言霊の巫女は食の世界へ?   作:セシア

45 / 49
動き出した美食會と観察された白夜

~美食會~

「新型GTロボのお陰で我が美食會に続々と食材が集まっております、副料理長」

 

「・・・・まだ足りぬ」

 

「すでに手は打っております。間もなく手に入るかと、リーガルマンモス」

 

焔side

私は真剣な話を黙って聞いていた。トリコは納得のいったような顔をする。

「納得だぜ、洞窟の砂浜で見たアイツは美食會だったってわけか」

トリコの言うアイツとは、フグ鯨洞窟に出たと言っていた毛むくじゃらのことだろう。

そして、その入り口にいた沢山の人を殺した張本人・・・

「新型のGTロボだ」

ロボ・・・機械で作った人形と見たほうがいいのかな?それなら深海を渡ってこれだという話も頷ける・・・

「あのぉ、美食會って?」

ふと小松が声を出した。そこは私も知りたいな・・・マンサム所長は一呼吸置いてから話し始めた。

「グルメ時代の食材を全て牛耳ろうとしている組織だ。奴等は食材を手に入れる為ならどんな手段も選ばない」

「ひぃ!!!」

小松が悲鳴をあげた。手段も選ばないということは・・・

「平然と人も殺せるってわけだ・・・まったく、面倒な連中に目をつけられたぜ」

「「「「え?」」」」

後から続いた白夜の言葉に私は・・・いや、トリコたちも固まった。

「おい白夜!どういうことだよ目をつけられたって!?」

トリコが食いつかんばかりに詰め寄る。こればかりはトリコに同感だ。

「あぁ、言ってなかったな・・・虹の実の件以来妙な視線感じたんで独断で調べてたんだ」

「虹の実って・・・」

私が1人で命のユリを取りに行った時?その時トリコと一緒に虹の実を取りに行ってたんだよね・・・?その時からずっと隠してたの?

「んで、その視線の正体が美食會だと分かった。なんで観察してたのかは分かんねえけど・・・ん?どうした焔」

気がつけば私は白夜の服の裾をつかんでいた。その行動は白夜にとって予想外だったらしく驚いている。

「白夜が機嫌悪かった理由知れてよかったと思うけど・・・1人で無茶してないよね?」

不安だった。白夜が危険なことに首を突っ込んで・・・それでもし帰ってこなかったらと思うと、すごく怖い。

「はぁ・・・するわけないだろ」

白夜はそう言って私の頭に手を置いた。

「俺は戦闘は専門外なんだ。実力も底知れねえ奴等のところで1人で殴りこむと思うか?

ボソッ(犬夜叉じゃあるめぇし」

最後の言葉は聞かなかったことにしよう・・・でも、よかった。無茶はしてなくて・・・そんなことを考えていると、黙っていた所長さんが口を開いた。

「奴等が何故兄ちゃんを狙うかは分からない。それはそのうち分かるだろう・・・

とりあえず今回の奴らの狙いは・・・」

「もしかして、リーガルマンモス?」

その人たちの狙いが食材なら、今回取りに行くジュエルミートも狙ってくるんじゃないのかな?

「奴等に捕獲される前にこっちで捕獲するって訳か」

トリコがそんなことを言う。今回の旅は今まで以上に過酷になるかもしれない・・・




次回、バトルコロシアムに行くトリコ達・・・そんな中、焔の頭の中であるビジョンが映る。その内容とは?
お楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。