遊戯王-孤独に巻き込まれた決闘者-R   作:秋風

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次にお前は「生きとったんかわれぇ!」という

……はい、皆さん、お久しぶりです。秋風です。

 まさかの1年ぶりの投稿。さすがにもうみんな私のことなんて忘れているだろう(汗
 新ルールによって遊戯王に対してやる気をなくして離れていましたが、リンクスで遊んでいたらなんとなく投稿したくなったので、投稿。今年中に1期は終わらせたい……
 実は、この前の新パックを見てまたブラマジを組もうと思ったのですが、どこにもパック売ってない……そして、汎用カードもすべてなくなってしまったので、組むとしたら1からなので、完成は先になりそうです。
誰かカードくれないかしら(おぃ

 それと、久しぶりに投稿するに伴い、この小説での注意点をあらすじに追記、評価を書いていただく際は一定以上の評価に感想を添えて頂くことにしましたので、ご了承ください。
では、1年以上間が空きましたが、恋する乙女編4話。お楽しみください。では、どうぞ


36「恋する乙女」④

 ……ふみゅ。あれ? ボク、どうしたんだっけ。何時の間に寝ちゃったんだろう? 鳥の鳴き声も聞こえているし、もう朝だよね。お休みとはいえ、起きないと……あれ?

 

「……ん」

 

 え、あれ? 動けない!? なんで!? 金縛り!? でも、なんだか温かくて気持ちがいいような……って、違う! そうじゃなくて! そう思って慌てて目を開けると、そこには秋人さんが隣に眠っていた。あわわわわわ!? なんで秋人さんがボクと一緒にベッドで寝ているの!? 捕まれちゃっているし! こんな所、ツァンさんに見つかったら何されるか……あ、そっか……

 

「ボク、昨日……亮様にフラれちゃったんだっけ」

 

 亮様にフラれてから、ツァンさんに言われて秋人さんに抱きついて泣いて……抱っこしてもらってからボク、そのまま寝ちゃった? そういえば服もそのままだし、秋人さんも上着は着たまま……はうっ!? なんか苦しいっ……って! 秋人さん!なんでそんな……顔近い! 顔近いってば!

 

「よ、ようやく外れた……って、あ」

 

 離れられたも何も、ボクがずっと秋人さんの服を掴んじゃっていたんだね。というか、よくツァンさんたちボクが一緒に寝るの許してくれたなぁ…………

 

「もうちょっと寝ても、いいよね?」

 

 なんか、温かいし……気持ちがよかった。うん、寝ちゃおう。お休み、秋人さん。

 

 

………――2時間後

 

 

「ふぁぁ……あれ?」

 

 ……あ、そうだ、ボクってば秋人さんのベッドで二度寝をしちゃっていたんだっけ。まだ、秋人さん寝てるや。まあ、今日はお休みだからゆっくり休みたいんだろうなぁ。昨日はボクが相談するまでパソコンと電話でやりとりしていたし……なんか、すごい顔が真っ青になっていたのを覚えている。それにしても、秋人さんまだ寝ているなら……もうちょっと、いいよね? えへへ、やっぱり気持ちがいい。ちょっと自分から抱き着いたりしてみても……

 

「レイ?」

 

「はい! ごめんなさい! っ~!?」

 

 ツァンさんの声に思わず反射的にベッドの上で立ち上がってしまい、頭をぶつけてしまった。あ、頭が割れるぅ……!

「……? 何謝っているの? というか、今すごい音がしたわね。大丈夫?」

 

「は、はい……」

 

 そう言って頭をさすってくれるツァンさん。ふにゃぁ……なんだか、ツァンさんお姉ちゃんみたいだなぁ。こんなお姉さんが欲しかった……

 

「……それはさておき、アンタ、どさくさに紛れて秋人に抱き着こうとしていたわね?」

 

「ぴぃ!?」

 

 撫でられていた手が一変、突如アイアンクローの態勢となって掴まれていた。昨日帰ってきたときにもされたけど、すっごい痛いんだよこれ!? そう思っていたけど、ツァンさんはクスリと笑って手を放してくれた。

 

「冗談よ。ブルー寮に着替えを置いてくるついでにシャワーを浴びてくるから。秋人にそう伝えてくれる? 雪乃は先に行ったってことも」

 

「は、はいぃ……」

 

 そう言ってツァンさんが部屋を出て行った。さすがに着替え全部をここに置いているわけじゃないんだね。まあ、当然と言えば当然だけど。そんなことを思っていると、いつの間にか秋人さんが起き上がっていた。

 

「ん……そういえばそうだった、そのまま寝たんだったな。レイ、起きたのか?」

 

「あ、はい。おはようございます」

 

「おはよう……っと、制服にアイロンかけないとな」

 

 そう言いながらベッドを下りる秋人さん。むぅ、ちょっと残念……というか、ちょっと寂しいかも……あれ? なんでボク寂しいとか思っているんだろう。

 

「秋人さん、昨日はその、ごめんなさい」

 

「気にしなくていいさ。お前も頑張ったな」

 

 そう言って笑う秋人さんは、アイロンをかけて制服を畳み、トイレで着替えを済ませてジャージに着替えていた。

 

「……ん? 雪乃とツァンがいねーな。珍しい」

 

「あ、さっき着替えを変えてくるのと、シャワー浴びてくるって言っていました」

 

「そっか……んぐ、昨日変な態勢で寝たから体が痛いな。ちょっと、外に出てるからその間に着替えておけよ」

 

「はい」

 

 そう言って秋人さんが出て行ってしまった。ボクも着替えないと、えーと……

 

 

 

 

「あいたたた……」

 

 寮を出てから部屋の前の広場にて、ストレッチをする。レイからなるべく離れるように寝たのは失敗だったか。ただ、体が痛いのよりも胃が痛くなりそうだ。原因は、昨日突然掛かってきた社長からの電話である。

 

 

「試作カードを特定の決闘者に配る、ですか?」

 

『そうだ。俺の持つ青眼シリーズのように、シリーズカードを何人かに渡す予定だ。あくまでも、試験的にだがな』

 

 いつも通りに新しいカードリストを送った後、掛かってきた社長の話では、このように切り出された。それは大丈夫なのか、と疑問を持ちつつ誰に使わせるのかを聞くことにした。

 

「具体的には?」

 

『我が社のネットワークを通して全国の大会で名を連ねる猛者たちを中心に使わせる予定だ。その中でも初代決闘王であり、ブラック・マジシャンを切り札とする遊戯、真紅眼の黒竜を持つ中でもバトルシティでベスト4に残った城之内、同じくベスト8のハーピィ使いの孔雀舞が確定している。こいつらのカードは俺の青眼同様シリーズ強化の側面が強い。そして、もう一人……トゥーン使いであり、このデュエルモンスターズの生みの親、ペガサスだ』

 

 ……まあ、その人は避けては通れないな、とは思っていたがこんなに早く来るのか。GXのアニメにも登場しているから一応生きているのは知っていたけど。つーか、社長は城之内のことを凡骨って言わなくなっているほうに驚きだよ。バトルシティ編の最後では城之内って普通に呼んでいたけど

 

『いい加減ペガサスからの質問が鬱陶しい。これだけのデザイナーがいるなら是非会わせろと五月蠅い。俺が説明しても納得するわけもないのでな、お前から説明しろ』

 

「え゛っ……」

 

『当たり前だ。貴様の事情は貴様が説明しろ。あと、先日送ってきた新しいデュエルフィールドとルール、そしてカードについてはしばらく保留にする。特に、ペンデュラムカードは数が膨大でこちらでも把握しきれんからな……以上だ』

 

 そう言って社長は電話を切ってしまった。そのあと、レイが唐突に『相談がある』といいながら土下座を始めたのであった。

 

 

 

回想終了

 

 

「あー……もう、どうやって会えばいいんだよ。つーか、武藤遊戯にあったら俺一発で別人ってばれるんじゃねーかな」

 

 まあ、それはバレたらバレただけど、俺の体が拒絶反応を会う前に起こしそうだ。後は、ペガサスと言えばデュエルモンスターズの生みの親であり、インダストリアル・イリュージョン社の名誉会長だ。そんな人と会うっていうこと自体がやばい。アニメキャラではなく本人と会うわけだから、緊張しないわけがない。

 

「お? 秋人、おーす!」

 

「ん? 十代、おはよう」

 

 そんなことを考えていると、十代がやってきた。休日だというのにいつもの制服を着ているのは相変わらずだ。そういえば、一応はレイの件に決着はついたんだよな。こいつにどう説明したもんか……変にはぐらかせると、しつこく聞いてくるだろうし

 

「レイの事なんだけど……」

 

「レイのことはもう解決したから、別にお前が首を突っ込まなくても平気だ」

 

「もしかして、レイの事知っていたのか?」

 

「同じ部屋の人間だ。そもそも、雪乃やツァンが面倒を見ていたから用件は終わった。アイツはノース校のスパイじゃないし、カイザーについては個人の用事だ」

 

 ここで、レイはカイザーに告白するために来た、なんてとてもではないが言えるわけがない。十代の口はまあ、固いが、それでも乙女の秘密を簡単に言うほど無神経ではない。

 

「なーんか、引っかかるなぁ。それに、俺も気になる。よし、俺と決闘だ!」

 

「何故」

 

「俺が勝ったらレイの事情ってやつを教えてくれ!」

 

「俺が勝ったらどうする?」

 

 俺がそう聞くと、十代はしばらく考えた後、手をパーにして見せる。

「5日分、昼飯を奢る!」

 

「……お前は女の秘密をなんだと思っているんだ。はぁ、わかった、部屋からデッキ取って来い。俺も取ってくる」

 

「おう!」

 

 ……もしかしなくても、デュエルする口実をつくられただけだったかもしれない。だって、十代だし。そう思いながら部屋に戻る。レイはトイレにいるようなので素早くいつもの制服を着て帽子を被る。デュエルするのに、さすがにジャージはちょっとな……

 

「あれ? 秋人さんおかえりなさい……なんで制服着てデュエルディスクを?」

 

「お前のせいだよ」

 

「ええ!? ボク、何かしちゃいました!?」

 

「……冗談だ。十代が決闘を挑んできてな。勝ったらお前の事情を教えてほしいってさ」

 

 俺の言葉に、レイが「えぇ……」と、呆れ半分、不安半分で俺を見ていた。まあ、当然と言えば当然だが。デッキをセットし外へ出ると、すでに広場でデュエルディスクを広げた十代の姿があった。

 

「待たせたな」

 

「へへっ、久しぶりに秋人とデュエルだ! 全力で行くぜ!」

 

「俺も、そろそろお前には勝ちこさせてもらうぞ」

 

 

「「決闘(デュエル)!!」」

 

 

武藤秋人 LP4000 VS 遊城十代 LP4000

 

 

 

 

 突如として始まった秋人さんと十代さんのデュエル。ボクも帽子を被って二人のデュエルを見守ることにした。ギャラリーは僕だけ。というか、秋人さんが負けたらボクが昨日亮様にフラれたこともばらされちゃうってこと!? が、頑張って秋人さん! 負けちゃだめだよ!?

 

「先攻は貰うぜ! ドロー! ……今回はどんなデッキで来るかわからないからな。俺は、モンスターを裏守備表示でセット! カードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

「十代にしては堅実だな。俺のターン、ドロー! ……よし、俺は手札から『レッドアイズ・インサイト』を発動。1ターンに1度、デッキ、手札から『レッドアイズ』と名の付くカードを墓地に送ることで、デッキから『レッドアイズ』と名の付く魔法・罠を手札に加えることができる。デッキから『真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン』を墓地に送り、俺は『真紅眼融合』を加えて発動。このカードは『レッドアイズ』と名の付く融合モンスターを出すための専用融合カードだ。素材は決められたカードを手札、フィールド、デッキから選んで墓地へ送ることで融合できる」

 

 え゛ぇ!? なにそのインチキカード! っていうか、レッドアイズって、あのマニアには数十万で取引されるっていう、真紅眼の黒竜のことだよね!? もう驚くことは少ないかなって思っていたけど、あの人そんなカードまで持っているの!?

 

「ただし、これを発動できるのは1ターンに1度で、さらに発動したターン、召喚、特殊召喚はできない。セットは可能だけどな。俺はデッキの『真紅眼の黒竜』と『バスター・ブレイダー』を融合することで、融合デッキから『真紅眼の黒刃竜』を融合召喚!」

 

真紅眼の黒刃竜 ATK2800/DEF2400

 

「うおおおおっ! かっけぇ! 超レアカードの真紅眼シリーズだ!」

 

「このカードは『真紅眼の黒竜』と戦士族モンスターで融合できる。それでもって、手札の『黒鋼竜』の効果発動。このカードを『レッドアイズ』モンスターに装備し、装備したモンスターの攻撃力を600ポイントアップさせる」

 

真紅眼の黒刃竜 ATAK2800/DEF2400→ATK3400/DEF2400

 

 その秋人さんの言葉と共に、現れたその黒い鋼の竜が装甲のように黒刃竜へと纏われる。おお、カッコいい……ボクのは恋する乙女が中心だから、こういうカードはないんだよね。こういう、カッコいい路線も悪くない、のかな?

 

「バトル。真紅眼の黒刃竜でセットモンスターを攻撃! 更に! この時、黒刃竜の効果が発動! 墓地の戦士族モンスターを装備カードとして装備し、攻撃力を更に200ポイントアップ!」

 

真紅眼の黒刃竜 ATK3400/DEF2400→ATK3600/DEF2400

 

「セットしていたのは『ネクロ・ガードナー』だ。そして、このカードが破壊されたことで罠カード『ヒーロー・シグナル』を発動! デッキから来い! E・HEROバブルマン! このカードは召喚、特殊召喚、反転召喚したときに他のカードが無い時、デッキからカードを2枚ドローできる! うし、いいカードを引いたぜ!」

 

「……カードを2枚伏せ、ターンエンド」

 

 フィールドのモンスターは残り、さらに十代さんにドローされちゃった。とはいっても、秋人さんのフィールドにいるのは攻撃力3600のモンスター……そう簡単には突破されない……はず。

 

「俺のターン! へへっ、よし、行くぜ、秋人! 俺は手札から魔法カード『融合』を発動! 手札のクレイマンとスパークマンを融合する! 行くぜ秋人! お前に貰ったニューヒーローだ! 来い! 『E・HEROグランドマン』!」

 

E・HEROグランドマン ATK0/DEF0→ATK2400/DEF2400

 

 こ、攻撃力0の融合ヒーロー!? いや、攻撃力が上がった!? あんなカードあったっけ? 初めて見た……って、今、十代さん秋人さんから貰ったっていっていたよね。ということは、あれは元々秋人さんのカードだったのかな?

 

「……融合したモンスターの合計レベルは8。つまり、攻撃力は2400だな」

 

「おう! こいつは融合した素材のモンスターの元々のレベルの合計×300ポイント、攻撃力を上げるからな! さらに、ここからだぜ! 『強欲な壺』でカードを2枚ドロー! そして『H-ヒートハート』を発動! グランドマンの攻撃力を500ポイントアップさせる! そして、ヒーローにはヒーローの戦う舞台ってもんがある! 行くぜ! 『摩天楼-スカイスクレイパー-』!」

 

E・HEROグランドマン ATK2400/DEF2400→ATK2900/DEF2400

 

 フィールド魔法! 殺風景なレッド寮の広場が一瞬で近代的な夜の街並みに! っていうか、あのカードの効果って確か……!

 

「バトル! グランドマンで真紅眼の黒刃竜を攻撃だ! この時、自分より攻撃力の高いモンスターとバトルするとき、攻撃力を1000ポイントアップだ!」

 

E・HEROグランドマン ATK2900/DEF2400→ATK3900/DEF2400

 

「ただでやられるわけにはいかない。その発動に対し、永続罠『真紅眼の鎧旋』を発動して、そのまま効果を発動! 1ターンに1度、自分フィールドに『レッドアイズ』モンスターがいる時、墓地に存在する『レッドアイズ』モンスターを墓地から特殊召喚できる! 俺はレッドアイズ・インサイトの効果で送った『真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン』を守備表示で特殊召喚する!」

 

真紅眼の凶雷皇-エビル・デーモン ATK2500/DEF1200

 

 フィールドに現れたのは……デーモンの召喚? に似ているような? そんなモンスター。しかし、そのままグランドマンの攻撃で真紅眼の黒刃竜は破壊されてしまった。

 

武藤秋人 LP4000→LP3700

 

「よっし! モンスターを破壊したことで、俺はグランドマンを生贄に捧げ、召喚条件を無視してマイフェイバリットモンスター! 『E・HEROフレイム・ウィングマン』を特殊召喚するぜ!」

 

「なら、こっちは真紅眼の黒刃竜が破壊された時、このカードの効果を発動! このカードに装備されていたモンスターを自分の墓地から可能な限り特殊召喚できる。俺は『黒鋼竜』を特殊召喚!」 

 

黒鋼竜 ATK600/DEF600

 

 おお……あのモンスターにはそんな効果もあったんだ。本来ならバスター・ブレイダーも出すんだろうけど、スカイスクレイパーのせいでそれはできない。でも、このままだとデーモンを攻撃されて2500のダメージが……

 

「わかっているよな、十代?」

 

「ああ、グランドマンの効果で召喚条件を無視して召喚したE・HEROはその自身のレベル以下のモンスターを攻撃することはできない。つまり、そのデーモンも、黒鋼竜も攻撃はできない。けど、バブルマンでなら可能だ! 黒鋼竜にバブルマンで攻撃! 『バブルシュート』!」

 

「黒鋼竜の効果。このカードがフィールドから墓地へ送られたことで、デッキから『レッドアイズ』と名の付くカードを1枚手札に加える。俺が加えるのは『真紅眼融合』だ」

 

 なるほど、召喚条件を無視して、好きなカードを出すことができる代わりのデメリットがあるんだ。あれ? でも、それならどうしてフレイム・ウィングマンを出したんだろう? サンダー・ジャイアントとかでもよかったんじゃ?

 

「メインフェイズ2だ! 俺は『天使の施し』を発動! 3枚ドローして、2枚を捨てる。よし、俺は手札から『融合回収』を発動! 墓地から『融合』と『スパークマン』を戻す! そして、そのまま『融合』を発動! フィールドのフレイム・ウィングマンと、手札のスパークマンを融合! 来い! 『E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン』!」

 

E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン ATK2500/DEF2100

 

 降り立ったのは新たなヒーロー……そっか、フレイム・ウィングマンを素材にしてしまえばさっきのデメリットは関係ない。あのモンスターは名前からしてフレイム・ウィングマンが素材となる必要があるから出したんだ。

 

「俺の墓地には素材で墓地に送ったクレイマン、スパークマン、フレイム・ウィングマン、生贄で墓地へ送ったグランドマン、そして天使の施しで墓地へ送った『E・HEROネクロダークマン』がいる。よって、攻撃力は1500ポイントアップだ!」

 

E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン ATK2500/DEF2100→ATK4000/DEF2100

 

「……攻撃力4000か。そのカード、お前に与えたのは失敗だったかな」

 

「へへっ! フレイム・ウィングマンの新たな姿! くぅー! やっぱりカッコいいぜ!」

 

 やっぱりあのカードあげたの秋人さんなのね……まあ、そんなことだろうとは思ったよ……でも、攻撃力4000のモンスターって……あれ、秋人さんどうするつもりぃ!?

 

「俺は手札4枚を全部伏せてターンエンド! さ、秋人のターンだぜ!」

 

「……ああ、ここからだ。俺のターン!」

 

 そう言って、秋人さんはカードを引くのだった。

 

 




というわけで、だいぶ間が(1年以上)空きましたが、恋する乙女編ラストスパートです。次回で恋する乙女編完結、万丈目とのデュエル編、セブンスター編って感じで進めていきます。
相変わらずおっそい更新でそろそろ読者のみなさんには飽きられてはいると思いますが、出来るだけ更新は途絶えさせないようにする予定ですので、もしこれからも見て頂けるなら幸いです。
 それと、再度申しますが、評価には一言添えを頂きまして、評価をしていただくことに変更しました。低評価爆撃が多数来たので、その対策です。別に、人それぞれの評価ではありますが、やっぱり低評価見るとモチベーション下がるので。逆なら上がるんですけどね
これからも小説の感想、評価、推薦等をお待ちしております

リメイク前との変更点

VS十代
リンクスで今、私が使っている真紅眼デッキです
大抵のデッキには勝てます。ただし、サブテラー、お前は許さん

グランドマン
十代に迷惑をかけたときに譲渡したカード他、新カードを秋人は十代や友人には売っているので

シャイニング・フレア・ウィングマン早くね?
初登場はカーミラ戦からですが、秋人が早めにあげて使わせています。突然入れたカードをすぐ使いこなすのは何か不自然だと思ったので

感想を下さった方々
透明紋白蝶様 ハンターハンター様 ニンジン様 歌麻呂様 登竜様 L.L.XIII様 You(ようって呼ばないで欲しい)様 風森斗真様 ヤミ様 

評価をくれた方
死にたがり様 Dither様

感想、評価、ありがとうございました。いつも、面白かった、続きを楽しみにしていると頂けると励みになっています
これからも宜しくお願いいたします

NEXT「恋する乙女⑤(恋する乙女編完結)」



次回、ノース校編は……

  • 十代と万丈目のデュエルが見たい
  • デュエルよりも修羅場が見たい
  • レジーを付け狙う生徒と秋人がデュエル!

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