またたぶん間違いだらけかもなので、ご指摘あればよろしくです。
沢山の方から応援のメッセージ、高評価いただきありがとうございます。
そんな応援を糧に、主人公の性格が悪いとか感想で言われたり、
作者コメントが長すぎるとかいうので低評価されたりしても、めげずに頑張れております。
これからもよろしくお願いします。
ではどうぞ
『マスター、大丈夫でしょうか……お師匠様』
『戦況は確かに不利だ。だが、彼の力はこんなものではない。お前もわかっているだろう。マナ』
『それは、そうなんですけど……』
セブンスターズの2人目の刺客、カミューラとのデュエル。そのフィールドを見て、私はマスターを見る。ヴァンパイアたちの攻撃の余波で傷ついてしまっているのが、私はとても辛そうでならない。それに、お互いのこのフィールド、どう見てもマスターが不利だ。
カミューラ 手札1枚 伏せ2枚 LP8250
フィールド
ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア ATK5200/DEF2000
紅貴士-ヴァンパイア・ブラム ATK2700/DEF0
ノーブル・ド・ノワール ATK2200/DEF1400
ヴァンパイア・バッツ ATK1000/DEF1200
武藤秋人 手札5枚 伏せ1枚 LP5200
フィールド
No.39 希望皇ホープ ATK2500/DEF2000
『やっぱり、無理にでも私たちが出ればよかったのでは……』
そうすれば、少なくとも私たちの力でマスターへの、闇のデュエルの負荷は防げたはず。出発前、雪乃さんから託されたという、元はサラさんが持っていたペンダントを合わせて魔除けとしているけれど、それだって雀の涙。
『彼にも何か考えがあってのことだ。我々が口をはさむべきではない。なにより、それは我々がフィールドにいればの話だ。デッキや墓地にいれば、何もできん』
そうお師匠様は言って、再び結界を張るのに集中する。言わんとしていることはわかるんですけどお師匠様、やっぱりこの状況はもどかしいですよ。そう思っていると、ターンはマスターへ。そして、マスターがカードをドローする。
「俺のターン、ドロー……! 魔法カード『天使の施し』を発動し、カードを3枚ドローして2枚捨てる。さらに『貪欲な壺』を発動し、墓地に存在する『ZS-昇華賢者』『No.38タイタニック・ギャラクシー』『CNo.39希望皇ホープレイ』そして、今捨てた『ゴブリンドバーグ』と『増殖するG』をそれぞれデッキとEXデッキへ戻し、カードを2枚ドローする。そして『RUM-ゼアルフォース』をホープを対象として発動! カオスエクシーズチェンジ! 希望に輝く魂よ! 森羅万象を網羅し、未来を導く力となれ! 今こそ現れよ『CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー』!」
CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー ATK2800/DEF2500
フィールドに現れるのは、さっきまでフィールドにいたホープとはまた違う印象の鎧を装備したホープ。ほえええ、前にマスターが言ってはいたけど、ホープって本当にナンバーズの中だと特別なんだね。めっちゃ種類いる。
「そして、デッキの中からZWモンスター、またはZSモンスターをデッキの一番上に置く。さらに、自分のライフが相手のライフよりも2000以上少ない時! このカードをゲームから除外することで、カードを1枚ドローする! これにより俺は『ZW-阿修羅副腕』をホープレイ・ヴィクトリーに装備! 1000ポイントの攻撃力アップと共に、このカードを装備したホープレイ・ヴィクトリーは全てのモンスターへと攻撃ができる! バトル! ヴァンパイア・バッツを攻撃!」
CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー ATK2800/DEF2500→ATK3800/DEF2500
「くっ、だが、ノーブル・ド・ノワールがいる限り、貴方のモンスターの攻撃対象は私が選ぶ! 対象はヴァンプ・オブ・ヴァンパイアよ! そのまま砕け散りなさい!」
そ、そうだった! そうだよ! ノーブル・ド・ノワールがいるんじゃ、いくら全部のモンスターに攻撃できても、ヴァンプ・オブ・ヴァンパイアを対象にされて返り討ちじゃん!
「だろうな! だが、最後まで効果の説明は聞くべきだったよ、カミューラ! ホープレイ・ヴィクトリーの効果発動! ホープが素材となったこのモンスターが攻撃するとき、オーバーレイ・ユニットを1つ使うことでこのターン、そのバトルするモンスターの攻撃力分、攻撃力をアップさせ、相手モンスターの効果を無効にする! 『ヴィクトリー・チャージ』!」
「なっ……!」
CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリーATK3800/DEF2500→ATK6000/DEF2500
ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア ATK5200/DEF2000→ATK2200/DEF2000
「俺のホープドラグナーは返してもらう!」
「させないわ! 罠カードをはつど「ホープレイ・ヴィクトリーがバトルするとき! 相手はダメージステップ終了時まで魔法・罠カードを発動することはできない!」そんな……!?」
「いけ! 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー! ヴァンプ・オブ・ヴァンパイアを攻撃! 『ダブル・ヴィクトリースラッシュ』!」
「ああああああああああああ!?」
カミューラ LP8250→LP4450
切裂かれ、消えるヴァンプ・オブ・ヴァンパイア。そして、それから解放される様に、ホープドラグナーがマスターの墓地へ戻っていった。
「っ……おのれぇ……! それ以上させるものか! ダメージステップ終了時に『無限泡影』発動! お前のモンスターの効果をエンドフェイズまで無効にする!」
CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリーATK6000/DEF2500→ATK3800/DEF2500
「だが、 阿修羅副腕の効果は無効になっていない! バトル続行! モンスターへ追撃する!」
「速攻魔法『神秘の中華鍋』を発動する! 紅貴士-ヴァンパイア・ブラムを生贄に、その攻撃力2500を回復! そして、攻撃対象を『ヴァンパイア・バッツ』を指定する!」
カミューラ LP4450→LP6950
神秘の中華鍋によってヴァンパイア・ブラムが粒子となってカミューラの中へと消える。そして、ホープレイ・ヴィクトリーがヴァンパイア・バッツを切裂く。
「くうっ……本来、ヴァンパイア・バッツは同名カードを墓地へ送ることで破壊を免れるが、その効果は使わない!」
カミューラ LP6950→LP4150
「だが、これで残るはノーブル・ド・ノワールだけだ! 追撃する!」
「ぐうううう、おのれ、人間……よくも我が同胞たちを……!
」
カミューラ LP4150→LP3350
これで形勢は逆転。マスターのモンスター、ホープレイ・ヴィクトリーの攻撃力3800であることと、カミューラの主力としていたヴァンパイアたちは全滅。紅貴士-ヴァンパイア・ブラムは破壊されないと墓地からは復活ができない。これは、勝負決まったかな?
「……メインフェイズ2、カードを3枚伏せてターンエンド」
「まだだ、負けるものか。我が一族を再興させるまでは、人間に復讐を果たすまでは……!」
最初ほどの余裕はもはや見る影もない。必死の形相で、マスターを睨みつけてカードに手をかけていた。彼女から感じる人間への憎しみは計り知れない。
「私の、私のターン! ドロー! ……! 行くぞ人間! 我らが憤怒の炎! 絶やさせるものか! 『命削りの宝札』を発動! 5ターン後に全ての手札を捨てる代わりに5枚になるようドローする!さらに墓地の『もののけの巣くう祠』の効果発動! フィールドにモンスターが存在しないとき、このカードを除外し、墓地よりアンデット族モンスター1体を効果を無効にして特殊召喚できる!」
……アンデット族の特徴は墓地からどんどん湧いてくることだけど、効果を無効にってことはヴァンプ・オブ・ヴァンパイアの効果を使えないはずだけど……
「墓地より甦れ、『ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア』!」
「……効果を無効にされているそのモンスターを……?」
「そしてチューナーモンスター『ユニゾンビ』を召喚する!」
……!? チューナーモンスター!? ミラちゃんと一緒に偵察していた時はエクシーズのヴァンパイアしか使ってなかったのに、あの吸血鬼の人、シンクロまで……!?
「レベル7のヴァンプ・オブ・ヴァンパイアに、レベル3のユニゾンビをチューニング!我が同族すら糧とし全ての生者を蹂躙しろ! シンクロ召喚! 現れろ レベル10! 『真紅眼の不死竜皇』!」
真紅眼の不死竜皇 ATK2800/2400
ま、ま、ま、また真紅眼ぅぅぅぅぅ!?!?!? しかも、なんかめっちゃところどころ腐ってるよぉ! アンデット化した真紅眼ってことだよね!?
「ふふふ、あははは……! これが、これこそが私の憎しみを具現化した憤怒の炎! その象徴たるドラゴンだ! そして私は『ハリケーン』発動! お前の伏せカードと装備カードを全て手札に戻してもらう! これで、ホープレイ・ヴィクトリーの攻撃力は元に戻る!」
CNo.39 希望皇ホープレイ・ヴィクトリー ATK3800/DEF2500→ATK2800/DEF2500
「そして、 真紅眼の不死竜皇の効果により、墓地よりアンデット族を復活させる! 我が元へ戻れ、我が同胞! 紅貴士-ヴァンパイア・ブラム! 更に『死者蘇生』発動! 墓地より甦れ『ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア』!」
紅貴士-ヴァンパイア・ブラム ATK2500/DEF0
ヴァンプ・オブ・ヴァンパイア ATK2000/DEF2000
再びブラムが復活した! シンクロモンスターとエクシーズモンスター、両方並ぶとか、あのデッキどうなってんの!?
「バトル! 真紅眼の不死竜皇でホープレイ・ヴィクトリーを攻撃!」
「くっ……迎え撃て! ホープレイ・ヴィクトリー!」
相打ち狙い!? 相打ちによって互いに倒れるモンスター。けど、これじゃあ、マスターのフィールドが丸裸に!
「バトル続行! ヴァンパイア・ブラムとヴァンプ・オブ・ヴァンパイアでダイレクトアタックよ!」
「がはっ……!」
『マスター!』
ヴァンパイア・ブラムの武器がマスターの体をえぐり取った。私たちの力で何とか現実に響くダメージは抑えられているけど、それでもその痛みは想像絶するものだとおもう。この前は黒炎弾、で、今度はヴァンパイア・ブラムの剣……マスターが血反吐こそ吐かなかったけど、その痛みに膝をついていた。
武藤秋人 LP5200→LP700
「更に、メインフェイズ2にて『真紅眼の不死竜皇』の効果。墓地の『ノーブル・ド・ノワール』をゲームから除外することでこのカードを墓地より特殊召喚。再び舞い戻れ。 真紅眼の不死竜皇!」
真紅眼の不死竜皇 ATK2800/2400
「私はこれでターンエンドだ。ふははは、もうあきらめるんだな人間! お前の手札は伏せカードと装備モンスターがほとんど。そして、ホープたちはあらかた破壊した。これ以上何ができる? いや、そもそもその体ではもう戦えまい? 諦めてサレンダーして、私の人形の1つになるがいい。そうすれば、楽になるわよ」
「……ターンエンドか? なら、宣言を頼みたいんだが……」
「チッ……ならばせいぜい、絶望の中に沈むことね。ターンエンドよ」
フィールドには3体の上級モンスター。ただし、相手のフィールドには伏せカードはない。マスターの手札の半分は伏せカード。そして、 ZW-阿修羅副腕だけとなっている。そして、RUMもダイブ使っている。マスター、そのデッキで逆転の目はあるんでしょうか……
「俺のターン、ドロー!」
「っ……! 何故だ、何故諦めない!? それだけ痛めつけられて、それだけ苦しんで! 何故逃げない! なぜ、許しを請わない! 痛いだろう? 苦しいだろう? ならば、もう……」
「……アンタ、優しいな。憎んでるはずの、人間の俺の心配とは」
「なっ……」
突然、マスターに対して怒るカミューラ。いったいどうしたんだろう。確かに、マスターの言う通り、なんでしょう、彼女、カミューラの表情がどこか辛そうに見える。
「アンタが人間を恨む理由なんて、だいたい予想が付く。人間に迫害された、同胞を殺された、といったところだろ? だからこそ一族を復興したい、人間に復讐したい……一応、虐げられて、大切なものを奪われた苦しみは、”俺も知っている”。その度合いは、あんたの方がよっぽど重いだろうが」
その言葉はどこか他人事で、けれど、どこか体験したようにマスターは語っていた。きっと、本当の武藤秋人の記憶のことを言っているんだと気づいた。曰く、武藤遊戯(マスター)の従弟というだけで、彼は、武藤秋人は虐めにあい、カードを燃やされた……。同胞を殺され、虐げられた苦しみとは比べ物にはならないけれど……でも、今のマスターはその記憶を通して悲しみを感じていた。何より、マスターは最初から彼女の、カミューラの過去を知っているのだから。
「それに、帰るって約束したからな。その約束は違えるつもりはない。魔法カード『グローリアス・ナンバーズ』を発動。自分フィールドにモンスターが存在しないとき、墓地のナンバーズ1体を選んで特殊召喚する。その後、カードを1枚ドローできる! 墓地より甦れ、No.39 希望皇ホープ!」
No.39 希望皇ホープ ATK2500/DEF2000
「またホープか。その希望にまだすがるのね」
「ああ、確かに希望が絶望に代わるときもある。だが、逆に絶望を乗り越えた先には希望がある。魔法カード『手札抹殺』を発動。手札を全て捨ててカードをドローする。手札6枚、すべて捨てて6枚ドローする!」
「っ! 私も手札を捨ててドローする!」
ここで手札交換! マスターの手札は……やっぱり、攻撃反応系の罠カードとかだったんだ。確かに、もう後がないことを考えれば悪くない選択!
「6枚ドロー! ……行くぞカミューラ。俺は墓地のグローリアス・ナンバーズの効果を発動し、このカードを除外して手札1枚をホープのオーバーレイユニットにする! さらに、手札抹殺で墓地へ送っていたエクシーズ・エージェントの効果! デュエル中に1度、『希望皇ホープ』と名のついたモンスターにこのカードをオーバーレイユニットとして装備する! そして、今日何度目になるだろうな……何度も済まないが頼む。俺は希望皇ホープをオーバーレイユニットと一体とし、自らを進化させる! カオスエクシーズチェンジ! 今こそ現れよ! CNo.39 希望皇ホープレイ!」
CNo.39 希望皇ホープレイ ATK2500/DEF2000
「今更そのモンスターで何ができる! またそのカードを素材にでもする気か?」
「いいや! こうするのさ! ライフが1000以下のとき、オーバーレイユニットを1つ使い、相手モンスターの攻撃力を1000ポイント下げ、攻撃力を500アップさせる! 3つのオーバーレイユニット全てを使い、真紅眼の不死竜皇の攻撃力を下げる! オーバーレイ・チャージ!」
CNo.39 希望皇ホープレイ ATK2500/DEF2000→ATK4000/DEF2000
真紅眼の不死竜皇 ATK2800/DEF2400→ATK0/DEF2400
「なっ、真紅眼の不死竜皇の攻撃力が……!」
「その竜がアンタの憎しみの炎の象徴だっていうのなら、それを断つ! いけ! ホープレイ! 真紅眼の不死竜皇を攻撃! ホープ剣カオス・スラッシュ!」
そのマスターの言葉と共に、ホープレイが跳びあがり、真紅眼の不死竜皇へと一撃をくらわせた。その攻撃によって、一刀両断となった真紅眼の不死竜皇は爆発し、そのまま粒子となって消えていった。
「…………私の負け……か。綺麗な光ね……」
「ああ、俺の勝ちだ」
カミューラ LP3350→LP0
*
「見事だったわ……私の負け。これで、私の悲願も最早、叶うことはない」
「なんで?」
デュエルが終わってからカミューラがそんなことを言い出した。どこか諦めたような顔で、「アンタのお仲間は元に戻してアカデミアの医務室に送ってやったわ」と言って、デッキからカードを取り出した。それは幻魔の扉のカードだ。
「これは闇のデュエル。敗者はその魂を……「いや、だからそのカードの効果は無効にしてデュエル中に使えなくしたじゃん」……え」
「確かに、闇のデュエルとして、ダメージがリアルに反映はされていたけどそれだけだったでしょ。確かに俺が負けたらアンタに人形にされていたかもしれないけど、アンタが負けたところでアンタの魂が幻魔の扉に食われることはないんじゃない?」
そんな馬鹿な、とカードを見るカミューラ。幻魔の扉のカードは全く反応を示さず、まるで役目を終えたかのように消滅した。そして、彼女のセブンスターズのとしての証である闇のアイテムも、敗北をしたことからか粉々に砕け散って消えてしまった。おかしいな、そんな描写本編ではなかったはずだけど。って、思ったらマナのやつピースしてやがる。お前の仕業か。
「これから、貴方は私をどうする気かしら? 私を殺すの?」
「……何故?」
「私は貴方の仲間を傷つけた。報復してしかるべきなんじゃないの? 貴方達人間はそういう種族だ」
……中世ヨーロッパの人間と、現代人を比べないで欲しいんだけど、って思ったけど、流石にそれは無理もないか。この人影丸理事長に起こされるまでは眠っていたんだろうし。
「そんなことしないよ。高校生に殺しなんざできるかっての。けどそうだな……どうせだったらカミューラ、俺に雇われてくれない?」
「……は?」
ポカンとした様子で「何言ってんだ此奴」という表情になるカミューラ。まあ、言いたいことはわかる。だが、本来消滅するはずだったセブンスターズの1人がここにいるんだ。悪い話じゃないだろう。戦力としてもそうだし、何より、今の彼女は貴重な『情報源』になりうる。俺はそう判断した。
「仕事の斡旋、給料、寝床、全部提供するけど?」
「野望が潰えたとはいえ、私が人間を憎んでいるのは変わりないのよ? さっきまでアンタの敵で、アンタの仲間を散々傷つけた。そんな吸血鬼を雇うっての?」
「それに、アンタは俺に負けたんだ。敗者が勝者の言うことを聞いてくれてもいいんじゃない?」
「うぐっ……ああ言えばこう言うわね、アンタ。で、アンタの本音は?」
「情報が欲しい」
俺がそういうと、カミューラはやっぱりか。と、呟いた。そう、この戦いでもそうだったが、お互いに情報というのは大切にしていた。故に、情報を手に入れるためにも彼女がセブンスターズという立場であれば情報は貰えそうにない。だが、こちら側に引き込めば、それは関係なくなる。まあ、裏切者とか言われるかもしれんが、セブンスターズってそもそも仲間意識なんて皆無だし。
「ハァー……まあいいわ。別にあの『男と女』の人間に忠誠を誓ったわけじゃないし」
「……男と、女?」
今なんか、聞き捨てならない単語が聞こえてきたぞ。どういうことだ? 俺が知る限り、黒幕は影丸理事長のはずだ。作中でセブンスターズ側の女性はカミューラとタニア、首領・ザルーグ一味のミーネくらいのはず。だというのに、女? どういうことだ?
「ええ、私の雇い主よ。成功の暁には私の種族の再興を約束するってね」
「……気になっていたことがある。アンタが使ってたシンクロモンスターのことだけど、他にもカードがあるのか?」
「ええ。あるわよ」
そう言ってカミューラがエクストラデッキからカードを取り出して俺に見せてきた。デュエル中気になってはいたが、やっぱりか。
「このカード、真紅眼の不死竜皇……これはまだ、発売されていないはず」
「は? けど実際ここにあるじゃない」
「それはそうなんだけど……」
そう、真紅眼の不死竜皇を始めとして、いくつかのシンクロ、エクシーズ、さらに言えばユニゾンビだって、まだカード化しておらず、俺はリストを提出した段階で止まっている。発売はまだ先の予定だったはずだ。なのに、なんで彼女のデッキにそれがある?
「この辺のカードも、アンタの雇い主が?」
「いいえ、そっちは雇い主の秘書って女が私に渡してきたわ。新ルールのガイドブックも一緒にね。名前は聞かなかったけど……そうね、人間じゃなさそう。私に似たような、それでいて全く違う感じだった」
……なんか、雲行きが怪しくなってきたな。やっぱりペガサス会長の言う通り、俺の知る世界とは異なる、よく似た並行世界、もしくは下位世界なのか。そんなことを考えていると、急に眩暈がきた。そういえば、俺今回3桁になるまでライフ削られていたんだっけ。
「ちょ、貴方大丈夫!? いや、私が言うのもなんだけども!」
「す、すまん、無理……レッド寮まで、部屋まで連れてって」
「はああああ!? ちょ、まだ私アンタに雇われるって了承してないのに!」
「やってくれたら、トマトジュース出すから」
「やっすい報酬ね! もうアンタ頭廻ってないでしょ! ああもう! 仕方ないわね!」
そう言って俺を担ぎ上げるカミューラ。米俵を担ぐみたいに持たれているのが、若干不服というか、カミューラ、やっぱ吸血鬼だからパワフルらしい。
「ちょっと、しっかりしなさいよ! アンタの恋人とやらが出迎えたらどう説明すればいいかわからないんだから!」
「だ、大丈夫、多分……」
「不安しかないわよ! あんな砂糖吐きそうな甘々なシーン見せられてるのに! そんだけ思われている女のところに敵だった女がアンタを連れて帰ってきたりなんかしたら何してくるかわからないじゃない! ちょっと! 起きなさいよぉ!」
必死に走っているカミューラの悲鳴に近い声を聴きながら俺は意識を落とすことになる。
この後、無事にカミューラは俺をレッド寮に届けてくれたが、雪乃たちがブチギレて、カミューラが1VS3でデュエルをやる羽目になったのはまた別のお話である。
というわけで、またも原作とは違う話を醸し出しつつカミューラ戦決着です。
次回からは、いろいろすっ飛ばしたり、オリジナル要素入れたりして色々やる予定ですのでお楽しみに。
リメイク前との相違点
VSカミューラ戦決着
精霊たちの力があればだいたい何でもできる
カミューラの闇を払う
元々悪い人じゃないんですよね、カミューラ。だいたい中世の人間が悪い
黒幕の影に
新要素、この人物がまたカギとなってきます
ブチギレゆきのん
ただ八つ当たりでデュエルになっただけ
次回はオリジナル編と、学園祭につながる感じでいろいろ書いていきます
無類様 vastitude様 カロン様 龍牙様 モブ提督様 風森斗真様 ハザマ0313様 ノウレッジ@元にじファン勢遊戯王書き民様 茶ゴス様 Skazka Priskazka様 rosario様
感想ありがとうございます。
またの感想をお待ちしております。
といち様 えび123様
高評価ありがとうございました。いただいた評価に慢心せず、これからも頑張ります。
ALPHA-JBF
残念ながらお眼鏡にかなわず低評価をいただく形となりましたが、いただいたコメントを参考に邁進してまいります。
次回 51「変わる世界」
秋人が今後使用するデッキ
-
シンクロ
-
エクシーズ
-
融合
-
ビートダウン
-
バーン
-
テーマデッキ
-
OCGガチデッキ
-
主人公の模倣デッキ