言霊の巫女は食の世界へ? 作:セシア
こんにちは
こんばんは
いつ見られるかわからないのでとりあえず全部入れておきました。
今回は犬夜叉→トリコ(犬夜叉の世界からトリコの世界へ)という形でやっていこうと思います。今回はと言っても出すの初めてなんですが…(ーー;)こんな文章ですが宜しくお願いしますm(_ _)m
始まりは突然に
生い茂る緑・・・
たくさんの木々に恵まれた森・・・
そこに爛々と流れる川・・・
その地に生きるもの達は意気揚々と暮らし、生を育んでいる。
その大地を守護する巫女・焔(ほむら)は今、必死にその森の中を駆け回っていた。艶やかな黒髪を揺らし、紅白の巫女服に身を包んだ手足を動かしている。片手は抱きしめるようにしていることから何かを抱えているのだろう。しばらく走ると近くにあった木の陰に隠れた。
「ハァ・・・ハァ・・・」
荒い息を整え、恐る恐る木の陰から顔を出す。そこにはただの生い茂った木しかない。
「なんとか・・・「撒けた・・ってか?」ひゃあ!!?」
焔は後ろからかけられた声に驚いてすぐにその場から退こうとした・・・が、そこには既に木があって動くことができない。前を見るとそこには綺麗な着物に身を包んだ男が木の上で笑っている。焔は翡翠色の瞳でキッとその男を睨みつけた。それに臆した様子もなく男は笑みを浮かべたままでいる。
「いい加減諦めたらどうだ?そいつを渡してさえくれればアンタに危害は加えねぇよ」
「妖怪の言葉なんか信用できるか!」
「アンタの抱えているそいつも妖怪だろ?」
もっともな言葉だが、焔は食いさがることはなかった。
「この子はこの地の恵みを受けた妖怪だ、この地に害をもたらそうとはしない!」
この地では人や動物に害をなすことを禁じられており、この地で育った妖怪は人を襲うことはない。長年代々から受け継がれてきたこの森の守護者は森の動物や自然、妖怪達と心を通わして生きるという定めがある。
「それに、お前は白霊山を穢した奈落とかいう妖怪の分身であることは風達から聞いている!何を企んでるかは知らないが、この森の住人に手を出すことは許さない!」
「はぁ・・・奈落からここの守護者は厄介だと聞いてたがここまでとはな・・・」
男は面倒臭そうな顔をしながらその木から降り、ゆっくりと焔に近づいた。焔は背後に木があるためにそれ以上下がることはできないでいる。
「悪いが、これ以上時間をかけるわけにはいかないんでね。そいつは渡してもらう」
「誰が・・・・っ!」
ギュッと両手で抱きしめる焔に男はゆっくりと手を伸ばした。男の手が焔に触れようとしたその時・・・!
「キュァ〜〜!!」
「「!!!???」」
焔が抱きしめていた妖怪がまばゆい光を放つ。その光に二人は包まれ、光が収まった頃には二人の姿はなく、小さく丸くなる妖怪と静かに揺らぐ木だけがそこに残った。
ありがとうございました。このあといつ出せるか分かりませんが出来る限り頑張っていきたいと思います。