遊戯王-孤独に巻き込まれた決闘者-R   作:秋風

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お久しぶりです(2年越し
最早誰も覚えていないだろうというのに、遊戯王に復帰したし、20周年だしってことで復活しました。
最終投稿が2016年12月という……ユーザー誰も覚えてねぇだろうな、とか思いつつも、まあ、覚えている人がいたら読んでいただけると幸いです
リハビリとして書いているので、もしかしたら色々と酷いかもしれません。その時はご指摘のほどお願いします


今回はレイ視点

ではどうぞ


34「恋する乙女」②

「ふぁ……うみゅ……6時……? ……そうだ、ボク、デュエルアカデミアに来たんだ」

 

 ボク、早乙女レイは丸藤亮様に会うために、年齢を偽ってデュエルアカデミアに転入してきた。転入したところまでは本当に簡単だったんだけど……同室になった男の人、秋人さんと、その彼女だという雪乃さん、そしてツァンさんに速攻でばれてしまった。そして、秋人さんにこっぴどく叱られ、その後テレビ電話でお父さんとお母さんにも泣かれながら叱られた。二人が泣いているのを見て、ボクも本当に悪いことをしてしまったんだと改めて思った。ひとしきり怒られた後、次の定期便で帰ること、それまでは秋人さんたちの所でお世話になることを秋人さんがお父さんたちと話していた。

 

「……? 何の音だろ」

 

 カタカタと何かを叩く音が聞こえていた。後は、ボクの隣で寝てくれたツァンさんの寝息の音だけ……ボクはその音が何かを探るべく、ベッドから下を覗きこんだ。音のする場所を見ると、机に向かった秋人さんがパソコンの画面を見ながらしきりにキーボードを叩き続けている姿があった。何をしているのかな……? 角度的に画面が見えない……。ボクは興味本位で二段ベッドの上から音を立てないようにゆっくり降りる。

 

「なんだ、もう起きたのか? まだ6時だぞ? 早乙女」

 

「ぴぃ!?」

 

 秋人さんがこちらを振り向かずにそう言ってきた。思わず変な声を出して驚いてしまったけど、秋人さんは振り向いて苦笑していた。

 

「おはよう。眠れなかったか? まあ、慣れない場所で寝ればそうなるか」

 

「お、おはよう、ございます……あの、今なんで……」

 

「…………梯子の音が聞こえていたぞ。あと、ツァンは寝起きが悪いからな。こんな時間には絶対に起きない。そうなると、起きるのは早乙女、お前だけだ」

 

 そう言いながら秋人さんは立ち上がると、ポットを手に取って、マグカップに温かいお茶を入れてくれた。

 

「ほら」

 

「あ、ありがとう、ございます……」

 

 受け取ってお茶を飲むと、まだ少し冷えていた体を温めてくれる。親切な秋人さんを見て、昨日の怒っていた秋人さんを忘れてしまいそうになる。そういえば、この人基本は優しい人ってツァンさんが言っていたっけ……

 

「あの、えっと……秋人、さん?」

 

「ん? なんだ」

 

「いや、こんな朝早くから何をしているのかなぁって……」

 

「……そうか、見られていたか。これはKCに送る新作のカードのリストだ」

 

 KCの、カードリストって……え、新作!? どういうこと!?

 

「俺はKCのカードテスターをしているんだ。送られてくるカードを吟味し、カードの強さ、コンボ性、他のカードとの兼ね合いをチェックしてバランスを見るってわけだ」

 

 そういえば、昨日電話で海馬社長って言っていたけど、その繋がりであんな大企業の社長と電話一本で繋がったのか……なんか、納得してしまった。

 

「他の連中には内緒だぞ? カードを盗まれなんかしたら大変だ」

 

「は、はい……」

 

「……んー、そうだな。ほれ」

 

 そう言って秋人さんは数枚のカードをボクに手渡してきた。見たことのないカードだけど……え、これってまさかその新作のカード!? 書いてあることが強すぎない!?

 

「近いうちに出るカードだが、かなりのレアカードだ。大切にしろよ」

 

「え、なんでボクにそれを……」

 

「口止め料だ。今の話、それをやるから友達やこの学校の連中には絶対言うなよ?」

 

 そう悪戯っぽく笑みを見せる秋人さん。その笑顔を見て不覚にもドキッとしてしまった。それにしても、そんなカードテスターを任されるなんて、この人は相当強いということなんだろうか……ボクはこの時そう思った。そして、それをすぐに思い知ることになる

 

 

 

 

 

 とりあえず、あれから時間は流れて放課後になった。高校生の授業に必死に食らいついたけど、中学校の勉強までしかしらない僕には全然わからなかった。英語と数学は難しすぎる……3人がフォローしてくれたから何とかなったけど……。それと、新たに友達、ということになった十代さんたちについては、ボクが女であることをツァンさんたちがフォローして隠してくれた。それで、これから三人と別れて亮様がいるというオベリスクブルーの学生寮へ行こうと思ったんだけど……

 

「俺とデュエルしろっ! ファンクラブの名に懸けて、貴様を倒す!!」

 

「……放課後早々それか。お前、この前の連中の1人だな?」

 

 1日の授業が終わってから、学校のロビーで秋人さんがオベリスクブルーの生徒に絡まれていた。でも、秋人さんは呆れた様子で、ボクの隣で遠巻きに見るツァンさんや雪乃さんも呆れた様子だ。

 

「えーっと、あれ、どうしたんですか?」

 

「うん? ああ、あれ? あれは……」

 

「私のファンよ。この前のツァンのファンのボウヤがいたけどね。私たちが秋人の恋人になってから、あんな風に度々デュエルを吹っかけてくるのよ……困った物ね」

 

 ……いや、うん、そりゃあんな一方的とはいえ秋人さんに雪乃さんたちがイチャつきに行けばファンは怒るよね。しかも、ナチュラルにしているけど他の生徒から見れば秋人さんは二股しているからね。場合によっては後ろから刺されるよ、秋人さん。

 

「ボクにファンなんているとは思わないわよ」

 

「あら? ツァンだって人気があるでしょうに……相変わらず無自覚ね」

 

「むぅ……」

 

 うん、それには同意する。雪乃さんは顔もスタイルも抜群だし、綺麗だから注目の的だろうけど、ツァンさんも雪乃さんと同じくらい顔もスタイルもいい、そしてかなりすごい……主に、胸が。それに、あの秋人さんとのやりとりを見る限り、確かにファンはいるだろうなぁ、とか思うボク。そんなことを話していると、近くにあるデュエル場へ上がっていくのが見えた。

 

「どうやら、デュエルで決着をつけるみたいね」

 

「また秋人が負けたら別れろだなんだと言われるんでしょうね……ま、秋人が負けるなんてボクは微塵も思ってないけど」

 

 そう言いながら二人もデュエル場の方へと歩いていく。本当はこの隙に亮様の所に行きたいんだけど……うーん、どうしよう。でも、秋人さんがそこまで強いっていうのも気になるし、もしかしたらボクの知らないカードを使うかもしれない……まだ時間はあるわけだし、ちょっとぐらいいいよね。

 

「覚悟しろ! 武藤秋人!」

 

「……はぁ、わかったから落ち着け」

 

 

「「決闘(デュエル)!!」」

 

武藤秋人 LP4000

オベリスクブルー生徒 LP4000

 

 

「先攻は頂くぞ! 貴様を倒し、雪乃さんの目を覚ましてみせる!」

 

「……もう、好きにしてくれ」

 

 オベリスクブルーの生徒からすごい気迫を感じる。秋人さんを倒すっていう執念が見えてくるようだ。ただ、対する秋人さんは完全に呆れている。一応、デュエルディスクは構えているけど……負けたら秋人さん大変なことになっちゃうのに

 

「大丈夫なんですか? あれ」

 

「もう十戦以上やっているからね、ファンクラブっていう人たちのデュエル。最初はすごい緊張感あったんだけど、みんな頭に血が上っているせいか、デュエルになんないのよ」

 

「しかも、デュエリストレベルが低すぎて秋人の相手にならない始末だからね。あれでボクたちと同じオベリスクブルーっていうんだから信じられないわ」

 

 ……あー、それは、なんというかご愁傷様です。というか、前情報で聞いていた話だけど、秋人さんオシリスレッドだよね? 相手オベリスクブルー……格上相手のはずなのに、大丈夫かな

 

「俺のターン! 俺はモンスターをセットし、カードを一枚セット! ターンエンドだ!」

 

 セットモンスターと、伏せカード。俗にいうT字セットだ。様子見? でも、何度もデュエルしているならそれはしないよね。

 

「俺のターン、ドロー。俺は手札から『トレード・イン』を発動する。レベル8のモンスターを墓地に送り、デッキからカードを二枚ドローできる。手札から『銀河眼の光子竜』を墓地に送り、カードを二枚ドロー。手札から『ワン・フォー・ワン』を発動、手札の『銀河騎士』を墓地に送り、デッキからレベル1のモンスターを特殊召喚する。現れろ、『銀河眼の雲篭』」

 

銀河眼の雲篭 ATK300/DEF250

 

 現れたのは……ちっちゃいドラゴン? キラキラした雲の上に乗っているみたいになっているような気もするから、クラウド(雲)とドラゴンを掛け合わせた名前なのかな? 見たことないカードだ……でも、あんな低いステータスのモンスターでいったい何を……

 

「銀河眼の雲篭の効果を発動する。このカードを生贄に捧げ、手札、墓地からこのカード以外の銀河眼と名のつくモンスターを特殊召喚できる。闇に輝く銀河よ、希望の光になりて我が僕に宿れ! 光の化身、ここに降臨! 現れろ、『銀河眼の光子竜』!」

 

 秋人さんの言葉と共に、銀河眼の雲篭が光に包まれその姿を変える。現れたのはさっきより何倍も大きいドラゴンモンスターの姿。も、もしかして、さっきのモンスターはコレの幼体!?

 

銀河眼の光子竜 ATK3000/DEF2500

 

「なっ……青眼の白龍や古代の機械巨人と同じ攻撃力3000だと!?」

 

 な、なぁ!? 攻撃力3000って、あのオベリスクブルーの人の言うとおり、青眼の白龍と同じステータスじゃん! なんであんなカード持ってるの!? あれもテストカード!?

 

「バトル! 銀河眼の光子竜でセットモンスターを攻撃! 『破滅のフォトン・ストリーム』!」

 

「掛かったな! 罠カード『聖なるバリア -ミラーフォース-』を発動だ! 相手モンスターの攻撃宣言時、相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊! お前のエースは速攻で消えてもらう!」

 

「それはどうかな? 銀河眼の光子竜の効果発動! このカードが相手モンスターと戦闘を行う場合バトルステップにその相手モンスター1体と、このカードをゲームから除外する!」

 

 銀河眼の光子竜が吼えると、その体が粒子となってその姿を消し、相手のセットカードも同じように消滅してしまった。確かに、ミラーフォースは回避できたけど、除外されちゃったら意味がないんじゃ……

 

「そして、バトルフェイズ終了時に両カードはフィールドに戻る。メインフェイズ2にカードを2枚セットしてターンエンドだ」

 

「ぐっ……まさか、ミラーフォースを回避してくるとは……俺のターン! よし、俺はカードを2枚伏せてセットしていた『メタモルポット』を反転召喚する! 互いのプレイヤーは手札を全て捨て、新たに5枚をドロー!」

 

メタモルポット ATK700/DEF600

 

 メタモルポット? 手札交換をすることが出来るカードだけど、あの人手札5枚全部すてちゃったよ……手札が悪かったのかな? 一方の秋人さんはカードを伏せている分手札はなかったから、手札補充をさせちゃう形になるけど……

 

「さらに俺は、『光の護封剣』を発動! 3ターン、お前の攻撃を封じる!」

 

「……なるほど、銀河眼の光子竜の攻撃を防ぐつもりか。頭に血が上っていると思ったら、そういうわけでもないようだな」

 

「今までの奴と同じだと思っていると痛い目を見るぜ……カードを1枚セットして、ターンエンドだ!」

 

 確かに、攻撃力3000を超えるにはメタモルポットじゃ絶対に無理だもんね。守備に回るのは悪い手じゃない。

 

「俺のターンドロー! 俺は手札から魔法カード『フォトン・サンクチュアリ』を発動する。効果でフィールドに2体のフォトン・トークンを生み出す。このトークンが出たターンは光属性以外のモンスターの召喚、特殊召喚、反転召喚はできなくなる。俺はこの2体を生贄に捧げ、2体目の銀河眼の光子竜を特殊召喚!」

 

銀河眼の光子竜② ATK3000/DEF2500

 

 に、二体目ぇ!? ちょ、それ、ええ!? そんな強力なモンスター2体もデッキに……はっ、伝説の決闘者の海馬瀬人は青眼の白龍をデッキに3枚入れていたって聞いたことがあるけど、まさかあのデッキにもあのドラゴンは3枚入っているの!?

 

「あら、2体目が出てきたわね」

 

「前に3枚入っていたの見たけど、2体フィールドに並ぶのは初めて見たわ」

 

 周りが驚いている中、雪乃さんとツァンさんは平常運転だった。そりゃ同じ部屋でいればデッキを見る機会もあるのか。それとも、前に使われているの見ているのかな? どちらにしろ、今ツァンさんが3枚入っているって言っていたし、下手したら3枚目も出てきたりするかも……そうなったらあのオベリスクブルーの人、詰みじゃないかな……流石に

 

「カードを1枚セットしてターンエンドだ」

 

光の護封剣 1ターン経過

 

「くっ、2枚目だと……話が違うじゃないか……! 俺のターン、ドロー! 俺は手札から『強欲な壺』を発動し、カードを2枚ドロー! さらに、『手札断殺』を発動! 互いのプレイヤーはカードを2枚捨て、2枚ドローする!」

 

「……墓地肥やしか、もしくはエクゾか? 後者だとすると不味いな」

 

 ま、また手札交換!? 今、強欲な壺で引いたカードすら捨ててない!? あの人! いったい何を考えているの!?

 

「……もしかして、エクゾディアかしら? もしくは、墓地を肥やすことで出すカードか」

 

「その可能性はあるかも。だとしたら、なかなかに厄介ね」

 

 二人がそんな風に不安そうな声を漏らす。さっきまで余裕そうだった表情も、少しだけ焦っているような感じだ。エクゾディアって……あのエクゾディア? 確かに、特殊勝利であればあの高い攻撃力を持つ銀河眼の光子竜も意味を成さない。あのオベリスクブルーの人のターンが終わって2ターン目が終わる。秋人さんがエンド宣言をして初めて護封剣は消える……けど、次のターンまで余裕を与えてしまうのは不味いよね。それまでに除去系のカードを引ければいいんだけど……

 

「俺はモンスターをセットして、メタモルポッドを守備表示に! ターンエンドだ!」

 

「俺のターン、ドロー……! よし、これならいける。フィールドに『フォトン』モンスター、または『ギャラクシー』モンスターがいる時、フォトン・バニッシャーは自身の効果で特殊召喚できる。ただし、このカードは特殊召喚したターンは攻撃できない。さらに、『フォトン・クラッシャー』を通常召喚!」

 

フォトン・バニッシャー ATK2000/DEF0

 

フォトン・クラッシャー ATK2000/DEF0

 

 ……? フィールドにモンスターを増やしてどうするんだろう。サイクロンでも引いたのかな? でも、相手は伏せカードがあるわけだし

 

「俺はフォトン・バニッシャーとフォトン・クラッシャーでオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!」

 

 え、エクシーズ召喚? なにそれ。そう思っていると、2体のモンスターが光の玉となり、現れた渦の中に消えていき、爆発が起きる。

 

「現れ出でよ! 輝きの竜、『輝光竜フォトン・ブラスト・ドラゴン』!」

 

輝光竜フォトン・ブラスト・ドラゴン ATK1800/DEF2500

 

 現れたのはフィールドに出ている銀河眼の光子竜とどこか似ているモンスター……でも、その攻撃力は1800しかない。

 

「こ、これが噂に聞くエクシーズ召喚か……!」

 

「ああ、数年後にKCで新規カードの発表会があるからよろしく」

 

 さりげなく対戦相手や他の観戦者に宣伝してるけど、エクシーズ召喚ってなんだろう?

 

「えーと、雪乃さん?」

 

「エクシーズ召喚はレベルの同じモンスターを素材として重ねることで融合デッキ、近い内にエクストラデッキと改名するらしいけど、そこから出る特殊召喚モンスターよ。融合などの魔法を必要とせずに召喚できる代わりに、同じレベルのモンスターを揃えないといけないのが難しい所ね。ちなみに、エクシーズモンスターはレベルではなくランクという名称が与えられるわ」

 

 ほえぇー……そんな特別な召喚方法があるなんて。やっぱり秋人さんってとんでもない人なんだなぁ……

 

「このカードはエクシーズ召喚に成功したとき、手札から『フォトン』モンスターを特殊召喚できる。3枚目の銀河眼の光子竜を特殊召喚!」

 

銀河眼の光子竜③ ATK3000/DEF2500

 

 ……最早言葉も出ない。3体目が出てきたけど、これすごいね。フィールドの威圧感半端ないよ。フィールドには4体のドラゴンモンスターって。周りの人もみんなビビってるもん。ボクも結構怖いです。

 

「さ、3体目……だがあと2ターン攻撃はできない!」

 

「ああ、そうだな。確かにこの場合はそうだ。だが、これならどうかな? 3体の銀河眼の光子竜でオーバーレイ! 3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚! 逆巻く銀河よ、今こそ、怒涛の光となりて姿を現すがいい! 降臨せよ、『超銀河眼の光子竜』!!」

 

超銀河眼の光子竜 ATK4500/DEF3000

 

 圧巻。この一言に尽きると思う。フィールドに舞い降りたのは三つ首の銀河眼の光子竜。あの伝説のカード、青眼の究極竜に似たそのカードはさっきの銀河眼の光子竜以上のプレッシャーを放っていた。

 

「攻撃力4500!? だ、だが、まだ光の護封剣が「超銀河眼の光子竜の効果発動! このカードがエクシーズ召喚に成功したとき、このカード以外のフィールドで表側表示で存在するカードの効果を無効にする!『フォトン・ハウリング』!」な、なんだって!?」

 

 超銀河眼の光子竜の咆哮と共に、光の護封剣の輝きが失われ、そのまま静かに消えてしまった。それによって解き放たれたドラゴンたちが咆哮を上げる。

 

「さらに、伏せていた『永遠なる銀河』を発動! 自分フィールドのフォトン、またはギャラクシーと名のつくモンスターが存在する場合、フィールドのエクシーズモンスター1体を選択して発動できる! 俺は『輝光竜フォトン・ブラスト・ドラゴン』を対象に発動! このカードのランクより4つ高い「フォトン」、または「エクシーズ」モンスター1体を対象モンスターの上に重ね、エクシーズ召喚扱いとして特殊召喚できる! 俺は輝光竜フォトン・ブラスト・ドラゴンでオーバーレイネットワークを再構築! 現れろ! 銀河究極龍No.62! 宇宙にさまよう光と闇。その狭間に眠りし哀しきドラゴン達よ。その力を集わせ真実の扉を開け! 『銀河眼の光子竜皇』!」

 

No.62 銀河眼の光子竜皇 ATK4000/DEF3000

 

 ま、また攻撃力4000超えのモンスター!? 相手に伏せカードがあるとはいえ、どう見てもオーバーキル領域だよ。

 

「魔法カード『エクシーズ・ギフト』発動。フィールドに2体以上エクシーズモンスターがいる時、オーバーレイユニットを2つ取り除くことでカードを2枚ドロー。魔法カード『死者蘇生』を発動し、さっきエクシーズ・ギフトの効果で墓地に送った銀河眼の光子竜を特殊召喚。さらに魔法カード『銀河遠征』を発動。フィールドにフォトン、またはギャラクシーがいる時デッキからレベル5以上のモンスターを守備表示で特殊召喚できる。銀河騎士を特殊召喚」

 

銀河眼の光子竜 ATK3000/DEF2500

 

銀河騎士    ATK2800/DEF2600

 

 またもフィールドに並ぶモンスターたち。というか、レベル8のモンスターがまた出たってことは……

 

「銀河眼の光子竜と銀河騎士でオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! 闇に輝く銀河よ。復讐の鬼神に宿りて、我がしもべとなれ! エクシーズ召喚! 降臨せよ!『銀河眼の光波竜』!」

 

銀河眼の光波竜 ATK3000/DEF2500

 

「銀河眼の光波竜の効果発動。1ターンに1度、オーバーレイユニットを使い、相手フィールドの表側表示のモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る。メタモルポッドのコントロールを得る。そして、このターン、メタモルポッドの攻撃力は3000となり、銀河眼の光波竜として扱われる」

 

 秋人さんの言葉と共に、守備表示のメタモルポッドは姿を変えて銀河眼の光波竜となった。フィールドには5体のドラゴン、しかもすべてが攻撃力3000を超えたモンスター……相手にはまだ伏せカードがあるから何とかなるかもしれないけど、これは怖い。というか、まだメインフェイズ1なんだよね。

 

「メタモルポッドを攻撃表示に変更してバトルフェイズに入る。銀河眼の光波竜となったメタモルポッドでセットモンスターを攻撃!」

 

「かかったな! 罠カード発動!『魔法の筒』! 攻撃を無効にしてその攻撃力分のダメージを「それに対して罠発動『トラップ・スタン』このターン、このカード以外のフィールドの罠カードの効果は無効化される」なぁ!?」

 

 罠は無効となり、攻撃が発射された。セットされていたカードはキラー・トマト。リクルーターだった。墓地を肥やすにはもってこいのカードだけど、あのカードって確か破壊されて次に出すカードは攻撃表示で出さないといけないよね? もう何を出しても詰みなんじゃ……

 

「お、俺はキラー・トマトを特殊召喚する!」

 

「……銀河眼の光子竜皇で攻撃。ダメージ計算時に効果発動。オーバーレイユニットを1つ使い、このカードの攻撃力をフィールドのエクシーズモンスターのランク×200ポイントアップする」

 

 ……はい? ランク×200って、もちろん自身にもだよね? そうなると、銀河眼の光子竜皇のランクが8。超銀河眼の光子竜のランクも8。銀河眼の光波竜のランクも8……つまり、ランクの合計は24だよね。つまり、攻撃力4800アップ……攻撃力、8800!?

 

銀河眼の光子竜皇 ATK4000/DEF3000→ATK8800/DEF3000

 

「いけ、銀河眼の光子竜皇! エタニティ・フォトン・ストリーム!」

 

「う、うわああああああっ!」

 

オベリスクブルー生徒 LP4000→LP0

 

 ……言葉も出ないよ。明らかなオーバーキルだもの。相手は守りをかためていたはずなのに、全部潰されてこれでしょ? 相手は結局なにもできなかったわけだし。前に亮様がパワーボンドで攻撃力8000のサイバー・エンド・ドラゴンを出したのは見たことがあるけど、あれは1体だけ。でも秋人さんは攻撃力8800のドラゴンの他にもメタモルポッドを含めて3体の攻撃力3000以上のカードがあった。うん、これは酷い。

 

「お、覚えてろぉぉぉ!」

 

「二度と来るな」

 

 捨て台詞を吐き、泣きながらデュエルフィールドを後にするオベリスクブルーの生徒。ギャラリーもいつの間にか増えており、アリーナいっぱいに人が集まっていた。周囲では、やっぱりあのオシリスレッドはおかしい、とか、強すぎる、とか、なんであいつや遊城十代はレッドなんだ、とか話している。それにしても、これだけ人がいるならオベリスクブルーの寮もきっと人がいないよね。よし、なら今のうちに亮様の部屋に行ってみよう! ボクはツァンさんや雪乃さんたちが秋人さんと話しているスキを見てこっそりとアリーナを後にするのだった。

 

 

 

 ……この後、十代さんに侵入したのを見つかり、女であることがバレた挙句、帰ってくるのが遅すぎるとツァンさんたちにこっぴどく叱られた。グスン

 




改めまして、皆様お久しぶりです。
遊戯王への復帰、また遊戯王20周年ということで久しぶりに戻ってまいりました。読者の方からもどうしたのかと心配されることも多々あり、申し訳なく思います。

 理由としましては、まあ、ぶっちゃけモチベーションの低下が原因です。
評価にて「主人公に感情移入できない」とか「魅力が感じられないし、恋愛要素がつまらん」とか「決闘描写に赴きがない。淡々とデュエルのリプレイを文面に起こしているだけ」と言われて0とか1とかの評価を貰い、小説の今まで書いた分を全否定されてやる気がなくなると同時に、マスタールール4の改定で一気にやる気がなくなってしまいました。
 一つだけ言わせてほしい、デュエルのリプレイを書く以外に遊戯王の小説ってどうすればいいんだよ、と

 評価については多くの人に見られている以上、色んな人がいるので仕方ないとも思っていますが、感情移入できるようにするのとか、魅力ってどう出せばいいんだ、と悩んでしまった挙句、投稿するたびに低評価が飛んでくるのでは?とガクブルになって投稿する勇気が持てませんでした……
本当に申し訳ありません。ただまあ、それでも面白い、続きが気になる等のコメントもいただけているので、引き続き頑張ろうと思います

復帰の理由に関しましては、遊戯王20周年ということや、最近ニコニコ動画の架空デュエル(主に幻想入りシリーズ)等を見てまたやってみるかと遊戯王に復帰しました
最近はヴァンガード(新ルール)にも復帰したんですけどね

まあ、そんなこんなで復活しつつ活動報告でも言っていたFate/Grand Oderとロックマンゼロのクロスオーバーなんかの小説もちょこちょこと書いているのが現状です。

最後に、色々な方からの叱咤激励、心配の声などを頂き、まだ私も小説を書いていいのか、と嬉しくなりました。
今後ともスローペースになるとは思いますが、これからもこの小説を宜しくお願いいたします

リメイク前との変更点

デュエルモンスターズのカードテスター?
この世界にないカードを持っている理由の偽装

雪乃とツァンのファンクラブ
雪乃は女優目指している以上子役とかの経験もあるだろうし、容姿がいいのでいるかな、と。ツァンとかも……というか、TFのモブは魅力がありすぎる

VS雪乃のファン
やった時はシンクロデッキでした。今回は銀河眼
新カードなども使いたかったので

相手のデッキ
本当は次のターンでワイトキングが出てくる予定でした




読み専太郎様 YUI(^°ω°^)様 萃蓮様 赤鉄様  ケイク様 混沌の覇王様 霧玖様 ハヤテ_s.t様 熨斗付けた紅白蛇様 オカタヌキ様 武御雷参型様 ゼアム様 無類様 ヌネス様 無意識牡鹿様 とある落とし神様 NOGAMI壱様 いっちーmark523様 
感想・ご指摘ありがとうございました。またの感想やご指摘、また宜しければ小説評価などもお待ちしております


虎は何故強いと思う元々強いからよ様、ヌネス様、きゆみお様、キンカン様、rikuo様、テレビス様、残念無念で不書感想様、評価ありがとうございました。頂いた評価以上に頑張れるように努力してまいります

引き続き、感想、ご指摘、評価をお待ちしております
今後ともよろしくお願いいたします

NEXT「恋する乙女③」

次回、ノース校編は……

  • 十代と万丈目のデュエルが見たい
  • デュエルよりも修羅場が見たい
  • レジーを付け狙う生徒と秋人がデュエル!
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