デジモンワールドnextorder〜もう一人の英雄(ヒーロー)〜 作:とある田舎の勇者王
時は遡ってツキト達が向かっている戦闘の場所では、女の子がデジヴァイスによって謎の空間に連れて来られていた。
その女の子の名前はシキ。
「!」
(なにかいる・・・)
シキがみたなにかは、ツキト同様シキのパートナーデジモンだ。
(いってみよう。)
シキがパートナーのもとに向かおうとすると、いきなり目の前に背中に大きな砲門を二つ付けた機械の竜が現れた。
「⁉︎」
それを見た、二匹のデジモンは急いでシキの元に向った。
「シキ!無事か⁉︎」
シキが声の方を向くとさっきのなにかがいた。一つは黄色い竜人の様なもの、もう一つは機械で出来た狼の様なもの。
「⁉︎」
「さがって、シキここは私たちが食い止める!あなたはいつものように指示だけ出してくれればいい!」
「⁉︎⁉︎」
シキがどういうことかわからずに困惑していると竜人の様なものが質問してくる。
「どうした、シキ⁉︎バトルのとき、いつもオレたちに指示を出してくれていただろう!」
「⁉︎⁉︎⁉︎」
そんな竜人の質問にシキはさらに困惑する。
「いきなりのことで戸惑っちまってるのか?」
「・・・やむを得ない。ここは私たちがフォローしよう」
「やれやれ、パートナーのオレたちのことまで忘れちまってなきゃいいがな!」
二匹は戦いの説明を少しして、機械竜に向かって行った。
「「行くぞ!!」」
「ぐおぉぉぉぉぉぉ!!」
機械竜が叫ぶと竜人は、とても速いジャブをくりだした。
しかし、機械竜はビクともせずに逆に機械狼に攻撃した。
それを防御もせずに直接受けた機械狼は傷だらけになったが、一回吠えると周りの空気が震えたかと思うと、
機械狼の傷が少しずつ回復する。
だが、機械竜が今度の標的にしたのはシキだった。機械竜はシキに狙いを定めるとツメを飛ばした。
しかし、ツメはあと一歩というところで二匹に阻まれる。
自分を庇った二匹にきずいたらシキは応援を送っていた。
その応援を聞いた竜人は、一回雄叫びをあげると高くジャンプして両手を頭上にあげると手と手の間から炎の球体を作り出すと機械竜に投げつけた。
「ガイアフォース!」
それすらも機械竜は少したじろぐだけだった。
逆に機械竜からの反撃を食らった竜人と機械狼は肩で息をする程に追い詰められた。
「ぐうっ・・・! こ、コイツ・・・なんて強さだ・・・!」
「・・・ダメなのか・・・?」
「いや・・・まだだ・・・やっと、シキに会えたんだ・・・こんなところで・・・やられてたまるか・・・」
「・・・そうだな。ここで私たちが敗れたら・・・シキまで・・・そんなことはさせない・・・!」
二匹が新たに闘志を燃やした時、シキのデジヴァイスが光り輝いた。
「「「!!」」」
「これはーーなんだ・・・絆の光?」
「力を感じる・・・絆が、力に変わっていく・・・?」
「とても暖かい。」
「行くぞ!シキがいてくれればーー」
「私たちはまだ戦える!!」
「うん!行くよ!」
そう言った瞬間に、シキのデジヴァイスが更に輝きを増し、無機質な機械音をだす。
【EXTRA《エクストラ》
CROSS《クロス》
EVOLUTION《エボリューション》】
竜人と、機械狼は一度光になると卵の様な形になり、
次の瞬間竜人と機械狼は一つになっていた。
その姿は、竜人と機械狼を腕にした、大きなマントを羽織った人の様な形だった。
『オメガモン!!』
『ウオォォォォォ!』
『 ガルルキャノン&グレイソード!!』
「⁉︎ぐおぉぉぉぉぉぉ!!」
「効いてる!この調子だよオメガモン!」
『おぉう!!』
オメガモンがシキに返事をした瞬間に機械竜は立ち上がり、背中に砲門にエネルギーを溜めて放った。
「ムゲンキャノン!」
『なに⁉︎グアァァァ!!』
「きゃあ!大丈夫⁉︎オメガモン!」
『シキ、逃げろ。コイツは普通のムゲンドラモンじゃない。』
言い終わるとオメガモンは小さな恐竜の様なデジモンとツノが生えたデジモンに別れた。
「ダメだよ。君達をおいてはいけないよ。」
シキは二匹を抱えて逃げようとした。
が、すでにムゲンドラモンはシキに砲門を向けていた。
「⁉︎」
(お願い、誰か「誰か助けて!」
「任せろ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「もうすぐだ!」
閃牙が言った後に前を改めて見てみると女の子がムゲンドラモンに撃たれる一歩手前だった。
「⁉︎急げ閃牙!」
「わかってる!」
言い終わると閃牙は更に速度を上げる。そこで女の子の声が聞こえる。
「誰か助けて!」
女の子が助けを呼ぶ、もし、アニメのヒーローだったらどうするか。
決まっている、彼等はいつもカッコよくこう言うんだ。
「任せろ!」
ってな!
「えっ!?」
女の子が振り向いた瞬間に閃牙はその場の全員を(ムゲンドラモン以外)
一瞬で一キロ先まで運んだ。
「えっ!あなたは?」
「ん?俺か?俺はツキト、通りすがりのヒーローだ!」
「おい、ツキト!ムゲンドラモンがこっちに気づいたぞ!」
「よし!行くぞ!閃牙 月光!」
「「よっしゃ(了解)!」」
「よし!閃牙!まずは敵をこの娘達から離すぞ!」
「オッケー」
閃牙は一瞬でムゲンドラモンとの間をつめ、ムゲンドラモンをホールドすると、そのまま上昇し、女の子達から離れた場所に落とした。
「ナイス閃牙! ⁉︎月光!閃牙に攻撃が来る!守るんだ!」
「わかってる!」
俺の指示よりも早く、月光は予想していた言葉どうりの行動をおこす。
月光は閃牙とムゲンドラモンの間に入り、盾を構えた。
「危ない!あれは!」
女の子が言い終わると同時にムゲンドラモンは砲門からビームを発射する。
「ムゲンキャノン!」
「あぁ!」
女の子は月光と閃牙がやられたと思ったのか膝から崩れる。
「・・・ここで、私の人生終わるのかな?ぐすっ」
女の子は膝を地面についた状態で自虐的にそう呟くと泣き始めた。
ここで、ヒーローならどうする?
・・・簡単だ、こんな時、彼等ならーーー
「大丈夫、君の人生はこんなとこでは終わらない・・・いや、俺らが終わらせない!
だから!生きることを諦めるな!顔を上げろ!前を見ろ!俺を・・・俺達を信じろ!」
ーーー笑顔で励ましの言葉をいい、手を差し伸べるはずだ。
俺は、アニメキャラクターの台詞と精いっぱいの力強い笑顔と共に手を差し出した。
女の子は、顔を上げて一度俺の手を見て少し自分の手をだし、泣きながら
「・・・ホントに?・・・私の、人生はここで終わらない?」
と、言ってきたので何も答えずに女の子の手を引っ張り、少々強引に立たせると
「あぁ、君の人生はまだ終わらない、、君がまた立てなくなった時は何度でも手を差し出して同じことを言う。だから、どんな時でも前を向け!」
俺がそこまで言ったところで、煙が晴れてきた
ムゲンキャノンによる煙が完全に晴れると、
そこにはーーー
ーーー無傷の月光と閃牙がいた。
「すっ、すごい。オメガモンを一撃で仕留めた技を・・・」
女の子は煙の中から無傷の閃牙達を見ると驚愕の顔になった。
「よし!月光 !閃牙!決めろ!」
「「おぉう‼︎」」
「ロイヤル!セーバー!」
月光は槍にちからを溜めそれを一気に解放する必殺技を
「グロリアス!バースト!」
閃牙は手と手の間に巨大なエネルギーを溜めそれを一気に解放する必殺技を同時に放った。
「ぐおぉぉぉぉぉぉ!!」
「どうだ!・・・なに⁉︎」
二匹の必殺技を同時に受けてもムゲンドラモンはビクともしなかった。
「だが、相手もこちらにダメージを与えられていない。このままじゃ、らちがあかないな。」
そう思った瞬間にツキトのデジヴァイスが光り輝きだした。
「コレは!」
「さっきの私達と同じ絆の力!」
「これが絆の力、わかるどうすればいいのか頭に直接情報がながれこんでくる!よし!月光 !閃牙!やるぞ!」
「「おぉう!!」」
「EXTRA 《エクストラ》!」
「 CROSS 《クロス》!」
「 EVOLUTION《エボリューション》!」
「行くぞ!閃牙!」
「おうよ!」
二匹のデータが混ざりあい、1度、卵の様な形になると一匹になって現れる。
デュークモンの鎧を真紅に染めた白銀の翼を持つデジモンに
『デュークモンCM(クリムゾン モード)‼︎』
『クォ・ヴァディス!』
「ぐおぉぉぉぉぉぉ‼︎」
デュークモンCMから放たれた閃光がムゲンドラモンを貫き、一つの雄叫びとトコモンを残し、ムゲンドラモンは光になった。
その瞬間にデュークモンCMの後ろの空間に亀裂が入り中から謎のデジモンが出てきて、デュークモンCMを襲った。
『貴様何者だ!』
「我が名は執行者」
『執行者だと、何の目的で俺たちを攻撃する!』
「答える必要などない!ガルルキャノン!」
「デュークモンCM!」
『わかっている!クォ・ヴァディス!』
執行者と言ったデジモンは、左腕から巨大なエネルギー弾を放ち、
デュークモンCMは、再度閃光を放つ。
二匹の激しい攻撃のぶつかり合いの末にまた、空間に亀裂が入り俺達と女の子達、それとトコモンは吸い込まれた。
「逃がすものか!」
執行者も追いかけようとするが
『テメェとはここでお別れだ!クォ・ヴァディス!』
再度デュークモンCMから放たれた閃光により阻まれた。
はい、ゲーム版での女主人公が出ました。
ちなみにわかりにくいと思いますが機械竜はムゲンドラモンで竜人はウォーグレイモン、機械狼はメタルガルルモンです。
次回はジジモン登場です!
ちなみに今のところ主人公には住人集めを手伝わさせる気はありません。