言霊の巫女は食の世界へ?   作:セシア

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いれ忘れていたのがありました!!!本当にすみませんでした!


薄暗い洞窟の中で・・・

なんだかんだでティナと一緒に行動することになった私達は、洞窟の中を進んでいた。(普通にさんなしで読んでもいいよ言われたからなんとかなれるように頑張る)白夜は少し機嫌が悪いけど、そのうちよくなってくれるだろうと思う。あと、ティナと一緒にいると伝書風船鳩のクルッポーに懐かれた。ティナ曰く、あまり他の人には懐かないらしい。

洞窟内は薄暗く、小松はティナから貰ったというヘッドランプのおかげで少し明るい。

「ティナさんが貸してくれたヘッドランプのお陰で暗闇もへっちゃらですよ」

「撮影照明でも使える高性能タイプだからね、役に立って嬉しいわ」

そんなことを言う小松とティナだけど、白夜はそうは思わなかったようだ。

「ボソッ(小型カメラ搭載しててよく言うよ・・・」

「白夜、機嫌悪い・・・?」

かなり不機嫌な白夜に気づいて話しかける。白夜は「気にするな」って言うけど、不機嫌な顔をする白夜を見ていると胸が苦しくなる。洞窟を少し進んだ所でココさんが小松に言った。

「あぁ小松君、僕から絶対離れないようにね」

「はい!・・・あ!!」

元気よく返事したそばから小松が何かを見つけてココさんから離れた。

「ポキポキキノコだあ!!」

「マジでか!!おぉー」

小松に続き、トリコがそれに食いついた。先ほどから不機嫌だった白夜も、これには苦笑いを浮かべるしかない・・・

(ポキ)←食べる音

「このポキポキとした歯ごたえ・・・たまんねえ!!!」

「ココさんー焔さん、白夜さん!此処いっぱいありますよ!!」

食材のことになると元気になる小松達の様子を見て、白夜が吹き出して笑った。

「ククッ・・・あいつら、能天気すぎるだろww」

「白夜、そんなにおかしいの?」

白夜が少し機嫌をよくしたのを内心で喜びながら首を傾げた。

「だから、離れるなって」

ココさんがかなり呆れているのを見て、少し慰める。(ビクビクしながらだけど)

「あいつらの能天気さには呆れる。でもま、それがあいつ等らしいからいいか」

笑い終わった白夜の目は少し優しい目をしていた。

「視聴者の皆さん!ポキポキキノコです!」

ティナはポキポキキノコにカメラを向けている。すると、ティナさんの後ろに見覚えのある人が・・・私はココさんの所から白夜の後ろに移動して隠れた。

「はぁはぁ」

「・・?・・・出たあああ!!!?」

「「ぎゃああー!!!?」」

ティナが後ろを向いた時、近距離に怖い顔が映ったことから大声で叫ぶ。そしてそいつの手下も大声をあげたことから私はその声にビクッと震え上がった。白夜の服をギュッと握っている。

「人をお化け扱いするんじゃねえ!!お前らまで驚くな!!」

この人達は列車で会った・・・ゾンビ?とかいう奴とその手下だ。白夜が苦い顔をしたのは言うまでもない。私は白夜の後ろに隠れたままでいる。

「あ、アンタ達美食屋?洞窟の奥から来たって事はフグ鯨捕まえたわけ!」

「ゔゔ・・あ、あぁす、砂浜まで行って来てよ、今大冒険を終えて帰るところだ」

いや、そんな様子もないから絶対嘘だ。白夜も同じことを思ったのか、呆れた様子でゾンビを見ていた。それは誰でもわかりそうなのに、ティナは・・・

「ま、マジ!?見せて早く!フグ鯨!!」

あっさりと信じてゾンビにくいついていた。ティナ、その人嘘ついてるから・・・絶対に猛獣とかに襲われて逃げてきただけだから。ゾンビはゾンビで偉そうな顔しないでよ(−_−#)

(シャー)

そんなことを思っていると、奥の方から何か変な音が・・・何の音だろう?

「ぞ、ゾンゲ様!!奴が来ました!!」

子分が泣きわめきながらゾンビに言う、現れたのは・・・巨大な虫だった。

「〜〜ッ!!??」

私は白夜の後ろで涙目になる。この手の虫は大嫌いなのだ。白夜は苦笑いを深くした。

「あー・・・これまた面倒なのが出てきたな〜」

そう言いながら私の頭を撫でる白夜・・・

「あれは捕獲レベル1の巨大ヤスデ・・・焔ちゃん?」

ココさんが私の方を見て首を傾げた。私は白夜にしがみついたままなのだ。

「コイツはこういう虫が嫌いなんだよ。ほら、もういないぞ」

白夜に言われて顔を出すと、そこには何もいなかった。でも、少し違和感があるから白夜が幻術で隠してくれたようだ。

「ぎゃー!もうキモイ!キモイこの洞窟!!!」

「何処何処!?フグ鯨!!」

ゾンビ達の方を見ると、何かから逃げるように走って行った。ティナはそんな奴らの後を追っていく・・・カメラを持って・・・

「ゾンビの奴、あんな嘘つくからだろ」

白夜が呆れた様子で見ていた。しかも、声はわざと聞こえるようにしてる・・・(-。-;

「ん?ゾンビ君じゃないか」

トリコは悪気はないんだろうけど名前を間違えている。

「俺はゾンゲだ!!」

叫びながら走っていくゾンビ・・・大変そう

「元気だなー」

「ティナさん?」

トリコは呑気なことを言い、小松は不思議そうに首を傾げた。ココはティナ達を見ながら

「死相は見えなかったから無事に戻れるだろう」

と言い、白夜はというと・・・

「ゾンビもたまには役に立つ時があるな」

なんてある意味酷いこと言っている。よほどティナのこと嫌ってたのかな・・・?

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