第60χ 破壊者の誕生
PK学園がサイコヴィラン達に襲われた中、ディケイドの変身能力を奪われた門矢士に魔の手が迫った。それは文字道り魔の手 巨大な手が士目掛けて襲い掛かった
「!! 誰だ!?」
その巨大な手が出ている方を見るとそこには等身大の大きさなのに腕だけが異常にでかかった。
「よう、元ライダー。俺のことを覚えているか?」
士にとっては忘れられない顔だった。このサイコヴィランは先ほどアポロガイストと共にディケイドを追い詰め変身能力を奪う手助けをした奴だったからだ
「変身出来ない今のお前は襲るるに足らず!派手に散れ!!」
そういったと同時にキョダクの体は巨大化し、身長約40メートルはあるくらいの大きさになった
「変身能力を失ったライダーはライダーに非ず!この俺がこの町ごと蹂躪してやるぜ!!」
キョダクはわざと士に当たるか当たらないかくらいの距離に腕を振り下ろし士を吹き飛ばした
その拳は例え当たらなくてもその付近に強風を起こし周りのものを吹き飛ばす威力だった
士は吹き飛ばされ、そのまま受け身も取れず落下してしまった
「ガハッ ハア…ハア…」
「ギャハハハハ‼ 打つ手なしだな! そのままつぶれてしまえ!」
倒れ伏し動けない士に巨大な足を振り下ろそうとするキョダク
その時、キョダクの顔に無数の黒い羽が高速で直撃した
「ぐわわあ! なんだこの羽は! 地味に痛えぇ!」
「この羽は……」
舞い落ちる黒い羽には見覚えがあった。それはかつて敵対していた奴が背中に
生やしていたもの
「ディケイド 力が欲しくないか?」
倒れ伏している士の前に空から舞い降りたその姿は漆黒の羽を広げ、ゆっくりと降下するその姿はまさに天から降りる堕天使だった。
「リータイト……」
士は思わず呟いた。かつて敵対したサイコヴィラン。怨念のメトリダツ
「受け取れ! 邪鬼の怨念を」
そういうとメトリダツは手を掲げ士に邪鬼の怨念を送り出した
「ぐッ…がは…うっ」
怨念を送られ苦しみだす士 その時、体制を立て直しキョダクが再び拳を振り下ろそうと構えた
「メトリダツ! サイコヴィランの裏切り者が!!」
その声にメトリダツはゆっくり振り返った。
「裏切るね……反抗期は子供の義務だろう…ファザコン共が。」
ピキィ
その言葉にキョダクは切れた
「死ねええ!!」
キョダクの拳が士ごとメトリダツを潰した が キョダクの腕が斬られた
「は?」
《CLOCK OVER》
切断され血を吹き出すキョダク メトリダツの隣には右手にザンバット左手にライドブッカーを持つディケイドが立っていた。しかしその目は吊り上がり禍々しいオーラを放っていた
「あああああ!!! てめぇーは誰だ!!」
「俺はディケイド 破壊者だ!」
ディケイドは両手の武器を放り投げ、カードを差し込んだ
《FINAI ATACKRIDE DEDEDEDECADE》
ディケイドはジャンプし空中でキックを構えキョダクめがけて無数のカードが出現した
「はああああ!!」
そしてそのカードを通過しキョダクを貫通するほどキックを繰り出した
「この……俺…が……」
胸に大穴が開いたキョダクはその場に倒れ伏し光の粒子になって消滅した
「仮面ライダーディケイド激情態の完成だ」
歓喜の声を上げるメトリダツの前に激情態ディケイドは着地した
???「随分でかかったな…敵に回すめんどくさそうだ あ、ディケイドと烏みたいなののところに誰か近づいている」