お待たせしました! 新章です……と意気込んだものの、待ってた人いるのだろうか(汗
今回からGW企画ということでオリジナル編突入。夏休み編です
原作、遊戯王GXを知っている人たちは制裁タッグデュエルの話から数話跨いだらまさかの冬休みに突入しているというのはご存知かと思います
なので今回はオリジナル編……リメイク前には存在しなかった「完全新規」です
と、まあ私の叫びはともかくとしてこの話では
・タグのハーレムの可能性→ハーレム(雪乃、ツァンとは結ばれます)
・DMキャラ登場及び、漫画GXキャラ登場。挙句若干キャラ崩壊
・完全にオリジナル要素及び、若干のねつ造あり
・映画宣伝のためデュエル多し
となっております。ハーレム要素はホント、難しいし、意見も割れるのであれですが……まあ、気長に見てやってくださいよろしくです
この小説の連載前にアンケートをしたのですがその多くがヒロインは二人のまま、もしくは増やせ!となっているので、増やしますとも、ええ!
読み専太郎様 ユーザー名被りすぎ様 ちにゃ様 うさぎたるもの様
navi様 万屋よっちゃん様 Ranperu様 龍牙様 スターダスト様
赤鉄様 とちおとめ様
感想、ご指摘、ご意見ありがとうございました。これからもよろしくお願いします
倶利伽羅丸様
小説評価ありがとうございます。あと、コメントにお答えします
ペンデュラムはもう少しして、私が完全に理解してから出します! お待ちください
今後も小説評価お待ちしております。
さてさて、21話、新章です。お楽しみください!
21「夏休み」①
Side秋人
夏休み。それは教育機関や企業などで夏の間、授業や業務を休みにする休暇のことである。とはいったものの、この学校の夏休みってあったのか……というレベルである。遊戯王GXの話の中では数話跨いだだけで冬休みになってサイコショッカーが暴れまわったり、セブンスターズがデュエルアカデミアにケンカ売りに来たりと、はっきり言って超飛んでいるよな。ちなみに、もう既に万丈目はこの学校にはいない。気が付いたら十代はSALともデュエルしていたし、なんか色々と乗り遅れた感が半端ない。まあぶっちゃけた話、別に関わらなくてもいいだろ、そこまで。現在俺はアカデミアのロビーでお菓子を食べながらどうしたもんかと思考していた。それにしても……
「あっちぃ……!」
クーラーを28度設定とかやめようマジで。20度くらいに設定して冷やそうよ……この学校、お金あるでしょ。夏休みなぁ……学校から実家に帰るという選択肢はあるのだが、うーむ、どうしたもんか。あそこは俺の家であって俺の家ではないからな……そもそも、学校から本土に行くには定期便の船に乗らないといけないわけで……。なんて考えていると、1人の人物が俺に声をかけてきた。
「あら、秋人君。どうしたの、こんなところで?」
「響先生……ああ、ちょっと今後の人生についてどうしたものかと。正確には来週から」
「その歳で何を言っているの君は……要するに、夏休みについて考えていたのね?」
「そうとも言います」
テストの解答用紙を抱えている響先生。どうやら前期のテストの採点は終わったらしい。今回はかなり範囲も広かったからな。採点する側も大変だったろうに……まあ、この人の場合は全く疲れた様子はない。向こうでクロノス教諭が真っ白に燃え尽きているのにもかかわらずだ。できる女ってすごい
「ふーん? 実家に顔を見せたりはしないの?」
「お袋は出稼ぎ、妹は寮なので家に帰っても誰もいませんし……そもそも地元には先生も知っての通りいい思い出が無いので」
「あ、そうだったわね……ごめんなさい、少し無神経だったわ」
「いえ」
地元に帰ればまあ、いじめっ子なんかと遭遇する確率も高いわけで、俺がいつ暴走をするかわからん。できるだけあの町にはいないほうがいいだろう……次、その怒りや勢いに任せて何を使うことになるかわからん。まあ、そういうカードを持たないのが一番いいんだけども。
「そうねぇ……あ、そうだ。だったら秋人君。あなた留学に興味ない?」
「……へ? 留学?」
「そう、留学。毎年アカデミアからアメリカのアカデミアへ夏休みに派遣することになっているの。もし学園に残る気も、実家に帰る気もないなら行ってみないかしら? もちろん旅費は学校が出すし、送り出す生徒には成績によっておこづかいも支給するわ」
おー、学校太っ腹だな。まあ、KC社がオーナーなら当然と言えば当然か、それは。ふむ、アメリカか……まあ、一応英語はできないわけじゃないし、いざとなればスマホの機能をフルに使って和訳できる。
「それに、向こうには私の弟……知っているかしら? 響紅葉もいるわ」
「先生の弟さんで、プロデュエリストの方ですよね」
「ええ、最近はHEROデッキで連戦連勝だそうよ」
……ああ、おそらく海馬社長が作って売り出した漫画版HEROか。主に男の子中心にかなり反響が大きかったらしいし、そのおかげで報酬もたくさんもらえたからな。
「すごいですね」
「それで、紅葉もぜひ貴方に会ってみたいってことみたいだから。どうかなって思ったんだけど」
「そうですね……やることもないですし、俺でいいのなら」
「そう! なら手続きを済ませてきてあげるわ。詳しいことはレッド寮に学内便で送っておくから荷造りはしっかりね!」
そう言って響先生はその場を後にしていった。えーと……これはつまり
「……アメリカ編?」
ということらしい。
*
空港
それから週が明け俺は本土に戻って国際空港へと訪れていた。ヘリでアメリカに行くのはさすがに無理があるよな、うん。部屋には金庫を購入してあまり目立たせたくないカードたちは全て置いてきた。一応、レッド寮のセキュリティシステムはKC社製で信頼しているが、万が一もあるから警戒しておいた。デッキも荷物がかさばらない程度に所持している。
「というわけで、空港に来たわけだけど…………」
「あら? どうしたの、秋人」
「ボクたちがどうかしたの?」
「なんでお前らまでここにいんの!?」
日本の空港……まあ、東京からの国際便といえばあの空港なわけだが、その空港で俺の横にはなぜか雪乃、そしてツァンが俺の隣にいた。当然ながらデュエルアカデミアの制服ではなく私服である。
「うふふ、びっくりしたでしょ? 私たちも先生からお声をかけられたのよ」
「成績の上位者の3人を抜粋して選ぶって紙にも書いてあったじゃない」
いや、書いてはあったけどまさかお前ら二人とは思わないじゃん。俺はてっきりカイザーとか三沢とかが来るかと思っていたよ。漫画でもカイザーはアメリカに行っていたし……というか、男1人で女2人……気まずい。男が3人とかだったらムサいかもしれんがそっちのが気楽だった……
「あら、私達じゃ不満かしら?」
「そういうことは言ってない……少し先行きが不安なだけ」
「そう。そういえばどうかしら? 秋人」
なにがどうなんだ? と思ったが、ふわりと服を見せてくる雪乃を見てなんとなく察した。この服装はどうか、と言いたいのだろう。
「ああ、似合っていると思うぞ。普段は制服しか見てないから新鮮だな」
……正確には部屋着と寝間着は見たことあるけどな。ツァンがいるから余計なことは言わないでおこう。変な誤解を生みかねない。というか、なんで恋人同士の会話みたいなことをしているんだ、俺は。
「ふふふ、ありがとう秋人」
「…………ふん」
俺の言葉に満足そうな雪乃。何が嬉しいのかよくわからん。そしてツァン、お前はなんでスネてるんだよ。
「さて、と。搭乗までかなり時間ある……本土まで特別にヘリで送ってもらったのが裏目に出たな。どこかで朝食でも済ませるか?」
「そうね。とりあえず搭乗口を確認して朝ご飯を食べましょうか。ツァンもそれでいい?」
「ええ、問題ないわ。行きましょ」
というわけで、手続きを済ませて空港の中へ……入ったのはいいが、その直後にすごい物が目に入ってきた。
「何あれ」
「ああ、あれって青眼ジャンボじゃない? 珍しいわね。世界に4機しか飛んでない飛行機よ。実物を見たのは私も初めてだわ」
KC社のロゴが刻まれた青眼の白龍をモチーフにしたジャンボジェット機。あれだ。バトルシティ編の最後で海馬社長が乗ってた戦闘機に似てるやつ。ポケモンジェットなんか比じゃないくらいすごい。というか社長、3機じゃないんだ、4機作ったんだ……これも社長の青眼の白龍への愛故なのか。そんなことを考えていると、なにやらイベントをやっているらしく人だかりができている。そして、見えるのはモンスターの姿。ああ、なるほど……決闘しているのか。すごいなこの世界はマジで。本土でもいたるところで決闘がはびこっているとは
「あら、デュエルね……」
「みたいだな。食事を取りながら観戦してみるか? 幸い搭乗口と軽食屋は見つけたし」
「それもそうね」
「いいわよ」
というわけで適当に軽食というか、某ハンバーガーショップの食べ物を買って食べる俺たち。その視線の先ではイベントでデュエルが繰り広げられている。とは言ったものの
「あれは酷いな」
「そうね……最早いじめのレベルね」
イベントはプロデュエリストに子供がデュエルを挑むのだが、どう見ても大人が子供を虐めているようにしか見えない。泣き出す子供まで出てくる始末だ。司会者のお姉さんも困惑してるじゃねーかよ……
「いくら決闘でもあれはひどいわね」
決闘者として本気を出すのは当然だが、イベントで、しかも子ども相手に何をやっているんだあのおっさん。泣いている子供を見てか、胸がざわつく。これも武藤秋人の影響か……やれやれだ。収めるには、やっぱりやるしかないようだ。
「はぁ、ちょっと行ってくる」
「うふふ、行ってらっしゃい」
「ギタギタにしてきなさい!」
そう言って俺は荷物を二人に任せてデッキを手にそのイベントをする場所へと近づいた。
「はっはっは! さあ次はだれが私に挑むかね!?」
『えーと、プロデュエリストとデュエルできるイベントショーですが、一度お開きに……』
「何を言うかね、まだまだ時間はあるぞ! さあ、どんどんやろうではないか! 子どもたちよ!」
俺は泣いている子供たち。どんどん来いと言っているプロデュエリスト、そして焦っている司会がいるカオスな状況に引きながらもその舞台の上へと上がった。
「おい、デュエルしろよ」
「ほう、君が次の挑戦者かね? だが、生憎だがこの時間は子供とデュエ「あんな一方的に子供に本気を出しているアンタを見ていられない、そんな俺個人の申し込みだ」ほう」
何が悲しくて子供たちがLP4000の世界でオーバーキルを食らわなきゃいけないんだよ。そもそも、こいつも決闘の腕は悪くないが使っているデッキが容赦なさすぎる。
「よかろう! 私は全力で戦う! それが子供でもな! そして売られた決闘は買う主義だ! くるがいい!」
『あ、ちょっと勝手に……』
「「決闘(デュエル)!」」
武藤秋人VSプロデュエリスト
武藤秋人 LP4000
プロデュエリスト LP4000
「先攻はチャレンジャー! さあ、カードを引きたまえよ!」
「上等だ。俺のターン! さて……イベントだからノリと勢いでこのデッキを選んだけど……まあいいか。俺は手札から『ベリー・マジシャン・ガール』を召喚! このカードの召喚に成功したときデッキから『マジシャン・ガール』モンスターを手札に加える。俺は『キウイ・マジシャン・ガール』を手札に加える」
ベリー・マジシャン・ガール ATK400/DEF400
登場したのは口におしゃぶりを咥えている赤ちゃんのモンスター……多分だけど、ベリーとベビーをかけたんだろうな。というか、これはガールっていう区分でいいのだろうか? 割と心配になるレベルだぞ。まあ、俺の心配とは裏腹にやる気満々と言ったところだが
「カードを2枚伏せてターンエンドだ」
「はっはっは! どんなカードが出るかと思えば、見たことはないが、そんな可愛いカードが登場とは! 君は面白いな!」
「悪かったな。だが、甘く見ると痛い目を見るぞ、おっさん」
「よかろう。私のターン! 私は手札から『ソーラー・エクスチェンジ』を発動! デッキから『ライトロード』と1枚をコストにカードを2枚ドロー! その後デッキからカードを2枚墓地へ! おおう! 運がいい! 墓地へ送られた『ライトロード・ビースト ウォルフ』の効果によりこのカードがデッキから墓地へ送られた時このカードを特殊召喚!」
ライトロード・ビースト ウォルフ ATK2100/DEF300
そう、この男のデッキはライトロードデッキ。ライトロードはこの世界ではかなり上位に位置するシリーズで、高価だが前の世界でも覚えている通り、そのデッキの性能の高さは伊達ではない。例えフェリス、ライデン、ミネルバなどがいなくても十分強い。こんなデッキを子供にぶつけるなよ……と、若干呆れている。
「そしてライトロード・パラディン ジェインを召喚!」
ライトロード・パラディン ジェイン ATK1800/DEF1200
「バトルだ! ウォルフでその可愛らしいモンスターへと攻撃だ!」
「ベリーの効果! このカードが攻撃対象になったときこのカードの表示形式を変更してデッキからこのカード以外の『マジシャン・ガール』と名のついたカードをフィールド上に特殊召喚! 俺は『アップル・マジシャン・ガール』攻撃表示で特殊召喚!」
アップル・マジシャン・ガール ATK1200/DEF800
今度登場するのはそのアップルの名に違わぬ赤い衣装を身に纏った1人のマジシャン・ガール。若干、周囲の観客たち(主に男性)のテンションが上がったな。それを見てなのか、なんかポーズするアップル。おいこら、お前は精霊じゃないはずだろ。
「ほう? だが攻撃表示とは……私を誘っているのかね? ならば乗ってやろう! ウォルフ! そのアップル・マジシャン・ガールを攻撃しろ!」
「アップルの効果発動。このカードが攻撃対象となったとき、手札からレベル5以下の魔法使い族モンスターをフィールドに特殊召喚し、攻撃対象をそのカードに移し替える。俺は手札の『久遠の魔術師ミラ』を特殊召喚!」
「(久しぶりの、出番です!)」
久遠の魔術師ミラ ATK1800/DEF1000
「だがそのモンスターでもウォルフには届かな「アップルの効果はまだ残っている。差し替えたモンスターとバトルするモンスターの攻撃力を半分にする」なんと!?」
ライトロード・ビースト ウォルフ ATK2100/DEF300→ATK1050/DEF300
攻撃が誘導され、ミラへと向かっていくウォルフだが、その攻撃をミラはヒラリと軽々とその身で躱し、その魔術を用いてウォルフを破壊する。
プロデュエリスト LP4000→LP3250
「ぬぅ、ならばジェインで攻撃! このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップの間、このカードの攻撃力は300アップする! ゆけ、ジェインよ! 久遠の魔術師ミラを攻撃だ!」
「甘い! 速攻魔法『ディメンション・マジック』発動! ベリーを生贄に捧げ、魔法使い族を特殊召喚する。その後、相手のカードを破壊する。行くぞ、『ブラック・マジシャン・ガール』!」
「な、なんだとぉ!?」
俺はその言葉と共にデュエルディスクへとブラック・マジシャン・ガールをセットする。それと共に勢いよくマナが飛び出してきた。
「(イヤッホー! 私も久しぶりの出番! ライトロードは消毒だ! ヒャッハー!)」
「(頼むマナ、時間もないから真面目に頼むぞ。というか、お前はいつから世紀末になった)」
「(はいはーい! あ、今のはマスターの部屋にあった漫画から引用してみた♪)」
ブラック・マジシャン・ガールの登場に周囲の観客が沸く(男性が)。GXのシリーズでは“伝説のデュエリスト武藤遊戯のみが所有しているカード”、ということになっている。まあ、この世界では別段そういうわけではなく希少価値が高くデッキに入れる人が少ないうえ、プレミア価格がとんでもないことでコレクターが表に出さないカードというだけにとどまっているが。それでも、とんでもない価格のカードだが。まあ、これは遊戯のカードだからな。使用したところで何とも思わん。売る気もないし
ブラック・マジシャン・ガール ATK2000/DEF1700
「まさか、伝説のカードとまで呼ばれたブラック・マジシャン・ガールが登場とは……」
「ディメンション・マジックの効果でジェインを破壊!」
「ぐぅ! 私はカードを2枚伏せてターンエンド!」
まあ、値段的に言えば伝説級だな。前にオークションに出展され、億で落札されていたのを見てビビったわ。さて、これで墓地にライトロードは落ちたもののエンドフェイズの効果は防げた。飛行機への搭乗時間もあるし、速攻で決めさせてもらおう。
「俺のターン! 俺は『強欲な壺』を発動してカードを2枚ドロー。さらに手札から『賢者の宝石』を発動! フィールドに『ブラック・マジシャン・ガール』が存在するとき、デッキからガールの師である『ブラック・マジシャン』を特殊召喚する! こい、ブラック・マジシャン!」
ブラック・マジシャン ATK2500/DEF2100
「(マナ、まじめにやれ。ミラを見習ったらどうだ)」
「(いいじゃないですかぁ! お師匠様は定期的に十代君とのデュエルで使ってもらっているのに私は全然なんですよ!? テンションあがってます!)」
ブーブーと文句を言うマナ。まあ、今度また使ってやるからそういうな……こうして使ってやっているだろう。お願いだから毎晩耳元で「私を使え~、私を使え~」って言うのはやめてくれ、マジで。
「手札から『ワンダー・ワンド』をアップル・マジシャン・ガールに装備後、生贄に捧げる。ワンダー・ワンドの効果でこのカードを装備したモンスターを生贄に捧げることでカードを2枚ドローできる」
「ブラック・マジシャン、そしてブラック・マジシャン・ガールとは、驚きだ……(だが、私の場にはカウンタートラップがある。この程度は)」
……あの伏せカード、あの余裕な表情からして攻撃反応型の罠か? 激流葬なんかだったらきついが。ここは一気に行くか。
「俺は伏せていた永続罠『永遠の魂』を発動。このカードの効果を発動。デッキから『黒・魔・導』を手札に加えて発動! 自分フィールドにブラック・マジシャンがいる時、相手の魔法、罠をすべて破壊する!」
「な、なにぃ!?」
「(黒・魔・導(ブラック・マジック)!)」
放たれた黒・魔・導で破壊されるのはミラフォと魔法筒。攻撃カウンターだけか……これで障害はなくなったな。
「俺は手札から『光と闇の洗礼』を発動! ブラック・マジシャンを生贄に、デッキ、手札から『混沌の黒魔術師』を特殊召喚! 効果で『ディメンション・マジック』を墓地より回収! そして、手札から『黒魔術のヴェール』を発動。ライフ1000をコストに、墓地より『ブラック・マジシャン』を復活!」
武藤秋人 LP4000→LP3000
混沌の黒魔術師 ATK2800/DEF2600
ブラック・マジシャン ATK2500/DEF2100
「な、なんと……!?」
フィールドに並び立つは混沌の黒魔術師、ブラック・マジシャン、ブラック・マジシャン・ガール、そして久遠の魔術師ミラ。マジシャン・ガールたちを主体としたデッキ。うまく回ったようで安心した。
「さあ、いくぞ。モンスター一斉攻撃!」
「ぐあああああああっ!」
プロデュエリスト LP3250→LP0
プロデュエリストのライフが0になると同時に、イベントをやっている空港で大歓声が起きる。散々子どもたちをボコボコにしていたプロデュエリストが負けて喜んでいるのか、子供や、ブラック・マジシャン・ガールを見て興奮している大きいお友達の声が聞こえていた。すると、俺のところへプロデュエリストが近寄って来た。
「私の完敗だ……ここまで叩きのめされたのはいつ以来か」
「アンタの決闘において全力という姿勢は間違っていない。だが、このイベントでは対戦相手をもっとよく見るべきだ。ここで望まれていたのは全力のデュエルじゃない、子どもたちを楽しませる、そういう趣旨だろ」
「そうだな。私の悪い癖だ……勝負には常に全力になってしまう。反省だな……それと、感謝する。私も次からはこういうイベントでは子供たちを楽しませるデュエルをさせてもらうよ」
「分かってくれたならいいんだ。こっちも色々と気が晴れた。付き合ってくれて感謝するよ。それじゃ」
そう言って俺は戻ることにする。下手するとブラック・マジシャン・ガールが狙われる可能性もあるからな。すぐこの場を去らないといけない。雪乃やツァンもそれを察してか、すでに荷物をまとめてくれていた。壇上から降りて立ち去ろうとするとさっきのプロデュエリストから声がかかる。
「ああ、君! 待ちたまえ!」
「は?」
「受け取りたまえ、私に勝った景品だ。君の連れの御嬢さんたちに渡すといい!」
そう言って投げられた2つの長細い何か。俺はそれと共に、さらに別のものをキャッチする。え、今度は何?
「それは、君にだ!」
キャッチしたのはロゴの入った赤い帽子だった。俺はそれを深くかぶる。これは助かるな。俺は雪乃たちと合流し、急いで搭乗口へと走ることにした。イベント会場から離れたところで何とか止まり、3人で息を整える。ここまでくればあと少しで搭乗口だし大丈夫だろう。
「ちょうどいい時間よ、秋人。飛行機離陸まであと30分」
「もう、叩きのめすのはいいけどちょっと目立ち過ぎよ! アカデミアじゃないのよ!?」
「正直すまないと思っている……詫びと言ってはなんだがホレ」
そう言って俺はさっき渡されたその長細い箱を二人に渡した。箱の上質な感じからして別に悪い物ではないと思うんだが……
「あら、これって有名なブランドのネックレスじゃない」
「あ、ほんとだ。これ、普通に高い奴よ……貰っていいの?」
「女性用だし、あのおっさんが連れの二人にって言ってたからな。さっきポスター見たけど、それ一般人があのおっさんに勝ったらもらえる景品みたいだから貰ってくれ」
故に、あのおっさんは「この時間は」と言ったのだろう。あとで一般人向けにも決闘する予定だったのか、あのおっさん。まあ、一般人でもあのデッキに勝てる人間は少ないだろうな……
「うふふ、ありがと秋人。大切にするわ」
「うーん、ボク、こういうのあんまり似合わないんだけど……まあ、貰ってあげる」
そう言ってネックレスをつける雪乃とツァン。似合わないって言ってるけど、普通に似合ってるじゃん。
「いや、普通に似合ってるぞツァン」
「へ?」
「だから、似合ってるって。普通に」
俺がそう言うと、なぜか顔を赤くするツァン。え、俺なんか変なこと言ったか?
「な、なななな、なにいってるのよ!」
「いや、だから、似合ってるって」
「あ、あうう…………あ、ありがと」
そう言ってソッポを向くツァン。最後、何を言ったのか聞こえなかったが……あれ? 俺もしかして何か地雷踏んだ?
「うふふ、さっきは拗ねてたくせに、可愛いわねツァンったら♪」
「う、うっさいわね! と、とっとと行くわよ!」
そう言って飛行機の方へと歩いていくツァンとそれを負う雪乃。俺も後を追い、飛行機へと乗り込むのだった。いざ、アメリカのデュエルアカデミアへ
夏休み:アメリカ編開始
リメイク前との変更点はないので突っ込みどころに
アメリカ編?
アメリカ校のあの子を出したくて
ヒロインズ同行
今回で恋愛要素を決着に持っていきたくて……
VSプロ
下の下、のプロです。まあ、使ってるのはライロでしたけど。この人今回扱いは酷いですが、また出てくるのでお楽しみに
ライロ使いの方々。すみませんこんな扱いで……次はもっと活躍させます
マジシャンガールデッキ
私のリアル所持デッキの改良型。どう頑張ってもマハードさんが入ってくる。ちなみに、映画宣伝用
赤い帽子
デュエルマシーンだったり、KC社社長の右腕だったり、世界救ったりするあの人の帽子 ある意味、秋人はこの人のポジション……遠く及ばないけど
いざアメリカ編
1日2回更新を目指します
22「夏休み」②
次回、ノース校編は……
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十代と万丈目のデュエルが見たい
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デュエルよりも修羅場が見たい
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レジーを付け狙う生徒と秋人がデュエル!