでしょう?」

 「そうだな。……へえ、キーケースにキーカバー、それとブックカバーを作れるのか。何を作る?」

 「キーカバーにするつもりです。士道はどうしますか?」

 「じゃあ俺もキーカバーにしようか。鞠奈の分もそれでいいだろ?」

 「では、私の分は士道が作って下さい。士道の分は私が作って、交換しましょう。鞠奈の分は「二人で作ろうか」ええ、そうしましょうか、士道」

 

 なんて、サクサクと話は進んで。店内の端末で自由にデザインしたり、クリエイターのデザインを自由に配置したりして、なんとか満足のいく出来にして。それが終われば次は、二人で相談して、何度も試行錯誤しながら二人の満足のいくものを作る。

 なんて、熱中しているうちにすっかり時間は過ぎて、少しばかり遠出をした俺たちは夜の精霊たちとのパーティーに間に合わせるために帰路についていた。

 

 

 「それじゃあ、鞠亜にはこれを」

 

 そう言って差し出すのは、先ほど作成したキーカバーを手渡す。

 花模様を散りばめて、できるだけ華やかに見えるようにと作ってみたものだ。

 

 「これは……可愛いです。ありがとうございます、士道」

 

 なんてまた、花開くような笑顔で。

 

 「それでは、私の番ですね」

 

 手渡されたのは、白黒二色に塗り分けられたカバー。幾何学的な紋様が恰好よく見える。これ、手書きか……?

 

 「うん、恰好いい。ありがとうな、鞠亜」

 「ええ、士道のために、頑張りましたから」

 

 再び、彼女は微笑んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 「おお、おかえりだぞ、シドー!」

 「お帰り……です。……士道、さん……」

 『士道くーん、おっかえりーだよー!』

 「おかえりなさいませ、士道さん、鞠亜さん」

 「キミ達、いかがわしいこととかして無いでしょうね?」

 「士道くん、おかえりなさい。ご飯もケーキも用意出来てますからね!」

 

 

 そう言って暖かく出迎えてくれる皆がいる。

 

 俺は、この光景を来年も見たいと思う。だからこそ、守ってみせる。そう心の誓いを今一度思い出して。

 

 

 “メリークリスマス!!!”




 いろいろ悩んだので時間はぎりぎり。琴里のセリフはないけど参加はしてそうなのでメリークリスマスの所は入れた……はず。「」の数間違えてないよね……?不安になりまくりなので間違いあったら直します。
 鞠亜達の行った店はクリスマスで書くにあたってなんとなく「クリスマス、デート」で調べて見つけたfebcafeの記事を参考にしました。もちろん見たことも何も無いのであんまり参考にしないようにして下さい。あくまで、こんな店があると言うのを聞いてイメージしたものですからね。行ってみたいけど……遠い。東京の渋谷にあるそうです。気になった方は是非行ってみて下さい。あくまで参考なのでここに関しては何も言わないでくれ。何度も言うけど想像なんだ。


 では、皆さん。年末年始は更新しないので一足先にあけましておめでとうございますと述べておきますぅ。では、また来年もよろしくお願いします!

 追記的な。感想でアイデア頂きましたので最後のメリークリスマスを“”で括りました。琴里完全に消えたなこりゃ。いや、いるんですよ?
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