黄瀬side
「っっ、うっ、グスっ、うぁああっ・・・」
俺、みっともねー・・・
ちゃんと、話聞いてくれて・・・案まで、出してくれて・・・
そんな、やさしい人のまえで、ここまで泣いちまうのかよ・・・
「・・・おまえは、バカなのだよ」
・・・訂正。少し、きつい。
「・・・だって!緑間っちも、知ってるっしょ!赤司っちの家のことも!赤司っちのことも!
有名財閥のあととりなんすよ!っ、男同士で付き合うなんて・・・!許されないんスよぉ!
きっ、と・・・!ほかの有名な、いいところのお嬢様のところに、行った方が・・・!」
「だから、そういうところが、バカなのだよ」
「っ、どこが!?」
「お前が、気にしているのは、・・・建前か?」
「・・・まぁ、そうっすね・・・」
「お前は、赤司のことが、好きなのだろう?愛しているのだろう?そのことの、
どこが悪いのだよ。建前?・・・そんなの、本気で相手を愛していれば、
いらないのだよ。大事なのはーーーーー
相手をどのくらい好きで、愛していて、想っていて・・・
そして、そのあいてと、これからずっと一緒に歩んで行けるか、だと思うが?」
「---!!」
・・・俺、大事なことを、忘れてた・・・
赤司っちを、世界一愛していて、想っていることには、かわりない
それを、なぜ、建前という理由で失くしていた?
その、忘れていた思いを、緑間っちに、思い出させてもらえたーーーー
「・・・!緑間っち、俺、赤司っちのとこ、行って来るッス!そして、伝えるッス、
この想い・・・!たとえ、報われなくてもいいっす!俺が・・・
赤司征十郎のことを、世界一・・・それほどまで、愛しているのには、
変わりないっすから・・・!」
「・・・あぁ、行って来い。・・・結果は、追々教えて貰うからな」
「はいっす!」
・・・!まってて・・・赤司っち・・・!
ずっと・・・想い続けていたこの気持ち、つたえるっすよ・・
緑間side
・・・もう、いったか・・・?
「・・・とうとう・・・伝えられなかった・・・」
あいつが、黄瀬が・・・おもいを、赤司に伝えられ、まぁ、おそらく
付き合うことになるだろう・・・
「・・・っ、くっ・・・」
俺の切ないこの想い・・・
結局、報われることは、無かった・・・
そして、この日1日中、ずっと泣き続けた・・・