言霊の巫女は食の世界へ?   作:セシア

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かなり更新が遅くなったことお詫び申し上げます。なかなか納得いく内容が書けなくていろいろ試行錯誤してました。


バトルコロシアムと焔の予知再び?

真剣な話をしているトリコ達を見てから私はシリウスの様子を見る。

(シリー、大丈夫?)

《大丈夫!あと、話は聞いたよ・・・大変なことになったね》

どうやら声はポーチの中にも聞こえていたようだ。私はここから先のことが不安になりながら中にいるシリウスを撫でた。

(大丈夫かな・・・?)

《大丈夫だよ!焔は俺が守るから!》

そう言いながらペロペロと私の手を舐めるシリウスに元気をもらう。そんなことをしていると・・・

-うぉ!!!!!!-

扉の向こうからものすごい声が聞こえてきた。私はビクッとなって白夜の後ろに隠れる。

「おい焔・・・あんまりひっつくなよ」

呆れた白夜はそう言いながら私の頭に手を置いている。びっくりしたんだから仕方ないじゃん!

「忘れとった!メインイベントだ!!」

へ?さっきすごく真面目な話してたのに?それにメインイベントってここで何してるの?

内心で疑問に思いながら私はトリコたちの後をついていった。なんだろう・・・さっきから妙に胸騒ぎがする・・・フグ鯨洞窟の時に少し似ている?

中に入ると、そこにはたくさんの人がいた。みんなお金持ちっぽい人ばかり・・・というよりも、私こんなに人がいるところ初めてなんだけど!?すぐさま白夜の後ろに隠れる

「はぁ・・・いい加減に慣れろよ」

「こんなにたくさんの人をいきなり慣れれるわけないでしょ!」

そんな言い合いをしているうちにトリコたちは話を進める・・・私たちはそのまま話を聞いた。

「おぉ。まだ前座試合か、間にあった」

「何ですか?此処」

小松の質問に私は同意した。観客たちが見ている先にはガララワニとトロルコングが戦っている・・・

「グルメコロシアム。猛獣達の戦闘力、捕獲レベルを計る闘技場だ、だが実際は金持ちやIGO加盟のVIP達の道楽の場」

「どうりで世界の大富豪達がいるわけだ」

トリコの説明に私は眉を顰めた。猛獣同士が戦うことに喜ぶ人たちに嫌悪感を覚える・・・。

「ここじゃ賭けも行われ、一日で国家予算並の金が動く。バトルを見たさにIGOに加盟する奴もいるくらい、刺激的な場所だ」

「金持ちってのは趣味の悪い奴らばっかだな・・・。これのどこが面白いんだか」

白夜の言葉に棘があることに気付いた私は白夜の顔を覗き込んだ。白夜は心底嫌悪感を隠さずにいる。

「これも組織では必要な事だ。裕福な連中から金を絞りとり、飢えで苦しむ貧しい国に回す」

「寄付するということか?」

白夜の質問に所長は頷いた。確かに、たくさんのお金を貧しい国に寄付すれば救われる人が出てくる・・・

「あぁ、国連の一部所だったIGOはグルメ食材の需要により独立。今じゃ加盟国360の国際機関だ」

はっきり言えば何を言っているのかわからないけど、IGOはとても大きな組織だということがわかった。そんなことを考えているうちに、試合が終わったようだ。

『勝者!!トロルコング!!!』

試合の方はトロルコングの勝ちになったそうだ。賭けに負けた富豪達と賭けに勝った富豪達の声が会場に響いて行く。私は耳を塞ぎながらも、まだ治らない胸騒ぎに不安が押し寄せたその時・・・頭の中で何かが浮かび上がった。

「!?(なに・・・?)」

頭の中で浮かんだのは今いるコロシアム内・・・。だが、今とは全く違った。観客達がおらず、その場にいたのはごく数人・・・そして、中央に立っているのは白いバトルウルフとその子供・・・

(これはなに・・・?過去?それとも・・・これから起こること?)

そんな考えをよそに、私の目の前でそれは起こった。親ウルフが、一線の何かに貫かれたのだ。その先にあったのは・・・緑色の毛むくじゃら

「・・・い・・・ほ・ら・・・焔!」

「!」

呼ぶ声にハッとなった私の目の前にはさっきの光景はないコロシアムと、真剣な顔をする白夜の顔。今のは・・・なに?

「なにボーッとしてるんだよ。トリコ達前の方に行ったぞ?」

「白夜・・・」

呆れたような顔をする白夜を見て少しだけ安心感が出たが、この場で何かが起こるかもしれないという不安が私を襲ったのだった。




はい、久しぶりの投稿です。今回は焔の巫女としての力が少し開花して予知能力・・・という形にしてみました。
焔が見た光景の意味とは?また、それを阻止できるか?これから起こることにかなりハラハラドキドキの展開していきたいと思います。
次回もお楽しみに!
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