最近頂いたご意見を1つお答えします
秋人の性格について。スカした奴に見えたり、純粋に不快だと言われたりなど他多数……これについては今更、秋人を無口キャラにしたりしても修正が効かないくらい話も進んでいるので、考え中です……意見として受け止め、突っ走るのが一番だと考えているので特に修正する気はないですが
余裕が無く見えるのは秋人は「遊戯王の世界?よっしゃー」とかそんなキャラではないからです。この世界でカードで人が死ぬとかも理解しているので
また、他のキャラもほとんどがキャラ崩壊じゃなくて改悪であるという意見を頂きました。その意見を頂いた方からは4話で切ったと言われたので言わずもがな、海馬社長と雪乃についてでした。社長についてはもう変える気はないです。最近のアレとかを見た人ならわかると思いますけど、結構柔らかい気もしますし。それと、雪乃にいたってはTFをやったのか? とまで言われましたが、やってます……流石に原作無視で作品は書きません。絶対に。が、今一度PSPを起動してイベント見直してきます(汗
それと、Side○○については今回から無くしました。それとも、視点が一度変わったときだけ、Sideというのを入れればいいのか……基本、秋人の視線ではあるのですが……”小説に集中させる事を許さない無機質なメタ的手法”とまで言われたのでさすがに変えないとダメか、と
今回はお試しです。やっぱり誰の視点かわからんという意見が出たらやめます……そもそも地の分を視点描写から変えればいいかとも思うのですが、もうここまで来たらこのまま突っ走るしかないな、と
と、まあ色々と変更や試みを試してみますので宜しくお願いします
相変わらず前書きが長くて申し訳ありません
うさぎたるもの様 読み専太郎様 アクスマシ様 MOGAMI壱様 さぬら様 カッチュウナイト様
感想ありがとうございました。これからも感想、ご意見、ご指摘などお待ちしております
夜渡様 nikeorigin様 さぬら様
小説評価ありがとうございました。頂いた評価をしっかりと受け止め、頂いた評価以上の小説を書けるよう努力してまいります
ちなみに、自分の批判など犬にかまれたようなものだと思ってくださいと書かれた方もいらっしゃいますが、私は頂いた評価や批判についてはしっかりと受け止め、良い小説にできるよう努力していく所存です
……まあ、4話までご覧になって無理だと判断されている以上このコメントは見て頂けていませんが(汗
というわけで25話まできました。今回は秋人VS紅葉です ではどうぞ!
「ハァーイ! ダーリン、おはよう!」
「……お、おはよう、マッケンジー」
「もう、私の事はレジーでいいってば! もしくはマックって呼んで♪」
翌日の朝、俺はカフェテリアで朝食を取りながらそうマッケンジー……レジーと挨拶を交わす。朝食はいつも一人で取るんだが、なんつーか、雪乃たちはとてもじゃないけど誘えなかった。雪乃はあの後ずっと不機嫌だったし、ツァンもなんか話しかけたらやばそうだったし……で、絶賛周りの生徒たちから睨まれてしまっている。主に男子生徒に。
「わかった、でもレジー? ちゃんと名前で呼んでくれ。俺、君のダーリンじゃないし」
「いいじゃない、貴方は私に勝ったのよ? 私、決めていたの! 自分より強い決闘者の男の子が現れたらその人と結婚するって! だから、貴方は私のダーリンよ!」
「何、その超決闘脳……」
正直に言わせてもらうぞ、お前もう誰だよ。もうレジー・マッケンジーの面影皆無じゃないか……いくら、トラゴエディアに支配されていないとはいえ、こんな明るい性格だったのかこいつ。まあ、漫画版のレジーもあんなつらい経験したからあんな性格になったんだろうし……もう別人と捉えていいだろう。つーか、なんだその決闘脳は……
「ダーリン? どうしたの?」
「いや、別に……というか、ダーリンじゃないって言ってるだろ」
「むぅ……わかったわよ、秋人。これでいい?」
「ああ、そっちの方がいいな」
と、そんな会話を交えつつ朝食を食べる俺とレジーだが、やはり周囲の視線は痛い。レジー曰く、もっと人がいつもはいるらしい。今はこの学校も夏休みで、いるのは夏期講習を受けにきた者たちがほとんどだという。州によっては場所がとんでもなく離れているせいで帰るのが面倒な生徒、自主的に自己を高めるために残っている生徒、または家からここに通っている生徒がいるという。
「今年は一際多いわね。コーヨーが講師をしているからかしら?」
「まあ、紅葉さんはかなり知名度が上がっているからな」
実際、響紅葉という名を聞いて知らない人物はほぼいない。E・HEROを操るその男の実力というのはすごい物で、十代のようにアニメ版HEROを使うことでプロリーグを勝ち続け、さらに俺がカードリストを提供したことでKC社が発売した『NEW HEROS』というパックによってもたらされたHEROたちによってその戦績がさらに上がったのは言うまでもない……そして、その年の紅葉さんがいるリーグの優勝カードがプラネットカードである『ジ・アース』となってもいる。俺は持っていても使えないというね……まあ、いいけど。ただ、そのカードの力だけではなく圧倒的に相手を凌駕する紅葉さんのデュエルタクティクスは前にテレビで見たが恐ろしいものだ。バラエティ企画でランダムにパックを開けてタレントとデュエルをするという企画でも引いたカードだけでコンボを繋げるなど、この人の運とタクティクスはどうなっているんだと疑いたくなるレベルだった。
「で、そのコーヨーとデュエルをする予定になっている秋人はどういう心境かしら?」
「緊張しているよ。プロデュエリストのトップを走る人とデュエルをするのは」
実際にプロリーグにもランクがあるが紅葉さんがいるのはかなり上のランク。後々出てくるであろうエド・フェニックスもそのランクに届くかどうかという場所にいる。出発の日に日本の空港でデュエルをしたプロデュエリストに限っては下の下にいるプロだったし
「うふふ、頑張ってね。私もコーヨーには負けているの。是非仇を取ってほしいわ」
「仇、ねぇ……まず、勝てるかどうか」
「そうかしら? 貴方なら勝てる、そんな気がするわ」
「ははは……どうだろう。とりあえず、全力では臨んでみるけど」
昨日使ったマジシャンデッキは今持ちえる中ではかなり上位のデッキだが、一度見たデッキに何も対策を講じない紅葉さんではない。挑むとしたら……うーむ、このデッキと、このデッキと……あとは、これか。これを使うと騒ぎになるな、うん。ガールが登場したらまた空港みたいな騒ぎになる。となると……やっぱりシンクロ、エクシーズに今まで自分がどれだけ頼っているのかがよくわかる……融合だけで生き抜くのもやっぱり知恵がいるな。そう考えながら食事を進めるのだった……後ろで凍りつくような笑みを浮かべた雪乃がいるのを知らないまま
*
デュエルアカデミア アメリカ校 第二ホール
「さて、じゃあはじめようか秋人!」
「はい。宜しくお願いします」
食事を終えて紅葉さんと合流した俺はこの第二ホールに連れてこられた。昨日のホールよりは小さい物の、そのホールには観客が満員になっていた。よく見ればアカデミアの生徒ではない人間もちらほらと見える。多分、紅葉さんがいるプロリーグのデュエリストたちだろう。
「さあ、全力でデュエルだ」
「あの、紅葉さん。これって講習だったんじゃ……」
「座学なんて後でもできるからね、今は精一杯デュエルを楽しむのさ!」
もう完全に十代と同じノリだよ。デュエルすることしか頭にないだろこの人……
「では……」
「はい」
「「決闘(デュエル)!!」」
武藤秋人 VS 響紅葉
武藤秋人VS 響紅葉
武藤秋人 LP4000
響紅葉 LP4000
*
昨日、ツァンが秋人を殴ったせいで今日に先延ばしとなった秋人と紅葉さんのデュエル。秋人は昨日ツァンに殴られても懲りないのか、また朝にマックと一緒にいた。思わず、後ろから手を回して首を絞めてしまったけど……秋人、貴方が悪いのよ? 私というものがありながら、マックとあんなに仲良くして……秋人はなぜ怒られているのかという感じなのでしょうけど……私は貴方が欲しいの、私のものにしてしまいたいの。だというのに、秋人は私に全然振り向いてくれない……ただでさえ、こんな近くにライバルがいるのに
「……? 雪乃、どうしたの?」
「いいえ、なんでもないわ」
ツァンの場合、ちょっとまだ自覚がないようだけど……ああもう、ダメね。そういうのは後にしましょう。デュエルを見ることに集中しないと。そう思い、私はデュエルする二人に目を向ける。
「先攻は秋人、君だ」
「はい、遠慮なくもらいます。ドロー! 手札から『テラ・フォーミング』を発動。フィールド魔法『混沌の場』を手札に加えて発動!」
混沌の場……これまた知らないカードね。そのデュエル場に立つ二人の中心地点に模様が形成されていく。いったい、どんな効果なのかしら?
「このカードの発動により、まず『効果処理』としてデッキから「カオス・ソルジャー」儀式モンスターまたは「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を手札に加える。俺が手札に加えるのは『暗黒騎士ガイアロード』! そして、『終末の騎士』を召喚! 効果で墓地へ『クリボール』を送る。カードを2枚セットしてターンエンド」
終末の騎士 ATK1400/DEF1200
「カオス・ソルジャーに暗黒騎士ガイア……か。やっぱり昨日とはデッキを変えてきたね」
秋人が毎回多くのカードを持っているのは知っているけど、まさかカオス・ソルジャーとは……ここ最近の秋人、武藤遊戯のデッキを微妙にリスペクトしている気がするのは気のせいかしら?
「俺のターン! 俺はE・HEROエアーマンを召喚! このカードの召喚に成功したことでデッキから『E・HEROオーシャン』を手札に加える。そして『融合』を発動! 手札のオーシャンとフィールドのエアーマンを融合! 現れろ、『E・HEROアブソルートZero』!」
「げっ……」
E・HEROアブソルートZero ATK2500/DEF2000
アブソルートZero……前に秋人が万丈目のボウヤを倒した時に出てきたカードね。その恐ろしい効果はもう知っている。あのカード、フィールドから離れさえすれば相手のフィールドを焼き尽くす効果を持っている。秋人は迂闊に攻撃できないわね。しかも、前みたいに『マスク・チェンジ』なんて使ってきたらまずいわ
「バトル! アブソルートZeroで終末の騎士を攻撃!」
「っ……! モンスターが破壊され墓地へ送られたので混沌の場に1つ目の魔力カウンターが乗る」
武藤秋人 LP4000→LP2900
「カードを1枚セット、ターンエンド!」
「俺のターン! 手札から儀式魔法『超戦士の儀式』を発動! 俺がコストにするのは手札の『暗黒騎士ガイアロード』と、墓地の『クリボール』! 墓地のクリボールはゲームから除外することでその儀式に必要なモンスターの1体にできる! 合計のレベルは8!」
現れる儀式の壇上。そこには暗黒騎士ガイアロードと呼ばれたモンスターと、クリボールと呼ばれたモンスターの姿があった。そして、そのガイアロードと呼ばれた暗黒騎士ガイアに似たモンスターはその天を目指す。
「儀式召喚! 『超戦士カオス・ソルジャー』!」
超戦士カオス・ソルジャー ATK3000/DEF2500
「カオス・ソルジャー……だけど俺の知っているカオス・ソルジャーとは違うカード。姉さんの言っていた通りだ。君は知らないカードをどんどん見せてくる。こんなワクワクは久しぶりだ」
「ガイアロードが墓地へ送られたことでカウンターは2になり効果発動。さらに「天使の施し」を発動して3枚ドローして2枚を捨てる。手札の『クリボール』を捨てたことで3つのカウンターが乗り、3つを取り除くことでデッキから儀式魔法を加えることが出来る。俺は……これだな、『超戦士の儀式』を加える……バトル! 超戦士カオス・ソルジャーでアブソルートZeroを攻撃!」
「悪いがそれは通せないな! 罠カード『ヒーローバリア』! E・HEROをバトルから守る!」
「アブソルートZeroの効果を使わなかった……?」
「普通そうするだろう。けど、知らないカードのテキストを確認しない俺じゃない。超戦士カオス・ソルジャーには破壊したモンスターの攻撃力分のダメージを与えるとともに、破壊されたら手札、デッキ、墓地から『暗黒騎士ガイア』と名のつくモンスターを特殊召喚できる効果がある……秋人がデッキから超戦士の儀式を探している間にテキストは確認した」
カードのテキスト確認機能……というと、最近私たちのデュエルディスクにもそんなアップデートがあったわね。その機能、長考とかの原因にもなるから確認時間も決まっているのに、そんな短時間でカードの確認を……? 聞いている限りの説明はかなり長いテキストのカードのはずなのに、なんて人なの……これが響紅葉。このターン、その通りなら3000のダメージを与えると共にアブソルートZeroの効果でカオス・ソルジャーは破壊される。でも、その破壊効果によって墓地のガイアロードが復活すれば秋人の勝ちだったはず。それを回避するとは……
「俺は……カードを1枚伏せ、ターンエンド」
「俺のターン! 『強欲な壺』を発動してカードを2枚ドロー! さらに『E-エマージェンシー・コール』を発動し、デッキから『E・HEROブレイズマン』を加える! そしてE・HEROブレイズマンを召喚! このカードの召喚に成功したことでデッキから手札に『融合』を加えることが出来る。フィールドの2体を融合! 『E・HEROノヴァマスター』!」
E・HEROノヴァマスター ATK2600/DEF2100
出てきたのは燃え盛る炎をシンボルにしたようなモンスター。「ノヴァ(Nova)」は天文学で言う「新星」のことね……そして、フィールドのアブソルートZeroが消えたことで超戦士カオス・ソルジャーの体が凍りつき、砕け散った。
「っ……! 混沌の場にカウンターが1つ乗る! そして効果によって俺はデッキから『覚醒の暗黒騎士ガイア』を守備表示で特殊召喚!」
覚醒の暗黒騎士ガイア ATK2300/DEF2100
「別のガイアか……! バトル! ノヴァマスターで覚醒の暗黒騎士ガイアを攻撃!」
「くっ……! 混沌の場にカウンターの2つ目が乗る!」
「ノヴァマスターは相手モンスターを破壊したとき、カードを1枚ドローできる。カードを2枚伏せてターンエンドだ」
「俺のターン! 俺はカードを伏せ、手札から『命削りの宝札』を発動してカードを5枚になるようにドロー! 5ターン後、全て捨てる! よし、これなら行ける……! 紅葉さん、貴方の融合に俺も融合で対抗します」
え? 秋人の今回のデッキ融合も入っているの? 私の知る限りだと暗黒騎士ガイアの融合と言えば竜騎士ガイアかしら? そういえば、カオス・ソルジャーにも……いえ、究極竜騎士なんて伝説のカード、さすがに秋人でも持ってないわよね。
「魔法カード『融合』を発動! 手札の『疾走の暗黒騎士ガイア』と『輝白竜 ワイバースター』を融合! 現れろ『天翔の竜騎士ガイア』!」
姿を現すのは……竜騎士ガイア!? いえ、よく見るとその微妙に違う、のかしら。
天翔の竜騎士ガイア ATK2600/DEF2100
「驚いたな……竜騎士ガイアにこんなカードがあったなんて。しかも、見たところ暗黒騎士ガイアとドラゴン族で融合できるといったところかな? さすがにそろそろ教えてくれよ。どうしてそんなに俺の知らないカードをたくさん持っているんだ?」
「まあ、いずれ知れ渡ると思いますよ? 『これ、近日中に発売するカードですから』」
後半の部分だけ、秋人はインカムを外して日本語でそう紅葉さんに伝える。え? どういうことなのかしら。
「ははっ……なるほどね、まあ、別に君が持っているカードについては突っ込まないさ。さあ、デュエルを続けよう! そのカードは何をするんだ?」
「これで、混沌の場にカウンターが5つ……3つを取り除き、デッキから『高等儀式術』を加えます。そしてこのカード、天翔は召喚に成功したとき、デッキ、墓地から永続魔法『螺旋槍殺』を手札に加える。それを発動! これで暗黒騎士ガイアまたは竜騎士ガイアと名のつくカードは守備モンスターを破壊したとき、貫通ダメージを与えることが出来る! ちなみに、天翔は『竜騎士ガイア』としても扱います。さらに『死者蘇生』を発動。甦れ、『暗黒騎士ガイアロード』!」
暗黒騎士ガイアロード ATK2300/DEF2100
「バトルだ! 天翔の竜騎士ガイアでE・HEROノヴァマスターを攻撃! そして天翔の竜騎士ガイアの効果発動! 相手モンスターの表示形式を変更する!」
「なにっ……! ぐっ!」
響紅葉 LP4000→LP3700
「竜騎士ガイアが戦闘ダメージを与えたことで、螺旋槍殺の効果発動! 2枚ドローして1枚捨てる!」
「この瞬間、罠発動『ヒーロー・シグナル』! モンスターが戦闘で破壊された時、デッキから『E・HERO』と名のつくカードを場に特殊召喚できる! 俺は『E・HEROフォレストマン』を守備表示で特殊召喚!」
E・HEROフォレストマン ATK1000/DEF2000
「バトル続行! ガイアロードでフォレストマンを攻撃!」
「カードを1枚伏せて、ターンエンド!」
紅葉さんにここで初めてダメージが入った。しかも、フィールドは圧倒的に秋人が支配しているといっても過言ではない。さて、ここから紅葉さんはどう切り返すのか。
「俺のターン! 俺は手札から『融合回収』を発動し、墓地の『E・HEROエアーマン』と、『融合』を回収! E・HEROエアーマンを召喚! 効果でデッキから『E・HEROフラッシュ』を加えて『融合』を発動! 現れろ、『E・HERO Theシャイニング』!」
E・HERO Theシャイニング ATK2600/DEF2100
フィールドに現れるのは光の戦士、と言ったところかしら。神々しいまでに光っているわ……でも攻撃力は竜騎士ガイアと同じ。どうするつもりかしら
「ガイアロードの効果発動! 相手フィールドにこのカードよりも攻撃力の高いモンスターが特殊召喚されたとき、エンドフェイズまで1度だけ攻撃力を700あげる!」
暗黒騎士ガイアロード ATK2300/DEF2100→ATK3000/DEF2100
「なるほどな、ガイアロードにはそんな効果が……だったら! 魔法カード『ミラクル・フュージョン』を発動! 墓地の『フォレストマン』と『オーシャン』をゲームから除外! 現れろ、『E・HEROガイア』! このカードの召喚に成功したとき相手モンスター1体を対象に効果発動。相手モンスターの攻撃力を半分にし、その半分をガイアに加える! 俺が選択するのはガイアロード!」
「っ……! しまった、ガイアロードのパワーが……」
E・HEROガイア ATK2200/DEF2600→ATK3700/DEF2600
暗黒騎士ガイアロード ATK3000/DEF2100→ATK1500/DEF2100
「さらに、ミラクル・フュージョンでカードが除外されたことで、1枚につき300ポイント、シャイニングの攻撃力がアップする」
E・HERO Theシャイニング ATK2600/DEF2100→ATK3200/DEF2100
う、嘘でしょ? 秋人が優勢だと思ったのに、あっというまに状況がひっくり返されているじゃない……!
「バトル! ガイアでガイアロードに攻撃! 『コンチネンタルハンマー』!」
「させるか! 永続罠『光の護封霊剣』を発動! ライフポイント1000をコストに、その攻撃を無効にする!」
武藤秋人 LP2900→LP1900
「なるほど、防いだか! だが、まだTheシャイニングの攻撃が残っているぞ! シャイニングで天翔の竜騎士ガイアを攻撃! 『オプティカル・ストーム』!」
「ご、護封霊剣の効果を発動し、その攻撃を無効にする!」
武藤秋人 LP1900→LP900
「やるな……俺はカードを2枚伏せてターンエンドだ。ガイアの効果は消え、モンスターの攻撃力はそれぞれ元に戻る」
E・HREOガイア ATK2200/DEF2600
暗黒騎士ガイアロード ATK2300/DEF2100
フィールドのモンスターを守ったとはいえ、1000というライフコストはかなり大きかったわね。秋人のライフは風前の灯。それに対して紅葉さんのライフはかなりある……さらに言えば、秋人の手札は高等儀式術1枚のみ。ここで何かひかないと秋人の負けは濃厚ね。もう、護封霊剣の効果は使えないわけだし
「俺のターン! 俺は手札から『貪欲な壺』を発動! 終末の騎士、覚醒の暗黒騎士ガイア、超戦士カオス・ソルジャー、疾走の暗黒騎士ガイア、輝白竜 ワイバースターをデッキに戻してシャッフル、カードを2枚ドロー! さらに『天使の施し』を発動してカードを3枚ドロー! 2枚を墓地に捨てる。伏せていた『超戦士の儀式』を発動! フィールドのガイアロードと手札のクリボールを生贄に再び現れよ! 『超戦士カオス・ソルジャー』!」
超戦士カオス・ソルジャー ATK3000/DEF2500
「バトルフェイズ! 天翔の竜騎士ガイアでThe シャイニングを攻撃! この時、シャイニングは守備表示になる! さらに天翔はシャイニングの守備力を上回っていることで貫通ダメージを与える! さらに螺旋槍殺の効果でカードを2枚ドローし1枚を墓地へ……ぐっ! これじゃない!」
「くっ……!」
響紅葉LP3400→LP2900
「仕方がない、さらに超戦士カオス・ソルジャーでE・HEROガイアを攻撃!」
「まだまだ! 罠カード『ヒーローバリア』! この効果でガイアを守る!」
「……ターンエンド!」
惜しい……わね。今のを防がれるとは。でも、フィールドにいるガイアではカオス・ソルジャー、そして竜騎士ガイアを突破はできない。まだ、秋人にも勝機はある。
「俺のターン! 来たか……秋人、見せてやろう、俺の切り札を!」
「……!」
き、切り札!? これだけモンスターを召喚しておいてまだそんなカードがあったというの……?
「俺は手札から魔法カード『平行世界融合』を発動! ゲームから除外されているモンスター2枚をデッキに戻すことでモンスターを融合召喚できる! 俺は除外されているオーシャンとフォレストマンを融合! 今こそ最強のヒーローとして平行世界からこのフィールドに舞い戻れ! 『E・HEROジ・アース』召喚!」
E・HEROジ・アース ATK2500/DEF2100
その次元が割れ、その穴から1体のHEROが舞い降りる。その白と紫のモンスター……あのカードは確か、この前のプロリーグ優勝カード……! 確か、世界に1枚しかないカードじゃなかったかしら? 詳しい詳細を知らないけど、その効果はいったい……
「ジ・アースの効果発動! 自分フィールドのE・HEROを生贄とし、そのモンスターの攻撃力を得る! 『地球灼熱』!」
紅葉さんの言葉と共にそのジ・アースの体はマグマのように赤く染まっていく。地球をモチーフにしたカード、ということなのね。ガイアの攻撃力は2200……つまり、ジ・アースの攻撃力は……
E・HEROジ・アース ATK2500/DEF2100→ATK4700/DEF2100
「バトルフェイズ! ジ・アースで天翔の竜騎士ガイアを攻撃! 『地球灼熱斬』!」
「……っ!」
武藤秋人 LP900→LP0
結果は秋人の負け……でも、プロリーグ上位者を相手によくあそこまでバトルを繰り広げた、と褒めてあげたいわね。周囲の生徒たちも拍手をしてその秋人の健闘を称えていた。
「やっぱり秋人ってすごいわね。海馬社長の時もそうだったけど……あんな風に、格上の相手に食いついていくなんて。ボク達なんかとっくに超えている感じ」
「そうね……ふふふ」
*
「勝てなかったかぁ……」
俺はそんなことを言いながら与えられている部屋のベッドの上に寝っころがって社長に送るカードリストを作成する。あの後、紅葉さんが俺とのデュエルを振り返りながら座学を行い、他にもいろいろなアメリカのデュエリストと交流をした。周囲を見て確認したがやはりヨハンなどはこの世界ではアークティック校にいるらしい。それにしても、カオス・ソルジャー、そして暗黒騎士ガイアのデッキ。かなりいい線を言っていたと思ったんだが……やっぱりきつかったか。持ってきた他のデッキではブラック・マジシャンやガールのデッキの他ではエクゾくらいだったが……あのデッキはまだまだ改良点あるからきつかったな。アカデミアに戻ったら次はレッドアイズのデッキでも組んでみようか……そんなことを考えてタブレットのカードリストを確認していると、ドアをノックする音が聞こえる。
「秋人? いるかしら」
「この声は……雪乃、か? 部屋は開いているから入っていいぞ」
「そう……ちなみに、部屋にマックはいないわよね?」
「マック? ああ、レジーなら友達たちと買い物に行くって街へ出てったけど」
俺がそう言うと、部屋に入ってくる雪乃。昨日からなんつーか、ずっと機嫌が悪かったから話しかけづらかったんだが……まあ、俺が主にマックといたせいで。朝も首絞め食らったし……少しだけ、予感はあるけども
「……どうかしたか?」
「いいえ、他の女の匂いがしなくて安心したわ。ちょっと話を……ね」
そう言って俺が座っているベッドの上に上がり、俺の隣に座る雪乃。どこか、様子がおかしいような気がする。
「ねえ、秋人?」
「ん?」
タブレットでカードリストを確認していたのを中断して雪乃の方へ顔を向ける。するとそこには雪乃の顔がすぐそこにまで迫っていた。何が起きた、と考える間もなく……俺と、雪乃の唇が重なった。
「っ……!? ん、ん!?」
「ん……ふぅ……」
なんとか雪乃を離し、これ以上近寄ってこないように両肩を手で押さえる。
「ちょっと待て、いきなり何をする雪乃!?」
「……これだけやっても、わからないかしら? 話というのは、他でもないわ。
―――私のものになって、秋人」
そんな艶のある雪乃の声が、部屋に響き渡った。
完全新規の為リメイク前との変更点なし
レジーの性格
もはや誰だよ状態ですが、これもキャラ改悪と思う方もいるんですかね。一応、彼女とMr.マッケンジーについては「トラゴエディアに襲われなかった2人」として描いているつもりです
VS紅葉
やっぱりプロには勝てなかったよ……
秋人の戦績、対HEROだと悪すぎぃ!
雪乃、アタック
次回、3人の恋は……
NEXT 26「夏休み」⑥
次回、ノース校編は……
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十代と万丈目のデュエルが見たい
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デュエルよりも修羅場が見たい
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レジーを付け狙う生徒と秋人がデュエル!