遊戯王-孤独に巻き込まれた決闘者-R   作:秋風

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続きが書けたので更新です。

今日からロックマンエグゼコレクションが発売したので、投稿頻度落ちるかもしれません(オィ
とりあえず、1から順番にプレイ中です。

にしても、前回のお話で思いの外、カミューラの救済について好評で、嬉しかったです。タッグフォースの結末を見ているだけに、やっぱり彼女も救済したいな、ということで、今回救済となりました。

さて、今回からしばらく日常界から文化祭まで続いて行きます。
タニヤ戦まではまた、温泉の話と、万丈目兄弟の話があるので、またここでいろいろとアイデアをひねり出そうかと思います。
ではどうぞ


51「変わる世界」

 

 カミューラ戦から5日が経った。とりあえず、カミューラの誤解というか、俺の勝利と、彼女が協力者(雇用)ということで決着がつき、今後はこちら側に付いたことを雪乃たちだけでなく、十代たちにも伝えた。で、結果としてどうなったかというと……

 

「吸血鬼なんだって!? すげぇ! 俺ともデュエルしようぜ!」

 

 十代のこんな言葉と共に、セブンスターズの実力を体感したい、と鍵を持つメンバー全員とカミューラがデュエルすることになった。最初は渋っていたカミューラだったが、度重なるデュエルによって「もういいわ! 誰からでもかかってきなさい!」と、一種のランナーズハイ状態となって、20戦くらいデュエルをしていた。まあ、それでも体力が切れないのは流石は吸血鬼だろう。鍵をなくしたカイザーも、人質無しのデュエルで再度勝負し、勝利を収めた。人質と言えば、その人質になった翔に関しては、カミューラに対して苦手意識を持っていたが、彼女からの謝罪を受けて、とりあえずは和解できたようである。今はレッド寮の食堂にて朝食を取っている。

 

「で、結局カミューラから情報って得られたわけ?」

 

 硬めのトーストにバターを塗り、目玉焼きを乗せた物を食べるツァンからそんなことを聞かれる。一応情報は得ることはできたが……

 

「残りのセブンスターズが半分くらい人間じゃないって話くらいか」

 

「もうオカルト片足突っ込んでるから否定はしないけど、本当にいるのね、妖怪とか、お化け」

 

「……」

 

 そんな会話に朝から顔色を悪くするのが雪乃である。味噌汁を啜って平常心を保っているように見えるが、雪乃、それは味噌汁じゃなくてさっき入れたばっかりのお茶だ。熱いぞ。

 

「あっつぅい!?」

 

「もう、何しているの雪乃。はい、タオル」

 

「ありがとうレジー……」

 

 まあ、カミューラの話から聞くに、セブンスターズは雇い主から選ばれた存在というだけであって仲間意識とか、そういうのは全くないらしい。簡単に言うなれば傭兵集団というのが正しいだろう。実際問題、残っているセブンスターズはあと5人。俺はもちろん残りを知っているが、レジーからも「この先のこと知っているんでしょ? 教えておいて」と、こっそり聞かれてしまったので、概要を教えてはいる。そのため、今、シリアルを食べているレジ―に関しては、カミューラがこちら側に付いたことについては驚き半面、俺ならそうするだろうと思ったという核心半分だったらしい。俺のことを傷つけたのは別問題らしいが。

 

「で、そのカミューラはどうしたのよ。姿が見えないけど」

 

「とりあえず、今起きているセブンスターズの問題について海馬社長に伝えて、こっちで雇用できるか聞いてみた」

 

「結果は?」

 

「あれ」

 

 そう言って俺が指をさすと、いつもの真っ赤なドレスではなく、縦セーターにジーパンを履き、真っ赤なエプロンを着け、髪の毛をポニーテールに結わいたカミューラがそこにはいた。

 

「ほら、A定食できたわよ! 持っていきなさい!」

 

「ありがとうございますカミューラさん!」

 

「お礼なんていいからさっさと食べなさい! 後がつっかえてるのよ!」

 

「えぇ……」

 

 オシリスレッドの生徒に食事の乗ったトレーを渡して、注文を取っているカミューラの姿あった。そんな様子に、ドン引きのレジー。誰も、あれが吸血鬼とは思うまい。レッド寮での、副寮長として、家事全般、管理などを任されることになったらしい。まあ、元々、この寮って大徳寺先生が担当していたけど教師が担当するって結構な負荷かかるし。社長曰く

 

『吸血鬼などという非現実な存在が本当にいるかはともかく、お前のデュエルログを見る限りなかなかの実力者だ。デュエルアカデミアでその腕を見せれば生徒の模範にもなる。良かろう、雇ってやる』

 

 とのこと。まあ、実際のところカミューラの噂はすぐに広まり、イエロー寮やブルー寮から、態々この食堂に飯を食べにくる生徒がいるくらいには、彼女の美貌は高い。まあ、あの不気味な場所でなければ、そりゃ美人の彼女は映えるよな……本性現さなければだけど。

 

「あれが、世界で生き残っている吸血鬼には見えないわね」

 

「まあ、実際この5日で人間に対する恨みつらみは微妙に考え直そうとしているみたいだしな」

 

 元々、彼女が人間を憎むようになったきっかけは中世の人間たちによる迫害と虐殺が原因である。回想とかも結構えぐかったような、気がしなくもない。元々の彼女の性格と言えば、口は悪いが、なんだかんだで年下に対して面倒見がよく、細かいことも気に掛ける程度には人……否、吸血鬼が出来ている。案外、彼女は教師とか相談員向けかもしれない。本人に言ったら「柄じゃない」って言われたけど。そして、そんな生徒たちと、つまり人間の子供と触れ合う機会を経験してか、自分を憎む人間というのは、自分の知っている人間だけが全てではない、と思うようにはなったらしい。

 

「カミューラさん! 今日も罵ってください!」

 

「やかましい! そんな趣味私にはないのよ! 食事の注文するか、帰るかどっちかにしなさいおバカ共!」

 

『ありがとうございます!』

 

 一部、彼女のたびたび発する罵声によって喜んじゃう変な一団が出来てしまったのは見なかったことにしよう。余りにも酷い時は、デュエルでわからせてるとか聞いたし……それはそれで、大丈夫か不安にはなるが。

 

「カミューラ、デュエルのしすぎで仕事回らなくなったりしないのかな」

 

「まあでも、実際カミューラのデュエルの腕ヤバいわよ。響先生にも匹敵しそうだし」

 

「カードというか、コンセプトがはっきりしていて、そこから発展もしたデッキも使ってくる。私たちでも勝ち数はギリギリ……秋人があんなボロボロになったのもわかるわ」

 

 そう言っている雪乃も、デミスルインでは戦績は五分だったようだ。ツァンの真・六武衆ではツァンが微妙に軍配が上がる。そして、レジーも似たような感じだ。

 

「今の時代を生きるのにはデュエルは人間を下せる有力な手段って考えているみたいだからな。結構勉強したり、俺にカードの購入の相談とかしてくるし」

 

「うへぇ、また相手するときはしんどそうね。対策しないと」

 

 そんな感じで、朝食の時間は過ぎていくのであった。

 

 

 

 

『デュエルアカデミアの様子はどうだ? 武藤秋人。新ルールの改定、新カードの登場、本島の方での大会などではお前の予想通り、そこそこにテーマやコンボ性を重視する決闘者は増えてきたが』

 

「んー、まだパック数やカードが少ない所を見ると何とも言えません。本島と違って、定期便に積まれてるパックはそう多くないので格差はできてる気がします。まあ、パックの購入制限があるので、カードの行き渡り方は全クラス均等になっている様子ではありますが」

 

 そして、本日はお休みにつき、雪乃とツァンは一度、元々のオベリスクブルーの女子寮へ戻り、洗濯などをしに行った。レジーはここ連日、鍵を持つメンバーとのデュエルで自分と、鍵を持つメンバーを鍛える、と、色んなメンバーとデュエルをしていた。で、俺はというと、現在海馬社長と、リモートによって会議中というか、定例の報告会である。

 

『ふん……やはり、そう言った格差は出てしまうか。その辺りは、カードパックの増産と、デュエルアカデミアへの定期便の積載を増やすことで改善できよう。無論、限度はあるがな』

 

「社長、大きな大会でのデュエルや、カードの売れ行きの変化はありましたか?」

 

『プロ・アマを混同したデュエル大会では上位入賞は俺が事前にテストカードを渡した連中だが、それを見習ってテーマ性を統一する動きは多い印象を受けた。ただ、城之内しかり、そしてどこぞでデュエルをしている遊戯などが持つような『真紅眼』や『ブラック・マジシャン』のサポートが入ったパックはあまり売れ行きは良くない。やはり、大本を持っていないと意味がないからな」

 

 ……あー、やっぱりそうだよな。ネットで見たら『真紅眼』のカード、数百万とかになってたし。ブラック・マジシャンとかは元々、決闘王の武藤遊戯の相棒ってことのあって人気だったし。

 

「やっぱり、カードの再販をすべきじゃないですかね?」

 

『……それについては、ペガサスからも打診はあった。青眼の白龍を含めてな』

 

 ……え、それいいの? 確かこの世界の青眼の白龍って、強すぎてすぐに生産中止になったせいで、世界に4枚しか出回ってないって話だったと思うんだけど。

 

「一応聞きますけど、どういうお考えで?」

 

『青眼の白龍は極少数での生産か、大会での優勝賞品としての検討をしている。他のカードも、大会の景品、もしくは何カートンかに1枚の割合設定で封入する予定だ』

 

 ……マジでか。あの社長が、あの海馬瀬人が青眼の白龍を量産することを許す。それが一番驚きなんだけど。

 

『何を驚いている。最初こそ、青眼の白龍は生産中止になるほどの強さを誇っているが、現在の環境を考えれば対処方法などいくらでも生まれるだろう。なにより、他の者が青眼の白龍を集めたところで、俺に勝てるものか。それに、それによって青眼の白龍のサポートも公に出すことが簡単になる』

 

 あ、そっちが狙いですね社長。一応、今も青眼サポート系のカードは送ってるけど、大会とかになったらなんだあのカードってなっちゃうもんね。

いやまて、大会の景品にするってんなら、この人自分で出てカードかっさらう気じゃないだろうな。

つーか、前にリモートでデュエルしたけどアニメカードと、青眼を織り交ぜたデッキがヤバすぎて惨敗だったもん。この人以上の青眼使いはそれこそあの正義の味方くらいになりそうである。

 

『お前が言っていた、ゴールドレアというレアリティで、大会などで活躍したカードを詰め込んだパックの発売も検討中だ。こちらも、確かにお前の言う通り、売れ行きは良くなるだろう』

 

「でしょうね。俺のいた世界でも、そのパックのために争奪戦が起きてましたから」

 

 まあ、そこにゴールドシークレットとか、とんでもない奴を出したり、周年記念パックでプリズマシークレットレアとかいう何十万とか、何万とかの価値が付くカードも増えたからね。この話はまだしないでおこう。

 

『ただ、前にも話したが、カードの再販はその”今”あるカードの価値を下げることにも繋がる。それによるトラブルや、カードショップからの苦情などの対応は増えるだろうな』

 

「数カートンに1枚の確率って考えればあんまり下がる気もしませんけどね。結局、そのカードを求めて買う人、売る人でカードゲーム経済って廻ってますし。なにより、これはトレーディングカードゲームなんですから。その辺はもっと幅は広げていくべきかと」

 

 昔、俺の世界で何度も再販を望まれ、再販した途端瞬殺で売り切れた『灰流うらら』がいい例だ。あれの入ったパックが一瞬でなくなる、ストラクチャーも一瞬で消える、未開封品にプレミアがつく。結果、灰流うらら の値段は対して変わらない。なので、結局カードショップも潤うとは思う。

 

「あ、カードで思い出しました。カミューラの使っていたカードの件、あれどうでしたか?」

 

『ああ、お前のいう吸血鬼の使っていたシンクロモンスターやチューナーのことか。調査をさせたが、確かにインダストリアル・イリュージョン社に『ハッキング』を受けた記録が見つかった。お前がインダストリアル・イリュージョン社に出した、リストがコピーされていたようだ』

 

「……やっぱり」

 

『追跡はしたが、どうやらプロのようでな。いくつもの国を経由して潜り込んできたようだ。しかも、追跡をしてきたパソコンを破壊するトラッププログラムも混ぜるというふざけた相手だ』

 

 ……KCの追跡すら振り切るって、それなんてチート? 化け物レベルのハッカーじゃねぇか。何より、それをちゃんとデュエルディスクに読み込ませるカードとして完成させているというのも質が悪い。この時代において、KCの技術躍進によってコピーカードなどは認識できないようになってきている。それすらも掻い潜ってくるというのは、いったい何者なんだろうか。

 

「コピーされたリストって……」

 

『来月、または来年度を発売目途にしていたカードだ』

 

「そのカードがセブンスターズに渡っている可能性考えると、頭痛いな……」

 

『ふん、そちらの調査は引き続きこちらで受ける。それと、お前の依頼である『影丸理事長』の追跡についてもな。確かに、奴はしばらく連絡がない」

 まあ、一期のラスボスだから、そりゃ暗躍しているだろうけど、学園の理事長っていう立場を守るために、オーナーからの連絡くらいはしっかりしそうなものだけど。

 

『お前は引き続き、そのセブンスターズとやらの対処にあたれ。鍵を持つもののデッキ強化、タクティクスの強化はお前の仕事だ』

 

「わかりました」

 

『今、この世界のデュエルモンスターズは変わり始めている。いや、むしろこの世界そのものが変わり始めているといったところか……その波に飲み込まれないように、せいぜい足掻け』

 

 そう言って通信が終了。会議はお開きとなった。

 

「世界が変わり始める、か……」

 

 俺がこの世界で、武藤秋人に憑依したときから、世界は変わり始めたのだろう。けれど、今の時代のカードではなく、遠い未来のカード達がこの今の時代にもたらされ、多くの決闘者たちがその手にそのカードを取り始める。それによって、世界は大きく変わり始めたのは社長の言う通り、よくわかる話だ。

 

「足掻いて見せますよ。俺をこの世界に引きずり込んだ原因を突き止めるまでは、そして、この体をちゃんと『武藤秋人』に返す、その時までは」

 

 そう呟きながらも、俺は部屋に”残っている人物”へ声をかけることにする。

 

「おい、マナ。終わったぞ」

 

「ホントに? わーい! マスター! さっそくデュエルしよ、デュエル!」

 

 そう、部屋にいるのは実体化したマナであった。ここに翔が来たら不味いが、今日、十代と翔は確か補修で学校のほうに行っているので、ここに来ることはないだろう。サラは言わずもがな、雪乃のそばにいるわけだが、ここ最近はミラ、マナが交代でお留守番をし、マハードとどちらかが島を調査するという形を取ってくれている。ここにさらにカミューラの蝙蝠も加わるのだから、心強いことこの上ない。で、今マナが何をしているかというと……

 

「できたのか? デッキ」

 

「うん! 私専用の、私のためのデッキ! 仲間のガールズで戦うデッキだよ! どうどう?」

 

「魔法使いビートって感じだな……っておいこら、なんでティマイオスの眼入れてんだお前。それ、まだ試作段階だぞ」

 

「だってー、竜騎士の私になるにはこれ使わないとダメでしょ! 融合とドラゴン族入れるとデッキ圧迫しちゃうし」

 

 マナが現在作っているのは文化祭に向けた「ブラック・マジシャン・ガール」のデッキである。なんでも、レッド寮でコスプレデュエルというものがあると聞いて、ならば実体化すればデュエルに紛れられるじゃん! と、のこと。

 

「ちゃんと妨害札と、ドローソースとって感じで、マスターの真似してみたよ」

 

「マジシャンズ・ロッドも黒の魔導陣もなし……マジでガールデッキか」

 

 いやまあ、うん、ファンデッキとしてのレベルとして戦える程度には強いなこれ。今のカギを持っているメンバーに対してはたぶん厳しい所が多々あるが、火力を出す部分はしっかりと抑えている。文化祭荒れるぞこれ。ブラック・マジシャン・ガールが下手するとセブンスターズとして疑われる程度に

 

「どうかなマスター! これなら私とデュエルしてくれる?」

 

「わかった、やるか。けど、誰か帰ってきたら中断だからな」

 

「はいはーい」

 

 そんなわけで、マナとのデュエルに興じることになる。結果として、俺が勝ったが、そのあと「もう一回!」 というのが4回くらい続いたことを記しておく。

 

 

 

 

 そこはどこか。暗い、闇の底だった。そこには1人の少年が座り込み、何もないその闇を眺めていた。黒い髪に赤い髪が混じる少年の瞳に光はなく。ただただ、その虚空を眺めるのみである。

 

「こちらにいらっしゃったのですね」

 

「…………」

 

 その何もない闇の中に1人の女性が姿を現す。闇の中ゆえに、その姿は捉えられないが、声から女性である、という判断ができる程度である。

 

「……」

 

「ええ、ええ、貴方様のおかげで、また一つ、カードの生成に成功しました。着実に、デッキは完成しつつありますよ」

 

「……」

 

「はい。もちろんです。私は貴方のためにある存在……貴方の命に従いますわ」

 

 青年は言葉を発さない。けれど、女性はその彼の意図を理解したかのように一方的に会話を続けていた。傍から見れば奇妙な光景に見えるだろう。しかし、今はその2人しかいないのだ。それに対して何かを言う者はいない。

 

『キュウ』

 

「……」

 

 そして、その少年の足元に現れる1体のモンスター。黄色い体に羽の生えたそれはデュエルモンスターズに登場するモンスターとほぼ一緒。名を、プチリュウという。しかし、そのプチリュウ、所々が煤だらけで、やけどあとなのか、皮膚の一部がただれているようにも見える。

 

「貴方もまだ完全ではありませんよ。お戻りなさいな」

 

『キュウィ!』

 

「まったく、強情ですわね……まあ、いいですわ。貴方一人くらいであれば、負担にはならないでしょうし」

 

 女性はいいじゃないか、と抗議しているようなプチリュウにため息を履きつつも、その少年を後ろから抱きしめていた。

 

「計画は順調です。ただ、それが実行できるのはまだ先のこと……ですから、”マスター”、しばらくまた、共にいましょうね」

 

「……」

 

「ええ、ええ、私たちはどこにもいきませんとも。たとえ依り代が”灰にされようとも”、その心は貴方様の傍におりますとも」

 

 優しく、妖艶な声色で、女性は少年を膝にのせて頭を撫でる。

 

「そして、思い知らせてやりましょうね。私たちをこんなにした者たちに、貴方を助けてくれなかった世界に、そして……”武藤遊戯”に、貴方の力を思い知らせてやるのです」

 

「……」

 

「はい。そのための力は着々と……何より、”彼”が優秀ですからね。あれがいれば、どんなカードも思いのままですから」

 

 少年の見えないところで、その女性は口を弧の字にして笑っていた。

 

「さあ、また少しお休みください。そうすれば貴方に、この広がる精霊世界の闇の一部が手に入るのです。最強の貴方と最強のデッキ……それさえあれば貴方の思うが儘。だから委ねなさいませ

 

 

……我がマスター”武藤秋人”」

 




というわけで、ちょっとした箸休め回でした。
いつも多くの感想、評価、デュエルのご指摘ありがとうございます。
後、毎回誤字訂正をしてくれる方。気が付いたところは書き直しているのですが、見逃してしまうことが多いので助かっています。
これからもよろしくお願いします。

リメイク前にはない話のため、変更はなし

カミューラかーちゃん
風貌は何というか、めぞん一刻の音無 響子みたいなイメージ

食堂の制度について
実は別にどこで食べてもOKな設定

社長のカード再販についての見解
青眼の白龍は嫁だけど、カードゲームの未来のことを考えて再販を許可するか検討中
大会景品となる場合、自分が出て優勝すればいいとか考えている。

カードの価値
MTGのパワー9と同じような感じなのがこの世界なのです……

マナまで強化フラグ
せっかくマジシャンガールズいますからね

最後の少年と女、そしてプチリュウ
この物語の原因と、鍵となる者たち。またこの話はいずれ……

龍牙様 ぜぜぜ様 風森斗真様 Rarufu様 ハザマ0313様 ぶの様 ノウレッジ@元にじファン勢遊戯王書き民様
感想ありがとうございます。またの感想をお待ちしております。

Rarufu様
高評価ありがとうございます。いただいた評価に慢心せず、これからも頑張ってまいります。

52「温泉の死闘」(前編)

近いうちに登場して欲しいタッグフォースキャラ

  • HERO大好き 宮田ゆま
  • 大富豪お嬢 海野幸子
  • 皆のアイドル 嶺開花
  • しっかり者委員長 原麗華
  • もう一人のツンデレ? 青葉あげは
  • 謎の不思議少女 レイン恵
  • 大和撫子?  紬紫
  • 夢を見る少女 樋口桜
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