僕の始終記という話。 作:塩。
青く澄む空。そして風に靡く草。それに答えるように聞こえる教会の鐘の音。
そんなちょっと都会から離れているとこから船に乗って15分程で到着したばかりの感想。
何か問題でも?まるでちょっとしたRPGの冒頭みたいだと言いたげだね?
むしろそういう目でいる今日頃ごろ。皆同じ事何回も喋ってきそうだなぁ。恐怖だね。
ここは何とかツリーとかタワーとか建っているコンクリジャングルから約100kmの孤島。
この島はその国の地図には載っていない。それも愚か見えない。
物理的に見えない。たとえそこに島あると分かってて見ても見えない。
決して現実逃避している訳ではない。断じて。
否、むしろ現実逃避しているのは島の方だ。如何に万能な目薬でも見えないその島。
周りは濃霧に囲まれているにも関わらず一度濃霧を抜けて見れば
一昔前の世界に花を添えたような楽園。というか本当に花添えただけと言った方が、うん。
ともかく、そんな現実離れしたこの島に降り立った旋盤柄 六孤。凄く混乱しております。
まず第一の理由を話す前にちょっとだけ少しだけちょいと時間をさかのぼるとしよう。
--数時間前-----------------------------------------------------------------------------------
ほんの数時間前まではそんな地図に載っていないとか絶·秘境的な所が在るとは露知らず。
少し小腹が減ったなぁとか思いカップの中にお湯注いで3分待つやつ作って食べてるんだが。
これ3分とか比にならない位待ってるんだよなぁ。理由?作った事を忘れてたんだよ。
もういつ作ったか覚えてねぇよ。記憶障害とか言われそうな脳みそしている訳ではない。
そんなもの食べると考えると腹壊さないか非常に心配なのだが。まぁ食べますがね。
そんなお湯、否、お水を注いだ後の賞味消費ともに切れている冷めた物体を放り込んでいると
「ピンポーン」
そんな音がした。というか声。ん?なんで?現代社会の革命的進歩インターホンを知らないのか?いやその革命とっくに昔って言ってもいい頃合いだからね。むしろいまではカメラ付きインターホンとか一軒家の必需品といっても確信出来るほどエンカウント率高いよ。と言うかピンポーンって口で言えてるし。音分かってるじゃん。この人の挨拶ピンポーン固定なのかな。いやいや、絶対ピンポン知ってる。そんなピンポン野郎を新手の詐欺かと思い無視していると
「開けてくださーい」
あ、喋った。これまた流暢な日本語だこと。じゃなくてだな。
いやその右にある物を押したいと思わない?明らかに押したらギミックが存在するの分かるよな。人間誰しもスイッチとかボタンとかあったら作動させるよね?
溢れる高揚感とか好奇心でさ?少なくとも俺はそうだよ?何そのスイッチ押したらこの家爆発するとでも思ってのこれ?いや危ないよ。まず危ないね。と言うかアホだよね。
何で自宅の前に自爆ボタン置く?どれだけぬるい警備だよ。難易度マイナスじゃないの?
悪の研究所にはありきたりな自爆ボタンなの?どれだけ機密資料失いたいんだよ。
ある意味戦う気無いよね。そもそも俺は悪ではない少なからず善だろう。そう願う。あとここは極一般的なマンションの一室だ。カップのアレ食べてる時点で金銭面は察してくれ。
だからここに自爆ボタン置いたら被害とかじゃないんだよね。迷惑だよね。それは研究所おったてても同じだろうけど。
「あけろっつってんだゴラァッ!」
うわ。もう一度言おう。うわ。しかもよく聞いてみれば女性かい。
何宗教の勧誘?尼さんなの?某エヌエイチケなの?怖いよ。借金取り怖いよ。
あっしまった。また独り言を長々と、そろそろ開けないと命が危ういかもしれない。
のでOpen the gate. まぁあまり英語知らないんだけどね。
何か扉が凄く重く感じ、キィィと扉の音が鳴った。ってまた声か。オールラウンダーだな。
オイルさす時期かと思ったよ擬音野郎。バイクのエンジン音でも一生やってろ。
何だかやけに外の自然光が明るく感じた。目が眩んでしまう。お出かけって大切。
目を開けるとげきおこぷんぷんまる的な女性が立っていた。
俺より少し年下に見える。ショートカットだがキレイにそろわずに毛並みはボサついている。
ただその怒った顔も愛らしく、むしろ可愛さでその奇抜なヘアスタイルは効果を失ないかけている。本来ならばもっと別の印象を植え付けるであろうそのヘアが逆に可愛さを引き立ていた。人にもよるがファッションって奥が深いなって実感した。それはもう心底。
対する俺は全身灰色のよくあるパジャマである。だって着心地いいんだもん。
「おぉ生きてたか。良かった良かったぁ」
「初対面の人に向かっての初めての挨拶がそれか」
いや死んでたらどうする気だったんだよ。まぁさっきゲテモノ食ったから死ぬ可能性も。
それは嫌だ。死因が3分カップ何とかだったら身内に笑われる。お通夜とかおじさん達が笑ってコケにするだろう。
非情だな。人生って。だが俺は主人公補正がかかるべき人材、であってほしいな。
「何をさっきからぶつぶつと?あれか?私が舞い降りてテンションMAXだったり?」
何この人。うざい。単刀直入にうざい。いやまぁあながち間違ってはいないけどさ。
「んで、何?私可愛いよって俺に自慢か?見知らぬ人に?」
もしそうだったら酔ってるね。酒と自分で。どやりたいのだが前の人と同等なので止めよう。
「んあぁ、ゴメンゴメン。私の名前は宴下 札(うたげもと さつ)よろしくぅ」
宴下。すげぇ名字。
「お、おう。俺は旋盤柄 六孤っていうよ?」
ちょっと反応に困りイントネーションが疑問文になったが致し方ない。これも愛嬌だ。
「へぇ。変わった名前だねぇ」
お前がいうな。いやと言うか俺も十分変わり種だな。
「んじゃ、単刀直入に話そう」
宴下の方から切り出してくる。
「私が何故来たか、それは貴方の腕を見込んでのことだ」
「?」
「貴方にはこれからいわゆる騎士的な物をやっていただきたいのだが」
さっきと一変。喋り方真面目で違和感を覚えてしまう。
「腕?俺は別に何かに長けている訳では」
「いいや。長けている」
何だその強引な言い聞かせは。ただ、
「それは」
もし言い聞かせが、
「貴方自身に宿る
言い聞かせじゃないとしたら。
気分で作った小説。どうだったかな?また気が向いたら書く見たいなもんだから気長にね。
この小説が人気がでると彦星様はサンタクロースに年賀状を出しているから。
人気でたら書くだろうな(多分一生ない)
ではでは明日の間でまた会いましょう!