カード効果が長すぎてまた前半と後半になってしまいました。
申し訳ない。
沢山の応援と評価、ありがとうございました。また、主人公の魅力についても、多くの方からご意見を頂けたので、頑張っていこうと思います。
小説でデュエルの間違いを指摘してくれる方が多くいらっしゃりそちらも大変助かっております……が、
メッセージにて『タメ口』で『命令系』で、『なんでこんなのもわからないの』というような指摘メッセージを貰いました。
知識不足なのは認めますが、さすがにメッセージ見たときは「うわぁ」となりました。ネチケットを守って楽しくインターネット!
ルールとマナーを守って楽しくデュエルをするのと同じように、皆さんもお気をつけください。私も気を付けます。
ではどうぞ。
「……すまん、もう一度言ってくれ。なんだって?」
「クロノス先生に続いて、カイザーが負けたそうよ」
2日後の夕方。俺はそんな話を雪乃から聞かされた。聞き違いじゃなかったか……クロノス先生が負けてしまったことについてはアンティークギアの強化カードを渡す暇がなかったっていうのがあるが、カイザーに関しては以前から強化カードを持っていたはずだし、滅多なことでは負けるわけがないんだが……
「カイザーまで負けるって……何が起きた?」
「それが……」
と、聞いた話によるとカイザーのデュエルを心配して翔が全員の静止を無視してカイザーの応援に行ってしまったらしい。まあ、苦戦を強いられていたんだろうが……で、サラがその偵察について行ったらしいが、そのデュエルの内容はどうにもカイザーのデッキの内容を読まれるようなメタカードの連発だったとのこと。この辺はアレか、世界の修正力というかなんというか……俺が3人に怪我が治っていないから部屋から出るな、と言われていたのも理由の一つにはなるんだが……
「わかった……仕方ない、そろそろ俺が行くか」
「あ、秋人が!? ダメよ! まだ怪我だって……」
「そんなこと言ってる場合じゃないだろ? それに、おそらくだが……ミラ」
『はい。そこです!』
ミラが実体化し、空いていた窓に向かって魔法を放つ。それによって蝙蝠が打ち落とされる。
「……今のは?」
「2人目のセブンスターズの使い魔って奴だ。サラとは別で俺もミラに探らせていた。たぶんだが、俺たちを監視しているんだ。デッキを盗み見してメタを張ってるってところか……」
俺の言葉に、不安そうにする雪乃。カイザーが翔が人質に取られるとはいえ、そうなるほどの時間がかかるほどのデュエルとなると、カミューラのデッキ、多分だけど現状の調整中の様子も見られてメタ張られてる可能性が高いな。
「大丈夫、ミラたちもいるし、マハードやマナたちも連れて行くから、何かあったらすぐ知らせてもらうさ」
「でも……」
「それに、俺が負けると思うか?」
俺の言葉に、雪乃はしばらく迷った後、俺に抱き着き、強く俺の体を掴む。
「いいえ、きっと、貴方なら大丈夫だと思う。けど、私が嫌なのは貴方が傷つくこと……私たちの秋人。どうか、無事に帰ってきてちょうだい」
「もちろん」
そう言って俺は雪乃を抱き締め返し、立ち上がってデッキを選び、デュエルディスクにセットする。さて、と……一応、この部屋は結界を3人が張っているからカミューラの使い魔が何かしているとかは考えられないな。
「んじゃ、行ってくる。ツァンとレジーの言いくるめは任せた」
「……学食の限定スイーツで手を打ってあげるわ。あと、1日貴方を独占する権利」
「わーったよ。約束だ」
俺の言葉に、雪乃は頬へ唇を当て、微笑んでいた。
「おまじないよ。帰ってきたら、口に……ね?」
「……ああ、行ってくる」
そう言って俺はデュエルディスクを腕に嵌めて、サラから事前に教えられていたカイザーが戦ったという洞窟へと急ぐ。いうまでもないが、このデュエルの後にツァンとレジーから、特にツァンからこっぴどく叱られたのは言うまでもない。
*
「まったく、見ていられないわ。砂糖吐きそう」
根城にて、私はそう呟くと、残っている蝙蝠たちを引き上げさせた。あらかた、鍵を持っている面々のデッキの情報を収集は終えていた。だいたいのメタカードの調整も終えたし、”雇い主”から渡されたカードでの調整を終えた。元々持っていたデッキの原型はもはやないが、幻魔の扉と合わせてほぼ無敵と言っていい。すでに2人を下し、人形にしてやった。ふふふ、今度はあの女とイチャイチャしていたボウヤが来るらしい。しばらく様子を見守っていたが、付いていけなくなって途中で見るのをやめた。あのボウヤを人形にしたら、あの女たちはどんな顔をしてくれるのか。今から楽しみで仕方がない。
「よぉ、ここがアンタの根城ってことでいいんだよな」
「あら、随分とお早いお着きなのね。けど無粋じゃなくて? レディの部屋に無断で入るなんて」
「そうか? アンタの蝙蝠が案内してくれていたからてっきりご招待いただいたものだと思ったんだけどな」
……こいつ、私の使い魔に気が付いていたというの。まあ、1匹使い魔が帰ってこないところを見るに、その通りのようだけれど。
「ふふふ、けどまさかここに自ら足を踏み入れるとはね。貴方もあの2人同様に人形にしてあげる。でもその前にお名前を教えてくれるかしら?」
「武藤秋人だ」
「私はセブンスターズの1人、ヴァンパイアのカミューラよ」
私の自己紹介に対して、多少は怯むと思ったのだけれど、武藤秋人は「ご紹介どうも」と言って洞窟に置かれている人形を目にした。この男、嫌な感じがしてならない。この男についてだって、セブンスターズのダークネスとの戦いを見ているからデッキだって把握ができている。なのになんだ、この……まるで、全てを見透かされているような、嫌な感じは。
「アレ、アンタが負ければちゃんと元に戻るのか?」
「ええ、もちろん……ただし、貴方が私に勝てればだけどね」
そう言って私も立ち上がり、デュエルディスクを用意してデッキをセットする。
「今から始まるのは闇のデュエル……貴方は耐えることができるかしらね?」
「耐えて見せるさ。そう約束しちまったんでね……んじゃ」
「「決闘(デュエル)!!」」
文字通りの死闘が、今から始まるのだった。
武藤秋人 LP8000 VS カミューラ LP8000
「ライフポイントは8000で、先行ドローはなし、EXデッキは15枚まで……貴方、1戦目は4000で戦っていたようだけど、そのルールはわかっているのかしら?」
「ご心配なく。問題ないよ」
始まったマスターと、吸血鬼の女性、カミューラとのデュエル。私とマハードさん、そしてマナさんは周囲に待機し、万が一に備えるようにと言われました。一度、カイザーこと、丸藤亮さんとのデュエルをしっかりと見ていましたが、彼女はマスターの言う通り、蝙蝠を使って情報収集をしているようでした。どんな時代でも情報は強力な武器である。マスターもそんなことを言っていました。というか、今も露骨にマスターの1戦目のことを言っていましたね。
「レディファーストってことで、先行を貰おうかしら?」
「……お好きに」
「そう、なら遠慮なく。私のターン!」
マスターの言葉に、カードを5枚引いたカミューラの目の殺意。それは、マスターというよりは人間という種に当てられているような憎悪が垣間見える。このデュエル、大丈夫でしょうか。
「私は手札から魔法カード『手札抹殺』を発動。互いのプレイヤーは手札を全て捨て、捨てた分カードをドローする。私は4枚を捨てるわ。その後、4枚ドロー」
「5枚捨てて5枚ドローする」
「……! なるほど、貴方、私がデッキを見ているのを知っていたようね」
「露骨にメタ張ってるって情報を持ってるんでね。アンタと同じさ。情報はなによりも武器になる」
マスターが捨てた5枚の手札から、デッキがダークネスの時と違うことを察したのでしょう。明らかに不機嫌な表情になっている。しかし、マスターの手札のカードはともかく、あのカミューラの捨てたカード、あれは……
「……まあいいわ。永続魔法『星邪の神喰』を発動する。1ターンに1度、墓地のモンスターが除外されたとき、モンスターと異なる属性のモンスターを墓地へと送ることができる。墓地のヴァンパイア・ソーサラーは自身の効果で除外が可能。このカードを除外することで『星邪の神喰』の効果が発動。墓地へ『馬頭鬼』を送る。そして、ヴァンパイア・ソーサラー……この子は素敵なプレゼントを私に残してくれた。除外したとき、このターン1度だけレベル5以上の『ヴァンパイア』を生贄なしで召喚できる! 来なさい我が同胞!『シャドウ・ヴァンパイア』!」
シャドウ・ヴァンパイア ATK2000/DEF0
「……! 手札、デッキから『シャドウ・ヴァンパイア』以外のヴァンパイアを召喚するモンスター」
「その通り。更にデッキより現れよ我が同胞! 『ヴァンパイア・ロード』!」
ヴァンパイア・ロード ATK2000/DEF1500
……! また別のヴァンパイアモンスター! そして、レベルは同じ5! この流れはまさか!
「さあ、我が同胞たちの力を見せてやるぞ、人間! 私はレベル5のシャドウ・ヴァンパイアと、ヴァンパイア・ロードでオーバーレイ! 2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚! さあ、その姿を現せ我が同胞! ランク5! 『紅貴士-ヴァンパイア・ブラム』!」
紅貴士-ヴァンパイア・ブラム ATK2500/DEF0
ヴァンパイアのエクシーズモンスター……! しかも、ランク5のモンスターなだけあって強力な気がします。マスターのデッキ、多分私の情報から前に使ったものとは別のデッキのはずですが、いったい何のデッキを……
「……チッ、ロクなカードが墓地にないじゃない。貴方の墓地」
「残念だったな。俺の手札はエクシーズ・ギフト サイクロン 大嵐 リビングデッドの呼び声 エクシーズ・シフトだ」
……マスター、それは所謂事故というものだったのではないですか。これは、相手の手札抹殺がよかったのか悪かったのか。
「……『強欲な壺』を発動、2枚ドローする。カードを2枚伏せ、ターンエンド!」
「俺のターン、ドロー! ……なら俺も同じように行かせてもらう! フィールド上にモンスターが存在しないとき、手札のこのカードは『特殊召喚』できる! 来い! 『ZS-昇華賢者』!そしてさらに! レベル4モンスター1体のみがフィールドにいる時、このカードも特殊召喚できる! 来い! 『ZS-武装賢者』!」
ZS-昇華賢者 ATK900/DEF300
ZS-武装賢者 ATK300/DEF900
「……! レベル4モンスターを2体! やはり、前のシンクロデッキとは別のデッキできたわけね」
「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築! エクシーズ召喚! 現れろ、白き希望の翼! 『No.39 希望皇ホープ』!」
No.39 希望皇ホープ ATK2500/DEF2000
希望皇ホープ! マスターがアメリカで使用して以来のデッキですね! 闇のデッキに対して光の使者のデッキ……それにしても、あの素材となったモンスター達はただ召喚がしやすいだけというわけではなさそうですね。
「2体の素材となったZSはそれぞれホープに効果を与える。昇華賢者は『RUM(ランクアップマジック)』を、武装賢者は『ZW(ゼアルウェポン)』モンスターをデッキからそれぞれ手札に加えることができる」
「……RUM? ZW?知らないカードね、何それ」
「すぐにわかる。俺はデッキから『HRUM-ユートピア・フォース』と『ZW-雷神猛虎剣』をそれぞれ、手札に加える。そして、希望皇ホープを素材として、オーバーレイ! 1体のモンスターでオーバーレイネットワークを再構築! カオス・エクシーズ・チェンジ! ランク4 『CNo.39 希望皇ホープレイ』!」
CNo.39 希望皇ホープレイ ATK2500/DEF2000
出現したのはホープレイ。確か、マスターは前は別のホープを素材に、SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニングをシャイニングエクシーズチェンジをするはず。
「カオス・エクシーズ・チェンジだと? 確か、あのサイバー使いも似たようなことをしていたが……そのモンスター、攻撃力が変わってないじゃないの」
「……誰がこいつで戦うって言った。俺は『HRUM-ユートピア・フォース』を発動! 自分フィールドのランク9以下の「希望皇ホープ」Xモンスター1体を対象として発動できる。ランク10以上の「ホープ」Xモンスター1体を、対象の自分のXモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚する !」
「なっ……ランク10のエクシーズモンスターですって!?」
ランク10……! そんな一気にランクアップできるカードがあるなんて! 一体、どんなモンスターが出てくるんですか
。
「ハイパーランクアップ・エクシーズチェンジ! 彼の者の記憶に眠る、終焉にして頂点! それと双璧を成す、新たなる希望の光! 現れろ、『No.99 希望皇ホープドラグナー』!」
フィールドに出現するのは、白いボディに、巨大な剣を携えたホープ。すごいです! 巨大なのもそうですが、精霊の私だからでしょうか、あのカードから感じ取れるモンスターの力。それはとてつもない。
No.99 希望皇ホープドラグナー ATK3000/DEF3000
「っ……! 何だそのモンスターは!」
「アンタの闇を打ち砕く、希望の光だ。ホープドラグナーの効果発動! オーバーレイユニット2つを使い、エクストラデッキから『No.1』から、『No.100』までの、いずれかの『No.』モンスターを1体、フィールドにエクシーズ召喚扱いで特殊召喚できる! 現れよ! 『獣装合体 ライオ・ホープレイ』!」
獣装合体 ライオ・ホープレイ ATK2500/DEF2000
「待ちなさいよ。そのモンスター、名前にNo.なんてついてないじゃない」
「このカードはルール上『CNo.39希望皇ホープレイ』としても扱うことができる」
「なっ……」
えぇ……いえ、確かにホープレイの面影はありますが、その装備、まったくの別物じゃないですか。そりゃ、カミューラも納得しないでしょう。
「墓地のユートピアフォースは、墓地にある時、ランク10以上のホープ、すなわちホープドラグナーの効果で特殊召喚されたとき、このカードをオーバーレイユニットとする。そして、オーバーレイユニットを使って効果発動! デッキから『ZW』モンスターをこのカードに装備する! 俺は『ZW-風神雲龍剣』をデッキから装備! その攻撃力1300がライオ・ホープへと加算される! そして、手札の『ZW-雷神猛虎剣』も装備する。こちらは攻撃力1200。よって、2500ポイントアップする」
獣装合体 ライオ・ホープレイ ATK2500/DEF2000→ATK5000/DEF2000
攻撃力、5000のモンスター……! マスター曰く、エクシーズモンスターが本来登場する未来の可能性では、攻撃力が万越えをすることがあると言っていましたが、圧巻です。それに、今更ながらライフの設定が8000になったのもわかる気がします。
「そして、ライオ・ホープはZWを装備しているとき、相手モンスター1体を1ターンに1度、効果を無効にし、さらに攻撃力を半分にする!」
「くっ……紅貴士-ヴァンパイア・ブラムの攻撃力が……」
紅貴士-ヴァンパイア・ブラム ATK2500/DEF0→ATK1250/DEF0
「バトル! ライオ・ホープでヴァンパイア・ブラムを攻撃!」
「そう簡単にダメージを喰らうものですか! 罠を2枚発動!『体力増強剤スーパーZ』! 2000以上のダメージを受ける時、ライフを4000回復する! そして、ブラムが墓地へ送られたとき『もののけの巣くう祠』!を発動! フィールドにモンスターが存在しないとき、墓地よりモンスター1体を特殊召喚する! 『ピラミッド・タートル』を守備表示で特殊召喚!」
カミューラ LP8000→LP12000→LP8250
ピラミッド・タートル ATK1200/DEF1400
……! ダメージを与えたつもりが、全くダメージを受けていないという結果に! 闇のデュエルのはずが、カミューラもそのダメージに苦痛を覚えている様子もありません。吸血鬼だから? それとも、闇のデュエルとは、回復効果で痛みを軽減できるものなのでしょうか……
「くっ……バトル続行! ホープドラグナーでピラミッド・タートルを攻撃!」
「ピラミッド・タートルの効果発動! このカードが戦闘破壊されたとき、デッキから守備力2000以下のアンデットを特殊召喚できる! 我がもとへ来い! 『ノーブル・ド・ノワール』!」
ノーブル・ド・ノワール ATK2000/DEF1400
「くっ……カードを3枚全て伏せる。ターンエンドだ」
「私のターン、ドロー! スタンバイフェイズのこの瞬間、墓地の紅貴士-ヴァンパイア・ブラムの効果が発動! 墓地のブラムは墓地より守備表示で特殊召喚できる! 甦れ我が同胞!」
紅貴士-ヴァンパイア・ブラム ATK2500/DEF0
ブラムが再び甦ってきた!? これでは、除外しない限り永遠と復活を繰り返すということですか。とんでもないカードですね。
「俺はその効果に対してホープドラグナーの効果発動! オーバーレイ2つを使用し、EXデッキからこのカードをエクシーズ召喚扱いで特殊召喚する! 現れろ『No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー』! そして、墓地のユートピアフォースをタイタニック・ギャラクシーのオーバーレイユニットにする!」
No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー ATK3000/DEF2500
「まさか、相手ターンでも発動できるとはね。驚いたわ……魔法カード『生者の書-禁断の呪術-』を発動! このカードは「この瞬間、タイタニック・ギャラクシーの効果発動!」何ですって!?」
「1ターンに1度、相手の魔法カードの発動を無効にして、そのカードをタイタニック・ギャラクシーのオーバーレイユニットにする!」
「くっ……けど、その効果は1ターンに1度! ならば、手札から『天よりの宝札』を発動! デッキから互いのプレイヤーは6枚になるようにドローする! 互いの手札は0! よって、お互いに6枚ドロー!」
……! お互いに6枚ドローしているところを見るに、カミューラは”あのカード”『幻魔の扉』を引こうとしているようですね。すると、そのカードを6枚引いたカミューラが笑い始める。
「ふふ、ふはははは! あの2人と同じようにこのカードに苦しむがいい、人間! 魔法カード発動!『幻魔の扉』! このカードの効果により! 全てのモンスターを破壊する! そして、幻魔の扉が開かれるとき、その魂を……「あー……気分が高揚しているところ悪いんだがな」……は?」
「カウンター罠『封魔の呪印』発動。手札の魔法カードを墓地へ送り、魔法カードの発動と効果を無効にしてそれを破壊する。手札の『オノマト連携』を墓地へ送る。でもって、このデュエル中アンタはこの効果で破壊された魔法カード及び、同名カードを発動することはできない」
「なっ、なんだと……そんなピンポイントなカードを……!」
「闇のゲームだろうが何だろうが、効果が無効になり破壊され、発動できなければ意味はない。っていうか、ピンポイントメタに関してはアンタも人のこと言えないだろうが」
それもそうです。というか、マスターからすればこの世界の物語の登場人物たちが使うキーカードを知っている以上当然対策はするでしょう。マスターの言葉に激昂しているカミューラですが、貴方だって蝙蝠を使って情報収集をしている以上マスターに文句を言う筋合いはないのです。
「おのれ、おのれ人間……! くっ、魔法カード『埋葬呪文の宝札』で墓地の『強欲な壺』『手札抹殺』『生者の書-禁断の呪術-』を除外して2枚ドロー! そして、更に『天使の施し』を発動し、デッキから3枚ドローして2枚墓地へ送る! ならば、その余裕を苦痛で染め上げてやるわ! 私はお前のフィールドにいるモンスター『獣装合体ライオ・ホープ』を生贄とし、『海亀壊獣ガメシエル』を特殊召喚する!」
「なっ……!」
海亀壊獣ガメシエル ATK2200/DEF3000
フィールドのライオ・ホープが……これはまずい! 亮さんのサイバーモンスターもこの方法で除去されていたはずです!
「そして、墓地の『馬頭鬼』の効果発動。墓地のこのカードを除外し、墓地からアンデット族を1体フィールドに特殊召喚する! 来なさい! 我が同胞たちの中で至高のヴァンパイア! 『ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア』を特殊召喚!」
ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア ATK2000/DEF2000
フィールドに現れるのは水色の髪をした女性のヴァンパイアモンスター……レベル7のモンスターにしては、ステータスは控えめ。ということは、その効果が強力なのでしょうか。
「そして、星邪の神喰の効果でデッキから『ヴァンパイア・ソーサラー』を墓地へ送る。さらに私はこのターン通常召喚をしていない。『ヴァンパイア・バッツ』を通常召喚! そしてこの時、ヴァンプ・オブ・ヴァンパイアの効果が発動! 自分、及びヴァンパイアと名の付くモンスターが召喚されたとき、このカードより攻撃力が高い相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する! 私が装備させるのは『No.99 希望皇ホープドラグナー』! これにより、ヴァンプ・オブ・ヴァンパイアの攻撃力はNo.99 希望皇ホープドラグナーの攻撃力分アップする! そして、ヴァンパイア・バッツがいる限り、全てのアンデット族の攻撃力は200ポイントアップする」
ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア ATK2000/DEF2000→ATK5200/DEF2000
紅貴士-ヴァンパイア・ブラム ATK2500/DEF0→ATK2700/DEF0
ノーブル・ド・ノワール ATK2000/DEF1400→ATK2200/DEF1400
ヴァンパイア・バッツ ATK800/DEF1200→ATK1000/DEF1200
こ、これは不味い……! フィールドのモンスターの攻撃力がとんでもないことに! ヴァンパイア・ブラムは守備表示だから攻撃できないものの、マスターのフィールドは攻撃力3000のタイタニック・ギャラクシーと、さっきライオ・ホープの生贄によって召喚された『海亀壊獣ガメシエル』だけ……!
「バトル! ヴァンプ・オブ・ヴァンパイアでタイタニック・ギャラクシーを攻撃! 砕け散りなさい!」
「ぐああっ!」
武藤秋人 LP8000→LP5200
「さらにノーブル・ド・ノワールでガメシエルを攻撃! 相打ちで消えた以上、フィールドはがら空きね! ヴァンパイア・バッツでダイレクトアタック!」
「ぐっ……! これ以上はやらせない! 罠カード発動! 『エクシーズリボーン』! 自分の墓地に存在するエクシーズモンスター1体を特殊召喚し、このカードをオーバーレイユニットとする! 墓地より甦れ! 『No.39 希望皇ホープ』!」
No.39 希望皇ホープ ATK2500/DEF2000
「ちっ……ならメインフェイズ2へ。カードを2枚伏せてる。そして、2枚目の『生者の書-禁断の呪術-』を発動し、墓地からノーブル・ド・ノワールを蘇生し、貴方の墓地の『ライオ・ホープ』をゲームから除外。ターンエンド」
これでカミューラのフィールドにはモンスターが4体、伏せカードが2枚、永続魔法が1枚、手札は1枚。一方のマスターはフィールドにホープと伏せカードが1枚。手札は5枚……ライフの差も合わせ、圧倒的に不利となってしまった。
「ふふふ、ふらふらじゃない。いい加減サレンダーしたらどうかしら? この圧倒的な戦力差を前に、まだ戦う気でいるのかしら?」
「生憎、諦めが悪くてね。それに、2つも黒星をつけられているんだ。これ以上黒星をつけて十代たちに負担をさせるわけにもいかないだろうが。行くぞ、俺のターン! ドロー!」
そう言って、マスターはカードを引く。頑張ってください、マスター……。
ということで、カミューラ戦でした。いろんな架空デュエルや、デュエル動画でヴァンパイアを調べたり、アンデット使いの友人に話を聞いてカード情報を見ていましたが、ヴァンパイアって名前のカードだけでめちゃくちゃありましたね。びっくりしました。
リメイク前との変更点
カミューラ戦開幕
クロノス先生、亮、すでに敗北
カミューラのデッキ超強化
ヴァンパイアってだけでここまでヤバいデッキが出来上がると思いませんでした。
秋人の使用デッキ
久しぶりのホープデッキ。アメリカでのキース戦以来です
前は幻魔の扉を使わせないためにデッキ破壊とか姑息なことしてました
次回で多分カミューラ戦決着です。ライフポイントまだ8250も残っているカミューラ。けど、ホープならきっとなんとかしてくれる……はず!
フルーツ鎧武者様 クロストフューチャー様 カロン様 モブ提督様 風森斗真様 Soulkius様 龍牙様 オヤジ戦車様
感想・ご指摘ありがとうございます。またいただければ嬉しいです。
壁ワロタ(笑)様 サンライフ様
高評価ありがとうございました。受けた評価に慢心せず、頑張っていこうと思います。これからもよろしくお願いします。
次回 50「吸血鬼の脅威」(後編)
秋人が今後使用するデッキ
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シンクロ
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エクシーズ
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融合
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ビートダウン
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バーン
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テーマデッキ
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OCGガチデッキ
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主人公の模倣デッキ