言霊の巫女は食の世界へ? 作:セシア
とある城・・・
「四天王、トリコとココが接触したとの情報が・・・・」
「フグ鯨か・・」
「そして、あの謎の男、白夜も同行していると・・・」
「ほぉ・・・・・・あれはどうした?」
「あれとは?」
「機動の準備だ・・・・・・・・」
一つの影が、動き出す・・・
その頃、何も知らない私達はココの家に来ていた。
キッスに乗りついた場所は断崖絶壁と言うのにふさわしい場所だった。キッスから降りると私はキッスの体を優しく撫でてやる。流石に5人は疲れただろう・・・
「大丈夫?」
《少し疲れた・・・特にトリコが重い》
「ありがとう、お疲れ様」
私は苦笑いを浮かべながら小さくこう呟いた。ココさんが近くにいたから本当に小さくだ。
-風よ、彼の鳥に安らぎを与えよ-
言霊の通りに風はキッスに優しい風を送る。キッスが心地よさそうにしているのを見て、私はトリコ達と一緒にココさんの家にお邪魔した。そして私達はココさんの家で食事を食べることに・・・あ、舐められた顔はちゃんとタオルで拭いたよ?ココさんに貸してもらったけど・・・(ーー;)
「僕も賛成だなデザートを虹の実にしたのは。ま、僕の占いの通りになったってわけか」
ココさんが紅茶を入れている間に目の前で豪快に食べるトリコを見て私と白夜、小松が苦笑いを浮かべたのは言うまでもない。気品の欠片もない食べっぷりだ・・・
「つうか、もっと上品に・・」
「ん?そんな事よりお前は人生のフルコース完成したのか?」
ココさんの言葉をあっさりとスルーしたトリコは前に白夜が入っていたフルコースの話を持ちかけた。
「あぁ僕のメニューは、ビードラゴンの涙のスープやブレオカジキのステーキなど栄養バランスの良い料理を揃えている。決まってないのはオードブル、メイン、ドリンクの3つだ」
私はその食材について何も知らないけど、白夜はそこら辺の情報はあるのかな?
「どれも捕獲レベルが高くて値も付けられない食材ばかりだ」
「確かに、最高捕獲レベルは30か・・・スゲェな」
そんなことを言う小松に、同じく感心するような目を向ける白夜。あの目はさらに興味を示した目だ・・・私がそんなことを思っていると、ココさんの目が真剣な眼差しに変わった。
「そんな話をしに来たんじゃないだろ、用件は依頼。フグ鯨の捕獲だな」
「流石ココ!話が早い!」
ニカッと笑うトリコをよそに、ココさんは難しそうな顔をしている。
「難しい仕事だな、フグ鯨の毒は僅か0.2gを摂取しただけで死にいたる猛毒」
白夜はその猛毒に興味を示してるんだけど・・・(ーー;)
「はい、一度毒袋が開くとどの部位も食べられない、その為、捕獲調理するのが難しく毒化したものが多く出回ると聞きます」
「闇市場を通じて、な」
闇市場という言葉に私は少し顔を曇らせる。白夜の情報では、毒のある食材や麻薬食材が多く出回る場所らしい。
「ま、命を落とすと分かっていながら食う奴が居るくらい、うまいって訳だ」
トリコは前向きすぎるよ・・・死んでもいいから食べたいなんて、私には辛すぎる。
「毒化せずに捕獲して更に毒袋を取り除ける確率は・・・僕で1割程度、10匹中1匹うまくいくかどうか・・・・」
確かに毒化した場合は食べられない・・・けど、それを覆せるとしたら?それを試すために白夜は私を同行させた。うまくいくかなんて私にもわからないのに・・・
「そんだけ確率あれば十分だぜ、俺じゃ1匹も捌けねえだろうからよ」
トリコは暢気に他人事のように料理を食べている・・・他人事じゃないのに。
「まだ残念な情報がある」
嬉しそうに料理を口に運んでいるトリコにココさんが厳しい声で言う。その声に、私はギュッと手に力を入れた
うまくかけているか自信ないのですが、どうですか?
次回はデビル大蛇の話とココさんから見た主人公と白夜を書いてみたいと思います。どうぞ、お楽しみに!←毎回こればっかり言ってる気がする・・・(ーー;)