去年もクリスマスプレゼントです!とか言って新話上げていた気がします。秋風です。
今年も後少しですね。クリスマスの予定? 家でポケモンのレート戦潜りながら一日が過ぎますね、いつもどおりだ(笑)
今の所、ネタが思いついているのでできる限り多く投稿していく予定ですので、よろしければ今年の最後までお付き合いくださいませ
また、以前より別小説で告知していますが「ロックマンゼロ×FGO」のプロトタイプを現在作成しています。作成後、第一話を希望者にメールで配布し、感想、指摘をいただきたく思います
これに関しては活動報告をご参照ください
では、カイザーとの後半戦です。ここからはツァン視点となります。どうぞ
武藤秋人 LP4000
手札6枚 伏せ1
混沌の黒魔術師 超魔導師ブラック・マジシャンズ ブラック・マジシャン
丸藤亮 LP3200
手札1枚 伏せ1
サイバー・エンド・ドラゴン
「俺のターンドロー!」
これだけの攻防が繰り広げられているというのに、未だにお互いのライフが減っていない。下手をすれば一撃で終わってしまう、ということもあって秋人はかなり慎重に動いているようにも思える。カイザーのことは嫌いだけど、やっぱりアカデミア最強の称号は伊達じゃない。それでも、ボクは秋人が勝つと信じているけど……でも、フィールドに鎮座するサイバー・エンド・ドラゴンをどうにかしない限り、秋人に勝機があるようには思えない。
「ねえ雪乃、秋人のあのデッキって確か……」
「ええ、そうね。魔法使い族……というよりも、ブラック・マジシャンを中心としたバランス型デッキ。攻撃力4000のサイバー・エンド・ドラゴンはまだ対処できるとしても、もし、パワー・ボンドなんて使われたら……かなりきついわね」
ボクや雪乃は毎晩秋人とデュエルをしているので、秋人のデッキはほとんど把握している。秋人のデッキの数は軽く50は超えるほど存在し、大きなアタッシュケースに並んでいるのを知っている。とはいっても、秋人の好みだったり、完成度だったりのこともあって使えないデッキというのも多く、ボクが知っている限りでは10前後ほどしか使っていない。故に、あのデッキも秋人が使うデッキとしてよく知っているけれど……ボクの知る中では3つのパターンでの勝利を狙うことができる。ただ、どれも条件が厳しすぎる。秋人曰く『浪漫』とのことだけど……そのカードを引くことができるのか。
「俺は手札から『天使の施し』を発動! 3枚ドローし、2枚を墓地へ送る。更に『強欲な壺』でデッキから新たにカードを2枚ドロー! そして『貪欲な壺』を発動! 墓地に存在する3枚の『サイバー・ドラゴン』、そして天使の施しで墓地へ送った『サイバー・ヴァリー』『サイバー・バリア・ドラゴン』をデッキに戻してシャッフル、カードを2枚ドロー!」
……十代もびっくりのインチキドローにボクは言葉を失った。2枚だった手札は倍の4枚になった。しかも、不要だと判断したカードを施しで捨ててデッキに戻したのだから、ほとんど手札は増強されたのと同義だ。
「十代のボウヤといい、カイザーといい、ドロー運のいいプレイヤーを見ると驚きを通り越してため息が出るわ」
『同感』
十代だけは首をかしげていたけれど、ボクを含めてそれ以外のメンバーは頷いていた。さて、フィールドのサイバー・エンド・ドラゴンを含め、ここからカイザーはどうしてくるのかしら。
「俺はプロト・サイバー・ドラゴンを召喚。このカードはフィールド上に表側表示で存在する限り、『サイバー・ドラゴン』として扱われる。さらに『融合』を発動!手札のサイバー・ドラゴンと融合! 再び現われよ! 『サイバー・ツイン・ドラゴン』!」
サイバー・ツイン・ドラゴン ATK2800/DEF2100
「『融合』のカードが発動したことでブラック・マジシャンズの効果発動! デッキからカードをドロー! ……このカードはそのまま手札に加える。」
「バトルだ! サイバー・エンド・ドラゴンで混沌の黒魔術師を攻撃! 『エターナル・エヴォリューション・バースト』!」
「ぐううっ! 混沌の黒魔術師は破壊されたとき、墓地ではなくゲームから除外される……」
武藤秋人 LP4000→LP2800
サイバー・エンド・ドラゴンの攻撃で吹き飛んでしまう混沌の黒魔術師。さっきのコンボを警戒してのことなんだろう、とボクは理解する。混沌の黒魔術師は強力な効果がある反面、デメリットも大きい。雪乃のように『安全地帯』などで混沌の黒魔術師を守る術があるなら別だけど、秋人のデッキには残念ながらそんな枠が存在しない。
「さらに、サイバー・ツイン・ドラゴンでブラック・マジシャンを攻撃! 『エヴォリューション・ツイン・バースト』!」
「ぐううううっ!」
武藤秋人 LP2800→LP2500
「メインフェイズ2で『命削りの宝札』を発動。デッキからカードを5枚ドローし、2ターン後にすべて捨てる。『融合回収』を発動。墓地の『融合』と『サイバー・ドラゴン』を手札に加える。カードを2枚伏せてターンエンドだ」
「エンドフェイズ、永遠の魂の効果を発動! 何度もすまない、甦れ『ブラック・マジシャン』!」
ブラック・マジシャン ATK2500/DEF2100
再びフィールドに現れるブラック・マジシャン。以前、秋人が使っていたデッキでは『E・HEROエアーマン』も何度も召喚されていたのを思い出す。永遠の魂……あのカード、ブラック・マジシャンを過労死させるカードなんじゃないだろうか。
「俺のターン! 俺も『強欲な壺』を発動! デッキから新たにカードを2枚ドローする! ……魔法カード『手札抹殺』を発動! 互いのプレイヤーは手札を全て捨て、捨てた分ドローする! 俺の手札は8枚。8枚を捨てて8枚ドロー!」
「くっ……4枚捨てて4枚ドロー」
上手い! あの4枚の手札の内、1枚は間違いなく『融合回収』で手札に戻した『サイバー・ドラゴン』。そして、もう1枚は『融合』の可能性が高い。おそらく、サイバー・エンド・ドラゴンが破壊されたあとの保険を考えていたんだろうけど、それを崩せたのは有利に働いているはず。ただ、秋人も秋人で手札を8枚捨てて8枚ドローなんて思い切ったことをしている。ただでさえ、ブラック・マジシャンズの効果でドローを加速させているのに……下手をするとデッキ切れで負けてしまう可能性すらある。
「俺は更に魔法カード『
「
「このカードは自分のフィールド・墓地から、魔法使い族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを除外し、その融合モンスター1体を融合召喚する! フィールドに居る『超魔導師ブラック・マジシャンズ』、『ブラック・マジシャン』、墓地に存在する『ブラック・マジシャン・ガール』、『幻想の見習い魔導師』そして、手札抹殺で墓地へ送った『マジシャン・オブ・ブラックカオス』……この5枚を除外し、融合召喚を行う! 集いし5人の魔術師よ、今こそ結束し、究極の魔術師へ姿を変えろ!」
秋人の言葉とともに、5人の……正しくは6人の魔導師が各々杖を掲げ、その光へと登っていく。そして、その出来上がった光の柱から一人の魔術師がその姿を表した。ボクや雪乃も、そのカードを見たことがあっても、召喚されているのを見るのは初めてだ。
「融合召喚! 現れよ! 究極にして至高の魔術師! 『クインテット・マジシャン』!!」
クインテット・マジシャン ATK4500/DEF4500
「魔法使い族を5体使った融合モンスター……!」
「すげぇ! かっけぇ!」
「ブラック・マジシャンに似ているッス!」
「攻撃力4500……あの青眼の究極竜と同じ攻撃力!」
観客席でも、三沢、十代、翔、明日香が驚きの声を上げて興奮している。ボクたちも初めてみたときは驚いたけど、驚くべきはそれだけじゃない。あのモンスターにはとんでもない効果が書かれている。
「クインテット・マジシャンの効果発動! 魔法使い族5体を素材としてこのカードの召喚に成功したとき、相手フィールドのカードを全て破壊する!」
「くっ……ならば破壊される前に罠発動『和睦の使者』! このターン、効果でモンスターは破壊されるが、俺への戦闘ダメージは0となる! そして『強欲な瓶』! デッキからカードを1枚ドローする!」
伏せていたカードを破壊される前に使って破壊されるのを免れた。けれど、サイバー・エンド・ドラゴン、そしてサイバー・ツイン・ドラゴンはそのまま破壊され、墓地へと送られてしまった。クインテット・マジシャンの攻撃力は4500。サイバー・エンド・ドラゴンよりも攻撃力は上だ。ボクの知る、サイバー・エンド・ドラゴンに秋人があのデッキで対抗できる手段の1つ。それがあのカード。
「……カードを2枚セット。更に俺も『一時休戦』を発動。お互いのプレイヤーは、それぞれデッキから1枚ドロー。次の相手ターン終了時まで、お互いが受ける全てのダメージは0になる。ターンエンドだ」
……? ここで一時休戦? なんであのカードを……念には念を入れて、ということなのかしら。クインテット・マジシャンを召喚したものの、秋人には未だ余裕がない。
「俺のターン! 俺は手札から『魔法石の採掘』を発動! 手札2枚をコストに、墓地の魔法カードを手札に戻す! 俺が戻すのは『天よりの宝札』! カードを1枚伏せ、これを発動!」
なっ!? ここでまた天よりの宝札!? 秋人の手札は5枚だから引くのは1枚。でも、カイザーの手札は0枚。カイザーに6枚もドローを許すなんて……!
「更に、俺は2枚目の『貪欲な壺』を発動する。サイバー・エンド・ドラゴン、サイバー・ツイン・ドラゴン、プロト・サイバー・ドラゴン、そして魔法石の採掘で墓地へ送った『サイバー・フェニックス』、『サイバー・ヴァリー』をデッキへ戻しシャッフル、カードを2枚ドロー! そして先程伏せた『死者蘇生』を発動! 墓地の『サイバー・ドラゴン』を蘇生する! 甦れ『サイバー・ドラゴン』!」
サイバー・ドラゴン ATK2100/DEF1600
2枚目の貪欲な壺にも驚いたけど、死者蘇生でサイバー・ドラゴンを蘇らせた……? ま、まさか…!?
「そして、魔法カード『パワー・ボンド』を発動! フィールドのサイバー・ドラゴン、そして手札にある2枚のサイバー・ドラゴンを融合! 再びその姿を表わせ……サイバー・エンド・ドラゴン!」
サイバー・エンド・ドラゴン ATK4000/DEF2800→ATK8000/DEF2800
「パワー・ボンドは融合のカードとして扱い、このカードによって融合召喚したモンスターの攻撃力を2倍にする。バトル! サイバー・エンド・ドラゴンでクインテット・マジシャンを攻撃! 『エターナル・エヴォリューション・バースト』!」
「くっ……クインテット・マジシャン……! だが、このターン一時休戦の効果でダメージはない!」
「そのとおりだ。だが、お前のその保険はこちらにも有利に働いてしまったな」
カイザーの言葉に、十代が首をかしげる。
「どういうことだ?」
「あっ! そうか! アニキ、パワー・ボンドはエンドフェイズにそのモンスターの攻撃力分のダメージを負うデメリットがあるッス! けど、一時休戦の効果でそのダメージすら、受けることがないんだ!」
でも、一時休戦を使わないとクインテット・マジシャンが破壊されたことでダメージを受けて秋人は敗北していた。この結果は良かったのか悪かったのか……
「俺はカードを1枚伏せてターンエンド……さあ、秋人。俺のサイバー・エンド・ドラゴンを超えられるか? お前の次の一手を見せてみろ!」
そうカイザーがいうも、フィールドにいるのは攻撃力8000のサイバー・エンド・ドラゴン。それを前にしただけで、大抵のプレイヤーは白旗を上げてしまうのは間違いない。けど、秋人は諦めた様子はない。
「クインテット・マジシャンが破壊された以上、秋人は次の一手を繰り出さなければならないが……」
「要のブラック・マジシャンはゲームから除外されている。もし、デッキに3枚入っているとしても、残りのデッキに入っているのかわからないわね。手札抹殺、天よりの宝札、そしてブラック・マジシャンズの効果で多くドローしているのが痛いわね」
「そもそも、クインテット・マジシャン以上の切り札があるのかも疑問ッス」
三沢、明日香、翔がそう言ってフィールドを見つめていた。確かに、手札はあっても盤面は圧倒的に不利だ。けど、秋人が“あのカード”を引いていればまだ秋人にもチャンスはあるはず……
「そういえば、秋人のやつ、パワー・ボンドを『マジシャンズ・ナビゲート』で止めなかったんだ? そうすればサイバー・エンド・ドラゴンの召喚は止められただろ?」
「確かに、十代のボウヤの言うとおり。でも、おそらくパワー・ボンドを止めても、別の手段でサイバー・エンド・ドラゴンをカイザーなら出すはず……そう、秋人は判断して使わなかったんだと思うわ」
雪乃の言う通り、あのドロー運を見れば、カイザーがそんなことをしてくるのが容易に想像できてしまう。次がおそらく、ラストドロー……
「頑張って、秋人……」
「……! そうだな、秋人を応援しないと! 秋人! 頑張れー!」
ボクがポツリと呟いたのが十代に聞こえていたらしく、十代も大声で秋人に声援を送る。そんな十代を見て、秋人は苦笑しつつもそのデッキに手をかける。
「俺のターン……ドロー! ……! カイザー、決着をつけようか」
「……! いいだろう、来い!」
秋人の手札は7枚。どうやらあの中に逆転の一手はしっかりと握れたらしい。
「まずは魔法カード『D・D・R』を発動! 手札1枚をコストに、ゲームから除外されているモンスター1体を攻撃表示で特殊召喚できる! 次元の先より舞い戻れ、『ブラック・マジシャン』!」
ブラック・マジシャン ATK2500/DEF2100
今日、果たして何度目の登場なのか、と言いたくなるブラック・マジシャン。こころなしか、顔色が悪く……いや、もともと顔色は悪そうな肌の色をしている。ソリッドビジョンなのに、肩で息をしているのは気のせいだと思いたい。
「ブラック・マジシャン……だが、そのカードでは俺のサイバー・エンド・ドラゴンには太刀打ちできない!」
「そのとおり。だから、こうするのさ! 魔法カード『融合』を発動!」
「融合だと!? 一体今度は何を……!」
「フィールドのブラック・マジシャン、そして……手札の『炎の剣士』を融合する!」
『炎の剣士!?』
観客席も、そして戦っているカイザーも驚きの声を上げる。唯一、ボクと雪乃はそのカードのことを知っていたから声を上げていない。そう、秋人のデッキに1枚だけ秋人が『浪漫』だと言って入れていたカードが存在する。それがあの炎の剣士。なんでも、秋人曰く、秋人にとってあの『通常モンスター』である炎の剣士は希少なカードらしい。あのカード、カードショップに行けばストレージにぶち込まれているノーマルカードのハズなんだけど
「黒き魔術師は炎の剣士の力を纏いて、新たな騎士となる! 現れろ! 融合召喚! 『黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト-』!」
黒炎の騎士-ブラック・フレア・ナイト- ATK2200/DEF800
現れたのは赤と黒い鎧を纏い、その手には炎の色をした剣と鎧と同じ色をした盾を携えた騎士。攻撃力でいえば、ブラック・マジシャンよりも劣ってしまっているモンスターだ。
「ブラック・マジシャンを素材とした割には、ブラック・マジシャンよりも攻撃力が低くないか?」
「そうね、でもあのカードにはすごい力が備わっているのよ」
十代の言葉にそう雪乃が答える。そう、正しくはあのモンスターと、もう1体のモンスターに、だけどね……
「バトルフェイズ! ブラック・フレア・ナイトでサイバー・エンド・ドラゴンを攻撃!」
「また攻撃力の低いモンスターで……」
「攻撃力8000のモンスターに攻撃を!?」
「大丈夫、ブラック・フレア・ナイトは戦闘ではコントローラーへのダメージが発生しないのよ」
さっきと同じく、驚きの声を上げているジュンコとモモエに雪乃がそう説明する。そう、そのとおり。ならばなぜ特攻させる必要があるのか? それは簡単だ。サイバー・エンド・ドラゴンを倒すためのモンスターを呼び出す布石になるからだ。
「返り討ちにしろ! サイバー・エンド・ドラゴン! 『エターナル・エヴォリューション・バースト』!」
「だが、ブラック・フレア・ナイトで発生する俺へのダメージは0だ。さらに特殊効果発動! このカードが戦闘で破壊されたことで、デッキより新たなモンスターをフィールドへと呼び出す! 闇から光へ……! 黒炎の騎士の魂は幻影の騎士へと受け継がれる! 現われよ! 『幻影の騎士-ミラージュ・ナイト-』!」
幻影の騎士-ミラージュ・ナイト-(アニメ版) ATK2800/DEF2200
フィールドに現れる、金色の鎧を纏う騎士。その顔はどこかブラック・マジシャンと似ていたりする。
「行け! ミラージュ・ナイト! サイバー・エンド・ドラゴンを攻撃!」
「迎え撃て! サイバー・エンド・ドラゴン!」
「ダメージ計算時にミラージュ・ナイトの効果発動! ダメージ計算時、このカードの攻撃力に相手モンスターの攻撃力を加える。よって、ミラージュ・ナイトの攻撃力は8000ポイントアップする!」
幻影の騎士-ミラージュ・ナイト- ATK2800/DEF2200→ATK10800/DEF2200
ミラージュ・ナイトがサイバー・エンド・ドラゴンの『エターナル・エヴォリューション・バースト』を突破し、その攻撃を体に纏い、自身のもつ鎌でサイバー・エンド・ドラゴンの三ツ首を刈り取って破壊する。だけど、おそらくこれで終わりではない。
「ぐおおおおおおっ!」
丸藤亮 LP3200→LP400
「そして『永遠の魂』の効果を発動! これによりブラック・マジシャンを蘇生し、ダイレクトアタック! 『ブラック・マジック』!」
「……見事だ」
丸藤亮 LP400→LP0
こうして、秋人は見事、アカデミア最強の称号を持つ男に勝ってみせたのだった。
*
デュエルを終え、壇上を降りるとそこには雪乃とツァン、そして十代達が待っていた。
「すげーな秋人! あのカイザーに勝っちまうなんて!」
「当然でしょ。ボクたちの秋人ならね!」
「ふふっ、ツァンたら……でも、本当にすごかったわね。秋人」
と、みんなが俺の勝利を喜んでくれる。そこへ、カイザーと鮫島校長、そして響先生とクロノス先生がやってきた。
「お見事でした、武藤君。まさか、亮君に勝つとは思いませんでしたよ。では、お約束どおり、亮君の推薦権を武藤君に譲りますが……亮君、よろしいですかな?」
「ええ、俺も全力を出し切って負けました。ですので、何の問題もありません。秋人、また決闘をしてくれ。次は、本当の本気でお前とぶつかってみせよう」
そう言ってカイザーは先生たちに一礼し、デュエル場から去っていった。そんな去っていったカイザーに対して、みんなが首を傾げる。
「本当の本気って、どういうことかしら?」
「……実はですな。海馬コーポレーションの社長より、サイバー・ドラゴンを強化するカードをテスターとして多数提供され、私が彼に渡していたのですが……今日、彼が使っていたデッキには1枚も入れていないようでした。そのことでしょう」
「ってことは、カイザーは手を抜いていたわけ?」
「いや、そうじゃないだろ。提供されたカードを使うよりも、今までのデッキを使ったほうが全力を出せるって考えたんじゃないか?」
手を抜いていたのでは、と不機嫌になるツァンに対して俺はそう結論を出す。だって、カイザーに校長がカード渡したのは昨日だからね、急にそんなカード大量に渡されたらカイザーでも驚いたことだろう。どうして知っているかって? だって、そのカードリストとカード社長に提出したの、紛れもない俺だし。
「秋人、あなた知っていたでしょ?」
「……まあね」
「まあまあ、その話はそれぐらいにしましょうか。それで、秋人君。貴方は誰をノース校との対抗試合の代表に選ぶのかしら?」
そう響先生がその場をなだめ、俺にそう聞いてくる。まあ、当然といえば当然の話にはなってしまうのだが……
「俺は十代を推薦したいです」
「俺? いいのか、秋人」
「このデュエルアカデミアに来て、公式の試合で唯一俺を負かしているのは十代だけだからな。あとは、個人的に期待しているってのもある」
俺の言葉に、教師の中で唯一クロノス先生だけは反対だったようだが、俺がカイザーに勝ったことで得た推薦権故に文句は言えないようで、悔しそうにしていた。こうして、ノース校との代表戦の出場者は十代へと決まった。ま、ノース校戦は観客席から遠巻きに十代を応援するとしよう。万丈目が帰ってくる事以外、特にイベントは起きないだろうし。
……この考えが、のちのフラグだったということはいうまでもない。
リメイク前との変更点は新規なのでなし
カイザーの鬼ドロー
こうでもしないと、ブラマジデッキには対抗できないかな、と
基本ハイランダーなんですけど、都合上貪欲な壺だけは2枚入れました
通常モンスター「炎の剣士」
アニメ、及び原作の漫画では炎の剣士は通常モンスターです。融合のときはインスタントフュージョンを使って融合したりもしていましたけどね
コナミよ、なぜ城之内のカードを軒並み融合にしたがるのか……
ブラック・フレア・ナイト&ミラージュナイト
実は子供の頃からお気に入りだったこの2枚。ちなみに、どちらもアニメ効果です。ミラージュナイトはOCGでは攻撃時に「元々の攻撃力」を加えます。なので、本来なら普通に返り討ちにあいます
しかし、アニメ版は攻撃力を参照にするので大丈夫かと
リミッター解除について
これ、発動タイミングがどうあがいても発動できないのでは?と疑問に思い中です。チェーン組まれたら更に攻撃力上がっちゃうし……
詳しい方、ご指摘をお願いします
カイザーパワーアップ計画
これをやっちゃうと、ぶっちゃけGX時代のエドではまじで勝てないんじゃなかろうか……今回ツヴァイ、ドライ他強力なカードがいませんでしたからね
闇落ちなしにしてしまうのもありかもしれません
前回感想をくれた方々
さか☆ゆう様 うさぎたるもの様 ワッカース様 赤鉄様 ノウレッジ様 スパイクになりきれないティミー様 ラノベ最高‼︎様
ありがとうございました! 次回も感想をお待ちしております
次回、波乱?
波乱というか、修羅場になります。秋人の女周りで……まあ、アンケートを見れば誰が出るかは速攻でわかる話ですが(汗
というわけで、カイザー編、いかがでしたでしょうか。さり気なく、カイザー強化は後々実行されるのでお楽しみにお待ち下さい
いやー、今年も終わりですね。後半はポケモン盾を購入してクリアし、図鑑を集め、レート戦用のポケモンを作ってレート潜ってます
現在はマスター級でフルボッコにされてますが(汗
にしても、またマスタールール変わりますね。ジャンドたちが帰ってくる!ただしペンデュラム、テメーはダメだ……リンクとはなんだったのか
これによって、高くて手が出せなかったハリファイバーには手を出さなくて済むと考えるとまた遊星デッキは作れそうですね。楽しみだ
……そして、遊戯王OCG デュエルモンスターズ LEGENDARY GOLD BOXは買えませんでした。畜生、ドラグーンほしかった……買いに行ったらすでにどこにも売っていませんでした。悲しい……再販は……しないだろうなぁ(汗
誰かくれないかしら(おぃ
他にも、来月からまたパックの発売などもありますし、楽しみですね
ちなみに、私は現在遊戯王の他にはポケカをやっているだけです。ヴァンガードはデッキを盗まれ、ヴァイスはやる人がいなくなったという悲しい現状なので……ヴァンガード、バミューダ組もうとすると2万近く吹き飛ぶとかなんやねん……(汗
ではでは、次回もお楽しみに!
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https://twitter.com/AKIKAZE7010
また、前書きで書いたプロトタイプの読者については活動報告をご参照くださいませ
NEXT 40「学園対抗デュエル戦 アメリカからの留学生」
次回、ノース校編は……
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十代と万丈目のデュエルが見たい
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デュエルよりも修羅場が見たい
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レジーを付け狙う生徒と秋人がデュエル!