リトルバスターズ!~変わらない日常~   作:ハッピー23

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ゲームをしよう

《校舎》

 

 

「だ、大丈夫なの謙吾!?」

 

先程から倒れている謙吾に声をかける

 

「ふ……」

 

「ん?」

 

「不覚だ……」

 

どうやら落ち込んでいただけらしい

 

「一体何があったの?」

 

「それが……わからないんだ」

 

「はあ?」

 

「そこの階段の下から気配を感じとり覗きこんだ瞬間……」

 

 

ゴクリッ

 

 

「……猫たちに襲われた」

 

「えっ……」

 

「しかも、的を集中的に引っ掻いてきたんだぞ。わけがわからない」

 

 

猫で連想できる人物はまず鈴だ

けど、前の肝試しの時の猫のまとまりのなさなどを考えると、猫を扱うのは少々難しい気がする

 

 

「結構気になるね……って、あれ?」

 

「どうした理樹?」

 

「いや、謙吾の背中に白っぽい粉がついてる」

 

 

指で摘まみ確認する

 

 

これは……

 

 

「これ、マタタビだ」

 

「マタタビだと?いつの間に……」

 

「マタタビが的に張り付いてたから猫たちに襲われたんだね」

 

 

おまけによく見てみると手の込んだトラップの残骸らしきものが転がっている

 

 

「きっとこの紐に引っ掛かるとマタタビが撒き散らされる仕組みだっだんだよ」

 

「はぁ……始まってこんなにも早くに敗退するとは……」

 

「しょうがないよ」

 

「……まあ、仕方ないか。俺は見物でもしてることにしよう。頑張るんだぞ理樹」

 

「ありがとう謙吾。それじゃあね」

 

手を降り謙吾と別れる

 

 

さてと、僕はどこにいこうか……

 

 

・4階に行く

・3階に行く

・この階に残る

・1階に行く

 

 

確かこの階には、真人、葉留佳さん、来ヶ谷さんの3人がいた……

 

つまり、他の階に行っても恭介にさえ出会わなかったらここよりは安全ということかな……?

 

pipipipi……

 

「っ……!?な、なんだメールかぁ」

 

どうやらまた敗退者が出たらしい……

 

「え~っと、以下がリタイアした者だ……って、えぇ~!!」

 

ま、まさか

 

『来ヶ谷、真人』

 

葉留佳さんが勝ち残ったの!?

 

真人はまだしも来ヶ谷さんにまで勝つなんて……一体どうやったんだろ

 

ケータイに目を通していく

読み間違いではないらしい……

 

「ん?」

 

あれ?まだ続きがある

 

 

『そして、新たなゲーム参加者が増えたことを報告する』

 

これはマジで……?

えっ、あの人達が?どうして……

 

『二木、笹瀬川』

 

これこそ本当になにがあったの!?と叫びたいぐらいだ

 

二人はこのゲームの"賞品"のことを知ってるいるのだろうか?

 

『そして、新たに一人を勧誘中……以上だ』

 

……誰かいたっけ

 

「……でも、恭介は大丈夫ってことはわかった」

 

残りは僕、恭介、鈴、小毬さん、葉留佳さん、西園さん、クドに、追加メンバーの二木さん、笹瀬川さんか……

 

 

気のせいか

人数があまり減ってない気がする

 

 

「う~ん……どうしよう」

 

 

とりあえず移動したいんだけどな

 

 

僕の予想では1階には恭介、二木さん

 

2階(ここ)には葉留佳さん

 

3階、4階には他のメンバーがいると思う

 

いや、鈴はもしかしたらこの階か1階にいるかもしれない。西園さんは3階の空教室で本なんか読んでそうだ

 

クドは……結構怖がりだし、一番落ち着けそうな隅の方に隠れてそうだ

 

 

ここは誰かと手を組みたいところなんだけど

 

まだまだ考える一方だった……

 

 

《校舎1階ー恭介side》

 

 

「おいおい、驚きだな」

 

「まさか、あんなところに罠があるとは思わねぇよ……」

 

「私としたことが、葉留佳くんにしてやられたよ」

 

逃げた先に、水を組んだバケツが落ちてくるようセットしておく

 

シンプルなトラップだが、いい考えだ

まさか、そんな単純な罠を仕掛けてるとは思わないだろう。

 

「で、恭介氏はどうするつもりかね?」

 

「俺か?俺はちとばかし用事ができたんでな……」

 

俺は仮面をつける

 

「……闇の執行部。『時風 瞬』として話をしにいこう」

 

まさか、そんなことあるはずがないと思ったのだが……

 

謙吾の引っ掛かったトラップはこのゲーム参加者が仕掛けたモノじゃあない

 

最初は三枝かと思ったが、どうやら違うみたいだ

 

じゃあ、来ヶ谷か?違う

 

他のメンバーもそんな罠を仕掛けるなんてできないだろう。できても、不意討ち程度だ

 

 

残るは……アイツしかいないんじゃないのか

 

 

消したはずの女生徒……

 

消えたはずの女生徒……

 

 

なぜだ?

 

 

「……わかってるだろ」

 

 

この世界に未練ができたんだろ

 

 

 

そうさ、別にそれでいい

 

 

俺もあれから思い出したさ……

 

 

 

俺はお前を知っている

 

 

 

「「…………」」

 

 

二人が俺を見送る

 

俺は1階の非常口へと向かった

 

ああ、この世界は永遠と一学期をループしている

大して時間もたっていないような気もする

 

 

でも、懐かしい……

『ふん、また来たのか』

 

 

また会えるとは思ってもいなかった

 

 

『朱鷺戸 沙耶……』

 

 

今度は銃撃戦何て事はしない……迎え入れるんだ

 

 

俺達の……皆の輪のなかに

 

 

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