(この世界は…)
[やれやれ…〇斗の拳のテーマソングが流れてきそうな奴らだな 仕方ない見せてやろう超能力者の力をな!]
「待ちたまえ!」
「第三次世界大戦の引き金になったお宝…タイムマシンを僕にくれないか?」
「初めまして、僕の名前は斉木クリシス…超能力者だ。」
現在襲撃されている研究所内にて斉木楠雄と海東大樹と斉木空助の前に現れた謎の男。斉木クリシス!
[斉木……だと?]
困惑の斉木楠雄その時割って出たのは斉木空助だった。
「クリシス!何故またやって来た! またあの惨劇を繰り返すのか?」
(アイツ何か知ってるのか?)
斉木空助の言葉は何かを知ってるかのような言い方だったので斉木楠雄は疑問に思った。
「クリシス…僕の依頼の件はどうしたんだい? まさかこんな世界に飛ばしてから渡すつもりかい?」
「いや、渡さないよ。だってお前まだどの依頼も成し遂げてないじゃないか。」
「何を言ってるんだい?」
[いや、何を言ってるんだは僕のセリフだよ!何勝手に話を進めてるんだ?]
斉木楠雄だけ彼の正体を知らない状況になった為にとうとう斉木楠雄はキレタ。
床に足を叩きつけ大きなひびを入れた。
[おい、お前ら僕に色々説明しろ!]
その様子を見ながらクリシスは「はぁー。」と溜息をつき呆れたように喋った。
「あのな。今、お前の声を聞けてるのは僕だけだから勝手にキレられてもな。」
今現在ゲルマニウム指輪をつけた海東大樹とテレパスキャンセラーをつけた斉木空助で斉木楠雄のテレパシーが届いているのはクリシスだけなのだった。
[あ。]
「まあ、怒るのも無理はないか。自分だけ何も知らないもんな。そうだ。これから2人だけで話さないか?斉木楠雄?」
[は? 何を言ってるんだ?]
予想外の誘いに疑問を思ったがこのままでは話が進まないと思い斉木楠雄は話に乗るのだった。
「とは言ってもここじゃあ話は出来ないな。うるさいし散らかってるし…なら創るか!静かな場所。」
と言いクリシスは空に手をかざし手にエネルギーを溜めそれを空に放ちやがてエネルギーの塊は上空に大きく広がり数秒後巨大な物体になった。その物体は丸いドームのような形で透明な膜に覆われていて中にテーブル1個と椅子が2脚あった。
[これがアイツの能力か。]
「斉木楠雄、行こうか瞬間移動で行けるだろう?」
と言ってすぐクリシスは消えドームの中にいた。
(瞬間移動も出来るのか?アイツ一体…)
ドームごと木っ端微塵にするか?とも思ったがことの一旦を知る機会なので瞬間移動し中に入った。
「僕も用があるんだけどな…。」
《ATACK RIDE BLAST》
ディエンドはディエンドライバーにカードを差し込みドームに攻撃した。
だがドームには傷一つつかなかった。
「無駄だよ。 そう簡単には壊れない。」
[早く話せ。]
「分かったよ。で、何処から?第三次世界大戦からそれともサイコヴィラン誕生の秘密?それとも…僕の誕生した秘密?」
[お前の誕生した秘密だ。 お前は何者なんだ?]
「僕はね…お前、斉木楠雄の裏の心だ。」
[は?]
「2014年くらいにお前には…正確にはお前の制御装置に異変が起きた。」
[異変…制御装置の故障か。]
※制御装置の故障についてのエピソードは単行本斉木楠雄のΨ難 12巻 第124χ~第126χを見てください。
「その時お前はタイムスリップの能力が発動して二十年前に行き、茶々を入れてしまい結果斉木夫妻の出会いを無かったことになりかけたが何とか出会わせてハッピーエンド…になる予定だったが何故か崩壊した世界になってたよね!」
[あぁ、なってた。だがそれとどういう…]
「実は制御装置の異常で暴発した力はタイムスリップだけじゃなかったんだよ。」
この時斉木楠雄の脳裏に一つの予想がたった。それはさきほど見たクリシスの能力。物体を形成する力。そして最初にクリシスが言った裏の心…それらが表すのは。
「あれ、気づいた? そう…物体を創造する能力。創造能力(クリエイション)。それが暴発し造られたのがこの僕斉木クリシス。そして僕が造られたのはお前がタイムスリップした二十年前の斉木家が建つ予定の場所に立っていた木の上。」
[だがあの時誰も…]
「まあ造られた時まだお前寝てたからその隙に離れたんだがしばらくして帰ったらお前いないんだよな、あとくり抜かれた部屋が綺麗さっぱり多分斉木夫妻を合わせた後すぐ飛んだんだろう。それに乗り遅れた。まあ造ったと認識してなかったから当たり前だがな。」
[それじゃあ、お前は僕に造られたのか?そんな…まさか!]
その時海東大樹との会話を思い出した。
(あの時ディエンドは何かを知っていたような素振りをした…僕の死因について。 クリシスは二十年前に置き去り…まさかいや、そんな筈は)
深く考え込んでいる斉木楠雄を見てクリシスは答えた。
「そう…僕が殺した。」
それを聞いた斉木楠雄の目つきが変わった。まるで敵を見るかのような目つきになり咄嗟にクリシスに向けて手を出した…がそれを見切ったようにクリシスも斉木楠雄の顔向けて手を出した。
「落ち着け…まだ続きがある。」
[続きだと? ]
「あぁ、二十年間の人間達を見てこの愚かな生き物を排除し、超能力者だけの世界を作ろうとその時のお前に提案したんだよ。一緒に世界滅ぼさないかってね。だがお前は拒否しそれどころか僕を殺そうとした。だから殺した死闘の末にね! 街は全壊よくあの戦いで日本滅ばなかったなーと思うくらいボロボロになったよ。」
だがその話の矛盾に斉木楠雄は気づく。それは斉木楠雄がタイムスリップで元の時代に戻った時の崩壊した世界で、クリシスなんて奴の存在は聞かなかった事だった。あの時あったモヒカン頭の鳥束は斉木楠雄の事は幽霊の時だけあっただけで斉木楠雄の名前やどんな人物なのかは知っていなかった。
[だが前にこの世界に僕が来た時はお前の存在は無かったぞ。 それに鳥束は僕の事も知らなかった。]
「あの時僕はミスを犯したんだ…僕の存在を消すほどの失敗を。 殺すのが早かったんだ。斉木楠雄を殺すのが 」
[殺すのが早かった? どういう意味だ?]
「そのままの意味だ。未来で自分を誕生させる親を過去で消したらどうなるか分かるだろう。」
[制御装置の故障する前の僕を殺したのか?]
タイムパラドックス…時間移動により起こる矛盾。生みの親を自分を産む前に殺したら自分は消え、誰が殺した事になるかというSFによくある事象
「そう。当然僕は造られないだが斉木楠雄は死んだ。じゃあ何が起こったと思う? 何も起こらなかった事になり斉木楠雄と僕の存在は消え人々の記憶から消えた。だが死んだという事実があるからか斉木楠雄は幽霊として殺された時の姿でこの世界にさ迷っていた…斉木空助が覚えているのは僕と斉木楠雄の消滅を近くで見ていたから記憶が残ってるだけだ。」
[近くにいたのか?]
「あぁ、まあ特に何もしていない。お前を倒すことで精一杯だったからな。」
地味に苛立っているがそれをこらえ斉木楠雄は話を戻した。
[確かに僕の存在を知ってたのは…アイツ(斉木空助)だけだった。]
「お前がいなくなり世界はめちゃくちゃになった…まずお前が食い止めてた火山の噴火で日本は壊滅。」
[あ、そう言えばそんなのもあったな。]
※この火山の噴火を食い止めていたエピソードは斉木楠雄のΨ難18巻第190χを見てください。
[なるほど…それで資源を求めて日本は世界へ戦争仕掛けたという訳か…]
「いや、その後救世主が現れたんだ。」
[救世主?燃堂か?照橋さんか?]
「いや、彼らでは無理だよ。 救世主は斉木空助。後にDr.KUSUKEと恐れられる科学者さ。彼は噴火で起きた汚染問題や健康被害も自分が造った発明品で解決して言ったんだ。」
[アイツかよ。でもこれで繋がったな。その後、アイツが造ったタイムマシンを巡って戦争が起こり日本だけでなく世界が滅んだんだな。]
「そう、これで僕の誕生した秘密とこの世界が滅んだ話は終わりだ。」
だがこれではまだ謎が残る改変したことで崩壊した世界のことは分かっても斉木楠雄が元いた世界の事についてはまだ分かってはいないそして何より…
[だがその話だとお前は消滅したままだが?]
「その謎の鍵を握るのは…この、平行指輪(パラレルリング)さ。」
斉木クリシスの指にはめられた指輪が逆光で輝く。
次回、パラレルリングの秘密、そしてサイコヴィラン誕生秘話。
設定考えるのはたいへんですね。原作の斉木楠雄がやらかした、食い止めてた話を振り返るとなんか繋がるんですよね。斉木楠雄死亡→噴火を止める人いないから日本滅亡→斉木空助だったらなんか作れそうだから問題解決→勢いついて弟を生き返させるためにタイムマシン製作→他国にしれて奪い合う→第三次世界大戦勃発→世界滅亡 となり誰が斉木楠雄を殺したかと思った時…あぁその敵をラスボスにした物語を作ろうと思って考えたストーリーです。 そして平行世界を主としたストーリーがある作品は仮面ライダーディケイドが思い当たったので斉木楠雄と仮面ライダーディケイドとのクロスオーバー がこの作品です。
原作で違う設定だったら…パラレルワールドと言うことでもしも小説ということで!
この過去に行く話アニメ最終回でやって欲しかった…